• 夢見た大人

    小さい時いつまでも子ども扱いされるのが嫌で 早く大人になりたいと思っていた。 自分でなんでもやりたくなった。 自分はもう大人なんだって。 何度目の四季を巡り おもちゃのコインは硬貨に変わり ペダルをついた車はガソリンを飲む物へと変わった。 よだれかけはレストランのナプキンに。 そして 大きかった親の背中が 小さく見えた。 ようやく大人になれた。 けど 電車に揺られ たくさんの書類をまとめる日々。