高橋義孝は、ドイツ文学者です。フロイトの主著などの名訳があります。相撲がたいへん好きな人で、晩年には横綱審議委員なども務めています。この本は、その著者が日頃の雑感を集めたもので、「わたしは、一日に一度は辞書を開かない人間を信用できない」という言葉から、著者の並々ならない言葉への愛着が感じられます。平... 続きをみる
高橋義孝は、ドイツ文学者です。フロイトの主著などの名訳があります。相撲がたいへん好きな人で、晩年には横綱審議委員なども務めています。この本は、その著者が日頃の雑感を集めたもので、「わたしは、一日に一度は辞書を開かない人間を信用できない」という言葉から、著者の並々ならない言葉への愛着が感じられます。平... 続きをみる
ガンジーのことをよく考える。思うのだが、あれだけの民衆を苦難の道へと進ませ得た男が、王としての素質を持っていなかった訳がないとかんがえている。 ガンジーとトルストイは手紙のやりとりをしているが、トルストイもまた、王としての素質を持って生まれた男だったと思っている。このたった一人で国家を敵に回すという... 続きをみる