• フミオ

    私のおばあちゃんの。 長男フミオは。 戦時中に。 亡くなったそうです。 お喋りすることも。 歩くこともなく。 わずか1歳で。 この世を去りました。 診せる医者など。 いなかった時代です。 『戦争』は私たちに。 何を与えてくれたのでしょう。 今日のように。 夏の暑い日に。 フミオはこの世を去りました。 為す術もなく。 みるみる腐り果てていく我が子に。 何を思ったのでしょう。 別れを惜しむ間もなく。