• 伊賀山人秋桜園

     秋分の日から一夜明けた今朝の伊賀山人フラワーガーデンの秋桜園をご紹介します。  【紅白のコスモス】  【遊びに来た揚羽蝶】  【南園、遠くに見えるのは南山】  【上から見た南園】  【上から見た西園】   『秋櫻』             作詩・作曲:佐田 雅志 歌唱:山口 百惠(1977年10月1日)  這是首名曲,聽不出是40年前的老歌。  當年18歲的山口百惠唱,出嫁的女兒牽掛母親的樂曲。

  • 夕陽は赤く

     【シングルレコードの2種類のジャケット】  『夕陽は赤く』は、日本の俳優でもありシンガーソングライターでもある加山雄三が、1966年4月5日に発表した自身7枚目のシングルレコードです。  この曲は、『蒼い星くず』とカップリングされて、兩A面扱いで発売されたため、ジャケットは上掲のように2種類ありますが、中身のレコードそのものは全く同じ物です。  作曲は弾厚作(加山のペンネーム)、演奏は加山雄三と

  • 昨夜夢に家に還り    寒山

     寒山については分かっていることが少ないです。注釈書は日本人のものばかりです。  昨夜夢還家     昨夜夢に家に還り  見婦機中織     婦の機中に織るを見る  駐梭若有思     梭(ひ)を駐(とど)めて思い有るが若(ごと)く  擎梭似無力     梭を擎(ささ)げて力無きに似たり  呼之廻面視     之(これ)を呼べば面(おもて)を廻らして視(み)  怳復不相識     怳(きょう)とし

  • 里の秋

     『里の秋』(さとのあき)は、終戦直後の1945年(昭和20年)12月24日、JOAK(現・NHK第1放送)のラジオ番組「外地引揚同胞激励の午后」の中で発表された童謡です。  このラジオ番組は、復員兵や引き揚げ者たちを励ますために日本放送協会(NHK)が企画したもので、その中で流す歌の制作を児童合唱団「音羽ゆりかご会」の主宰者でもある童謡作曲家の海沼実に依頼しました。   放送日は、12月24日と

  • 九月九日山中の兄弟を憶う    王維

     唐の詩人王維は十五歳のころ山西省から受験勉強のために都の長安に出ました。  勉強の合い間に上流階級の家に出入りして実力を認めてもらっていました。  王維の場合、絵と詩と音楽に秀でていたため王朝でも評判になり、サロンの寵児になりました。  二十歳ごろ(数えで二十一)進士に及第しました。  自注に年十七とある詩を挙げます。  九月九日憶山中兄弟     九月九日山中の兄弟(けいてい)を憶(おも)う

  • 九月九日玄武山に登る   盧照鄰  邵大震

     盧照鄰は初唐の四傑の一人、王勃と玄武山に登り、このとき旅に出る邵大震と共に競作の形で残っています。手法は王勃と似ています。   九月九日登玄武山      九月九日玄武山に登る  九月九日眺山川       九月九日 山川を眺む  帰心帰望積風煙       帰心帰望 風煙積む  他郷共酌金花酒       他郷共に酌む 金花の酒  万里同悲鴻雁天       万里同じく悲しむ 鴻雁の天  この

  • 山水

     山水とは、文字通り山と水のことですが、広くは、それらを描いた山水画や詩に綴った山水詩のことも意味します。 【山水圖】  伊賀山人の母親は生前、掛け軸の表装をするのが趣味でした。  上掲画像は、亡母が表装した山水図です。  遠景に霞みのかかった山を配し、中景に滝と川、近景に岩山に立つ紅葉と岩棚に座っている一人の隠者を描いています。  支那(萬里の長城に囲まれた地域)の画人の手に成るもののようですが

  • 蜀中九日   王勃

     王勃(649-676)は初唐の詩人です。早熟の天才でしたが、少しおっちょこちょいな面があり、王子たちの闘鶏の遊びを煽る文章を書いたため(炎上?)、蜀の地に左遷させられてしまいました。  その蜀にいる間詠んだ詩があります。   蜀中九日           蜀中九日  九月九日望郷臺     九月九日望郷台  他席他鄕送客杯     他席他郷 客を送るの杯  人情已厭南中苦     人情已に厭う南

  • 芭蕉布(音楽編)

     歌曲「芭蕉布(ばしょうふ)」は、1965年(昭和40年)7月2日に、ハワイ生まれで沖縄系三世のアメリカ人歌手、クララ新川の演唱により発表された楽曲です。   この歌は、曲がまず先に作られました。   作曲は、、西洋音楽でも既存の沖縄民謡でもない新しい沖縄の楽曲づくりに情熱を傾けて新しい沖縄サウンドを作り出し、現地では古賀政男と並び称される普久原恒勇(ふくはらつねお)。   クララ新川のために「沖

  • サヨナラだけが人生だ

     映画監督川島雄三の墓碑銘に刻まれた言葉、「サヨナラだけが人生だ」は井伏鱒二の『厄除け詩集』に収められています。  原典は于武陵(うぶりょう)の「勧酒」という詩です。五言絶句の後半二句は、  花發多風雨     花発(ひら)けば 風雨多し  人生足別離     人生別離足る  これを井伏鱒二が訳して、  ハナニアラシノタトヘモアルゾ  サヨナラダケガジンセイダ  となり、これを川島監督が好んでいま

