• 初期:同種移植入⑩~感染症~

    骨髄移植後の感染症は命に関わるとても重要な部分です。 「治療関連死」という危険性が出てくるのも、 この感染症から始まる事がほとんどだと先生は仰っていました。 【感染症について(総論)】 ヒトには細菌、ウィルス、真菌(カビ)などの病原体から身体を守る力、 “免疫力”が備わっています。免疫力には大きく分けて三つの階層があります。 ======================== 第3階層<獲得免役:T

  • 初期:同種移植入⑨~免疫抑制剤~

    今回は同種移植後に服薬する大切なお薬、 またその効果についてです。 【免役抑制剤】 同種移植後はドナー、レシピエントのTリンパ球を代表とする免役細胞の作用で下図に示すような反応が起こります。 ドナー細胞       患者さん(レシピエント)  ╶╶╶             ╶╶╶ ¦  ¦  ←拒絶=生着不全 ¦  ¦ ¦  ¦    →GVHD→   ¦  ¦ ¦  ¦ →GVL効果→  ¦ 

  • 初期:同種移植入⑧~説明書~

    移植時投与薬 前処置エンドキサンに続き、次のお薬です。 ~フルダラビン~ 生理食塩水に溶解して投与します。 一般的に副作用に頻度が少ない薬剤です。投与日に軽い吐き気、嘔吐が生じることがあります。 ~メルファラン~ 生理食塩水に溶解して一時間かけて投与します。 ①腎毒性 移植の際に使用する量は多いため、急性腎不全を起こす可能性があります。 十分な尿量を確保する必要があるため点滴・利尿剤を使い尿量確保

  • 初期:同種移植入院⑦~説明書~

    主人の通院しているのは、血液内科です。 頂いた移植の説明書より、よく読むように言われた部分の 記事です。 主人が自家移植だけではなく、同種移植をするよう勧められた 一番の理由は『長期寛解の維持が難しいため』と説明されました。 治療開始時、病気が発覚したときの数値が悪く、 病気の進行度 主人の診断数値です。 国際数値:ステージⅠ~Ⅲ→Ⅱ´ デュリンサルモン:ステージⅠ~Ⅲ・AとB→ⅢA となっていま

  • 初期:同種移植入院⑥~副作用~

    骨髄移植に伴う副作用・合併症・薬による副作用 ★移植に伴う副作用・合併症 骨髄では白血球、血小板、赤血球を作っています。 その骨髄を空にするための治療を行うのですから、それらが作られない事による体への影響(「骨髄抑制」といいます)が出てきます。それと同時に、使用する薬の副作用も出てくるのです。 「骨髄抑制による体への影響」 ・感染しやすくなる 体内に入ってきたばい菌(細菌・カビ・ウィルス)を攻撃す

  • 初期:同種移植入院⑤~移植説明~

    移植入院時に医師と看護師さんから 説明のあった項目と、その際のお話を☆ ①はじめに 骨髄移植とは、自分の骨髄を空の状態にして、そこへ血縁者または他人からもらった健康な骨髄液を入れる治療法です。 まず、骨髄を空にするための治療を行います。 この治療には様々な副作用が伴いますが、主として吐き気・粘膜障害による下痢や口内炎が強く出ます。それと同時に骨髄では本来造られるはずの白血球・血小板・赤血球が造られ

  • 初期:同種移植入院④~食事の事~

    移植をすることによって、 患者家族の立場から一番大変だったなぁと感じるのは 食事の管理だと思いました。 主人のイライラも大変でしたが・・・(ぼそり 治療中、治療後、食事の管理が長くありました。 大きくわけて二種類です。 ①無菌室管理=無菌室で食べられるもの 無菌室食が電子レンジで二分加熱された状態で運ばれてくる。 菌検査済み食品なので、すべて食べても構わない。 飲料水はペットボトルのみ可能。 ただ

  • 初期:同種移植入院③~移植当日~

    移植の治療内容、移植当日の記事を書く予定でしたが、 何が内容でってところが判断できないので 記録として残っているものをそのまま記事にします。 主人はドナー登録してから順調に骨髄提供をして下さる ドナー様と出逢う事ができました。 本当にコレばかりは縁だそうで、何年も待機してる方もいらっしゃるそうです。 治療のスケジュールや使用薬に関しては後日また画像にて アップ予定です。 移植前八日間程、抗がん剤治

  • 初期:同種移植入院②~検査等~

    今回の入院の大きな予定 ・大量の抗がん剤使用による癌細胞消滅治療 ・ドナー様より提供して頂いた骨髄移植 移植への準備に様々な検査や治療がありました。 まず初めに行ったのは ・心機能検査 ・呼吸器機能検査 ・造影剤を使用するCT検査 ・レントゲン ・血液検査 いくつもの説明と同意書へのサインがあります。 まだそこまで体調も悪くなっていないので、 イライラもせずに対応してくれていた主人。 翌日からも大

  • 初期:同種移植入院①~費用の事~

    治療記事、前記の退院後ひと月もせずに 同種移植入院です。 今回は三か月間の入院予定だったので とても長く感じました。 オマケに成功率三割って聞いていたので かなり身構えていました。 自家移植に比べ同種移植は 移植関連死の確立や、 二次感染の危険度も高く 生死に関わる治療であったので ピリピリしてました、みんな。 移植をする!と決めたのは主人自身なので 私の役目は治療による不安とサポートに徹する事。