• 「質的転換」が必要なのは、まず先生たちでは?

    文部科学省は、年度末に小中学校次期学習指導要領を告示した。 そこでは、激動する社会の中で、生き抜く資質・能力を育てるために「学びの質的転換」を図る。「主体的・対話的で深い学び/アクティブラーニング」を実現するとある。現行の内容を維持し、スクラップなしのビルド・ビルドだとか。 当塾も、アクティブラーニングの実践を追及してきた。質以前に講師2~3名で8~10名演習が限界に近い。実感だ。 現状の中学教員

  • 入学式の情景 日本の姿

    日本の最高学府、東京大学の学長が目指すべき人材像を以下に挙げた。 1.自ら原理に立ち戻って考える力 2.忍耐強く考え続ける力 3.自ら新しい発想を追及する力 同時に、客観的な事実が軽んじられる昨今の風潮を厳しく批判し、言葉の大切さを説いた。  さすが、最高学府の学長挨拶だ。 早稲田大学の総長は、「人工知能や国際情勢に触れ、急速かつ大規模に産業・社会構造が変化している」と指摘。果敢に問題解決に努め、

  • 島国日本 これからどうする?

    アマゾンが当日配送撤退か? ヤマト運輸が人手不足で取引見直しのためだとか。 移民政策を棚上げし、人口減少高齢社会を迎える島国が、私たちの日本だ。 人工知能やロボットの発展を座して待つしかないのか? 以前、このブログで紹介したイスラエル。自動車運転に必要な画像処理の専門会社「モービルアイ」を、米国半導体大手インテルが1兆7千億円で買収したとか。 同国は、先端技術のベンチャー企業の巣窟だ。スタートアッ

  • アジアのリーダーは? やはり中国

    私は学生時代、中国の歴史に畏敬の念を持っていた。しかし、現実の中国人との仕事を通じて感じたものは別種の感覚だった。 アメリカ人と似ている。自己正当化がすごい。 中国最大のSNSでは、加入者が9億人。スマホ金融決済総額は、アメリカの50倍の600兆円まで膨らんでいる。このことも中国人民の特性を現している。 日本や欧州が持つ雰囲気とは違った、自己(家族)中心で激烈な変革への情念だ。 21世紀世界のエン

  • 18歳までは失敗させません。東大理Ⅲ合格

     子供を全員東京大学理科3類(医学部)に合格させたお母さんが豪語していました。 理Ⅲといえば、偏差値的には「神」の領域といわれています。私には実感がありません。 女の子の場合、お風呂も一緒に入り、業務用ドライヤーで髪を乾かし、タイムキ-パ-で時間を管理したとか。気に入った先生の夏期講習に娘が行きたがったのを辞めさせ、母自ら自宅で過去問に取り組ませたとか。東京大学の過去問と取り組むほうが、授業を板書

  • 日本の科学力失速!  英ネイチャー誌

    90年代に日本を評価していた英科学誌の論調が一転したとの報道。ショック(やはりそうだったのか)、激しい国際間競争に埋没していくようだ。 各国が研究投資を拡大する中、2001年以降唯一日本のみ横ばいが続いている。大学のポストも硬直化し、予算も絞られ、短期雇用の嘱託研究員が多数を占めている。 従来強かった材料や工学の論文発表も減少しており、日本人ノーベル賞受賞者も危機感を表明している。国家として科学技

  • ロボットの可能性 広がるばかり

    最近の新聞記事には、毎日のようにロボット・人工知能が掲載されている。無い日はない。そこでは、意外な側面も見れて興味深い。 「スタップ細胞はあります。」で有名な生命科学の現場。実は国際的にも、論文発表された実験結果の1~3割しか再現できていない。そうした実情が、創薬開発の足を引っ張っており、不正の温床にもなっているとか。ビックリだ。報道されていなかった。 試薬の微妙な調合や容器の取り扱い、はては裏技

  • 前橋地裁判決を評価 ! 原発事故の責任認定

    18都道府県約1万2千人が争う集団訴訟の初判断が下された。従来国の政策として、一歩引いた形の判決が多かった裁判所から、踏み込んだ判決が出た。 原道子裁判長に敬意を表したい。 地震国日本の原子力発電事業を推進するうえで、東京電力は津波を予見できた。国は放置された対策の規制権限を行使すべきだった。などの骨子だ。 裁判員制度が導入され、一審で刑罰が重く評価されたのを、二審で従来通りの判例に戻す事例が続い

  • 人工知能AIと人間の生き方

    30年ほど前、漠然と語学を身につけなくてはと思っていた時。 ロンドン留学から帰ってきた先輩が曰く、「大丈夫だよ。お前が働き盛りのころは自動翻訳機が出来ている。英語なんて必要なくなるよ。」 この言葉を真に受けた私がバカだった。 しかし、生体認証は本格的な場面を迎えつつある。(だからと言って語学能力は必要) 銀行は、駅前店舗を持たなくなる。生体認証によるセキュリティーと決済機能は、金融サービスを変質さ

  • 日本 高校生だけが受け身なの? 米・中・韓

    国立青少年教育振興機構が昨年9-11月4か国の高校生8,000人に聞いたとか。 「教わったこと以外の方法で問題を解いてみる」の質問に、yesはアメリカが45.8%次いで中国・韓国。日本は7.5%と断トツの最下位。 逆に、「授業中きちんとノートをとる」79.4%で、日本は最高位。 「グループワークで積極的に進める」で日本は最低だった。 「試験前にまとめて勉強する」は、あの韓国を抜いてトップとか。 座

