• rail road journey・浦上天主堂の記憶2

    雨は 降ったり 止んだり しまして、 ふりやみ ふりやみ ふあふあ情緒... 泣き笑いの空なのさ。 泣きやんだ隙に、 遺構の佇む庭へと行きませう、 さあ入りませうね...とした...矢先の矢庭、 Σガササ バサ ガコッツ! 真後ろで、 ブッキラボーなブチツケ音が... 場所からして意想外の騒々しさだ、 な ん な の さ。 驚き 桃の木 いいえなんか 南国の木、 けたましい音の出どころったら...

  • rail road journey・浦上天主堂の記憶1

    参堂する前に、 意識して深呼吸したのは 坂道を登ってきたから...だけじゃない。 いざ、 赤レンガ造りの天主堂を 前にすると...無骨でいて逞しい構えに、 完全のみこまれた感。 雰囲気と いうには軽すぎる、 気宇壮大さに自分のほうの気を... しっかり引き締める一拍が必要だったの。 堂内に照明器の類いは灯されていなかった。 小暗いなかにも充ちる光りは ステンドグラスを透かす... 自然光だけ。 あ

  • rail road journey・誓い

    浦上天主堂へゆきまする。 お堂へ 辿りつくために、 わかっていたのは方向だけよ...充分よ。 浦上天主堂へゆきまする。 通りいっぺん、 雨洗われて すがしい 道行きに、 アンジェラスの鐘が鳴るよ...鳴りわたる。 「  ...鳴ったね。」 「  ...鳴ったな。」 聴けた。 旅の前夜に二人で 話していたものでした、 祈りの音色を聴けたらね...って。 それが、 此処だった。 忘れた頃に鐘が鳴ったの

  • rail road journey・伴侶

    式典へ 臨むことは、 胸の内...誰言うとなく自分と私で... うなずきあった約束だった。 命のあるうちにと、 指きりげんまんしたのは みずからの小指と小指よ...果たしたわ。 過去は学んで歴史に変わる. . .ね。 公園を後にして。 向かいましょう、 本丸の二へ...指きりげんまん どころじゃないのよ。今度は伴侶、 そう 夫の想いを 果たすため。 それには 妻の私が要必要、 肝心要で入り用のワケ

  • rail road journey・祈念

    この日 この時 この場所には、 人種も宗教も立場も越えて さまざまな人がいた。 遺族。 一般参列者。 国内外のTVクルー。 クリスチャンは十字を切り、 僧侶や仏教徒は合掌し、 無宗派は黙祷を。 それぞれに 祈りの型は違っても、 献げる弔いと願いは...通じあう。 祈念像につづく 式典広場を進んでゆく。 一歩. . .一歩. . .また一歩と、 歩み ゆるやかな この速度は... まさに今、 誰かが

  • rail road journey・参列

    念願の 長崎in路面電車初乗りを済ませ、 感動もひとしおに向かった平和祈念公園... ...手前の十字路。 トラブルを避けさせるために、 車の交通と人の混雑をテキパキ 手際よく捌く警備員と警察官の方々が... カ ッ コ 良 か っ た。 階段横にある 白い屋根で覆われたほうは エスカレーター、こちらから入場。 昇る途中で目にした 赤い木ノ花が印象に残って。 緑に囲まれたなかでの紅一点... 花に

  • rail road journey・駅前電停

    改札を 足早に通りこし、 カモメの広場まで来ると... 「!!」 すでに 始まっている式典を 街頭ビジョンで見守る多くの、 人また人。 ばらけた 視線は束ねられて、 ひとつの大きな目となるようよ... 鳥肌がたった。 祈りは 場所を越えて、 注ぐ まなざしにも 込もるのね... 急ごう。 (( ...間に合えるだろうか。)) なんせ今朝の地域ニュースでは 長崎市内のグラウンドで ポールだか柱だかが

  • rail road journey・長崎駅ホーム

    長崎駅のホームについた。 長崎駅の、 ホームについに、 ついに. . .ついに. . ....ついたあ! 感  無  量 東京駅を 出発してから早三日、 積もりつもった想いと約束は幾歳月か... とうとう本当にこの日を現実としたわ。 日本発、 世界規模での催し... 平和祈念式典当日参加。 本丸の一 ライナーから下車して ホームに降り立つ 一連の動きが... もうまるで、 スローモードで送ら、..

  • rail road journey・シーサイドライナーより

    待ってました。 前照灯を 輝かせながら入線、 ピカピカお古は現役の気動車よ... シーサイドライナー到着。 ライナーから 乗り降りする人たちは、 旅客に地元利用にと. . .半々の様子。 観光と生活。 別々でいながらも同時進行する それぞれの営みを乗せて. . .さあ、出発。 大村湾の沿線を のどかに快速してゆきます、 美しき青きシーサイドライナーは... 旧国鉄時代を とどめたままの車内ですって

  • rail road journey・佐世保駅にて(後)

    帆を 張ったよな屋根の下、 大船に乗っている気分半分したの... プラットホーム帆布船 そのような、 ここは駅よ待ちあい場。 今から乗るのは列車だわ。 サビ色に 沈んだ風景のなかでは、 灯るランプだけが かりそめの お日様。 屋根に 覆われていないところで、 スタンド灰皿が雨ざらしだ。 ......... 水滴に洗われて ピカピカとクリーン、 暗がりで銀白に明るみ... 現代オブジェの趣きさえ。

  • rail road journey・佐世保駅にて(前)

