日々の恐怖 5月27日 坊さん
日々の恐怖 5月27日 坊さん お坊さんから話を聞きました。 幽霊と仏教って縁が深いと思ってる人は多いかもしれないが、実はそんなことない。 家が寺だし墓地の隣で生活してるが、幽霊なんて見たことなかった。 なんなら、墓地のド真ん中で寝袋転がして寝れると思う。 蚊とかのほうが怖いくらい。 そんな俺が生ま... 続きをみる
日々の恐怖 5月27日 坊さん お坊さんから話を聞きました。 幽霊と仏教って縁が深いと思ってる人は多いかもしれないが、実はそんなことない。 家が寺だし墓地の隣で生活してるが、幽霊なんて見たことなかった。 なんなら、墓地のド真ん中で寝袋転がして寝れると思う。 蚊とかのほうが怖いくらい。 そんな俺が生ま... 続きをみる
日々の恐怖 5月26日 おばちゃん 久しぶりに年の離れた従兄弟に会えたので、こんなこともあったよなーって話で盛り上がったんだけど、そんな思い出に1つだけ、懐かしくも不思議な話があった。 もう10年以上も前の話だ。 当時小学生だった自分は、毎年夏休みになると従兄弟の住む長野県へ遊びに来ていた。 地元で... 続きをみる
日々の恐怖 5月23日 掃除機 昔住んでたアパートには、 “ 夜中に掃除機をかけてはいけない。” という決まりがあった。 騒音が迷惑とかじゃなく、夜中に爪を切ってはいけないとか言うのと同じしきたり的なものだと思った。 入居する時大家にそれとなく言われたし、近所の人の挨拶でも言われた。 それで、 「 ... 続きをみる
日々の恐怖 5月21日 写真 大学生の頃、警備員のバイトをしていたんだが、ある冬にスーパーの夜間の巡回警備を任された。 巡回警備なんてやったことはなかったが、店に行って店長に話を聞くと、そのスーパーは24時間営業のため、夜になると近所のホームレス達が暖を取りに来るらしい。 店のイメージが悪くならない... 続きをみる
日々の恐怖 5月19日 猫の鳴く声 去年まで大学のある大阪に住んでました。 住んでたのは、日本最大のドヤ街、日本で唯一暴動が起こる街と言われている所のワンルームマンションです。 貧乏なんで、家賃が安いのが最大のメリットでした。 でも、周辺は、変な人がすごく多いです。 ホームレスは盛り沢山だし、やくざ... 続きをみる
日々の恐怖 5月16日 疑問 警官をしている友人が数年前に体験した話です。 そいつは高速道路交通警察隊に勤めているんだけれど、ある日他の課の課長から呼び出された。 内容を聞くと、一週間前にあった東北自動車道の事故の詳細を知りたいとのことだった。 その事故ってのは、一家四人が乗った自動車が平日の深夜に... 続きをみる
日々の恐怖 5月13日 やれること 実家にある掛け軸の話です。 それは、いつ誰が買ってきたのかも定かでない掛け軸です。 実家の床の間には、龍神様の描かれた小ぶりの掛け軸がある。 聞けば祖母が嫁いできた頃には既にあったって言うから、既に70年以上前のものだ。 この掛け軸に悪さをすれば良くない事が起こる... 続きをみる
日々の恐怖 5月11日 町に行く道 数年前に務めていた病院ってのが東北のド田舎で、山間にあったんだけど、ほんの少し一緒に働いてたおじさんに聞いた話です。 大分昔の事だよ~、と前置きしてから話してくれた。 世間でいうお盆休み期間でも、病院に勤めてるとなかなかそういうのが取れない。 その日もいつもどおり... 続きをみる
日々の恐怖 5月9日 痣 これは母方の婆ちゃんから聞いた、婆ちゃんが幼少の頃に体験したという話です。 婆ちゃんは3人兄弟の末っ子で、兄と姉がいた。 兄と婆ちゃんは元気そのものだったが、姉は生まれつき身体が弱くて毎日病床に伏しており、衰弱の為か声も出にくい為に用があると家族の者を鈴を鳴らして呼んでいた... 続きをみる
日々の恐怖 5月5日 記念樹 俺が子供の頃体験した話です。 俺が物心ついた頃から、うちの庭にはよく、女の子が入ってきた。 歳は10歳ぐらいで、ニコニコと笑って俺の遊び相手になってくれた。 両親が共働きだったから、一人で留守番することも多く、そんなときはいつもその子と遊んでいた。 女の子は両親には見え... 続きをみる
日々の恐怖 5月3日 ただいま 私の家は、私以外の母、父、姉が夜の仕事、いわばスナックとかキャバクラの仕事をしていて帰ってくるのが遅いんです。 夏になるにつれてだんだん帰りが遅くなり、1人でいる時間も増えてくるんです。 1人の時間は嫌いじゃなくて、むしろ好きなんですが、その日、たまたま同じ日に父は親... 続きをみる
日々の恐怖 4月30日 呪詛代行 私は2年前まで呪詛代行のアルバイトをしていました。 所属していたのは、心霊DVDなどを作ったりしてるプロダクションで、業界でもそれほど胡散臭くはないところです。 他にもお守りや、占いグッズの通販もしています。 有名どころで、もちろん今もあります。 私が担当していたの... 続きをみる