  • 七夕

     本日は旧暦の7月7日、即ち国立天文台も広報する日本古来の伝統的七夕の日です。  そこで今回は、お馴染みの童謡「たなばたさま」をご紹介します。  童謡『たなばたさま』は、作詩は権藤はなよ 、作曲は下総皖一によるもので、昭和16年(1941年)3月に文部省が発行した「うたのほん 下」に掲載された唱歌です。    詩題にある「たなばたさま(七夕様)」の「さま」は、子供向けに七夕行事を丁寧に言ったもので

  • 時に及んでまさに勉励すべし  陶淵明

     陶潜(陶淵明)の有名な雑詩のくだり、最後の二句「時に及んで当(まさ)に勉励すべし」です。  続いて「歳月は人を待たず」とあります。  一応原文を掲げておきます。  及時當勉勵  歳月不待人  結句は、年月はどんどん流れていって、ひとを待ってはくれないのだから。と訳します。  となると、その手前は「若い時は勉強しなさい」と解釈したくなります。  でもこれは逆で「若いうちはチャンスを逃さず遊べ」が本

  • 知音

     【知音圖】  昔、唐土の春秋時代、琴(竪琴)の名人として知られる伯牙(はくが)という人がおりました。  伯牙には鐘子期(しょうしき)という一人の親友がいました。  鐘子期は、伯牙が奏でる琴の音を聴くだけで、それを奏でる伯牙の考えや感情までをも正確に知って言い当てたと伝えられています。  伯牙は、この無二の聴き手である鐘子期を得たことを深く感謝していました。  ところが残念なことに、この鐘子期が病

  • 鴛鴦(オシドリ)の図

     【鴛鴦圖】  伊賀山人の母は生前、趣味で掛け軸の表装をしていました。  そのため、遺品の中には、数多くの掛け軸や日本画が含まれています。  上掲は、その中の一つ、「鴛鴦圖(雌雄のオシドリの図)」です。  左の色鮮やかな方が雄(鴛)で、右の落ち着いた色の方が雌(鴦)です。  落款はあるものの、作者は不明です。  オシドリは、日本国内に住み着いていますが、夏の間は北の方、冬になると南の方に移動する漂

  • 伊賀山居漢詩紀行

     結盧在人境: 盧(いおり)を結んで人境にあり  人里に庵を結んで住んでいる。   而無車馬喧: 而して車馬の喧(かまびす)しき無し   しかし、車の走る騒々しい音は耳に入らない。   問吾何能爾: 吾に問う何ぞ能く爾(しか)ると  「どうしてそんなことが出来るのか?」と自問してみる。   心遠地自偏: 心遠ければ地自ずから偏なり  「心の持ちようが超然としていれば、 自然と僻地にいるような気分に

  • 夜空を仰いで:仰望夜空

     「夜空を仰いで」は、今から50年前の1967年1月1日に公開された加山雄三主演の日本映画「若大将シリーズ」第9作となった「レッツゴー!若大将」の劇中歌として公開された楽曲です。   作詞:作曲は「弾厚作」とされていますが、これはシンガーソングライターでもある加山雄三が、楽曲を作成するときのペンネームです。  このペンネームは加山雄三が尊敬している作曲家團伊玖磨(だんいくま)と山田耕筰(やまだこう

  • 白百合の花

     【白百合の花】  伊賀山人の百合花園に、今年初めて白百合が一輪咲きました。  純白の花弁の中に白い雌蕊(めしべ)と黄色い雄蕊(おしべ)があります。 【花弁の中】  白百合の花言葉は、「virginity(純潔)」「purity(純粋)」「majesty(威厳)」  花弁の中の花芯の奥は、純真無垢な乙女の愁いにも似た淡く微かな緑色に染まっています。    【花瓶に生けた初咲きの一輪】  白百合詩

  • An American Trilogy(美國的三部曲:アメリカの祈り)

     「An American Trilogy(アメリカの3部作)」は、アメリカ南部テキサス州ヒューストン生まれのカントリーソング ライターのミッキー ニューベリーが、 19 世紀のアメリカの3つの歌をメドレーに編成して、1971年に発表した楽曲です。  この曲を作った主な目的は、人種差別の撤廃を訴えることにありますが、その説明は別の機会に譲ります。  この曲は、同じくアメリカ南部のミシシッピ州テュー

  • 鏡に照らす   島田忠臣

     島田忠臣は828年に生まれました。祖父の清田は『経国集』の詩人で、忠臣自身は菅原道真の父是善の門下生でした。忠臣の娘は菅原道真の妻になっています。  鏡に我が身を照らして「照鏡」は明鏡の意もありますが、ここは、「照」を動詞に読みます。    照鏡        鏡に照らす  勿論同人與異人   論(あげつら)ふこと勿(なか)れ 同人と異人と、  鏡中鏡外兩般身   鏡中鏡外(きょうちゅうきょうぐ

  • 見上げてごらん夜の星を:仰望夜星空

     「見上げてごらん夜の星を」(みあげてごらんよるのほしを)は、1960年に初演された同名ミュージカルの劇中主題歌として、作詞は永六輔、作曲はいずみたくが担当してコーラス用に作られた楽曲です。  その3年後の1963年、この舞台を見た日本の歌手坂本九が「ぜひ自分にもやらせてほしい。」と永六輔に懇願し、主役を務めるとともに、この曲をカバーして1963年5月1日に、シングルレコードとして発表して大ヒット

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