• 花かるた 色は匂へ 「や」の3 矢車菊 夏

       北歐は矢車咲くや麥の中   山口青邨               季節の花300より               季節の花300より   ヤグルマギクの花言葉は、「繊細」「優美」「教育」「信頼」 花名の矢車菊(ヤグルマギク)は、5月5日の端午の節句が近づくと花を咲かせ、その姿がこいのぼりの先端につける矢車に似ていることにちなむといわれます。 なお、矢車草(ヤグルマソウ)と呼ばれた時期もありま

  • 花かるた 色は匂へ 「や」の2 灸花(やいとばな)夏

       湖の蘆にからまり灸花   松本朱花            季節の花300より        季節の花300より    花言葉は人嫌い、誤解を解きたい、意外性のある。 灸(やいと)とは”おきゅう”のこと。花の内側の茶色い部分を、お灸をした跡に見立てたことから。 別名、屁糞蔓 (へくそかずら)馬食わず(うまくわず))すごい名前だが、枝や葉をもむと悪臭があるからこの名前になったとのこと。匂いのため

  • 花かるた 色は匂へ 「く」の4 葛の花(くずのはな)秋

       雨晴や煙のこもる葛の花    嵐  竹           季節の花300より    限りなく流るゝ雲や葛の花   市川東子房               季節の花300より 松倉嵐竹(まつくららんちく)(生年不祥)本名松倉文左衛門。嵐蘭の弟。 松倉嵐蘭 (まつくら-らんらん)1647-1693 江戸時代前期の俳人。 正保(しょうほ)4年生まれ。肥前島原藩(長崎県)藩主松倉氏の支族。はじめ板

  • 花かるた色は匂へ 「く」の3 栗の花(夏)

    栗の花落ちて錆びたるごときかな   保田ゆり女         季節の花300より    栗の花こゝだ散り敷きわが住める   片岡奈王                季節の花300より  栗の花は遠くから眺めるのがいい。栗山に近づくと栗の花の匂いですぐ にわかる。独特の強い匂いだ。目立っているのは雄蕊で、めしべは普通雄 蕊の穂の下に3個ずつつきこれが毬になる。  落ちた実が石のようであることから、

  • 花かるた 色は匂へ 「く」の2 グラジオラス(夏)

    いけかへてグラヂオラスの眞赤かな   松 葉 女     季節の花300より  別名「唐菖蒲(とうしょうぶ)」。東洋にある菖蒲というところから。              季節の花300より 花言葉は「用心深い、楽しい思い出、たゆまぬ努力」「密会」「忘却」     「勝利」 花名のグラジオラスは、ラテン語の「gladius(剣)」を語源とし、葉の形が剣に似ていることにちなみます。古代ヨーッパでは、

  • 花かるた 色は匂へ 「の」の4 野菊 秋

         どこにでも坐りたくなる野菊晴   坂口夢塔         大空のあけつぴろげの野菊かな   依田秋葭                季節の花300より 花言葉は「思慮深い」(菊)「真実、元気」(小菊)「いつも愉快」(蛇の目菊)「私はあなたを愛する」(スプレー菊)「困難に耐える」(東雲菊)   作詞:石森延男、作曲:下総皖一 1 遠い山から吹いて来る 小寒い風にゆれながら けだかく清くに

  • 星の声

    冬銀河 縫い留めてゆく 管理人 消えてった 流れ星の 子を孕み シリウスに 埃を払い 望遠鏡 短夜に 違へる寝屋は 小宇宙 蛇使い 薔薇振りまきつ 蛇巻きぬ

  • 花かるた 色は匂へ 「の」の3 野蒜の花(のびるのはな)夏

       花つけて野蒜の先ややゝたわむ   す み 女           季節の花300より  ずっと以前、軽く茹で酢味噌で食べた記憶がある。味の方の記憶はない。それ1回きりだったようで、今なら焼酎に合うのではと思う。               季節の花300より 春に、球根の部分を生のまま味噌をつけて食べる。辛味あり。葉や茎も食べられる。「野に生える蒜」の意味。「蒜(ひる)」は、ネギやニンニクの

  • 花かるた 色は匂へ 「の」の2 鋸草(のこぎりそう)夏

       国境に鋸草などあはれなり   山口青邨           季節の花300より    花言葉は「真心を持って」「戦い」「治療」  地味で可憐な花が「国境」という言葉と重なるとあわれさを誘うのか。               季節の花300より   用途は広く、葉は歯痛、偏頭痛対策に使われる他、乾燥して粉にし、タバコの代用品にすることもあった。スウェーデン西部のダラカールリア地方では、ビールに

  • 花かるた 色は匂へ 「い」の5 茨の花(夏)

       花いばら故郷の路に似たるかな   蕪 村    道のべの低きにほひや茨の花    召 波            季節の花300より 花言葉は「素朴なかわいらしさ」(野茨の花)「無意識の美」(野茨の実)            季節の花300より  黒柳召波 (くろやなぎ-しょうは)与謝蕪村(よさ-ぶそん)に師事、江戸中期の俳人。名は清兵衛。別号,春泥,春泥舎。京都中立売猪熊に店を構えた町衆の子

