長い間ここには書いてなかったな…… 障害を隠しながらだけど、新しい職場はものすごくやりがいもあって、いい人たちに囲まれて、幸せに過ごせている。 僕の家族も、悪いなりに日常を生きている。 昨日は息子が生きていれば19歳の誕生日。 そんな時に、嫌なものを目にしてしまった。 息子が死ぬ原因になった彼女に、... 続きをみる
父親失格な僕のことのムラゴンブログ
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色んなところに行ったなぁ…… 先日、温泉にぼーっと浸かりながら、いろんなことを思い出していた。 近畿のど真ん中に住んでいるから、四方八方いろんな観光地に行った。 色んな景色を見て、いろんな思い出を作って、いろんな体験をした。 楽しかった……毎週振り回されるみんなは大変だったろうけど。 仲良く楽しい家... 続きをみる
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今日……47回目の誕生日を迎えた。 時を刻むべき大切な子供が、時間の歩みを止めて…… 世の中に不要な僕が、無駄に時を刻み続けている。 もう一年半になるのか、僕の寝室の隣の息子の部屋に明かりが灯らなくなってから。 息子が歩みを止め…… 僕はどんどん先へと歩いていく。 このままこんなことを続けたら…… ... 続きをみる
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朝5時……変な時間に目が覚めた。 最近『日にち薬』で、徐々に悲しい事を忘れつつあるのは事実だ。 でも雨音を聞くと……なぜなんだろう。 虚無感と寂寥感に心が包まれる。 息子がいない現実。 息子を救えなかった現実。 息子を大人にしてやれなかった現実。 息子に夢を見せることができなかった現実。 息子に未来... 続きをみる
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相変わらず脱輪したまま、時間という汽車は走り続ける。 もう幸せなんて終着駅が無いと分かっているのに、時間という汽車は走り続ける。 僕の障害、嫁の苦悩……そして娘の不登校。 なにも変わることはない。 脱輪が治ったところで、幸せという駅にはたどり着けない。 たぶん新学期が唯一の復帰のチャンスだったんだろ... 続きをみる
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ダメだ!……と思う時にはもう遅かった。 駅を降りて歩いて帰る途中、ふと意識が遠くなったと思った瞬間倒れ込んだ。 もう歳なのか、手をつこうにも手が出ない。 棒立ちの状態のまま、そのままばたんと倒れた感じ。 倒れた瞬間から倒れるまでがスローモーションでものすごく長く感じた。 こんな感じなんだろうか、死ぬ... 続きをみる
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最近保険会社や車のコマーシャル…… なんか幸せそうなちいさな子供のいる家庭を描いた情景がテレビから流れる。 光り輝く家族の笑顔。楽しそうな時間…… 素敵な家族の思い出をいつまでも……って感じ。 ウチにもそういう時間は確かに存在したんだ。 はちきれんばかりの息子の笑顔。 楽しい家族の時間…… 光り輝く... 続きをみる
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ここ1カ月……ただの生ける屍と化していた。 なにも考えられない……考えたくない。 げんこつ山のたぬきさんを聞きながら、ブロックで遊ぶ小さい頃のいー君。 分かってる、あの日は帰ってこない。 小さな君を肩車をしながら、赤く染まる秋の野山を駆け回った楽しい思い出。 分かってるあの日は帰ってこない。 小学校... 続きをみる
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悲しみは時が解決してくれる。 人間は忘れる生き物だ。哀しいことを忘れられるから生きていける。 えらいお坊さんや、哲学者さんはそういうんだ。 確かに…… 味噌汁をこぼしただの、電車に乗り遅れただの……そんなことは忘れられるかもしれない。 でも…… どうしても、子供を自死で失った悲しみだけは、時間でも解... 続きをみる
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幸せは必ず踏みにじられる。 幸せだと思ったら、絶対地獄にたたき落とされる。そんな人生を生きてきた。 昔なら、産婆さんに産まれた瞬間に〆られなければなかった存在。 出来そこないのポンコツが、自然の摂理に逆らって生きてきた。 だから罰を受ける。 生きているだけで罰を受ける。 幸せになろうとすると、空の上... 続きをみる
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今日ツイッターに……彼女なりの考えなんだろうけど、息子が彼女に向けた最後のメールを公開していた。 辛かった。 涙が出た。 頑張ろう。 運命を切り開こう……そう考えたこともある。 でも、もういろいろ疲れている。 頑張ったって、息子は帰ってこない。 一生懸命生きたって、息子は帰ってこない。 物語を始めよ... 続きをみる
