• ひたね

    ひたね小さなひたね燃え上がり、不意に風に吹かれて焔に向かって絵を書いた焦げた魂の中核焼き尽くして立ち去っていく案山子の焼け跡に灰一片百年の古樹花が散り枯葉に花弁細長く伸びて何時か空に届く剥げた漆の門彼岸の手がノック流浪した幽霊におかえり