• 読み物-019-占い師

    スナック混線-04 [ 先見と占い師 ]  ------------------------------------------------------------ m: あら、いらっしゃい、早いわねえ a: うん、 m: どうしたの、元気ないじゃない a: 仕事しくじちゃって m: トラブッタて事? a: こうだと思ったから、やってみたんだが   推測をうわまちゃってね m: そんなのどうってこ

  • 読み物-018-魔が差しタナックス

    スナック混線------[ 魔がさしタナックス の巻] --------------------------------------------------------------------- ジリジリジリーーーーン ゴキゴキ、 ちゃんと拭いとくのよ はいはい はいはい、レミ丸ですが、今晩ひまなの え、カソリーヌもですか ・・・・・・・ 土建の兄貴は え、マイルド兄の事? ベルサメったら、ありゃ

  • 読み物-017-田舎の朝ごはん

    閑散とした田舎の町の一軒家から、声が聞こえる ------------------------------------- あなたあー 朝食のごはんよ  おお、朝の光の のどけかる だな  朝のお天道様は 大事じゃ、そう大切じゃ あなたあー 朝食のごはんの 時間なのよ、入って 来てえ  おお、道の道草も元気に  生えそろっても、木立の木は  冬枯れて さびしいことの極みぞ あなたあー 朝食のごはんよ

  • 読み物-016---隠密 お菊

    [ 隠密、お菊 ] ここは白馬の城から離れた山奥の小屋 外は雪が降っている、日が落ち始めた頃 -------------------------------------- :トントントン、ツートントン だれじゃろう、今頃  私でござりまする まさか、お菊どの、何で今頃  遅くなってすいません 日が落ちる前に帰ってくるか、さもなくば 明日の朝だろうと思っていたのに  雪が降り出して来て、少しまてば

  • 読み物-015-引っ越し

    [ 引越し] まあ、秋男くんだわ  春子じゃないか、どう、最近は 最近?、春子はね、都会生活に疲れちゃってね、 どこか田舎に引越ししたいのよ  えー、あんなに憧れてたのに、  おれなんか、都会に住めたらどんなにいいだろうとね もうあきたわ、人ばっかりで疲れるわよ  そこがいいんだよ、今の仕事やめて  都会に住もうかなあと計画中だよ じゃあ、家を交換しない  え、いいのか ええ  でもなあ、今住んで

  • 読み物-014-んぬき幼稚園

    [ ンヌキ幼稚園 ] 1組&2組 -------------------------------------- [ 1組 ] ねえ、あっち向かないで、しりとりポンしよう ンって言ったら負けだからな うん じゃあ、はじめるぞ うまい、 せんせい、「うまい」はタンゴじゃないよな そうね 最初だから、やりなおし あたま、まほうつかい、いわし しまうま、まわし、しまぶた せんせーい、「しまぶた」っている

  • 読み物-010-黒豚カメラ店

    [ 黒豚カメラ店のB子 ] いらっしゃいませ  綺麗に写せるカメラが欲しいんですけど そうですね、このカメラはどんな人でも 綺麗に写せますよ  私が綺麗じゃないって言いたいのね えー、そのー「人物を綺麗に写せる」じゃなくて 機械に弱い方でも簡単に写せるという意味で  じゃあ、私が機械に弱くて、しかも美人じゃないと  再び念を押してるわけね 冗談ではございません  そう、冗談ではないのね ぐぐぐ、ま

  • 読み物-009---お寺の女1,2

    [お寺の女-その1 夏] 私、三十路、住職のかくれ女ですわ むなしさに 髪振り下ろし 鐘をつく ゴーーーン 先日、お寺で異例の結婚式が 若い人っていいわねー、のろわれよ 真夜中に あなたのほほに キスをする ゴーーーン 私があまりにも美人だから、まさか はげ坊主が好きだなんて、誰が信じるの 暑さにも めげずに寺の 草取りを 住職の腰のラインも 素敵なの ゴーーーーン ♪夏がくーーれば思い出すう 去

  • 読み物-008-役割分担

    [ 雨の日の憂鬱 ]  ねえ、私ばっかり、洗濯するのはいやだわ  あなたの物は自分で洗ってよ 何事も役割分担があるんだよ 歴史上の事件のいい事も悪い事も それぞれ役割分担があるんだよ  それって、結果論でしょ そうかもしれないが、 結果があるには、原因がいる  その原因が役割分担といいたいのね そうだよ  でも、その原因は歴史で生まれたものでしょ そうだな  じゃあ、生まれつきの女である私にも  

