濡れの幕
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江戸川柳 色は匂へ 「ぬ」の3 抜身 4 濡れの幕
抜身の中へ飛込むは湯番也 湯屋での喧嘩はつい笑っちゃうね。 抜身=抜いた刀。転じていわゆるふりちん。 義朝はぬき身をさげてうち死し 侍や暴力団員の抜き身は命がけ。 4 濡れの幕 ぬれの幕=濡れは情事の意。歌舞伎で男女の痴態を演じる場面。 ぬれの幕などで仲人返事させ 仲人の作戦。にくいね。 ぬれの幕下女のび上り叱られる 夢中になってしまったわ。 元禄前句附 15 (前句)