• 「おバカさん」遠藤周作 角川文庫

    この小説のモデルは、アウシュヴィッツの強制収容所で、自ら、ある男の身代わりになって、獄死したコルベ神父だとされています。一般社会では、愚図で愚鈍な男という烙印を押されていたこの神父は、遠藤周作の心を強く揺さぶり、この小説の得難いモチーフとなりました。まるで、敬虔なカトリック作家遠藤周作と人を笑わせることを生きがいとする狐狸庵山人とがない交ぜになったような小説ですが、読後、強い印象を残さずにはいない

  • かべのこ 17

    『さあ!全てを忘れて!魔法の国を一緒に滅ぼしましょう!』 母は真っ直ぐブレることなく宣言する! その声には迷いもなく・・・ 「オカ・・アサ・ン」 リゼと母の蜜月はとても短く、それはとっても壊れやすくて・・・ 「リゼ、ここにいる者達は皆、魔法の国で生贄になったものなのよ」 「辛く、エグく、グロい、地獄を見てきた者達」 「この漆黒の穴は呪われしものの穴。全ては魔法の国を闇に葬るための復讐の穴なのですよ

  • 蜜のあわれ

    蜜のあわれ   室生犀星  青空文庫         初出1959年「新潮」 会話だけで物語が進んでゆく不思議な世界。 思わず吹き出すようなユーモアも、無邪気なエロティシズムもあって おもしろいのだか、淡々としているのだか。 よくわからないために、あらすじを章ごとに書いていってみる。 一、あたいは殺されない 金魚の一人称は「あたい」、生まれて3年。 「あたい」が話しかけるのは「おじさま」 「おじさ

  • かべのこ16

    『・・・リゼ』 黒い化物は確かに私の名前を呼んだ。 「おい!」でも「貴様!」でも「お前!」でも「かべのこ!」でもなく私の名前を・・・ その一言はリゼのずっと求めていた言葉。 誰も自分を認めてくれなかった。「かべのこ」という偽物で偽られてきた。 「オカ・・・アサン」 リゼは自然と化物に母の名前を呼んだ。 幼き頃の母とは似ても似つかぬ姿…だけど私の名前を呼んでくれた暖かさにリゼは昔の母の温もりを感じた

  • 不要キャラ抹殺者、ケシケシくん!(あだ名、ケッシーくん!)

    ネコのような顔をしたケシケシくんが自分が気に食わないと思ったキャラクターを次々と襲って消していく。ちょっとホラーちっくな作品にしてみました。 イラストの遊園地にきた幸せそうな親子連れは、ケシケシくんの餌食にまんまとかかってしまって視線ビームで金縛りにされてしまって、お父さんらしき人の足がケシケシくんの持つ消しゴム(ケッシー)で消されかかっています。 幸せな表情から恐怖の表情に変わってしまった親子を

  • かべのこ 15

    ・・・私の壊したいもの 「ワ・・タシ・ハ・・・」 私は魔法の国が・・・ 憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い! 心の中で黒くドロッとした感情が湧き出してくる! 真

  • 白い包帯とまだら模様の血!

    小説「七色の星を探して!」の挿絵ように描いたものです。 フーセンパンダ 「そろそろ包帯替えましょう!\(^o^)/」 まりのボールになりながらフーセンパンダは怪我をした郁英とは対照的にご機嫌です。  ☆おはようございます。今日は名古屋も10度と日中、少しあたたかい気温に落ち着きそうです。明日雨だって情報を聞いたけどあまり冷えないでほしいな。今日も、1日、よろしくお願いいたします。

  • カメレオンの主食!

    小説「七色の星を探して!」の挿絵用に描いたものです。夏休みの郁英(いくえい)少年と夏の昆虫たち。どこかの家で飼われていたと思われる逃げてきたカメレオンが虫かごの昆虫たちを狙っています。うっかり虫かごを開けて逃がしてしまった自転車の前かごにいるフーセンパンダは空気が読めず涼しそうな顔です。  ☆おはおうございます。朝から名古屋は寒いですが、お日さまが元気に顔を出しています。風がすごく冷たいけど、久し

  • かべのこ 14

    「あなたが壊したいのは私じゃないでしょ」 黒い化物の言葉がリゼの脳裏に突き刺さる! 「ワ・・タシハ・・」 「・・・・・」 言葉が出て来ない、化物は私に記憶を呼び戻しただけ。私を苦しめて、痛めつけて、傷つけたのは・・・ この穴の外の煌びやかな外の世界。 穴の外の魔法の国。 「ウアッ!」 リゼは心を締め付けられる! 辛い日々を思い出す!奴隷として生きた日々、苦しかった日々、裏切られ希望なんてなかった日

  • 奏でるコーラスとうなぎのハーモニー!

    「七色の星を探して!」のあきらです。コブラではなくうなぎのつぼバージョンで描いてみました。水しぶきがひやこいですね。(*^_^*)  ☆おはようございます。名古屋は朝から曇り空ですが、風はないもようです。これから、広告配りの仕事なので、日中なんとか日がさしてほしいです。 今日も、1日、よろしくお願いいたします。

  • マジックミラー!

