• ミノ子の憂鬱29 ユノ×ミノ

    ウォーキング・デッド、シーズン3まで見ちゃった。 動画再生はダメ。 また徹夜よ。 ユノ課長に恋してからの私は悲惨ね。 惚れたものの弱みよ。 私の睡眠さえ奪っていくあの人が憎い……なんて、ふふ…… 寝てたわ!今! 大体、電車の中で眠れないのがダメよ。 何であんないっつも満員なのよ。 満員だって知ってるんだから、二時間くらいみんな時間ずらせばいいじゃない。 ……なんて。 寝不足の私は自分勝手、ふふ。

  • ミノ子の憂鬱28 ユノ×ミノ

    ミノ彦さんに返事した。 『また皆さんと、機会があればよろしくお願いします』 って。 これ私がユノ課長に言われたら立ち直れないけど、ミノ彦さんは会ったばっかりだし、早い方がいい。 何で私と食事?って聞いてみたいけど、気をもたせる返事はしないのが大人のたしなみよ。 私と友達になりたいってこともきっとないでしょ。男友達はちょっと憧れるけど。 ……でも彼イケメンよね。 もしかしたら、男の人と付き合える最初

  • ミノ子の憂鬱27 ユノ×ミノ

    あの子、頑張り屋だった。 忘れてたけど。 ウニョ代、偉いわよ。 仕事に彼氏。どっちも見つけようとしてる。 私なんか、営業になる勇気もない。 ううん、ユノ課長がいなければ、なりたくも、ない。 これだから女は嫌。 いつも男と生きがいと年齢に振り回されるの。 でもウニョ代がいなくなったら…… もう。だめね、私。 寂しいなんて思ってる。 応援するのが友の務めでしょ、私達に涙はいらないわ。 でもそうね、事務

  • ミノ子の憂鬱26 ユノ×ミノ

    「はい、一口だけよ。それより何でよ?」 「美味しいね。これ。セブン?」 「うん。いいから教えてウニョ代」 「はいはい。なんかさ、私これでいいのかなって思ったんだ。実家帰れば新しいことに出会えそうじゃん」 ……確かに私達、「これでいいのかな」の代表みたいなもんだけど。 「でも総務移ったばっかりじゃない」 「それは良かったんだけど。ハンター×ハンターとも話すようになったし。でもこの仕事、私じゃなくても

  • ミノ子の憂鬱25 ユノ×ミノ

    「ミノ子?どしたの?」 「あ、ううん」 「教えてよ」 「何でもないわよ」 やっぱり、ここにヘリが停まるのは無理。 あれ却下して正解だわ。 「そう言えばあの小説書いてんの?」 「な、なによ!ウニョ代いきなり」 びっくりしたじゃない! 「書いてんだ?」 「いいからハンバーガー食べてなさいよっ」 「夏だから熱いわあ」 「本当よ!誰もいないじゃない」 こんな炎天下に焼けちゃうわ。 「ねえ、この柵もっと頑丈

  • ミノ子の憂鬱24 ユノ×ミノ

    美味しい。 今日の抹茶クリームフラペチーノなんだかすごく美味しい。 何でかしら。 まあ、好きだから、美味しいのは分かってるんだけど。 ん? これ…… 抹茶クリームフラペチーノじゃないわ! バニラクリームフラペチーノよ! 抹茶入ってないじゃないの! どうなってるのよ! 「ミノ子」 「きゃっ!」 ふいたわ!服ついたわ! ロビー汚れてないわよね? 「なんなの!驚かせないでよ!ウニョ代」 「ミノ子が勝手に

  • ミノ子の憂鬱23 ユノ×ミノ

    「キャっ」 歩きながら寝てたわ。 朝っぱらからロビーで転んで何やってんのよ。 顔面からいかなくて済んだけど、ユノ課長いなくて良かった。 って、いないわよね? 「おはようございます。財布です」 あ、ス保。 「あ、ありがとう」 昨日のミノ彦さんに引き続き……同じ社内なんだから仕方ないけど。 しかもまた拾わせちゃったわ。 「シャトーって。あなたいい加減にしなさいよ」 「ちょっと!何読んでるのっ!」 最強

