• 人生100年時代と初等教育 

    英国経済学の論文では、日本の2014年生まれの半数は109歳まで生きるとか。なんと。 1960年男性の寿命が60歳中盤だった頃、官僚によって作文された現行年金制度では対応できない。議員は自らの年金は議論しても、制度の構造問題は議論しない。 労働の在り方が変わる。人生三毛作いや四毛作だ。60歳から49年。どう生きる? 生きることと働くことは不可分だ。しかも健康を維持しながら。 昔の人生イメージは、正

  • 英才に不寛容な教育界  標準化の鬼

    英才とは必ずしも試験に強い意味ではない。と同時に、残念ながら生まれ持って人間の資質は千差万別だ。標準的な人間など存在しない。 「だから鋳型に入れて、最低レベルを上げるのだ」と初等・中等教育界は励んだ。70年代までは正解だったと思う。戦後の高度経済成長期、安価で良質で、勤勉で、標準化された労働力は国力の源だった。80年代その成果に酔いしれた日本。 そのあとのバブル崩壊。 90年代から続く、デフレと失

  • 英語4技能検定の議論に苛立ちを感じる

    高大接続改革の一環として、英語を民間試験に委託する案があり、識者(?)が論壇に投稿するのを見て常に疑問を感じる。 なぜ横並びの平準化の議論が先行するのか?大学別に民間団体を指定すれば済む話だ。 京都大学は英検 慶応大学はTOEFLで問題はあるまい。大学の理念に近いシステムを活用すればよいだけだ。受験者も自分に合ったシステムを受験すればよい。 大学を横に並べて、比較序列化する発想や価値観が、日本の戦

  • 偏差値より好奇心・集中力 大廃業時代の適性とは

    日経新聞を見てビックリ。一面トップが「大廃業時代の足音」。 黒字の優良中小企業の後継者難。2025年に大半の経営者が70歳を超える。なんと245万人。偏差値競争してる場合か。 政府は、中小M&A市場の開設とか税制の改正をすれば済むが、問題は人だ。 たたき上げの経営者の後継者は、偏差値では無理だ。 好奇心・執着心・粘り強さ・集中力・説得力・発信力などが必須の要件だ。 200万~300万人育てるプラン

  • 想像力を伸ばす その4

    想像力を伸ばす その4 題名からの想像 国語の読解に効果的な想像力を伸ばす方法である「魔法のテレビ」に ついてはこれまでに何度か紹介してきました。 文章の読みを深めていくときには、とても効果があります。 文章だけでなく、題名や挿し絵や写真だけを見せてやってみることもできます。 題名からの想像 挿し絵からの想像 物語文を読む前に、題名や最初の挿し絵だけを見せて、どんな話なのかを想像し合います。 「島

  • 国語 ごんぎつね 言語活動

    国語 ごんぎつね 言語活動 登場人物日記 文学作品の学習をする時に、登場人物になって日記を書かせます。 子どもがどう読み取り、どんな考えを持っているのかを知ることができます。 ごんぎつねや大造じいさんとがんなどの物語を学習する時に取り入れてみると面白いので、実践してみてください。 例えば、ごんぎつね では、ごんか兵十になったつもりでその日のことを書くのです。 場面を選ばせるといいです。 例 ごんの

  • 名こそ惜しめ! 民進党と日本

    前原代表は、「名を捨てて、実をとる」と。 安倍総裁は、選挙のたびに数々名を変えてと批判。 政権政党「民主党」から自身は変えず、名前のみ変えた民進党の議員たちの今。 近代日本の美意識。「命惜しむな、名をこそ惜しめ」。 明治維新から日清日露と、近代日本を形成した日本人の精神の原型を「坂東武者」にもとめた司馬遼太郎を思う。近代の日本の光と影とは。 光は明らかに「命惜しむな、名をこそ惜しめ」の精神であった

  • けがの功名 三菱自動車(水島製作所)

    英・仏に続いて、中国は本気だ。19年に新エネルギー自動車の取り扱いノルマを10%以上と課す案が浮上している。内燃機関の生産禁止も英仏2040年より早くなりそうだ。 世界最大の自動車消費国が変貌する。世界のモータリゼーションは激震するだろう。そこで、日産・ルノーの支援を頼んだ三菱自動車だが、電気自動車の生産拠点に位置づけられるとか。水島は有力な三社連合のEVの拠点となるらしい。 一時は、岡山から自動

  • 可能性はどこにあるか分からない ただそれを信じること

    プログラミングを小中学生にコーチして4年がたった。試行錯誤の1年目。操山中学の男の子とマンツーマン。手探りだった。5年の臨床実績を持つカリキュラムを利用してはいたが、当初どこがツボなのかも理解できていなかった。 3年間のコースを2年に圧縮し、いろんな要素も取り入れてきた。10月第七期生がスタートする。各種センサーもできるだけ教室資材に切り替え、保護者の負担も考慮した。来年4月からはIOTの演習コー

  • 黒船が来た。自動車産業と輸送業界

    110年前に自動車がアメリカで生産されて、内燃機関と大量生産のアメリカモデルは世界を支配した。豊田織機が血のにじむ努力をしてこれを実現したのも有名な話だ。 しかし、全てが変わる。 英仏に続いて、あの中国もガソリン・ディーゼルの禁止を検討しだした。世界は一気に電気自動車にシフトしそうだ。日本でも日清紡績が白金を使わないリチュウム電池資材の開発に成功したらしい。コストは1/1000とか。激動の予感がす

