• 上杉謙信 第3話(前半)

    ※ネタバレ注意 ※名前は双葉です ーーーーーーー 謙信様は私が自分の足で立ったことを確認すると、すぐに手を離した。 (怖いのか優しいのか、よくわからない人だな) 謙信「ついて来い」 「はい…っ」 それきり私のことを見ようともせず歩き出した謙信様を慌てて追う。 冷たい横顔をちらりと眺めて考えを整理しようとした時、 ふと、佐助くんと交わした会話が脳裏をよぎった。 ---------- 佐助「ああ、そう

  • 上杉謙信 第2話(後半)

    ※ネタバレ注意。 ※名前は双葉です。 ーーーーーーー そして数日後―― 私はまた、城下の雑踏の中を歩いていた。 (この時代での生活には慣れてきたけど、安土城ってなんとなく居心地が悪いんだよね) 世話役の仕事を特に与えられることもなく、 信長様を初めとする武将たちはみんな忙しそうで声もかけづらい。 (でも、そろそろ帰らないと日も暮れちゃうな。あと、少しだけ市を見て戻ろう) 城下の市には、三成くんが教

  • イケメン戦国 第2話(前半)

    ※ネタバレ注意。 ※名前は双葉です。 ーーーーーーー 謙信「その色々の内容を聞かせろと言っている」 しどろもどろに言い訳を始めようとしたその時―― 佐助「あれ、謙信様と……双葉さん?異色の組み合わせですね。ふたりで何やってるんですか?」 「佐助くん!」 ひょっこりと佐助くんが現れて、私たちを見比べる。 謙信「佐助か……。勝手に組み合わせにするな。俺はこの怪しい女の素性を尋問しようとしていただけだ」

  • 上杉謙信 第1話(後半)

    ※ネタバレ注意。 ※名前は双葉です。 ーーーーーーー 「わあ、すごく賑わってるね」 三成「はい。信長様は商業の発達や流通に心を配っていらっしゃいますから。この安土は、全国から優れた品々が集まる活気のある町なのです」 (信長様って偉そうなだけじゃなくて、実際にすごい人なんだな) 感心しながら辺りを見回していると…… 商人「おや、三成様!」 大きな米問屋の店先から声をかけられ、立ち止まる。 商人「今、

  • 上杉謙信 第1話(前半)

    ※ネタバレ注意。 ※名前は双葉です。 ーーーーーーーーー (三ヶ月間なんとしても切り抜けて、現代に帰ろう!) タイムスリップまで安土城で過ごすと決めて、私は広間に集う武将達に頭を下げた。 「お世話になります、皆さん」 すると、伸びてきた手に顎を捕らえられ、くいっと上を向かされる。 信長「可愛がってやる、双葉」 「か、可愛がるって言われましても」 (これ、どう反応すれば正解なの……っ?) 困って信長

  • 最近のイラスト

     タイトルの通り最近まで描いていた作品です。これらの作品はいずれ何らかの形で 扉絵(表紙)を飾る予定です。 他は話題の人を画にしています(^▽^) あくまで予定ですが今年中には公開できたらいいなぁ・・・。 これがその第二弾の扉絵! 女性が主人公??? 短編集の表紙になる予定・・・これも予定です。(ということは未定?今年中の公開を目指します! 見た目と違っていろいろ問題作になる予定・・・ネタを探して