学校に着いて靴を履き替えていると川野君とばったり会ってしまった。 僕は今朝がた見た夢と、放課後抱き合ってたことを同時に思い出し、心臓が暴れだし顔も熱くなり涙も出そうになっていた。 「……おはよう五月。なんか熱あんの?顔赤いし…涙目…(朝からくそ可愛いやつ、他のやつがいるのにそんな顔すんなよ!!)」 ... 続きをみる
BL小説のムラゴンブログ
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僕は誰かと抱き合っていた。 お互いが相手の存在を確認するかのように抱き合いながら衣服を脱いで脱がしていく。 どちらからともなく唇を合わし愛を確かめる。 甘い吐息が唇の隙間から漏れる。 優しいキスから激しさをまし、彼の舌が僕の口内をかき乱す。 唇が離れお互いの鼻先をつけたまま、また見つめ合う。 「五月... 続きをみる
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川野談… とある昼休み。 誰かわからないやつに呼ばれて行った五月。なにか当番かな?とか考えながら朝比奈と桂と共に学食へ向かう。 2人の口から告白だろう、と聞いた時はビックリした。とうの本人、五月の口からは何も聞いていない。 前に襲われてるところを助けてから警戒するようにと伝えてはいるが、どこかふあふ... 続きをみる
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川野君は掴んでた手を離し、僕の両頬を掴み勢いよく顔を持ち上げた。 目からは大量の涙がこぼれ落ち、止めようとしても止まらない。 川野君の両手で包まれている両頬が熱い。すごく熱くておかしくなりそうだ。嫌なはずなのに心地いいとさえ思えた。 この時ハッキリとわかった。 相手は同性なのにどうしてこんな気持ちに... 続きをみる
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放課後…… 僕は日直だったので日誌を書いていた。もう1人の日直はバイトがあるからといって謝りながらもそそくさと行ってしまった。 でも大丈夫、僕はバイトも部活もしていないから時間に余裕はあるのだ。 だけど疑問に思うのは、朝比奈君と桂君が帰り際に気を付けてね。と言い残していった事だった。 (あれは何だっ... 続きをみる
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「高月遅いな」 川野の友達の1人、朝比奈はお昼ご飯のカレー定食を美味しそうに頬張りながらポツリと呟いた。 「相手、男だったよな…しかも二人きり…こく・・・・」 バシッ!! 川野が勢いよく朝比奈を叩く。 「いって!何だよ川野!!」 「別に。お前が変なこと言いそうだったから。つい、ごめん」 「ちっ、お前... 続きをみる
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「・・・・ん?」 1番に目に飛び込んできたのは見慣れない真っ白の天井に、薬品の臭いが鼻をおおう。 僕はなぜか布団の中にいた。 なんだったかな・・・・と考えたが、すぐに記憶がよみがえり身体が震えだした。 人に襲われる恐怖。 (なんで僕があんな目に・・・・しかも相手は男・・・・僕も男だよ?) 「高月!」... 続きをみる
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女顔の僕こと高月五月(たかつきさつき) そんな僕に彼は言葉の暴力を振るう。 最初は冷たかった態度、言葉の暴力のあとの優しい手も、心配する言葉達、僕の中には戸惑いしか生まれなかった。 そんな彼に、いつしか違う感情が芽生えだす。 いったいこれは、なんと言う? 他サイトにてupしてる作品を少し改良して載せ... 続きをみる
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