  • 花かるた 色は匂へ 「い」の4岩煙草(夏)

       日の洩れのほとんどなしや岩たばこ   濱田波川    露天湯に花を映して岩煙草       濱田坡牛            季節の花300より  山野草についてとても詳しい先輩がいてその先輩を通して岩煙草のすばらしさに触れた。それをきっかけに鷺草やエビネ蘭について関心が広がり鑑賞を楽しんでいる。自分で育てようとは思わない。もっぱら他人の育てた作品を鑑賞している。     季節の花300より

  • 花かるた 色は匂へ 「い」の3 虎杖(いたどり)の花(夏)

       虎杖の花をこぼして雨強し   佐藤樣人            季節の花300より      季節の花300より(実) 若芽と茎は酸味があり食用になり、地下茎は薬用になる。 表皮から糸状のものを採るので「いとどり(糸取)」と呼ばれ、しだいに「いたどり」になった。漢字の「虎杖」は漢名で、「杖」は茎で、「虎」は若い芽にある紅紫色の斑点が虎のまだら模様の皮に似ているところから

  • 花かるた 色は匂へ 「い」の2 いちごのはな(春)

       花苺ひとこと妻と立話   池内友次郎               季節の花300より  苺の初物は、近くの和菓子屋さんの「苺大福」を食べることで味わうことになる。市内の「苺大福」をすべて味見して、近くの和菓子屋さんの「苺大福」が自分に一番合うことが分かって、それから何十年の付き合いである。  赤い実に点々とある「つぶつぶ」はイチゴの「たね」(「たね」というものは、ふつうは実の内側にあるが、イ

  • 花かるた 色は匂へ 「う」の3 鬱金の花(うこんのはな)秋

       朝露や鬱金畠の秋の風   凡  兆            季節の花300より 凡兆=芭蕉の門人、京都で医を業とし、去来と共に「猿蓑」を撰した。妻羽紅(うこう)も俳人。             季節の花300より 根や茎の部分が胃薬等に使われ、いわゆる「ウコン」と呼ばれる。食用、染料としても利用される。カレー粉を黄色くする際にもこのウコンが使われるらしい。

  • 花かるた 色は匂へ 「う」の2 卯の花 夏

       卯の花や水ゆたかなる八瀬の里   松尾いはほ               季節の花300より           花言葉は「謙虚」 髄(ずい。茎や根の中心にある部分)が空洞になっているので、「空ろ木(うつろぎ)」が変化して「空木」になった。 材質は硬く、腐りにくい。昔から、木くぎや、神事のときの杵などに使われた。           季節の花300より    卯の花をかざしに関の晴れ着かな 

  • 花かるた 色は匂へ 「む」の2 紫式部の實 秋

       その花は知らねど紫式部の實   松尾靜子               季節の花300より               季節の花300より   紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」(西暦1000年頃の人)にたとえた。また、紫色の実をびっしり つけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となってい

  • 花かるた 色は匂へ 「ら」の2 蘭 (秋)

      五年物十年物や蘭の鉢   保田白帆子   ランの花言葉、 美しい淑女、優雅      季節の花300より(胡蝶蘭)「華やかさ、厳粛な美しさ」      季節の花300より(パフィオペディルム)「責任感が強い、思慮深い」      季節の花300より(カトレア)「純粋な愛、品格の備わった優美さ、成熟した年配の人の魅力」  蘭の鉢植えを贈り物として頂くことが多いが3年過ぎるころから花を咲かせること

  • 花かるた 色は匂へ 「な」の5 南天の花(夏)

       南天の花のひそかに盛りなり   藤松游子               季節の花300より  ナンテンの花言葉は、私の愛は増すばかり」「良い家庭」 「私の愛は増すばかり」の花言葉は、初夏に白い花が咲いた後、その実が晩秋から初冬にかけて真っ赤に色づく姿に由来するともいわれます。  近頃一足先に鳥に食べられて正月の生け花にする時期には赤い実はゼロになってしまい、今では正月の生け花にはしていない。赤

  • 花かるた 色は匂へ 「な」の4 夏茱萸(なつぐみ)夏

       夏ぐみの甘酸つぱさに記憶あり   佐藤千須               季節の花300より  小学生の頃、家の2軒南隣の2歳年下の後輩の家の庭にグミの木があった。食べごろになるとおばちゃんから声が掛かりみんなして茱萸をもいで塩水で洗い食べた。              季節の花300より  茱萸のようなほっぺをした可愛い女の子が仲間に入ってにこにこしながら茱萸を食べては種をプッと飛ばしていた

  • 花かるた 色は匂へ 「な」の3 夏草(夏)

         夏草や兵共がゆめの跡    芭  蕉                 藤原氏三代の栄華も一場の夢と化している。義経の居館、奥州高館の跡を見て過去の戦果も栄華も、勝ち負けもすべては一炊の夢、人間の営みは空しく消えていく。  藤原氏は滅ぶべくして滅んだ。藤原泰衡が義経を殺し、その首をさしだす。それが頼朝出陣の口実になり、藤原氏の滅亡を早めた。                      「国破

1 2 3 4 5 ... 7