• 「DOWN TO HELL 2」ユノ×チャンミン

    殆どが火焔に巻かれているのでございますから、その熱さと言ったらございません。 眺めます様はこの時まさに生まれた岩漿とでも言うのでございましょうか。 炎の大津波に飲まれて尚、中で身を焦がすことの出来ぬ亡者が呻いておるのでございます。 熱気に押されてゆらゆらと浮かびながら、真白な蜘蛛は下へ下へと降りて行きます。 波の狭間に見えます物は、泡立てて横たわる大きな血の池と火の塊に照らされて光る針の山でござい

  • 「DOWN TO HELL 1」ユノ×チャンミン

    *単語と文体を原作に似せておりますが、文章は全て変えてございます。芥川龍之介「蜘蛛の糸」より ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「母の話をしようかと思います」 滑らかな様は平たく出来ております真珠のようなものでございましょうか。 その上に乗っておりますものがぽつと呟いたのでございます。 透き通る衣の裾下に、鏡の様な蓮池が拡がっておりました。 そのふち