• 原発・正力・CIA 有馬哲夫

    おすすめ度★☆☆☆ 寸評  読売新聞中興の祖であり日本テレビ初代社長、正力松太郎の野望を暴いた書です。読み辛い。 特徴  正力は自らの通信事業拡大のためにメディアを大いに使って、アメリカによる日本への原発導入を推進しました。CIA文書を頻繁に引用しながら彼のアメリカへの政治工作を明らかにしています。 良かった点  引用が頻繁なので正確性があります。(CIA文書自体がうさんくさいと言われてしまえばそ

  • 上海 多国籍都市の百年 榎本泰子

    おすすめ度★☆☆☆ 寸評  上海の近代史です。解説は1840年のアヘン戦争から1951年の共産党による上海統治までです。専門的に上海のみを知りたい方に合っています。 特徴  上海には様々な国籍の人々が租界(外国人居住区と思っていただければだいたい合っています。)での経済活動を行っていました。それらの租界を人種別に解説するのが本書のメインです。章立てされている人々は、イギリス人、アメリカ人、ロシア人

  • 北方領土問題 岩下明裕

    おすすめ度★★★☆ 寸評  北方領土問題の解決策を提示した新書。前半部は読みづらい。後半部は優れています。 特徴  同著の主張は二島(色丹・歯舞)+αで決着しようというものです。前半部は露中の国境問題解決の過程を書き、後半は過去の日露の交渉を書いています。 良い点  必ずしも国民全員が四島返還を望んでいるわけではないことを提示している点です。 利害関係のない国民は漠然と四島返還を主張します。しかし