• 飛行機雲

    秋の終わり 青く 冷たく澄んだ空 飛行機雲 まっすぐに まっしろに 空を割って どこまでも たかく たかく 飛行機雲は 私の中の 少年の夢

  • ちいさなことば

    ほんとに ちいさなこどものことば すくなさが うれしい きょう まごがかえるとき ばいばい ちぃばあちゃん またあそぼうね そう いってくれた めのあたり すこしじわっとした                     おとうとがうまれたよ・・ それから13年 この娘も大きくなりました 思春期の入り口で辛いこともありましたけど 何とか元気に育っています

  • 雨の日に

    朝からずっと降り続く雨 ふっと夕焼けが見たいと思いました 夕焼けを見ると 西方浄土は本当かもしれないと わたしもいつか 夕焼けに向かって歩いていくのでしょう そして 茜色に染まって 夕焼けの中に溶けていくのでしょう 長い旅路に果てに・・

  • 【しあわせのかたち】

    辛いのは貴方だけじゃない 何度 言われた事でしょう 私だけが辛いなどとは思っていません だからといって ほかに辛い人がいるからといって この悲しみが消えるものでもありません のほほんとしていると言われるけれど 私は 私なりの 勇気をもって暮らしています 知っています 多くの方たちが 悲しみを表に出さず暮らしているのを そして その方たちが時折見せる涙を 生きている限り 涙は枯れないのでしょう そし

  • 【美少女】

    「親友が欲しいの」 瞳の輝く 花の唇を持った少女でした 彼女の中には、お友達候補が2人いて 自分では決めかねて、先生に相談したのだそうです 先生が どう言ったのかは知りませんが とにかく、彼女は私を選んだようでした  多分、そのとき 「いいよ」 って   返事をしたような気がします その日から、私は彼女を少しずつ避けるようになりました  遠い日のこと  10代半ばの頃の思い出です  小さなガラスの

  • 【日にち薬】

    それはね きちんと飲み忘れないようにね 効きかたはさまざまだけど・・ ゆっくりでも確実に効いて来るもんなんだよ 忘れることはできないさ 忘れちゃいけないこともある それでも 確実に 空を海を山を川を 体で感じたくなるようになるから そうしたら もうなにもこわくない そうなんだ こわいものなんかなくなっちゃうんだから

  • 【恋のシナリオ】

    二人が出会って恋をして 二人は二人の恋のシナリオを書き始めるの 二人は二人の世界を作っていくのだけれど 二人は別々に二人の世界を書いていくので 二人は恋をしているのに、とても悲しい 気がついてしまったの もう、一緒に歩けない さようならを言った 涙が止まらない

  • 【ふたたびの】

    その昔 ひとつの恋が終わりを告げた 若さ故の悲しさで 将来が何も見えぬと二人で泣いた としつきは 物語 心のひだに織り込んで そうして日々を生きてきた ひさかたぶりの邂逅に はずむ気持は束の間で 恋の欠片をとりだして 差し出す人はかなしくて ふたたびの 恋の終わりを知りました 暑い夜、ひとりでビールを飲んでると、いろいろなことが蘇ります。 結構長い人生・・・いろんなことがありました。

  • 【花火大会】

    ずっと待ってたんだよ 風に吹かれながら あの橋の上で ちょっと離れてるけど ここは特等席なんだ 周りにたくさん人が集まってきて ひとりでいるのが恥ずかしくなったから 橋を降りてしまった 暗い道を歩きながら 遠くで花火の音を聞いたよ 君は 何処にいたの?

  • 【貝】

    嵐の夜に 砂浜に  押し上げられた小さな貝は 潮の音を聞きながら 眠ります いつか 必ず 優しい 大きな波が 迎えに来てくれるはず 波に抱かれて 水底へ 帰る夢見て 眠ります 蒼い海は目の前なのに 私ひとりじゃ帰れない 涙が砂を濡らします

  • 【雨がポッツン】

    雨がポッツン 頬に落ちた プルっと震えて 目を覚ませ 恋がポッツン 胸におちた マッチの先の火のように ポワッと燃えて 煙が残る 煙が残れば  燻されて 恋が姿を変えていく 雨がポッツン 恋に落ちた ポッツンポッツン落ち続け 滲んで 消えろ 流れて 消えろ (雨滴を見ていたらこんな詩が浮かびました・・)

  • 【ドクダミ】

    この花の 雨にうたれるその風情 あぁそうか この花も 存外 器量自慢のようですね 関東も梅雨入りしました。

  • 【常盤露草】

    夢うつつ行き交う路地に白き露草