• 海の仙人

    「汚い事はするな。ケチな人間にはなるな。」 そういうと、散らかった部屋の中心に、一際存在感のあるギターを持ち、私の知らない曲を歌いだす。 およそ海に似合わないその姿に、時代が止まったその空間。 海風はどこまでも爽やかで、人の営みを消し去ろうとするけれど。 海はどこまでも青く、そして穏やかで。

  • 路地裏のcat

    路地裏の猫が、大きな目を目一杯釣り上げて 僕を見る。 「あなたは何も感じないの?」 僕は君を知らないし、餌もマタタビも持たないから、問い返す。 「君は何をして欲しているの?」 君はゆっくり目を閉じ、つまらなそうに顔を背け、すっと塀の上へと飛びあがりその向こうへと消えて行った。 取り残された僕の瞳は、君の余韻を未だに感じている。

  • 恋というギャンブル

    あなたと出会ったのは寒い冬の夜。 路地裏で泣いていた私を 「もう大丈夫だよ」 と言って抱きしめた。 あのときのあなたの温もりは、いまでもずっと覚えている。 「嘘だよ」 あなたはまるでカジノのディーラー わたしの心を弄ぶ。 あれもこれも、全てあなたが色をつけたくせに まるで何も無かったかのように全て消え去った だけど、今もあなたの温もりは あの日のあなたをずっと

  • 命の数を数えてみたら この星には 考えられないくらい たくさんの命が落ちていた。 私も あなたも 僕も 君も。   そんな 命の たった一つで生きている。 小さい 小さい 命です。 大きい 大きい 命です。             ことら。 2日ほど更新をさぼっておりました。 みなさんこんにちは。 いかがお過ごしでしょうか? 今日は大寒です。 と、ニュースで言っていました。 外に出たくないですね。

  • 光の交叉点

    明日を夢見る限り、今日は変わらない。 昨日の記憶が続くから、あの花は輝かない。 僕らはただ、未来へ進む飛行途中。 どんな星に出会うのか、今君は何処にいる? いつか君と重なり、本当の夢を描けるの? 永遠不変に思えるこの世界も、いつ始まりいつ終わる? 考えても分からないから、僕はただ歌い踊る。 ただその日を待ち続けながら。

  • 君が問う

    僕の価値を 君に聞いたら 70億分の1 と答えた。 僕はもう一度 君に この存在の価値を 聞いた。 そしたら やっぱり 答えは同じ。 今度は僕は君に 僕の値段を 聞いてみた そしたら また 同じ答えを 繰り返す。 君はバカなんだね って 僕は笑った。 君は そうだねと 空を仰いだ。 そういえばと 君が言った。 誕生日おめでとう。 僕は君の元へ走った。                ことら。 こんば

  • 君の返事

    私が 好き って言ったら 君は うん って答える。 君が 好き って言ったとき 私は うんって答える。 本当はね。 私も好きって答えたいの。 だけど 君の真似をする。 本当は 僕も好き って言ってほしくて。 ちょっとしたわがまま。 でも、 君は気づいてないでしょ。 そういうところも 好きって言いたい。                 ことら。 今日は。 本日二本目です。 先日あげれなかった分のやつ

  • ときどき石みたいに沈んで  ときどき羽みたいに浮かんで。 暗さと明るさを知る。 寒さと暖かさを知る。 それから すべてを逆さまにひっくり返して そらの上に落としてみた。 青になって。 本物の青になって。 交わった。 宙に浮いているみたい。 ふわふわと流されながら。 逆らわずに。 流れていく。 そうしたさきに 僕は 命の始まりを見つけた。              ことら。 今日は。 ことらです。

  • 僕の好きな人

    愛した人がいた。 彼女はよく笑い よく泣いた。 僕は彼女が好きだった。 けれどもそれは 目に見えない。 だから 本当に存在しているかなんて 僕にはわからない。 愛だの恋だの 嘆いている時間だけ 感じられているものだったら 過去になってしまった時 僕はその感情を 忘れているのかもしれない。 思いだそうと 心の中を考えてみても なくなったものはかえってこない。 彼女はよく笑い よく泣いた。 そういうと

  • 僕のずっとずっと遠くにの星に僕は住んでいる。 僕らは仕事に行って家に帰って また 仕事へいく。 僕が歩くとそのあとに糸が轢かれる。 その糸は切れることなくどんどん伸びていく。 お母さんのお腹の中で生まれて お墓の中で死ぬまで 糸はずっと続いていく。 きっとそれは僕の記録だ。 きっとそれは僕の記憶だ。 何度も通った道ならば 糸はその数だけ重なってゆく。 糸を見ればわかるよ。 僕の生きた道のりが。 で

