• 5・7・5アラカルト 俳句18 花茨(はないばら)(夏)

     愁いつゝ岡にのぼれば花いばら   蕪 村  蕪村のことを知りたくて、藤田真一著 蕪村 岩波新書版を購入して、最初のページをめくって唸った。蕪村がのちの人に与えた影響の凄さを実感した。  「愁いつゝ」の句と次の句から、啄木の詩との関係を考察。  陽炎や名もしらぬ虫の白き飛ぶ   蕪 村 愁い来て 丘にのぼれば 名も知らぬ鳥啄(ついば)めり赤き茨(ばら)の実                     

  • 5・7・5アラカルト  川柳16

     不渡りと五輪音頭が入り乱れ   後藤閑人  東京オリンピックは、1964年(昭和39年)10月10日(後の体育の日)から10月24日の期間にかけて日本の東京で開かれた。  五輪音頭に踊って一攫千金を夢見た人が多くいたが本当に儲けたのは限られた人だけで、大多数の人が不渡りを手に大変な生活をした。  さて今回の2020年の東京オリンピックで笑うのは誰だろう。 スポーツの夢を食いものに一儲けする賢いや

  • 花かるた 色は匂へ 「る」 縷紅草(るこうそう)(夏)

       相語る風雨の跡や縷江草   久保ゐの吉             季節の花300より  蔦性で垣根や木にからみながら伸びて行く、別名「るこうあさがお」とも呼ばれる。熱帯アメリカ地方原産の昼顔科。                季節の花300より   咲いてはしぼみ、次々と咲き続ける。日よけに仕立てる人もいる。

  • コント56   わしは出家するぞ

     わが子のどもる姿はまさにわが心の震えであった。 「神よ。仏よ。この私の心の震えを止めてくだされ、義統のどもりを治し給え」  義鎮は夜ごと頭を打ち抱えて苦悩する日が多くなった。  武芸道場を出ると決まって学習館に立ち寄ることが義鎮親子の散策コースになっていた。  豊後国府内の学習館は12歳以上の男子を対象に士農工商を問わず試験の上で入学を許可し4年間の勉学ののち優秀な生徒のみ添書をつけて足利大学へ

  • 江戸川柳 色は匂へ  「の」 後 添 のちぞへ

     後ぞへは支度も里もないをいれ  後妻を迎えるのは江戸時代でも大変だったようである。支度がどうの里がどうのと言っていては来てはない。条件なしの元気者が一番である。だから、相手も再婚者や水商売の女が多かった。  後添の連れてくるのは女の子  江戸時代では離縁の際、男児は父、女児は母が引き取るのが原則であった。  落語などでは、江戸では独身男性が多かったので大奥勤めや水商売上がりや後家さんは再婚に不自

  • つぶやき 67  7775の世界へ

     寛政十二年(1800年)、名古屋は宮の宿場遊里の女中の お仲さんらが唄い始め、これが流行って広まったと言われている都都逸が面白い。  江戸の終わり近くから、明治、大正、昭和の「相聞歌」として眺めると人情の細やかさが身に染みてなかなかなものである。歴史的には200年そこそこと短歌、俳句、川柳などに比べるとかなり浅い。  面白いのは、7775の歌詞の歌で歌えるところである。  三千世界のカラスを殺し

  • 教師の注意

    毎年何かと話題になる成人式です。 次のニュースから自分の指導を考えました。 新成人に「態度なってない」 式辞で市長声荒らげ 兵庫・明石 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000010-kobenext-l28 教室に置き換えてみると、こういうことはよくあるのではないでしょうか? 教師から注意されて驚いてしまう子ども。 教師からの注意で不満を持

  • つぶやき 66  運転免許証の返納準備

     先日、娘からお父さんぼつぼつ近くのお店に健康を兼ねて歩いて買い物に行くように練習した方がよいと思うよ。と言われて納得。  さっそく、近くのコンビニへ買い物に出かけた。歩いて15分以内の場所に4軒の店があり、車を使用する必要は全くないのに習慣になっていてついつい車を動かしてしまう。(反省)  歩いてみると自分の住んでいる町内の変化に驚いた。  方丈記の序文を思い出してしまった。 「たましきの都のう

  • 花かるた 色は匂へ 「ぬ」 白膠木(ぬるで)紅葉(秋)

    かくれ水ひゞきて白膠木紅葉かな  藤岡玉骨    季節の花300より  白膠木は一名「ふしのき」とも呼ばれる。漆や櫨と同類でハゼに負ける人は近づかないが、漆や櫨ほどはかぶれない。塩分を含み、台湾の昔の人や日本の山間部ではこれを塩の代用にした歴史がある。    季節の花300より  紅葉した木を見るとああこの木かとすぐにわかる馴染みのある木である。

  • コント55    剣士の眼

     嫡子義統がどもり始めてより、父、義鎮は義統を連れて府内館の周辺を散策する日が多くなった。5月の新緑の若葉が目に沁み初夏の訪れを告げる1日を武芸道場へと向かった。  武芸道場では、剣術の稲田次郎左衛門が厳しい稽古をつけていた。  武芸道場は入門者の数が常時1500人といわれ、当時、九国はおろか全国に知られる程の隆盛ぶりであった。  義統は一心に剣術の稽古に見入っていた。その眼差しは4歳の子どもとは