  • ミノ子の憂鬱22 ユノ×ミノ

    フルコースの料理を食べてる私達。 でもユノ課長の手が止まってるの。 「あの、どうしたんですか?」 って、言ったら。 「ごめん、見とれてた」 って…… 恥じらう私は、話を逸らすように、 「このワイン美味しいですね」 って、言うと。 「どう美味しいか教えて?」 じっと見つめながら言われて、 「そうですね……何て言うのかな」 ほんのり染めた頬で私が答えるの。 「少し甘いけど、軽い感じじゃなくて、濃厚な重

  • ミノ子の憂鬱21 ユノ×ミノ

    ホワイトチョコレート全部ユノ課長食べてた。 でもあんな気が早い妄想するのはNO。 何事にも順序があるの。 まだ私は「このあとどう?」って誘われたばっかりなんだから。 で、今日もこの時間がやって参りました。 さ、書くわよ。 ……。 それより、チャ美の狙ってる男って誰だったのかしら。 うちの社よね? でも私、男子には詳しくないし。 女子にもそんなにだけど…… 今日、受付の子いた。 今頃二人で待ち合わせ

  • ミノ子の憂鬱20 ユノ×ミノ

    昨日は私も結構食べてたみたい。 朝も空腹感なかった。 それより、朝にロビーでミノ彦さんに声かけられて、腰抜かしそうになった。 同じ会社って聞いたけど、そんなに簡単に会うもんなの? もしかして私、今まで沢山出会いがあったのかしら…… って、あってもダメだわ。 この会社女子沢山いるもの。 それに私、入社当日からあの人しか見てなかったから。 「おはよう」って声かけてくれたことなんて覚えてるわけないけど。

  • ミノ子の憂鬱19 ユノ×ミノ

    「ミノ子、このユノ課長ってあのユノ課長?」 ああ、もう万事休すね。 私みたいな平凡な女にミラクルは無縁だと思ってたけど、 こういうのは起きるんだわ。 やっぱり災害対策って重要。 身の安全を守るのはいつでも自分自身なのよ。 でもウニョ代はともかく、この二人にまで見られるなんて。 「ミノ子さん、ユノ課長が好きなんですね」 「ス保さん、返して」 って、返してくれたけど、みんなに熟読されちゃったじゃない!

  • ミノ子の憂鬱18 ユノ×ミノ

    「……好きな人なんて……」 「いるわ。あなた絶対いる」 「それは言いません」 別にそんなこと言わなくてもいいのよ。 最強って苗字、可笑しいし恐いわ。 「キャっ!」 後ずさりしたら転んじゃったじゃない! 何でこんなところにバナナの皮が捨ててあるの! これだからバナナ信者は嫌! 「ちょっと!大丈夫?」 「え……ええ」 派手にやったわ。ストッキングもうダメね。 でもみんな結構優しいのね、手貸してくれる…

  • ミノ子の憂鬱17 ユノ×ミノ

    「ミノ……」 え…… 私、この人も興味ないのに! 「彦。ちょっとそこの醤油取って。ヒチョ男使い切っちゃった」 いらないわよ! お醤油今必要ないでしょ! 名前本当に紛らわしいのよ! しかも良く見ると、何となく誰かに似てるし、この前のイケメン。 「ヒチョ男、肉には醤油も垂らしたくてさ。君もかける?」 何で差し出すの、ウニョ代。 ハンバーガーにお醤油はいらないでしょ? 「ああ、やっぱり醤油がないとな。美