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いー君は、その場の空気を読んでくれるいい子だった。 賢くて優しくて…… でも、ときどき僕の顔を上目づかいで見てたよね。 僕もそう。 重度の発達障害で、人の気持ちが分からないから。 思っている流れと、すぐに違う方向へ行っちゃうから。 迎合しちゃうんだよね。 どうやったら嫌われないか、どうやったら怒られ... 続きをみる
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外出許可をもらって自宅に戻ってきました。 息子のところへ行けると思ったんですが…… 力が足りないのか、運が無いのか、行くことができませんでした。 息子に会うことを許してもらえないのか…… それともまだこの世でなすべきことがあるのか。 やっぱり寿命を待つしか方法はなさそうです。 にほんブログ村
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今日日曜日は、コミックトレジャーというイベントに参加。 まあ、有名な東京のコミケの関西版と言ったところ。 友達のブースに寄生して立たせてもらうんだけど…… 明日もきっと、楽しそうな人々が目の前を行き交うんだろうな。 いー君も出来れば、その中の一人であって欲しかった。 彼女なんかいなくてもいい、オタク... 続きをみる
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今日実家に帰った時、何とも言えない話を母から聞いた。 弟も大きな企業に勤めているが、そこの社長さんからか経緯は知らないが、社長や代議士からの依頼しか受けない拝み屋さんを紹介してもらったらしい。 本来能登の寒村なんかに出向く人じゃないんだが、弟の顔を見てすぐに能登に弟と、そこの会社の社長さんと同道して... 続きをみる
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ここ数日、ふさぎ込む日々が続いていた。 気持ちを前向きに持って行こうとしていたんだけど、どうしても息子を思い出す。 なぜ死ななければいけなかったのか。 なぜ助けてやることが出来なかったのか。 僕に出来るベストは尽くせたんだろうか…… 去年からの同じ問いが、ぐるぐると頭の中をめぐる。 そんな答え、何回... 続きをみる
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ちょっと最近、こういう考えを持つようになった。 息子とこういう形で別れた……それはとても悲しいこと。 でも、そのことによって…… 自分が死ぬことが怖くなくなった。向こうで子供が待っててくれるから。 妻と死別れることが怖くなくなった。向こうで子供が迎えてくれるから。 飼ってるワンコ達が死ぬのが怖くなく... 続きをみる
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最近考えることが少なくなってきたけど…… 昨日はぼんやり久しぶりに、息子はなぜ死ななければならなかったのかを考えていた。 自死するのは、その人が追い込まれると脳のスイッチが身体を殺すために入る…… とか書いてあったのをふと思い出した。 追い込んだんだろうか……救いの手は差し伸べられなかったんだろうか... 続きをみる
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明日はまた、復職のための打ち合わせ。 正直会社は、障害者を障害物としか思ってない。 辛い言葉を平然と投げかけては、崩れた障害者に、ほら崩れた復職は無理だ……の繰り返し。 正直分かり合うことなんかできやしない。 でも僕は前に進まなきゃいけない。 復職できなきゃ、君に申し訳ないんだ。 そうだ、僕の背中に... 続きをみる
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正直、心の傷がひどくリアルじゃ立ち直れないでいる。 ネット界では裏名義の創作アカウントが順調だから、サイトの閲覧数も創作も快調…… ものすごく矛盾した2人の人間がいま、この身体に住んでいる。 リアルの人生が辛い。 正直消えてしまいたくなる、消えたら楽なんだろうな…… でも、だめなんだ。 妻には何にも... 続きをみる
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杞憂…… 馬鹿だね、子供が先に死ぬはずないじゃない。 去年の今頃の僕は、そんなことを当たり前に考えていた。 自分の子供が先に逝く…… そんな心配をする親なんて『普通』はいない。 市井に生きる『普通』の人々の脳内に、そんな考えはありはしないんだろう。 僕もそうだった。 『起こりうる絶対に起きてはならな... 続きをみる
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(いまだ……痛いのは一瞬だ、飛び込め!) 駅に入ってくる快速電車。 大きい……そして速い金属の塊。 幻聴がいつもそう言って僕の背中を軽く押してくる。 お葬式の時バラバラだと困るし……お金をすごく請求されるし…… 朦朧とした意識の中、なんとか踏みとどまり僕は電車に乗り込む。 カレンダーが前に進むごとに... 続きをみる