  • ハテナ❓を大事にする授業 その2読みが深まる

    ハテナ❓を大事にする授業 その2 どの教科の授業でも まず分からないことや疑問に思ったことを出し合います。 簡単な言葉でもその子にとって意味が分からなければ、授業にはついていけません。だからこそ、 「どこか分かりにくい所ない?」 から始めたいのです。 小学校3年の国語に新美南吉の「手ぶくろを買いに」という教材があります。 こぎつねが手ぶくろを帽子屋に買いに行く話ですが、ある子が、 「どうして手ぶく

  • 国語 ごんぎつね 想像力を伸ばす3 読解力アップのために

    国語 ごんぎつね 想像力を伸ばす その3 読解力アップ その1やその2で紹介した、家の玄関や海で魔法のテレビの練習をしておくと、国語の授業で活きてきます。 物語文を読み深めていく時です。 例えば、「ごんぎつね」の  ごんは、お念仏がすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十と加助はまたいっしょに帰っていきます。ごんは、二人の話を聞こうと思って、ついていきました。兵十のかげほうしをふみふみいきま

  • 国語 想像力を伸ばす その2 魔法のテレビ

    想像力を伸ばす その2 家の玄関を思い浮かべることの続きです 「今度は違う言葉から魔法のテレビに映像を映してね」 「また目をつむって」 「海を魔法のテレビに映してごらん」 「………」 「さあ〜何が見えた?」 「波」「船」「魚」 最初は単純なものが出てきます。 ここで 「魔法のテレビカメラをズームアップしたり、動かしたりしてみてね」 と問いかけると、 「砂浜でカニが穴から出てきた」 というような動き

  • 国語 想像力を伸ばす授業 読解力アップ

    想像力を伸ばす その1 学習や人間関係で大切な事は、想像力です。 想像力を養うための導入の授業を紹介します。 何度もこの授業をしましたが、特に国語の読解力もアップします。 「みんなは超能力を持っているんだよ」 と語りかけます。 子どもたちは興味しんしんで聞いていました。 「目をつむって 今から言う言葉を頭の中の魔法のテレビに映像を映してください」 黒板に子どもの考えている顔と吹き出し💭の中にテレ

  • 社会人になってから恥をかかないよう 速聴読

    私は、浪人時代を含めて結構長い間勉強してきたつもりだった。でも、真剣に取り組みだしたのは中学三年生の最後の定期テストからだ。遅きに失した。 思わぬ落とし穴。音読のミスだ。 「市井の人々」「粗利」などなど。 社会人になってたしなめられ、大恥をかいた記憶は生々しい。 「いちい」「そり」と思わず言ってしまい。取り返しがつかない思いをした経験がある。 子どものころ読書はしたので、語彙力は十分にあったつもり

  • 世界標準はみな一緒 ナショナルトレーニングセンター

    ナショナルトレーニングセンターは、日本初のトップレベル競技者養成施設だ。 スポーツの精鋭を育てる医・科学との連携組織はどんなことをするのか? 現場では、選手が作文を書いている。そして自分で発表だ。 現状を分析し、組立て、再構成して展望を提示する。どこかで聞いた話だ。 学童期のプログラミング的思考と軌を一にする。 国際間競争の土俵は全て同じなのだと痛感した。

  • 常にランキングの外へ 英国教育専門誌がまた

    なにやらまたしてもランキングだ。英国のタイムズ・ハイヤー・エデュケーション誌によると世界大学ランキングで日本は、100位以内に東大と京大だけとか。東大もドンドン順位を落として46位だそうだ。論文引用や教員数だけでなく、資金調達力も査定に入るとか。「営利目的ではありません」とお高くとまってはいられない。 国際競争に勝ち残るためには、国内のヒエラルキー(序列構造)に埋没していてはチャンスはない。その外

  • なぜ児童期の「プログラミング的思考」が重要なのか

    プログラミングの体験は、論理的思考力や問題解決能力を育成することで知られています。 学童期では、単なる計算ではなく、何か具体的な形のものを法則にしたがって動作させ、 試行錯誤で解決していく経験を続けると、高い学習効果が期待できます。 学習する主要な根拠を以下に挙げます。 1番目の理由は,「21世紀の世界はプログラムで構築されている」。世の中を動かす仕組みを知る必要があるからです。モノとネットは繋が

  • 文科省のテスト分析 強引すぎる

    OECD先進国で、日本の子供たちが、極端に自己肯定感が低いのは周知の事実だ。やたらと謙虚だ。謙虚を超えて自己否定に近い。人並または人並み以上と思う子が他国より少ない。 全国学力テストで、高得点者は自己肯定感が高い傾向にあると文部科学省の分析。 役人のこの一元的な感覚が、子供たちの自己肯定感を下げている主な要因だと気づかないのか? 学力テストだけで、日本人の子供たちの情操を分析する独善的視点が危険だ

  • 親との関わり方の重要性  全国学力テスト総評に思う

    全国学力テスト国語の「誤答の目立つ問題」が面白い。子供たちは、根拠を提示して意見を言うことが不得手なのだ。好き嫌いは話せても、なぜそう思うのかが書けない、話せない。 意見の異なる相手に、反応を探りながら、分かりやすく話す。リーダーの要件ではあるのだが。全国的に子供たちはこれが苦手なのだと解った。 では対策は、小論文指導の原点。課題を提起、(相手を一部認めながら)持論を興す。そして根拠の説明。最後に

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