• 「placenta」ユノ×チャンミンの短編

    確か、ここは一度通った気がする。 雰囲気で、と「シム・チャンミン」は思った。 でも絶対とは言えなかった。 視界がとても暗いのだ。 体をくるりと動かしたら、恐らく方向さえ分からなくなる。 だから、壁づたいに歩き始めたものの、どこからか間違えたのかもしれない。 困っていた。 今までこんなことはなかった、と思う。 とてもとても順調な人生を送ってきたから。 道も悪い。 歩きにくくて、疲れも出て来た。 随分