• ミノ子の憂鬱22 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱22 ユノ×ミノ

    フルコースの料理を食べてる私達。 でもユノ課長の手が止まってるの。 「あの、どうしたんですか?」 って、言ったら。 「ごめん、見とれてた」 って…… 「そんな……」 恥じらう私。 話を逸らすように、 「このワイン美味しいですね」 って、言うと。 「どう美味しいか教えて?」 じっと見つめながら言われて、 「そうですね……何て言うのかな」 ほんのり染めた頬で私が答えるの。 「少し甘いけど、軽い感じじゃ

  • ミノ子の憂鬱21 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱21 ユノ×ミノ

    ホワイトチョコレート全部ユノ課長食べてた。 でもあんな気が早い妄想するのは危険よ。 何事にも順序があるのよ。 まだ私は「このあとどう?」って誘われたばっかりなんだから。 で、今日もこの時間がやって参りました。 さ、書くわよ。 ……。 それより、チャ美の狙ってる男って誰だったのかしら。 うちの社よね? でも私、男子には詳しくないし。 女子にもそんなにだけど…… ……。 今日、受付の子いた。 今頃二人

  • ミノ子の憂鬱20 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱20 ユノ×ミノ

    昨日は私も結構食べてたみたい。 朝も空腹感なかった。 それより、朝にロビーでミノ彦さんに声かけられて、腰抜かしそうになった。 同じ会社って聞いたけど、そんなに簡単に会うもんなの? もしかして私、今まで沢山出会いがあったのかしら…… って、あってもダメだわ。 この会社女子沢山いるもの。 それに私、入社当日からあの人しか見てなかったから。 「おはよう」って声かけてくれたことなんて覚えてるわけないけど。

  • ミノ子の憂鬱19 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱19 ユノ×ミノ

    「ミノ子、このユノ課長ってあのユノ課長?」 ああ、もう万事休すね。 私みたいな平凡な女にミラクルは無縁だと思ってたけど、 こういうのは起きるんだわ。 やっぱり災害対策って重要。 身の安全を守るのはいつでも自分自身なのよ。 でもウニョ代はともかく、この二人にまで見られるなんて。 「ミノ子さん、ユノ課長が好きなんですね」 「ス保さん、返して」 って、返してくれたけど、みんなに熟読されちゃったじゃない!

  • ミノ子の憂鬱18 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱18 ユノ×ミノ

    「……好きな人なんて……」 「いるわ。あなた絶対いる」 「それは言いません」 別にそんなこと言わなくてもいいのよ。 最強って苗字、可笑しいし恐いわ。 「キャっ!」 後ずさりしたら転んじゃったじゃない! 何でこんなところにバナナの皮が捨ててあるの! これだからバナナ信者は嫌! 「ちょっと!大丈夫?」 「え……ええ」 派手にやったわ。ストッキングもうダメね。 でもみんな結構優しいのね、手貸してくれる…

  • ミノ子の憂鬱17 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱17 ユノ×ミノ

    「ミノ……」 え…… 私、この人も興味ないのに! 「彦。ちょっとそこの醤油取って。ヒチョ男使い切っちゃった」 いらないわよ! お醤油今必要ないでしょ! 名前本当に紛らわしいのよ! しかも良く見ると、何となく誰かに似てるし、この前のイケメン。 「ヒチョ男、肉には醤油も垂らしたくてさ。君もかける?」 何で差し出すの、ウニョ代。 ハンバーガーにお醤油はいらないでしょ? 「ああ、やっぱり醤油がないとな。美

  • ミノ子の憂鬱16 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱16 ユノ×ミノ

    「ミノ子さん!カルビも食べて下さい!どうぞ!」 「はあ」 最強チャ美とス保、全然気にしてないみたいだけど。 あっちのヒチョ男さんが目当てなの? ウニョ代は? ん?あの子何食べてるの? ちょっと!あの子グラタン食べてるわ! この焼肉屋グラタンがあるの? メニュー見てみましょう。 ……あるわね。 この店、グラタンがある。 「ミノ子さん!ミノも焼けましたよ!ミノ彦からミノをミノ子さんにあげます!」 チャ

