• 空手の帯の色の由来

     空手の帯は、基本的に白帯と黒帯とに分けられています。  その色の由来については、諸説ありますが、本日は、空手道天神流の考え方をご紹介します。 1 白帯  これは、空手を始めた者が、最初に締める1級以下の無段者の帯です。  白色は、純真無垢な「赤ん坊」を表しています。  即ち、何も知識が無い状態であるため、何色にも染まる事が出来るし、また、あらゆる知識・技能を吸収しうる状態であることを示しています

  • 空手道天神流新弟子

     【鶴拳】  【虎拳】  【伏龍拳】  夢想成小龍    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・    ・      ・    ・    ・    ・    ・   

  • 武道館の神秘と憂愁

     上掲のパンフレットは、1970年10月10日、当時の祝日「体育の日」に、日本武道館で開催された第1回世界空手道選手権大会のもので、伊賀山人が後生大事に46年間も保管しているものです。  この大会は、パンフレットの下の方に記載されているように、「全日本空手道連盟」が主催しています。  世界33箇国から代表が集まった世界大会でありながら、何故、「世界空手連盟」が主催していないのかが長年の疑問でした。

  • 空手道天神流最後の弟子

     空手の練習用具の一つに、鉄下駄と言うものがあります。  文字通り、鉄でできた下駄で、足に負荷をかけて蹴りなどの稽古に使います。  野球でいえばマスコットバットのようなものです。  私の鉄下駄は、片方5キロの比較的軽いものです。  社会人となっても安月給の為、風呂もない長屋に下宿していたことがあります。  そのころは、どこへ行くにもその鉄下駄をはいて出かけました。  鉄下駄は、なかなか痛まないため

  • 空手道天神流の顧問

     A君が病気療養に入ったころ、彼の前任者であったB子さんが訪ねてきました。  聞けば、このB子さん、少林寺拳法の3段なのだそうです。  私は、この当時、空手以外にも合気道や柔術その他の古武術を研究していました。  この絶好の機会を逃す手はありません。  早速、B子さんを我が天神流の顧問に任命して、突き・蹴り・関節技などを教わることにしました。  先ずは、少林寺拳法の威力の程を体験しておく必要があり

  • 空手道天神流二番目の弟子

       一番弟子のT君に富士山麓で別れを告げて、関西都市部の新任地に赴いた私は、偶々、職場の裏庭に目立たぬ場所が有ったので、巻き藁を立てて、休憩時間ごとに一人修行に励んでおりました。  ところが、この巻き藁、木材と藁でできているのですが、軽く突けば「パン、パン」という小さい音ですみますが、本気を出すにつれて、「ドン、ドン」「ズシン、ズシン」という重くて大きい音になり、最後には「キン、キン」といった金

  • 空手道天神流の一番弟子

     ⓒ2011Nora  十数年前、私の部下に、当時二十歳の誕生日を迎えたばかりのT君がおりました。  このT君、副鼻腔炎(蓄膿症)やヘルニア(脱腸)などの持病を持ち、いい若い者でありながら、既に50歳を過ぎていた私よりも体力の劣る虚弱な青年でした。  T君が私の部下であった期間は、丁度2年間でしたが、最初の1年は、病院嫌いのT君の持病治療を重点に指導しました。  副鼻腔炎については、入院手術しまし

  • カラテ対クマ

    【伊賀山中での自然石割り風景】  今は昔、日本空手協会を創設された中山正敏首席師範から空手の手ほどきを受けました。それから既に半世紀、今でも私は修行を続けています。  いつの頃か自然石をも手刀の一撃で割ることができるようになりました。そして、この石割の技を使えばクマと戦っても勝てるような気がしてきました。  無益な争いは空手家の望むところではありませんが、しばしば在所に降りてきて人畜に被害を及ぼす