• 5. 推論を裏付ける二つの外交情報

    5. 推論を裏付ける二つの外交情報    水城堤築造に関する私の結論を述べる前に、その前堤となる二つの情報を紹介します。  5-1 第四回遣唐使の帰国とその情報     六五九年八月に出発し、約一年六か月もの間、唐に滞在した第四回遣唐使が何を見聞したかは、重要な情報です。   六六〇年夏に百済国は降伏し、その年十一月に百済義慈王、王子隆ら五十人もの百済人が、唐の首都洛陽に連行されていきます。この時