  • ミノ子の憂鬱15 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱15 ユノ×ミノ

    さ、頑張りましょ。 って、男いないじゃない。 しかも席くっつけられないの? 「ミノ子さん?」 「あ、はい」 待って。最強チャ美の威圧感半端ないわ。 「初めまして、最強チャ美です。私の隣座って。もうすぐしたらトイレから男戻って来るから」 「あ、私ウニョ代と」 「いいから隣座って。背高い同士の方が目立たないでしょ」 それなら一層ウニョ代の隣の方が良いんじゃない? でも、もうあの子あっち座っちゃってる。

  • ミノ子の憂鬱14 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱14 ユノ×ミノ

    「ちょっと!ウニョ代!あれ秘書課の最強チャ美と総務のス保じゃない!」 思わずウニョ代の腕掴んじゃったわ。 「そう。私も総務になったから、結構話すの。呼んでもらったのよ」 狙った男は絶対に逃がさないって、有名よ。 最強チャ美なんか、身長186もあるのに、どんな背の男も必ず落とすって言うじゃない。 今まで彼氏に捨てられたことしかないウニョ代と今まで彼氏いたことない私が、あんな人達と話しが合うの? あの

  • ミノ子の憂鬱13 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱13 ユノ×ミノ

    「遅いじゃない」 「ごめんごめん」 って、私一回断ったんだけど。 「ちょっと、待って、ウニョ代。その服露出高くない?」 「そう?こんなもんよ」 「お持ち帰りなんてされたりしないでよ、男は女の肌に弱いんだから」 「いい男ならいいわ」 「やめなさいよ。あとで傷つくの女なんだから」 「それより今日すごいからミノ子驚くよ」 「なによ」 私が驚くのはユノ課長ぐらい。 絶対いないの分かってるし。 まあ、少しぐ

  • ミノ子の憂鬱12 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱12 ユノ×ミノ

    合コン断っちゃった。 私そういうの興味ないし。 ユノ課長もいるのに、そんな気になれない。 って、いないけど。 あの子も頑張るわね。 彼女欲しがってる男と話しても、楽しくないわ。 飢えてる男の目は野蛮。 でもユノ課長に飢えられたら、私…… ああっ! 荒ぶる! あ、フラペチーノ倒しちゃった。 せっかく、休日に遠出して買って来たのに。 ノートが汚れたわ、もう。 さ、書きましょう。 ん? またあの子からね

  • ミノ子の憂鬱11 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱11 ユノ×ミノ

    寝ないとダメだわ。 誰よ、一日くらい寝なくても大丈夫なんて言った人。 さっき、入力ミスして桁二つ違う数字打っちゃった。 あれ通ったら、会社倒産させるところだったわ。 ま、その前に係長に怒られて終わるんだけど。 あんなに念押されてたのに、私ったら。 ……あの子今日も休んでた。 体調不良って何なの。 思わずユノ課長に聞きたくなったわ。 来週末の飲み会で、私ユノ課長と話したりするのかしら。 今の私のユノ

  • ミノ子の憂鬱10 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱10 ユノ×ミノ

    こんな夜中まで考えてた。 ユノ課長とのきっかけ。 難しいのよ。 私、才能ないんだわ。 今日、受付の子休んでた。 思わずもう一人の受付の子に聞いちゃったわ。 体調不良ねえ。 夏バテかしら。 課長は元気そうだったから、課長絡みな感じはしなかった。 って私振り回され過ぎよ! もういいの。 リアルはいい。 リアルはもううんざり! 楽しい話の世界に浸るのよ。 きっかけなんて何でもいいわ。 入社式の日に窓から

