• 人物画「ランボー」鉛筆画

    一般的に、あまり顔と名が知られた人ではありませんが、 フランス象徴派に区分けされている詩人、「アルチュール・ランボー」の若い頃の写真からの模写です。ランボーには写真がわずかしか残っていません。 わたしの敬愛する小林秀雄の影響もあり、学生時代、目まいのするような難解な,、けれどもところどころ強く輝く詩に、圧倒されるようにして心酔したものでした。 わずか、20才で世界の頂点に達する詩を書き上げ、そのま

  • 「人間嫌い ミザントロープ」モリエール 新潮文庫

    世慣れない純真一方の青年アルセストは、偽善だらけの社交界に強く反発し、激しく憎みますが、その社交界を体現したような男心を手玉に取るコケットなセリメーヌ未亡人に恋をしてしまいます。この皮肉な出来事が、劇に何とも言えないおかしみを生じさせますが、ついに、おかしみだけに終止することはありません。アルセストは恋に破れ、俗世間ともまったく交渉を断つことを誓い本当の人間嫌いになります。モリエールは喜劇の裏の悲

  • 「女の一生」モーパッサン 新潮文庫

    モーパッサンの作品中、もっとも有名な小説です。ある平凡な貴族の娘の平凡な一生が、鮮やかに活写されます。ここにも、著者は特に優れた人物は一人も描いていません。モーパッサンの作品では、自身を題材にしたいくつかの小説を例外として、著者自身ほとんど顔を出すことはありません。この小説の最後で、ある平凡な女の語る言葉はつとに有名です。「人生というのは、人が考えるほど良くもなければ悪くもないものですよ。」我々は

  • 不都合な硝子屋(作者:ボードレール)

    「純粋に内省的な性質で、全く行動に適しない人物がいるものだ。 ところがくだんの人物が、時として、一種の神秘不可思議な衝動に駆られて、平素は思いも及ばなかった脱兎のごとき迅速さで、行動に移ることがある」 主人公は上記の様な通常は静かな性質の人間で、臆病な程である。 私自身内省的な方だから、「ああ、分かる!周りにも居る!」と思えるような人物だ。 だが、この静かで内気な主人公が、ある朝、窓の外を通る硝子

  • ジッド『狭き門』ブクログレビュー

    <div class="booklog_html"><table><tr><td class="booklog_html_image"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%8B%AD%E3%81%8D%E9%96%80-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%89/dp/410