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遺された人間の痛みを感じなきゃ…… そしてそれをわれわれ自死遺族だからこそ感じられるんだ。 毎日テレビやネットからは、沢山の悲しいニュースが流れてくる。 ダンプにひかれた小さな男の子の死、そしてダンプの下の血まみれのランドセル。 高校受験に失敗して死んだ男の子と、そのあとを追ったお母さんの同時自死。... 続きをみる
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今日は久しぶりにずっと寝たきりだった。 統合失調症の幻聴で、ずっと『人殺し』を連呼される。 360度から沸き起こる笑い声。 心を消耗しては意識を失い、起きては心を消耗し意識を失い。 ……一日中、その繰り返しだった。 この前、いー君が夢に出てきてくれたけど…… あれっきりまた、いー君は姿を見せてくれな... 続きをみる
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いー君が逝ったあの日で止まっていた、錆ついた時計の日々がまたゆっくりと動き始めている。 僕が復職のために通う、障害者職業訓練センター。 そこにはいろんな人たちが通っている。 すぐにパニックを起こす人。 自分の意思をしっかり伝えられない人。 大きな物音をたてて傍若無人にふるまう人。 みんな適切なケアを... 続きをみる
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またテレビで悲しいニュースが流れてきた。 3歳の女の子が、バカな親に面白半分で虐待死させられたニュースだ。 僕が親を選べなかったように…… そして、いー君が僕たちと言う親を選べなかったように…… 望まぬして無垢な生命が、かような豺狼の如き輩の腐った割れ目から生まれいずることもある。 生きたいと願った... 続きをみる
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息子が亡くなった時、何人かの息子の友達や生前に付き合いしてくれていた若い子から、メッセージをもらった。 それが、なぜ僕のところに……なのだ。 ツイッターのアカウントにしろ、pixivのアカウントにしろ、僕はこの眉丈千羽ではない、もう一つの活動名をもっている。 その名前を検索してくれて、わざわざメッセ... 続きをみる
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昨日はデイケアの最終日。 お昼はデイケアの病院の好意で豪華な鍋料理なんだけど…… 食べずに帰ってきた。 デイケアの連中……社会復帰を目指すといいつつ、あっちでへらへら、こっちでへらへら。 社会復帰は建前で、いまのご身分から離れたくないご様子だ。 正直そんな連中となれ合う所以はない。 ……というわけで... 続きをみる
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いー君へ。 君が亡くなって、一カ月が過ぎました。 長い長い……そしてあっという間の一ヶ月でした。 君は僕たちのそばにずっといてくれるんだろうけど…… やっぱりとってもとってもさびしいんだ。 もっと抱きしめればよかった。 もっと話せばよかった。 なんでこんなことになっちゃったんだろう。パパ、よくわかん... 続きをみる
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今日……偶然、息子のスマホの中にあるGMailから、息子の遺書めいた学校の先生とのやり取りを見つけた。 これは警察の事情聴取のときも出なかったし、今更出しても仕方ないものだ。 ずっと進路に悩んでいる様子だった。 悩ましたのは……僕なんだ。 息子は、模試で英語で全国1位をとったこともあるくらい英語が得... 続きをみる
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昨日……ちょっとしたトラブルがあった。 娘が、亡くなった息子のスマホを一日中手放さずにいる。 いまは携帯の契約を解除しても、Wi-fiがあれば、何でもできるらしい。 もちろん彼がやっていたツイッターも見ることができる。 彼は僕のことをフォローしていたらしく、僕のつぶやきも見ることができるらしかった。... 続きをみる
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いー君は、ほぼ死産の状態から奇跡的に回復し、17年を生きた。 そして棄てた。 僕たちを、友人や恋人を……そして、未来を。 だけど、僕は彼を叱ることはできないんだ。最初に棄てたのは僕だから。 僕が統合失調症を発症したのが、皮肉にも息子が生まれる前後だった。 付き合って半年で、まだ20歳の嫁と結婚した。... 続きをみる
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僕は結局駄目な父親だった。 自分が歩んできた苦しい道を、彼に歩ませまいとしたことが、文字通り仇となり、彼の死を早める結果になったのかもしれない。 僕は手帳持ちの障害者……俗に言う、発達障害ってやつだ。 知能指数は人類トップクラスのものを持っているらしい……が、人間関係も、仕事の要領もチンパンジー以下... 続きをみる
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