  • 体調管理

    長かった18日間の冬休みが終わり、明日から新学期です。 冬休みは、仕事のことは、 ・学級経営をよくするための準備 ・校務分掌の年度末反省の準備 ・非常勤研修員の資料作り ・読書、教科書読み をしました。 朝マックの活用も効果的でした。 その中で、大切にしてきたことは、「体調管理」です。 教員?社会人?として基本なことですが、長期休業にできていないことがあります。よく、休み中に病気だったという声も聞

  • 顔面至上主義

    こんにちは〜 昨日は社会人サークルでスポーツして、その後はサークルの仲良い女友達と女子会! 楽しかったです(^∇^) 今日の夜は知人の紹介で知り合った人と2回目のデートです。 お相手は私より6歳下。私より背が高く、年収は不明。金融機関に勤める専門職。 先週初デートの際に初めて容姿も知ったのですが、一言で表すと 「もっさり、そしてダサい!」 (あ、2言になってる!笑) です(=゚ω゚)ノ しかし不思

  • つぶやき 65  笑いは心のデイケア

     ぐちは去年に、笑顔は今年。  (ぐちをいうなら去年のうちに言っておけ、今年は笑顔で暮らそう。)  近年、笑いについて医学の立場からの研究が盛んになっている。笑う前と笑った後で血液中の成分がどのように変化したか。キラー細胞の変化から笑うことはガンに対する抵抗力を高めると同時に免疫異常も改善させる効果があるという。 「そうは言っても、歳を取ると笑えることは少なくなる」と、言ったら、  表情だけ笑顔を

  • 江戸川柳 色は匂へ  「う」 瓜 実(うりざね)瓜実顔の略

     瓜ざねを見せてかぼちゃと取っかへる  今も昔もある替え玉作戦である。見合いの時には瓜実のような細面の顔を見せ、いよいよ婚礼となるとまん丸いごっつい顔のかぼちゃと取り換える。  見ましたは細面だともめる也  ということになる。  現代では替え玉で問題になるのは運転免許試験や入学試験で事件になることはあるが、結婚ではもうそんなことはない。  それに近いことは、写真修整の技術がレベルアップして、写真替

  • コント54   因果の流れ

     義鎮は月心和尚を始め、弓術の谷口吉之亟、早業の白石策之進、剣術の稲田次郎左衛門、軍学の角隈石宗(つのくませきそう)等を一堂に集めて、学習館並びに武芸道場の運営について討議していた。  学習館の館長には、儒学者の森寿阿弥是(もりすあみぜ)を起用し、しばらくの間京都大徳寺より怡雲禅師(いうんぜんじ)を招聘し、禅宗を核に大学をはじめとする四書十巻や五経十一巻を学習館の講義内容とした。  武芸道場の運営

  • 花かるた 色は匂へ 「り」 龍膽(りんどう)(秋)

         牧閉づる阿蘇龍膽の野に咲けば   志賀青研                季節の花300より  花言葉「悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実、正義と共に勝利を確信する」                    季節の花300より  凛として咲く、りんどうの花が秋の高原に広がってくると冬支度に取り掛かる。

  • コント53    春  嵐

     大友義鎮(後の宗麟)の嫡子、義統は永禄5年(1562年)3月、4歳の春を迎えた。  父母の愛と大友一族の期待を一身に受けてすくすくと成長していた。  義統は乳母の多代と縁側でインコの世話をしていた。 インコは修道士のルイ・ペレイラからの贈り物で南アジア原産の中型インコである。純白にブルーの線が鮮やかに春の日に輝き、ゆったりとした動きで餌をついばんでいた。  義統は健康で頭のよい将来に期待をかけら

  • つぶやき 64   ばかばかしい話の勧め 

     平成ダンチョネ 1 久しぶりだね  可愛いお前  抱いてかかえてネ 肩  車    ダンチョネ 大学出たけど  やる気は出ない  俺の一生ネ すねかじり   ダンチョネ アベノミクスで デフレを抑え 物価上げてネ 年金下げる   ダンチョネ  江戸小咄 1   いずこも同じ  すみだ田川のほとりに、かすかなる庵を結び、窓の机にもたれ書物など見ているていを見て、あのようにして暮らしたら、浮世のこと

  • HAPPY NEW YEAR

    あけまして おめでとう!!🎊 はっぱにかいてみたよ(*^^*) みんなのねがいが かないますように・・・!! 元気ですごせますように!!

  • 5・7・5アラカルト   川柳15

    子を還えす犠打ばっかりで夫婦老い  正谷柳筇子(りゅうきょうし)  ホームランを打つわけでも、クリンヒットを打つわけでもない。ただ相手を進塁させる犠打に徹して役割を果たして一生を終える。  子どもたちを世に送り出し、一歩一歩前進し、成長していく姿を見ることは親にとってこの上ない喜びである。  犠打こそ、親にとっての最高の勲章である。  夫婦の満足感が伝わってくる。ごくろうさん。よかったですね。

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