• あめそゝぐ

    雨の早朝は 雨音だけでなく 街を行き交う車の音がよく響き 夢と現の狭間の私の意識をも揺する 今朝の雨は 雨音は いつか聴いた雨音みたいに 妙に私にまとわりついて 懐かしい土と草の香(か)を いつも何処かで感じていたい 私の心に しとしと しとしと しとしと 染み入るように 慈しみ垂れ 天(あめ)そゝぐ