朝から憂鬱である。 夫と、ちょっとしたことから 私がムカムカ、イライラしているのだ。 具体的なことは、書かないけれど 夫が、仕事で忙しすぎて(頭の中が)、私を無視したような言動、行動をした。 ということだ。 誰にもあることなんだけど 長年、彼のこの手のことは、重なっていて 私も、容易に機嫌を直すこと... 続きをみる
河合隼雄のムラゴンブログ
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学問とは、ものに行く道であって、自分に向かう道ではない ○ 自分を対象にして、道を踏み謬らないのは、ソクラテスやゲーテやルソーやユング、明恵や芭蕉のような選ばれた天才たちであって、われわれ凡人は、よろしく自分以外の何ものかに、向かうべきである ○ 自己実現ということばが、本家のユングを離れて、なんと... 続きをみる
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シンクロニシティは共時性とも同時性とも訳されるが、ユングの使う意味では、「因果的に説明はできないが、意味のある偶然の一致」と、している。 これは、ごく素直に日本語に訳せば、「縁」である。「縁起律」は仏教用語で、だから、これは外国から来た言葉だと思っている人が多くいるが、元々、日本には、和語の「えにし... 続きをみる
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河合隼雄さんのこころの処方箋 読了しました。 55のタイトルがあり 1タイトル、4ページの文章で構成されているので、キリが良く 読書初心者でも大変読みやすいです。 結構有名な本なので、いろんな方が要約や感想書れています。 この本のあとがきの次に 三つの言葉 とのタイトルで 詩人の谷川俊太郎さんの 詩... 続きをみる
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河合隼雄の「こころの処方箋」は、とてもよく売れた本で、おそらく、わたしのブログを読書登録して頂いている方の、およそ5人に一人は、この本を持っておられるであろうというくらい有名な本である。 その「こころの処方箋」を開くと、巻頭言として、真っ先に、「人の心など分かるはずがない。」ということばが書かれ、そ... 続きをみる
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諸外国、特に欧米諸国では、インタビュー本というのはありますが、対談形式の書物というのは、ほとんどないそうです。対談ではなく論争という形になってしまうのが、その主な原因だそうです。自分というものを失うことなく、相手に合わせることができる日本人ならではの文芸形式といっていいかも知れません。そうして、著者... 続きをみる
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日本中世の王朝文学「とりかへばや物語」を、まったく新しい角度から切り込んだ河合隼雄渾身の性の劇です。男らしい女を男として、女らしい男を女として育てるという、この物語の趣向は、荒唐無稽なおとぎ話としての価値しか持っていなかったという頑固な常識的見解をはるかに越えて、論は進行していきます。性差とは何か、... 続きをみる
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昔話の大家でもある河合隼雄が、長年にわたる研究の成果として世に出した書物です。そのためか本書は、分かり易いと定評のある、河合隼雄の本の中では、かなり難解で理解が困難な本になっています。この本で紹介されている「手なし娘」の話などは、柳田の「日本の昔話」には見えませんが、日本人の心を考える上で欠かせない... 続きをみる
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ここで取り上げられている昔話は西洋のものです。ユング派の心理療法家の著者が、昔話に秘められている意義を明快に引き出してくれます。著者は別の著作で「わたしが人の心を癒やし、救うことさえ出来たりするのは、多くの物語を知っているからである。」と言っています。物語に隠されている力は、われわれが普通に考えるよ... 続きをみる
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影は、「もう一人の私」という意識下の自分と見ることができます。この書は、その「影」との内的な対決が、いかに現代人にとって緊急の課題であるかを提言しています。対決とは言っても、相手は自分にとって、もっとも不都合な自分の根幹を成しているものを壊してしまいかねない凄まじい力を持ったものです。この書は、そう... 続きをみる
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鎌倉時代の旧仏教の名僧、明恵上人の「夢の記」を元に、現代の心理療法家の著者がそれを精細に分析した書物です。著者は、明恵上人が自分の夢とどう向き合って来たのか、正面から取り上げます。著者の本の中では、読解の難しい本ですが、著者独自の父性原理、母性原理という言葉を用い、夢が、どう明恵上人の生き方に関わっ... 続きをみる
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ユング派心理療法家の第一人者が、自らの臨床経験を元に心理療法について懇切に説明した、河合隼雄の中では難解な書物です。河合隼雄の他の本は、いくらかの本を除いては、高校生でも理解できるような平易さがあります。そのために、心理療法について読みかじった生半可な読者が、阪神大震災の折に、被災者に自分の体験を語... 続きをみる
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残念ながら現代は、当たり前な「感覚」がどんどん麻痺していって、何が当たり前かなのかさえ戸惑うような無秩序な混沌とした時代になっています。その当たり前なコモンセンス「常識」を取り戻し、その本当の力を発揮させること。忙しさにまぎれてしまう現代人にはなかなかむずかしいことですが、現代人に課された、最も必要... 続きをみる
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