  • 年度末の情景 センチメンタルかな

    年度末ともなると、修了証書を抱えて去っていく子や受験準備で離れていく子が出てきます。新たに迎える子供達と送る子たちとの交差の場となるわけです。 カリキュラムの改定や進級手続きとザワザワ感はいなめません。 3~5年程度通う子供が多い当塾としては、送る際、初めて迎えた時の面影を追うことがあります。上級学年に臨み、積極的に好奇心の赴くまま学んでいってくれたらと願うのみです。当塾で体験し得たものを、将来ま

  • 科学技術と地方創生 岡山理科大やるじゃない

    岡山理科大学と新見市とワイン製造販売企業が、連携して「ワイン発酵科学センター」や「ブドウ栽培実験場」を運営するとのこと。 多くのワイン醸造家を輩出すると思うと、我がことのように喜ばしい。 瀬戸内は、日本の地中海。すばらしいアイデアだと思う。 南欧の事業主は、自身のワイナリーを持つと一流との評価が伴うとか。文化でもある。 先日、岡山大学光合成研究部門が、光合成による水の分解のメカニズムを解明したとの

  • 子供の伸びしろ あるんだな これが。

    昨日に続いて、本日は日曜理科研究室です。 午前中は、マスターⅠコースの濃野博士の時間です。 細胞の分化・再生がテーマでした。 幹細胞の再生からips細胞の話しへ、どんどん講義は進みます。 濃野博士の大学生レベルの教示に、こどもたちが自分の近くの事例を基に呼応するのを聞いていると、ついていけず、取り残された感じを覚えました。 良く瞬間的に呼応できるなと。 ロボットの高橋智隆先生が、常々発言するように

  • 日本の教育のありかた ガラパゴス化してる?

    今日は(土曜日)プログラミング教室の説明会でした。 朝一番,ロボット教室の体験授業が3名あって、10時30分からのスタートでした。 8世帯 親子15名が参加。 「なぜ今プログラミングなのか」のプレゼンンを1時間。熱心に聴講いただきました。 英国に続き、昨年フィンランドも義務教育化された。PISA型先進国は、小学一年生で学校からアカウントを配布され、メールアドレスを持ち情報リテラシーの教育が始まって

  • 今も昔も変わらない 「哀しみ」

    日本の大学受験の在り方が変われば、社会で受け入れる会社側も喜ぶし、送り出す中学・高校も実質的なあり方に集中できるのかもしれない。しかし。 私の予備校時代、大学から西洋史学科の教授が世界史の講義に来ていた。とても楽しかった。日本の大学で西洋史学科を持つところは限られた。古代オリエントも逸話も含め、物語であった。聞き入っていると。 突然、ある男の受講生が発言した。「先生、受験に直接関連した話に限定して

  • アメリカが支配している僕たちの日常生活

    米本国では、大統領が執務室を金ぴかに飾って、アメリカ製品を買えとか言ってますが、これは仮の姿です。本当のアメリカは別のところにあります。 塾を運営すると買い物が日常です。 まず本。むちゃくちゃ買います。昨年は300冊以上を買ってます。リストをもって、古書店から一般店まで岡山の書店を探し回りました。即座にあきらめました。無理です。在庫なんてありません。家に帰ってAmazonです。即完了。近くのコンビ

  • こどものプログラミング教育に関して

    世界で学童期のプログラミング教育が関心を集めている、日本でも2020年から義務教育の指導要領に追加される。この欄でイスラエルの事例を紹介したように、日本は世界に一周半ほど遅れている。 現在国内に初等期プログラミング教育の専門家はいない。心あるSEとか情報系のエンジニアが取り組んでいる。しかし、共通して懸念されることは、コーディングの専門家から見た教育論が多すぎることだ。コードロジックと教育の発達段

  • 「名こそ惜しけれ」その2

    著書『この国のかたち』で,近代日本の国家的発展を支えた精神構造のルーツを坂東武者に求めたのは司馬遼太郎だった。彼は、「はずかしいことをするな」という坂東武者の精神は日本の非貴族階級につよい影響をあたえ、一部のすがすがしい日本人の中で今も生きていると指摘した。 事実、明治維新以降、欧米列強のアジア植民地化は熾烈を極めた。脆弱な国家体制の日本を救ったのは、郷士や下級武士だった階層の滅私奉公であった。彼

  • ヒューマンロボット岡山中央教室 スコラこども塾

     この1月で、当塾ロボット教室は5年目を迎える。2013年1月7名の生徒と始めた時は、岡山県下唯一のhumanロボット教室であった。今でも、津山や和気や高梁などから多くの生徒が通ってくる。  この間、修了者も送り出してきた。講師も経験を重ね、ロボット・プログラミングで専任講師は6名に上る。中には転校などで不安定になった子や様々な生徒が集まってきたが、唯一ロボット製作が好きなことが共通していれば、お

  • 社会に出て役立つ能力 育成しましょう

    IQや偏差値は見える力です。これが必ずしも社会人としての基礎指数にならないという事実があります。特に、価値が乱立し、多様化した国際社会では顕著に出ます。この見えない能力が「非認知能力」として問われ始めています。 ヘックマンの著書など最近の教育論を読むと、IQよりもむしろ、この非認知能力が社会的成功に結びつきやすく、また、幼児期のしつけ、就学前教育に質のよい介入をすることが、この非認知能力を高めると

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