• 自転車は「車道」を走れ・《日本社会に露呈する「いじめの構造」》

     自転車は「車道」を走れ、などということは「言わずもがな」の話だが、現実は「さにあらず」、堂々と「歩道」を走っているのが現実である。嘆かわしい限りである。いうまでもなく、歩道は「歩くための道」、車道は「走るための道」である。そのような区別は4~5歳の幼児にだって分かる。人間だって走る場合には、車道(走るための道)に出なければならない。マラソン、駅伝などのロードレースは、どこを走るか・・・、「言わず

  • NHKラジオ「すっぴん」の《言葉遣い》

     平日の午前中(8:00~12:00)、NHKラジオ「すっぴん!」に登場する面々の「言葉遣い」は、聞くに耐えない。この時間帯、以前は「ラジオビタミン」という番組であった。その時の「言葉遣い」も聞くに耐えなかったが、私の不快感は「堪忍袋の緒が切れる」までに高まった。「それなら聞かなきゃいいじゃないか」と言われそうだが、おっしゃる通り、私は聞いていない。したがって、これから綴ることは、私の想像を加えた

  • 暴排条例と「改正」暴対法案、作家や評論家の反対声明に思う

     東京新聞朝刊(24面)に〈暴排条例と「改正」暴対法案 「身分に罰、過剰な正義」作家や評論家が反対声明〉という見出しの記事が載っている。来月にも閣議決定される暴力団対策法「改正」法案、全国で施行されている暴力団排除条例に、作家や評論家が反対、廃止を求める共同声明を発表した、という内容である。〈声明は条例が「自由の死を意味する」と批判。法規制で「表現の自由が脅かされている」と懸念している(田原牧)〉

  • 新聞記事「皇室ウィークリー」の見出しに窺われるジャーナリストの《品性》

     インターネットの「msn産経ニュース」(皇室ウイークリー)に、「宮中晩餐会で陛下がお言葉を中断」という見出しの記事が載っている。これを見た読者は、おそらく半数以上が「何があったのか?もしや陛下(の体調など)に異変が・・・」と思ったに違いない。しかし、その内容は以下の通りであった。〈ところで、宮中晩餐会の冒頭では、陛下が国際親善のあいさつのお言葉を述べ始めてから、中断される一幕があった。宮内庁によ

  • 中国の「反日デモ」は《いつかきた道》

        日本政府が尖閣諸島を国有化したことによって、中国の「反日感情」が高まり、連日のデモが展開されている。デモは暴動化の危険をはらみ、日本大使館、民間企業への「攻撃」模様も報道されている。デモの参加者には若者が多いことから、この「反日感情」、中国の学校教育によって育まれたものと推測されるが、一方、日本の若者(の大半)は、そうした「国際情勢」に、とんと無関心のように見受けられる。それでよいのだ、と

  • 「竹島問題」と「慰安婦問題」

     東京新聞朝刊(2面)に、国際政治学者・坂本義和氏の寄稿が紹介されている。タイトルは「竹島問題 日韓緊張緩和へ まず『慰安婦』自省から」、その論脈を(私なりに)整理すると以下の通りであった。①日本政府は、竹島問題解決のために国際司法裁判所に提訴する決定をしたが、それは国際的な法規範に基づいて解決しようとする意味で正しい。②しかし、韓国はその方式に賛同しない。最大の理由は、日本政府が朝鮮の植民地支配

  • 「大阪維新の会・家庭教育条例案撤回」は《不毛な対立》

     東京新聞朝刊(24面)に「維新の会 家庭教育条例案を撤回」という見出しの記事が載っている。その冒頭文は以下の通りであった。〈橋下徹大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の市議団が、議会に提案予定だった「家庭教育支援条例案」の撤回を決めた。「発達障害は親の愛情不足が原因」などとした内容に批判が相次いだためだ。差別を助長するような規定は問題外だが、行政が家庭内の教育方法に踏み込むことへの抵抗感も強い

  • テレビの中の「笑い」

     テレビに登場する面々は、ほとんどが「一様に」笑っている。カメラ目線での笑顔をどのように描出するか、が番組出演者の必須条件になっている。なるほど昔から「笑う門には福来たる」と言われているように、笑うことは、幸せにつながる早道かもしれない。とりわけ、テレビという媒体は、直接、巷間の家々、しかも居間という空間に入り込む。来訪する人物が、仏頂面をしているよりも、笑顔であるに超したことはない。だがしかし、

  • 「般若心経」の《眼目》

    今、何の悩みもなく絶好調で生きている人々は、それでよい。反対に、すべてが思うようにならない、失敗の連続で失意のどん底に沈んでいる人、何の望みもなく鬱々とした人生を送っている人にとって、「般若心経」は恰好の救済書である、と私は思う。「般若心経」は、わずか262文字からなる教典である。すべてが漢字で綴られているが、そのなかで「無」という文字が21回もでてくることが特徴である。「無」とは、文字通り「ない

  • オリンピックとパラリンピック

    (日本の社会では)障害児をもつ母親の表情は、一様に暗い。その表情を見るたびに、私の気持ちも暗くなる。なぜなら、それは、日本の社会全体がが「病んでいる」証しに他ならないからである。障害児は社会の役に立たない、「厄介者」である、障害など「無い」方がいいに決まっている、障害者が居ることでその集団は迷惑する、障害者は隔離すべきである、障害者は「断種」すべきである、等々・・・。そうした見解、価値観で大半が占

  • 「美しい村・軽井沢」の《風情》

     10余年振りに、「美しい村・軽井沢」(長野県北佐久郡軽井沢町)を訪れた。明治以来、有産者の避暑別荘地として「君臨」しているようだが、(偏屈老人の)私には、(以前同様)何の感興も沸かなかった。名所の「ショーハウス」「聖パウロ教会」「万平ホテル」「雲場池」など、転々と巡り歩いてみたのだが、途中、何度も、観光タクシー、自家用車の「排気ガス」を吐きかけられる有様で、憤りを押さえることができない。それは「

  • 「国境」を決めるのは誰か

     「北方領土」であれ、「尖閣」であれ、「竹島」であれ、国境を決めるのは「第三者」ではない。当事する国のうち「強者」が決めることは、世界(歴史)の常識であろう。日清・日露の戦役で、日本の領土は拡大したが、先の大戦での敗北により縮小した。大切なことは、領土の拡大が、日本人に何をもたらしたか、という観点であろう。その領土を守るために300余万人の命が奪われたのであった。一方、戦後60余年、日本人は「戦争

  • 中年「若夫婦」の《稀有な孤高死》

     東京新聞朝刊29面に「横浜の団地 夫婦孤立死 57歳妻病死後、61歳夫餓死」という見出しの記事が載っている。その内容は以下の通りであった。〈横浜市○○区○○5の県営団地の一室で18日、この部屋に住む夫婦の遺体が見つかっていたことが22日、神奈川県警○○署への取材で分かった。司法解剖の結果、妻(57)が5月上旬に消化管の出血により病死し、夫(61)は6月上旬に餓死したことが判明。夫婦は二人暮らしで

  • 「枕草子」・《翁丸の物語》

    「枕草子」といえば「春はあけぼの」(第一段)が頭に浮かぶが、私にとっては「上にさぶらふ御猫は」(第九段)の方がおもしろい。その要旨は以下の通りである。〈天皇に飼われている猫は五位という位をいただいて、たいそうかわいらしかった。名前を「命婦のおとど」という。あるとき、その猫が縁側に寝ていたので、世話係の「馬の命婦」が、「まあ、いけません。奥へ入りなさい」と呼んだが応じない。そこで、「馬の命婦」は、「