  • 読み物-007-魔女っ子玲子

    [ 魔女っ子玲子 ]  いい女だなあ え、私のこと  君なんか目じゃないよ じゃあ、どこなのよ  しいて言えば口の横だな 、ごはんつぶが付いている ぐぐ、なんて事  今も何かついてるぞ あらあいやだ、うそーーー  女の子なら、鏡ぐらい持ってるだろう 持ってるわよ、魔法の鏡  何なんだそれは、貸してみろよ  何か映ってるぞ、岬だよ あら大変、イケメンの岬が寝コンでるわ  そういえば、今日学校休んでた

  • 読み物-006-魔女っ子マリちゃん

    「彼のハンカチに 愛を詰め込んで丸め  私のハンカチにくるんで 堅く縛り・・・」  何やってんの 別れたくないのよ  手伝ってあげようか お願い、私の欲望に手伝ってエ  どうやるの 彼のピエールカルダンのハンカチに好き好き・・ とマッハで書きなぐり丸めて 私のアーノルドパーマのハンカチに・・ あら、ハンカチがないわ、ううん、仕方ないわね カバのハンカチにしよう  え、それって、たった今あなた、  

  • 読み物-005-かたきうち(江戸風味)

    [ 敵討ち(かたきうち)] 登場人物 a 胸元篤之進(むなもとあつのしん)      i 腰賀伊太郎(こしがいたろう)      m 胸元桃代(ももよ) ---------------------------------------------------------------------- ここは江戸城下町、腰賀伊太郎登場 ふう、やっと逃げ切ったものの、やはり二人相手では 歯が立たない、 そう

  • 読み物-004---木枯らしの中で

    [ 木枯らしの中で ] --------------------------------- 行くわよ  どこへ あなたの所に  えっ 来て欲しくないの  そうでもないけど さめたのね、私との愛が あんなに燃え上がった夜のことを もう忘れてしまうなんて  そんな夜なんてなかったぞ そうよ、私のかってな妄想よ それだけ愛してるって事よ  一人で燃え上がるなんて、なんで  その時、呼ばなかったの 今、言

  • 読み物-003-キザ男

    好きよーーー あなたの事が好きーーー 誰かいないかなあ 楓(かえで)、おいで にゃーーん そうか、楓はメスだったわ 外いこう きゃー、ずでん  おや、お嬢さん、荒れてますね  昼でも、地面が凍っている時がありますよ  気をつけなさい (あら、いい男ね、そうだ) 今、転んだとき、私の大事なパンツを見たでしょ  いえ、そんなものよりも、あなたのそのふくよかな顔が  私の目をこがしましたよ ぐ、なんて、

  • 読み物-002---空は青色

    [ 空は青色 ]  (a:男 b:女) ---------------------------------------------- b: こんな所で 何してんの a: 詩を書いてるんだよ b: へえ、君があ、見せて、どれどれ  「日曜日 いつまでも寝ていたい   あなたの横で ・・」   いないじゃない、そんな人 a: じゃあ、いないあなたと寝ていたい b: そんなの変じゃない a: 空って、青

  • 読み物-001--宿題

    *過去ブログから、読んだ人も、読んでない人も y-001---[ 宿題 ] ------------------------------------------------ 宿題ちゃんとやるのよ  何時まで そうね、9時までね  宿題、早く終わったら、ケーキくれる そうね、いいわよ  おお、そのケーキ食べ終わったら また、宿題やれば  えー、その宿題も早く終わったら、何くれる えっ、どらやきあげて

  • ご都合主義による工程 『薪』『真珠』『指物師』 from.A→o 

    原文 http://ameblo.jp/amemoyos/entry-12026181678.html テーマ 『薪』『真珠』『指物師』 タイトル ご都合主義による工程 本文  とある時代とある場所に伝説の指物師がいた。   何が伝説なのかとか言いたいことは色々あると思うが、まず指物 師とは一体何なのかから始めよう。  指物師とは箪笥・長持・机・箱火鉢など板を差合せて作る木工品の専門職人のことであ

  • 誘拐事件 「エビ」「お鍋」「炎」from.A→o 

    原文 http://ameblo.jp/amemoyos/entry-12025792863.html テーマ 「エビ」「お鍋」「炎」 タイトル 誘拐事件 本文  私は暗闇の中で目を覚ます、どうやらやたらと早く目が冷めてしまったようだ、どうやら外はまだ夜らしい。  このまま二度寝しようとも思ったが、脳が少し覚醒しだしたらいつもと違う違和感を強烈に感じ始めていた。  いつもとは違う体の渇きに最初に気

  • 普段はめったに買わない文芸誌ですが、星新一の初期作が掲載され、SF作家小川一水の読み切りが掲載されていたので購入。一通り読んだので古紙回収に出そうかと思ったけどせっかくなので、気に入った部分のみを電子書籍化。小学校の国語の教科書で初めて読んで以来、大ファンの星新一が同人誌に掲載した作品で、以前購入したショートショートの全集「星新一 ショートショート1001」にも掲載されていない作品で、もちろん初め