  • 蝶になる

    あの日がなければ今日の自分は存在があったでしょうか 当然の酸素を吸う体があったのでしょうか 教えて欲しい 教えて欲しい 祈る間も無く 時間は時代に姿を変えてしまう そのわずかな一切れを破ったら大切な血が混ざっていた 感じながら生きるということ いつまで出来るでしょうか 教えて欲しい 教えて欲しい 「ありがとう」と「さようなら」を使い分けられたら少しは人間だ 「喜び」と「淋しさ」を混ぜる度人とは何か

  • 単独行

    ひとりで、ゆく ひとりで、生き延びるための最小限の荷物だけを背負って、大自然の中を歩いてゆく。 ありのままの自分でいたいから 偽らずに、ほんとうの自分である瞬間 ほんとうの自分にならざるを得ない場所 大自然の中に、ひとりで、出かけていく ほんとうの自分って、なんだっけ おぎゃあと泣いて、母の胎内から、ありったけの祝福と愛に囲まれ、この世界にやってきた瞬間は、ほんとうの自分以外は存在しなかったはずの

  • うみのそこ

    たとえば、あなたは、一秒前に地球があったことを証明できますか? だったっけ?そんな感じのあったよな ほんとに、無理だよそんなのwww つーか、今生きてる世界すら不確かすぎて( -ω- `)フッ だってよぉ、空がそこにあって、大気圏やらなんやらー、ここは地球だー!銀河があるんだー!太陽が一番大きい星だァ!とかいうけどさぁ、? 実はここは巨人が所有する空き瓶の中に作られたジオラマの世界なんじゃないか、

  • ありのままって

    タイトル ありのままって 作詞kamin 作曲募集中! ありのままってなんだろう 人の目を気にしてるEveryday Todayまた怯えながら暮らすの もうそんな日々は嫌だ 今から、ありのままでいよう すべて、忘れ 今日から、新しい自分だ! いつもと違う服きて、ヘアスタイルきめて お洒落して街へとびだそう! 気分は最高潮! ありのままってこうゆうこと? ねぇ誰か教えてよ! 昼下がりの街 ずっと歩い

  • ため!

    ためのために、 他人のために、恋人のために、家族のために、友達や仲間のために、人々のために、動物のために、環境のために、熊本のために、日本のために。世界のために!地球のために、宇宙のために! 気をため、水をため、お金をため、空気をため、コレクションをため、癒しのために、平和のために、正義のために、経験をため、知識をため、技術をため、目標のため、夢のため、信念のために、志のために、 そう、 これらす

  • ポエム 荒地

    荒地 季節はなくなりはじめていた。高層ビルが林 立するなかに、見えない荒地がわれわれの心 を侵蝕する。たとえばそれは車の排気音から 始まった。地階を歩く早朝の孤独な足音。そ れともわれわれの盲目がひどくなったのか。 見えない密室に隠されてゆく老人や病人それ に屍。しずかに配られる紙幣。暗渠に流れこ む透明な汚水。避難民キャンプの薬物実験。 奪われる臓器。稚拙化する感情。短絡な行為。 建物が美しく見

  • だいすきだった

    辛い時も、楽しい時も、いつも一緒に過ごしてきた でも、私のちょっとした事が、大きな亀裂を生んでしまった 一緒に居たあなたはもう居ない 私が突き放してしまったから。 後悔しても、もう遅くて 彼を傷付けると同時に、私にも深い傷が残った 傷物の私は、もう誰にも売れない

  • ふとしたこと

    些細なことが、心に響いてくる 悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと… ふとした瞬間、心は傷ついたり、喜んだりしている どくんと脈打ち、全身に血を巡らせる この些細なことは、すなわち自分が生きているという証になる

  • えんきょり

    「元気かな」 そう呟く声に元気はない だけど、彼のことは心配 食べれているかな。 眠れているかな。 今何してるのかな。 そんな思いがぐるぐる、渦巻いている 365日、毎日会えるわけじゃないの。 ある日会えたら、また会えない日が続くの。 でも、そんな日々は辛くない だって、帰り際には「ばいばい」じゃなくて、「またね」って言ってるから。 今日も、遠く離れた彼に思い馳せる

  • REGO〜未来人類〜

    現在2155年 科学の進歩は著しく 不可能と言われていた空飛ぶ車は 今となっては当たり前の存在として 風景の一部と化している 私は今年で…何歳になったかな もう年齢というな概念も薄れかけてきているんだ かつて再生医療が話題になっていたのがもう懐かしいけど 今では再生医療なんて言わなくて 「ボディショッピング」なんて巷では呼んでたりするらしい 欲しい臓器を注文したら 特殊な液体に浸けられたものが届く

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