• 未来旅行 夢心地な後部座席

    ゆっくりと絵葉書と栞を選んでからクルマへと乗り込んだ。 後部座席の二人は興奮が冷め止まないようだ。 私がどうでしたか?・・・などと野暮な質問などする間もなく もう二人は友達のような母娘のようであった。 陽菜「もうこんなに素晴らしい場所へ連れて来てくださってありがとうございます。」 M「案内して頂いたからこそ来れました〜!本当に感謝します。」 二人はそれは楽しそうに話を弾ませていた。 実はこのあとの

  • 未来旅行 時間よ止まれ

    ゆったりとした気持ちの中、桃山の中腹をまた行ったり来たりしながら写真を撮っていた。 今度は私が彼女達を追い越し前を歩いた。 私は一人、五年前に美緒子さんと二人で訪れた時の事を思い出していた。 奇跡的に雨が上がり薄っすらとした青空の下、二人で喜びを噛み締め合いながら歩いたことを・・・。 二人で感動しながら同じ景色をずっと眺めては、今度はお互いを見つめ合い・・・同じ繰り返しを何度も何度もした事を・・。