    2017.08.09...水曜日。 ぇぇ。 " 長崎は今日も雨だった " のですの. . .しづかに. . .冷たく、 ふるる ふるふる ふるえふる...佐世保雨情。 なまあたたかい 強め風が椰子の葉っぱを ゆさゆさ揺すぶり、吹きつけていた。 ...本日、この旅の本丸。 台風は 一過の青天とならず、 いまだ勢い余り煽られるも... 追い風はおおきな掌。 後押しを 背にうけ ぐんぐん 進むよ。 駅内

  • rail road journey・希望

    光の王国アワーに移ろってから・・・。 どこもかしこも浮き世離れて キララしい... ぽつっ.. . ぽっ...ぽつぽつぽつ... .. . ぽつつ. ..ぽつ ぽぽぽ ぽつっ.. .。 早まる 雨脚なんのその、 気にならなくなっちゃった。 壁に映写された 七光りの色模様が、 きれいだな...きれいだな...きれいで。 もう時もない。 忘れてしまったよ... 何時 何分 何秒なんて... うつつ抜か

  • rail road journey・ナイトクルーズ

    なんだか お楽しみ会チックな、 カラフル豆電球が頭上で 垂れさがるクルーズゲート待合い場。 ...お楽しみ会。 ある意味、 そうかもしれないや。 かれこれ何分いたっけ、 ただただ船が到来するを待つ純心。 ...いざ! ゲートに 船が横付けられて。 乗りこむ瞬間わたしの足ときたら、 千鳥足...酔ってもないのに...千鳥足。 ...いかんせん楽しみにしすぎて。 脱力したか痺れたか、 へなへなへなちょ

  • rail road journey・遊歩

    赤々く 灼けて10円玉色、 ブロンズに照りはゆるレンガ路の上... 足跡 つけたの 君たちだ。 ショップに 誘っているのでさあ。 寄っておいで ・.よ.・ 見ておいで...って、 そうね集客トラップね わかってる。 わかってわっ...いてもっ... 入っちゃう ・.喜んで.・ 入っちゃう。 わざわざ足跡ふみふみホップステップ... 入店( ひっかかった ) 虹色ベアーお買いあげ。 その他もろもろシ

  • rail road journey・ギヤマン城

    よわく やわく しと降る あがらない雨の お蔭でした。 ギヤマンミュージアム このお城で 長き時間を費やし癒し することになろうとは. . .とはとは、と。 もともと、 工芸品や細工物などを 観るのが好きな癖も手伝い... テンボスで 過ごした時の多くが、 ミュージアム最長となる。 ガラス細工の ひとつ...また...ひとつに。 みとれ 魅せられして 感じた趣きは、 " ギヤマン想 " に 引き継

  • rail road journey・傘下

    やや モノクロームがかる景色に、 遊覧船が進んでくるわ...運河。 とっぷり墨を流したようよ 雲ぐもる空が 日射しを遮って、 映しだされた水の色がクール。 8月のくもり空。 赤いパラソルのもと。 河沿いにあるカフェテラスでひと休み。 エコミストから 吹きだす水つぶてが センプーキでふり撒かれるのを... √ ぽー・・・ー・・ー・ ぼんやり 見るともなくみて 呆け気味になったのは、 さすが 茹だる暑

  • rail road journey・観覧車

    白い観覧車。 いちめん覆う雨雲を背にしても、 尚のこと まじりっけなく 際立つ... 乗るし 輪転する車だよ。 空中観覧するのだよ。 宙ぶらりんこ座りながら。 ラビリンスが、 遠のく 遠く 遠のく 下界を離れ. . .てっぺんへ. . . 地上界は ちいちゃく ちぢんで やがてヂオラマ。 上がってゆくにつれ... あれ? 身が竦む。 こわい. . .なんでだ? 高所わりと好き症なのに。 ぁぁ...

  • rail road journey・ハーバー

    地上に戻り、 さきほどまで 眺めていたエリア... ハーバータウンへ。 おおっきなデリーフデ号の レプリカへ 上船しよう そうしよう. ♪・ ...ぅゎぁ。 ...ゎゎゎ。 ...ぎぃこぉー ぎぃこぉー・・・ ...てムードしなくもないことも・・・ない。 日本に 漂着した当時の 造りで復元されてるそうなの。 しかし、ま。 ここはアミューズメント。 歴史的うんぬかんぬ置いといて、 難破した幽霊船モド

  • rail road journey・眺め

    テンボス内を 一望できるタワー、 ドムトールンに昇って。 まずは 高いたかい所から、 鳥の眼になり眺めるの...おおまか把握。 小舞台に、 ギヤマンミュージアムに、 鳥かごと 似た形ね 憩いの場があるわ。 人だって、 自由 ゆうゆう 自適に 羽を伸ばして来てますもので. . . しばし足休めには童話風あずまやアリ、と。 目立ちますのは観覧車。 くねりくねる蛇の道回りに、 緑のハアト花壇 散りぬるを

  • rail road journey・入国

    レンガの広小路を ずーっと てくてく ずーっと、 歩いた記憶がよぎるのです...それこそ、 夢だに望みだにせず もっと正直に言えば。 九州のテーマパークですもん、 遠すぎて...おいそれとは出向かない。 知るに及べど存ぜぬ空想地 だったのよね。 それが こうして 現実に、 今 オランダ中世を模した 広小路を... 歩いてる それも、 日本は九州の佐世保でさ、 ふゎふゎふゎふ...ふしぎな気持ち。

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