  • ミノ子の憂鬱16 ユノ×ミノ

    「ミノ子さん!カルビも食べて下さい!どうぞ!」 「はあ」 最強チャ美とス保、全然気にしてないみたいだけど。 あっちのヒチョ男さんが目当てなの? ウニョ代は? ん?あの子何食べてるの? ちょっと!あの子グラタン食べてるわ! この焼肉屋グラタンがあるの? メニュー見てみましょう。 ……あるわね。 この店、グラタンがある。 「ミノ子さん!ミノも焼けましたよ!ミノ彦からミノをミノ子さんにあげます!」 チャ

  • ミノ子の憂鬱15 ユノ×ミノ

    さ、頑張りましょ。 って、男いないじゃない。 しかも席くっつけられないの? 「ミノ子さん?」 「あ、はい」 待って。最強チャ美の威圧感半端ないわ。 「初めまして、最強チャ美です。私の隣座って。もうすぐしたらトイレから男戻って来るから」 「あ、私ウニョ代と」 「いいから隣座って。背高い同士の方が目立たないでしょ」 それなら一層ウニョ代の隣の方が良いんじゃない? でも、もうあの子あっち座っちゃってる。

  • ミノ子の憂鬱14 ユノ×ミノ

    「ちょっと!ウニョ代!あれ秘書課の最強チャ美と総務のス保じゃない!」 思わずウニョ代の腕掴んじゃったわ。 「そう。私も総務になったから、結構話すの。呼んでもらったのよ」 狙った男は絶対に逃がさないって、有名よ。 最強チャ美なんか、身長186もあるのに、どんな背の男も必ず落とすって言うじゃない。 今まで彼氏に捨てられたことしかないウニョ代と今まで彼氏いたことない私が、あんな人達と話しが合うの? あの

  • ミノ子の憂鬱13 ユノ×ミノ

    「遅いじゃない」 「ごめんごめん」 って、私一回断ったんだけど。 「ちょっと、待って、ウニョ代。その服露出高くない?」 「そう?こんなもんよ」 「お持ち帰りなんてされたりしないでよ、男は女の肌に弱いんだから」 「いい男ならいいわ」 「やめなさいよ。あとで傷つくの女なんだから」 「それより今日すごいからミノ子驚くよ」 「なによ」 私が驚くのはユノ課長ぐらい。 絶対いないの分かってるし。 まあ、少しぐ

  • ミノ子の憂鬱12 ユノ×ミノ

    合コン断っちゃった。 私そういうの興味ないし。 ユノ課長もいるのに、そんな気になれない。 って、いないけど。 あの子も頑張るわね。 彼女欲しがってる男と話しても、楽しくないわ。 飢えてる男の目は野蛮。 でもユノ課長に飢えられたら、私…… ああっ! 荒ぶる! あ、フラペチーノ倒しちゃった。 せっかく、休日に遠出して買って来たのに。 ノートが汚れたわ、もう。 さ、書きましょう。 ん? またあの子からね

  • ミノ子の憂鬱11 ユノ×ミノ

    寝ないとダメだわ。 誰よ、一日くらい寝なくても大丈夫なんて言った人。 さっき、入力ミスして桁二つ違う数字打っちゃった。 あれ通ったら、会社倒産させるところだったわ。 ま、その前に係長に怒られて終わるんだけど。 あんなに念押されてたのに、私ったら。 ……あの子今日も休んでた。 体調不良って何なの。 思わずユノ課長に聞きたくなったわ。 来週末の飲み会で、私ユノ課長と話したりするのかしら。 今の私のユノ

  • ミノ子の憂鬱10 ユノ×ミノ

    こんな夜中まで考えてた。 ユノ課長とのきっかけ。 難しいのよ。 私、才能ないんだわ。 今日、受付の子休んでた。 思わずもう一人の受付の子に聞いちゃったわ。 体調不良ねえ。 夏バテかしら。 課長は元気そうだったから、課長絡みな感じはしなかった。 って私振り回され過ぎよ! もういいの。 リアルはいい。 リアルはもううんざり! 楽しい話の世界に浸るのよ。 きっかけなんて何でもいいわ。 入社式の日に窓から

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