• 「漢の武帝」吉川幸次郎 岩波新書

    一読して、その明快で、流麗な文章が目を引きます。漢の武帝の時代は中国の歴史の最初の大転換期にあたります。はじめて儒学を定立し、その後、二千年に渡り引き継がれた経学、文学、史学を発足させました。有名な歴史家の司馬遷も武帝の時代の人です。つい最近の民国革命に至るまで、中国のお国柄となる中核の性格を形作った人です。独裁君主でしたが、闊達で、進取の気性に富んだ、積極的な武帝の性格は、本書の中で生き生きと描

  • 「平家物語」梶原正昭・山下宏明校注 岩波文庫

    軍記物の一大叙事物語です。平氏の絶頂から没落までを具に描き、つはものたちの躍動感に満ちた言行を簡潔な和漢混交文で活写します。木曽義仲の最期などは、真に武人らしい最期で、芭蕉が惚れ込んだものです。時代の意匠であった仏教思想は、手玉に取られているようで少しも抹香臭さを感じさせません。男らしい人間臭さが、紙背から滲み出てくるような雄渾な闊達さです。平家の人々は、誰はばかることなく、よく笑いよく泣きます。

  • 会津藩降伏の日

    明治元年(1868年)11月06日(旧暦09月22日)、薩長のクーデターにより朝敵とされ、徳川幕府への遺恨を全て被った会津藩が一ヶ月の篭城の末に無念の降伏となった日である。会津藩は幕末に於いて強靭を誇る雄藩であったが、敗戦の要因として幾つか思うに、古い体制への拘りと長い京都守護職という役目に国費を費やし、武器等の洋式化・近代化への遅れがあったと思う。 「会津藩降伏図」 中央の裃姿が容保公、右は薩摩

  • 漢方サンシシ山梔子 クチナシのことかぁ

    処方箋にはカタカナでサンシシと書かれているので 何だろうと調べたら、山梔子 くちなしのことですって それなら、これもあっちこっちで見られる木ではないですか 近くを通るだけで、甘い香りがただよう花です 実は、乾燥させて、漬物を漬けるときや、栗を煮る時等に使うのだと、 確か、お義姉さんが言っていた。 漢方薬になるのは、この実がもっと熟してからだろうか? この中に種が入っていて、その種を乾かすのだろうか

  • 戦いの地

    今日、夏の終わりを感じながら 小牧山城に行ってきました。 私は全く歴史の知識がないのですが 連れは歴史の説明を一生懸命してくれました。 しかし、私の耳にはツクツクボウシの鳴き声ばかりが残り… いまいち理解できないまま、 ただ夏の終わりの軽い山登りを楽しんで来ました。 本当はヒグラシの声が聞けるかもと期待していたのですが、 今日は聞くことができませんでした。 いないのかなぁ? それはそうと、 歴史は

  • 清州へ歴史サイクリング

    先日清須市にある 清須城 貝塚資料館に行ったので 紹介します 尾張星の宮駅に寄り道 城北線  の駅である 城北線は利用者数が非常に少ない あと架線がない ディーゼルであると思う 駅の利用者はここまで自転車で来るようです 時刻表です 1時間に1本が基本 ラッシュ時は1本~3本 とな感じです ホームに行こうとしたのですが このようなことなので 仕方がないですが ご用件はないので・・・( 一一) ここは

  • 祇園祭 山鉾巡行 前祭(さきのまつり)

    今日は祇園祭のクライマックスである山鉾巡行だ。 前祭は23基の山と鉾が午前9時に四条烏山を出発し、四条堺町でくじ改め(巡行の順序を確認する儀式)の後、河原町通から御池通へ進む。 交差点で方向を変える「辻廻し」は見ごたえがあると聞き、私たちは10時50分頃に京都市役所前に到着した。 もう既に山鉾は進んでおり、人だかりができている。 少しずつできる隙間に入って行きシャッターチャンスを待つことにする。

  • 祇園祭 宵山

    京都駅でムスメと合流し、四条烏山へ。 日本の三大祭のひとつ、祇園祭。 有名なお祭りでありながらも、1ヶ月にわたるお祭りだとは全く知らなかった。 今日は宵山(よいやま) 祇園祭の中で最も賑わう日だ。 それぞれの山鉾の御神体や懸装品などが一般の人たちに披露される。 とにかく暑い! 人出を見込んで、日傘を持参するのをやめた。 日焼け止めを塗って、もらった団扇で影を作る作戦だ。 しかし暑さが和らぐわけでは

  • 岸信介からの未来予測  2017/07/02

    調べ学習をしました。手書きの書類の画像が先で、以下の文章が、それに続きます。特定の個人(最高レベルの受験生)に向けて書いたもので、大人向けではありませんが、頑張ったので読んでみてください。ただし、他の投稿に比べ、著しく長いことをご了承ください。宜しくお願いいたします。 3.考察 (1) 「悲惨な戦争を経験し、唯一の原爆被爆国であるにもかかわらず、再び戦争をしようとするのは間違っている」というのは、

  • 大沼郡金山町 鮭立の磨崖仏

    大沼郡金山町の山入地区、県道布沢横田線沿いの集落裏山に江戸時代中期に掘られた鮭立の磨崖仏(さけだちのまがいぶつ)がある。磨崖仏とは「此方」を参照。 洞窟は保全のため覆屋となっている。詳しくは案内板をご覧頂くとして、多くの修験者が数十年かけて五穀豊穣、病苦退散を祈って彫られたものだ。 前面幅約5m、高さ2m、奥行き1.5m程度の洞窟には51体の仏像が壁面に彫刻されている。この画像では見えないが、向か

