• 先代の想い

    平成27年もだいぶ過ぎた頃。 雅ちゃんが言った。 『最近 調子よさそう』 そう。 ここんとこ。 1年以上。 入院していない。 とくに何をしたワケでもないのに。 変わらず。 息切れはする。 肺年齢は100歳を越えた。 酸素ボンベが必要になると。 言われた年月も。 とうに過ぎた。 のに。 入院することはなくなった。 とくに何をしたワケでもないのに。 『雅ちゃん あのね』 私は言った。 誰も信じてはくれ

  • ひいおじいちゃん

    私の。 父方の。 母方の。 父。 ひいおじいちゃんは。 『佐吉』さんと言う。 写真を見た。 男前だ。 ひいおじいちゃんが亡くなった歳と。 私が病気になった歳と。 一緒。 ひいおじいちゃんの宗派と。 私が嫁いだ先の宗派と。 一緒。 そして。 ひいおじいちゃんのお墓の中に。 なんと蜂の巣。 それが。 私の肺と一緒。 私の肺は。 蜂の巣みたいにスカスカな肺。 医者が言っていた。 それから。 ひいおじいち

  • お墓参り

    平成23年。 F氏に聞いてみた。 『病気を治したい』 F氏によると。 私の。 父方の。 母方の。 父。 つまり。 ひいおじいちゃん。 この人が眠るお墓へ。 行きなさい、と。 それも。 グレープフルーツを持って。 ・・・・・。 理解し難いその返答に。 ためらったものの。 私は確信していた。 『この人 本物だ』 でも。。。 ひいおじいちゃん。 どこだ? 名字は? 名前は? 母に電話した。 父に聞いた。

  • 再び単身生活へ  節約生活スタート

    家族の引越しが終わり、私も小さな引越しを終えてまた新しい場所での単身生活が始まった。 3年半前は家具家電付新築の南向きの快適アパートであったが、今度はすべて自腹だった為、築10年の東向きのお墓の前のアパートである。 4月の初めの金曜日また美緒子さんが来てくれる予定だったが状況によってはダメになるか、来たとしても直ぐに帰らなければならないかもしれなかった。 彼女は大変な事態を抱えていて身骨を砕く日々

  • 再び単身生活へ 引越と部屋探し

    3月の終わりの春休み、1年間で一番値段の高い引っ越しシーズンに家族の引っ越しをした。 少しでも外せば割り引きしますと言われ散々調整したが、学校が春休みに入った週末しか予定が合わなかった。 私自身1人で暮らす新たな部屋も探さなくてはならなかった。 期限の決まっていない、手当てのつかない単身生活のスタートなので、なるべくお金節約しょうと、この街で1番安い部屋を探した。 ただ安いなりにも最低限の条件、会

  • "生者と死者の共存" 福島県檜枝岐村 村里歩き 

    2014年 5月13日(火) 早朝  福島県檜枝岐村 愛宕神社 御愛宕様(愛宕神社) 檜枝岐川 燧の湯 雪がまだ残っていました 福寿草の群生 駒の湯 ミズバショウ ちょっくり、ぶっちかっていがれやー 帰りのバスが来ました。さようなら檜枝岐村! 前の晩の檜枝岐歌舞伎鑑賞の余韻が冷めない翌朝、 僕は檜枝岐の村里を里歩きしました。これぞ、日本の農村。 コンビニもファミレスもない豊かな世界がそこには佇んで