• Yorimichi #21 憎悪と悔恨の2611

    「…残念ながら、今回は駄目でした…」 横にいる初老の男性はそう切り出すと、“残念ながら今回は駄目だった理由” を、私に丁寧に説明してくれた。 (…駄目だったんだ…。) 予想以上に私は落ち込んだ。 その落ち込みはやがて後悔となり、最後には憎悪へと変貌した。 2611。 憎きこの数列…、2611。 この4桁と出会ってしまったのは、2ヶ月ほど前。 あの最悪な出会いは、それ以来今に至るまで、私の頭の中から