  • 世界史リブレット98 遊牧国家の誕生 林俊雄

    おすすめ度★★☆☆ 寸評  遊牧民の概要を書いた本。「天山山脈、ドナウ川」などの地名を見てすぐにどこか分かる人向き。 特徴  薄いですが専門的で分かりづらく読みづらい。 良かった点  遊牧国家のことを知りたければこの1冊である程度分かります。漢文史料とギリシャ史料の両方から考察しているところが良い。 悪かった点  専門的に学習している人でなければわからないような地名の連続で頭に入ってこない。 総評

  • 各務原航空宇宙博物館での「飛燕」見学と鈴鹿スカイライン

    皆様、ご無沙汰しております。 今週は梅雨の前の晴れ間ということで、「各務原航空宇宙博物館」で飛燕の実物が公開されているとの事で見てきました。 今回のルートです。 現在、「各務原航空宇宙博物館」改築中で来年の3月には新たにオープンするそうです。 その間に、限られたスペースで企画展のような状態で「飛燕」が公開されていました。 私は、昔からこういった太平洋戦争戦争や第二次大戦時の航空機や戦車などを好む、

  • ストックホルム旅行記②

    ストックホルムは小島の集合体みたいな街で、 湖や入り江が至る所にあります。 その中の一つ、ガムラスタンにはロイヤルパレスがあります。 この写真は市街からガムラスタンに渡る橋の上から ロイヤルパレスに向かって撮ったものです。 何百年かの間、この景色に対しこの王国の人々が何を感じてきたのか。気になるところです。

  • つかの間の主役     2017/5/20

    アメリカの人口のうち、白人以外の割合は、20世紀初頭から増加傾向にある。20、21世紀を歴史的に見ると、「南北アメリカ大陸に住む人々は、変動し続け、ヨーロッパ大陸からの人種が支配していた時もあった」ということになるかもしれない。 多摩川レベルの川の土手を見ていると、単一植物が優勢を誇る状態が、植物を変えながら続いている。二十日大根、タンポポ、バッタが好きそうなイネ科植物、ススキなどだ。このような同

  • 国立歴史民俗博物館

    今、同時に行われているイベントはコレ! コレは、どうなんだろう? 私は妖怪や物の怪は好きだが、見世物は好みではないのでノーコメント。 今月の20日まで人間ポンプ芸の上映会をやっているそうだ。 ご興味のあるかたはどうぞ。 いよいよ閉館時間が迫ってきた。 お土産を買わねばとショップまで走る! 皆さん考えることは同じなのね、広い館内に分散してたから気にならなかったけど、閉館前はショップに集合www はに

  • 紫けぶる 古刹の庭園

    ■芽吹く緑の光もやわらかく、静寂に包まれた空気が神聖さを漂わせる鎮守の森。  早朝6時半からやってまいりました、ここは越谷の名刹・久伊豆神社です。 藤まつりでございます。         http://www.hisaizujinja.jp/about.php                    早朝から久伊豆神社に来た理由は、落ち着いて藤の花が見たい・そして写真を撮りたい!からです。 屋台が出

  • 宇喜多の捨て嫁読了

    木下 昌輝著『宇喜多の捨て嫁』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 高校生直木賞なる聞きなれない賞に選ばれたらしい本作。 高校生直木賞に関しては各自で調べていただきたい。 表題作を含む6編の短編からなる本作だが、全て宇喜多家にまつわる物語である、それぞれが密接にリンクしているので長編と捉えることも不可能ではない。 どの短編にも派手な合戦描写はありません。胸のすくような

  • 春の寄り道 ②

            入り口に回ればこんなに大きな枝垂れ桜があるんですよ~~\(^o^)/ いやいや、ちょうど見頃でした~~!! ヤエベニシダレ、満開でした~~!! 青い空に映える、この薄桃色のなんて見事な事!! 東南アジア系の観光客の方が歓声を上げながら何枚も写真を撮っていらっしゃいました。 こういうタイミングで旅行できて良かったですよね! こんなに美しい日本を見てもらって、ワタクシもとても誇らしい気

  • リアリティ

    ポエムブログを始めて3ヶ月。 もう一年近くやってる感覚ですが、やみくもに始めましたがお陰様で、ブログが何たるかようやく何となく分かってきました。 現在別に、自分のHP作成を始めました。 ブログと違って構成やら何やら必要なので完成、公開までには暫く掛かるでしょう。 こちらの方はのんびり続けて行きます。 写真は某鉄道博物館のジオラマです。 なんでも一人で作ったとか。凄い。

  • 謝ったら負けの歴史   2017/02/20

     外国人は、ミスをした時、言い訳をしたり、視点をずらしたりする。最も多くの日本人が目にしている例は、サッカーの試合で、味方のパスに追いつけずにボールが流れたり、見方から受け取ったパスをシュートして外したりした時に、パスした相手に拍手を送る行為だろう。これは、日本人から見ると白々しく、「ナイスパスじゃねぇよ!外してゴメンだろ!」と言いたくなる。このような自分の過ちを認めない文化は、謝罪により問題を解

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