  • ミノ子の憂鬱9 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱9 ユノ×ミノ

    やっぱり考えたんだけど、 ユノ課長が私に一目ぼれってピンと来なかったわ。 だって、一目惚れされてるなら今だって好きになられてるはずよ。 でも、ユノ課長の私に対する眼中の無さは半端じゃないわ。 多分、存在自体、人間の数にカウントされてないレベル。 ……。 そうね、何となく意識し始めてっていうのが、いいんじゃない? ん。そうしましょ。 ドラマティックさとナチュラルさを織り交ぜるの。 でもきっかけは大切

  • ミノ子の憂鬱8 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱8 ユノ×ミノ

    今日もこの時間がやって参りました。 昨日は悩んでタイトルしか考えられなかったわ。 うん。表紙の「16年度決算報告」もいいんじゃない? これ見て中が分かる人いたら、多分その人私よ。 本当のタイトルは「ミノ子とユノ課長のラブストーリー」なんだけど。 まずは、私のプロフィールからはじめましょう。 私はミノ子、仕事は事務で、身長は高めの183㎝…… ダメ。 この流れで行くと、私とユノ課長が同じ身長だってこ

  • ミノ子の憂鬱7 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱7 ユノ×ミノ

    いいこと考えちゃった。 私、書くわ。 ユノ課長のことばっかりどうせ考えちゃうなら、 もっと楽しく考えるの。 ユノ課長と私のお話、書いちゃう。 書くだけなら、何考えたっていいでしょ。 そんなわけで、ノート用意しました。 ブログなんてダメ。 ネット社会の恐ろしさは知ってるつもり。 私の話なんて荒らされて、終わりよ。 深夜に、「オマエキモイ」とか宇宙人みたいなコメント残されて泣くのよ。 だからこのノート

  • ミノ子の憂鬱6 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱6 ユノ×ミノ

    起きたら宝毛抜けてた。 長いと抜けやすいから。 なんとなく不吉な想像しちゃったけど、 良く考えたら、私に不吉な事なんてこれ以上ないわ。 ……あるわね。 結構あるわよ。 アロンアルファでくっつけようかしら。 だめ、肌には使用できないわ、あんなの。 ユノ課長何してるかしら。 ん?LINEが来てる。 ふーん。先輩の送別会あそこになったんだ。 ……。 課長も来るのウキウキしちゃう自分が嫌。 叶わぬ恋に振り

  • ミノ子の憂鬱5 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱5 ユノ×ミノ

    週末になると嬉しさ半分、 ユノ課長は今頃何してるのかしら、って…… 受付のあの子とお互いの家行ったりしてるのね、きっと。 もう仲直りしたのかしら。 同じベッドで目を覚ますのかしら。 嫌だ、考えないの、私。 そういう時は面白おかしいこと思い出すの。 私、昔マリメッコのこと、マリモッコリだと思ってたじゃない。 ダメ!これ可笑しくなんかない! 恥よ、恥! 一生フィンランドなんか行かないわ! もうアイドル

  • ミノ子の憂鬱4 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱4 ユノ×ミノ

    有給……か。 結構みんなくっつけて旅行とか行くのよね。 でも私はNO。 ちょっと休みたい時とか出て来るのよ。 そう言う時に使ってたらいつの間にかなくなっちゃう。 あの旅行組は風邪の時どうすんのかしら。 耐えてるのね、きっと。 ユノ課長だって、辛そうな時あった。 でも有給は、今のところあの子とは一日しか被ってない。 ふふ……流石ね、ユノ課長。もう私は降参。 スマートなあなたにお手上げです、ユノ課長。

  • ミノ子の憂鬱3 ユノ×ミノ ミノ子の憂鬱3 ユノ×ミノ

    嫌な夢見たわ。 朝起きたら一匹の大きな虫になってた。 仕方ないからそのまま会社に行ったら、 殆ど話したこともないユノ課長にロビーで会って、 「あれ?何だか今日綺麗だね」って、 嫌な夢。 何だか、って言うところがもやもやしたのよ。 今日の抹茶クリームフラペチーノ、ちょっとクリーム少ないわね。 悪いことは重なるのね。 ユノ課長は、……飲むヨーグルト。 私はあの味を知ってるのよ、ふふ。 今朝受付の子ちょ

1 2