    オリジナル小説「七色の星を探して!」の挿絵用に描いたものです。金魚の巨大水槽の前にいる暁(あきら)14才、中学2年とパンダたち。トリック仕掛けのせいか、暁たちの顔がたくさんに見えたりのびたりうつる不思議な鏡の水槽のようです。  ☆おはようございます。昨日に続いて名古屋は強風が氷のように冷たいです。自転車で走っていたら、ほっぺたや耳がいたくなったりして。耳当ては恥ずかしいかんじがするけど必須です。(

  • かべのこ13

    「ウワアァアァァー!!!」 絶叫を叫びながらリゼは黒い化物に襲い掛かろうとする!・・・しかし ガシャン!ガシャン! 足枷に着いた重りのせいで今の場所から動くことが出来ない。 キッと化物を睨みつけるリゼ。 その瞳はドス黒く殺意に満ちていた。 「オ・・マエ・ノ・・セイダ」 「オマエガ・・オモイ・ダ・サセルカ・・・ラ」 片言な喋り方で化物に訴える、言語を思い出したリゼだったが、ちゃんと喋れないのは幼き頃

  • メリークリスマス&HAPPYNEWEAR!

    版画絵をアメリカ用の年賀状風に描いてみました。アメリカではクリスマスとお正月を同時に行うと聞いた事があって・・・。イラストはガラスケースのゆきダルマの中の下でこたつに入っている子供や猫や小鳥たち。外ではクリスマスの妖精たちがバケツいっぱいのお菓子を。ゆきダルマの頭にかぶせたひとつのバケツからモミの木にクリスマスツリーのようにこぼれおちてゆきます。皆さま良いお年を!本年もよろしくお願いいたします。♡

  • 卍(まんじ)

    卍(まんじ)   谷崎潤一郎  新潮文庫          1924-1930 「改造」断続的連載 最初の一文を読むと、美しい関西弁の語り口で、 思わず「ああ」と、うれしいような声が漏れた。 谷崎潤一郎の「細雪」にほれぼれし、音読したいほどに好きだから。 本作も時代設定こそ違え、細雪と同じ美しい関西の言葉で しかも一人称の語りで書かれているから、 もうそれだけで、一音も逃すまいと読み進んでいった。

  • かべのこ 12

    「ウォゥえっ!!」 「うぉっえええぇぇっ!!」 嗚咽と涙が止まらない! 一気に封じ込めてた記憶が、かべのこの脳に叩き込まれていく! 私の名前はリゼ! 私は生贄に選ばれた! 私は父に見捨てられた! 私は母を殺された! 私は母を父に殺された! 記憶が蘇ることによって知らされた真実! そして、知りたくなかった真実も現実のものとなっていく! 私を牢屋で囲っていたあの男は… …オトウサン 私は父親に母を殺さ

  • クリスマス&ケーキ型UFO!

    季節外れですが、鉛筆と版画を混ぜ合わせて、宇宙のクリスマスをテーマにUFO型ケーキを描いてみました。チョコ菓子や砂糖菓子の真ん中にいる子ねこのショコラの心のリズムに合わせて弾けるように飛んでいます。夢か現実かお菓子好きで食いしん坊のショコラにはたまらなく素敵なクリスマスプレゼントのようですが、虫歯にならないようにちゃんと満腹で眠る前に歯を磨かないとね!ショコラにも皆様にも素敵なクリスマスであります

  • かべのこ 11

    昔、あるところに平和な魔法の国がありました。 魔法の国ではみんな生まれた時に魔法を1つ授かります。その魔法を使ってみんなで協力しながら暮らしているのです。 ある日魔法の国に女の子が生まれました。 女の子の名前は「リゼ」 リゼは、お父さんとお母さんに愛情に包まれながら育っていきました。 しかしリゼは、ある日を境に魔法の国で忌み嫌われてしまうのです。 その理由は魔法。 リゼの魔法はこの国では役に立ちま

  • かべのこ 10

    「・・・・」 「・・・・んっ」 気を失っていたのだろうか? 横たわっていた身体を起こして目を覚ましたかべのこ。 一体何が起こったのか? いきなり黒い穴から黒い腕が伸びてきて自分の腕を掴んだ。そして穴の中へ引きずり込んだ。 周りの状況を確認する為にキョロキョロと辺りを見回す。 (・・・黒い) かべのこの周りの景色は全てが黒かった。 暗いなどではなく黒。全てを飲み込むような漆黒。 まるで暗闇の箱に閉じ

  • かべのこ 9

    カシャン! 突然かべのこの足元に冷たい旋律が走る! …チャリ…チャリ 男は重りの付いた足枷をかべのこに付ける。 手枷に足枷を付けられたかべのこは、まさに奴隷の姿になった。 「壁を使って穴をふさげ!」 男はかべのこに命令する。 かべのこの前には空間に浮かんだ黒い穴が悠然と口を開いている。 「はやくしろ!!」 男はきつい口調でかべのこに命令する! 王様からの命令ということもあるが、魔法の国はこの穴から

  • 暗黒の魔術師!(ブラックピエロの怪!④)閲覧注意!

    ハロウィン事件。ブラックピエロの続きのパート4のラストです。ハロウィンで捕らわれた子供たちの人肉の大量の詰め合わせです。パンプキンのランタンも限界のせいか顔中から勢いよく血しぶきを吐き出しています。 四方八方、てんじょうやゆかに飛び散った生温かくも生臭い匂いを放つ、独特な液体の血の雨がふるよ~。 苦手な方は閲覧をご控えください。  ☆おはようございます。今日の名古屋は朝から雨が降っていますが、お昼

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