日々の恐怖 4月27日 塚 結構家の近くなんだけど、昔からずっと荒れ放題の空き地だったところが開発されて一戸建てが何棟か建った。 程なく家は全部売れたんだが、そのうちの一番奥の家の奥さんと立ち話ししてたら、 「 このあたりって夜工事するの?地下とか?」 と聞かれた。 地下鉄の通るような都会じゃないし... 続きをみる
日々の恐怖 4月24日 ユウちゃん 関西の大学に通うWさんから聞きました。 俺が中学生で、7月頃の話です。 晩飯を食い終わり、階段を上って部屋に戻る途中、廊下の窓からふと隣りの家を見た。 もっとも、隣りといっても空き地を挟んだ先に建っているので、ウチから50mほど離れてはいる。 もう陽は落ちていたけ... 続きをみる
日々の恐怖 4月21日 コテージ 去年の秋、某県にあるペットも一緒に泊まれるコテージに、俺と嫁とトイプードルの2人と1匹で泊まりに行った時の話です。 まず、別の施設にあるフロントでチェックインを済ませ、部屋の鍵とパンフの類を貰い、 部屋まで散歩がてら歩いていったんだけど、天気も良く涼しいので、犬も楽... 続きをみる
日々の恐怖 4月18日 水溜り ど田舎に住んでいた、小学校時代の話です。 かなり雪が積もる地方の春先のこと、自宅近くのホームセンターに一人で買い物に出かけ、駐車場を横切っていた。 車止めと車止めの間、停めてある車のお尻が並ぶ間で、そこは雪解け水が泥水になって広い広い水溜りになっていたが、駐車場だから... 続きをみる
日々の恐怖 4月17日 声 都内の会社員Kさんに聞きました。 私の勤めている会社は、とても古いビルなのでドアの建て付けが良くないのです。 よく軋んだ音を立てるため、定期的に油が注されているけど、効果がほぼ無いと言った状態です。 だから、あまり使わない倉庫に行くと、 “ キィ~ッ!” と嫌な音がします... 続きをみる
日々の恐怖 4月13日 夏の終わり 十数年前になる。 俺は3流大学に通う苦学生だった。 週4日のバイトと仕送りで、やっと人並みの食い物が食える程度の収入があった。 それは大学2回生のある夏のことだ。 俺は夏の暑さに参っていた俺は、バイトがない日はほぼ毎日エアコンの効いた市民センターで大学のレポートを... 続きをみる
日々の恐怖 4月8日 なれなれしいヤツ 高校生の頃、学校にやたらとなれなれしい用務員のおやじがいた。 当時、まだたばこにうるさくなかったので、校舎の日陰でセブンスターのボックスを吸いながら休憩するのがよく目についた。 「 メンソールを吸うと勃たなくなる。」 がおやじの持論だった。 「 おやじがたばこ... 続きをみる
日々の恐怖 4月5日 黒いカーテン これは自分が体験した中で一番怖いガチの実話です。 「 おい!暇だし肝試ししようず。」 それはこの一言から始まりました。 今から6、7年くらい前の自分達は、週末にやることがなかったら肝試しに向かうような暇人全開な生活を送っていました。 その日も台風が迫っていたにも関... 続きをみる
日々の恐怖 4月2日 ノック 10年くらい前の北海道です。 今はもう無いんだが、隣町に4階建てくらいのアパートというか1泊5千円程度で泊まれる貸し部屋業をやってるところがあった。 そこは小汚いおばちゃんが経営してた。 たまにヤーさんっぽい人と激しい口論してて、なんか真っ当な感じではなかった。 ただ、... 続きをみる
日々の恐怖 3月30日 線路 俺の曽祖父は、国鉄時代、汽車の運転手をやっていた。 生前、そんな曽祖父からよく聞いた昔話がある。 曽祖父の仕事は、もちろん汽車の運転なんだけど、どうしてももうひとつやらされる仕事があって、その仕事をやる日はもうイヤでイヤでしょうがなかったそうだ。 要するにまぐろ拾いであ... 続きをみる
日々の恐怖 3月19日 派遣社員のバイト君 えーと、ちょっと話させてもらいます。 自己紹介から始めると、30代前半の未来に絶望している派遣社員です。 東京にずっと住んでます。 独身で、両親は死んでだいぶたちます。 妹と弟がいますが、もう既に離れて暮らしてます。 奇妙なのか分からないですが、僕の知り合... 続きをみる
日々の恐怖 3月15日 2010年の話 自分は田舎の町役場職員なんだけれど、以前勤めてた職場での話です。 当時配属されてたのが地域では割と大きな公営の病院(今は閉鎖)だったんだけれど、採算が合わなくて閉鎖が決まってからは入院患者とか救急は受け付けなくなり、診療所みたいになっていた。 昔は入院患者が自... 続きをみる
日々の恐怖 3月12日 眼球6 警備員も母親とわたしのやり取りを見て、少し当惑しているようでした。 それで、わたしは聞きました。 「 わたしを、どういうふうに聞いていたんですか?」 聞かされたのは、酷い話でした。 どうもDさんは会社を辞めて後、仕事がみつからなくて困っていたようです。 ことあるごとに... 続きをみる
日々の恐怖 3月10日 眼球5 会社を去る前に調べたことがあります。 他の課に転属させられた先輩にDさんと言う人がいました。 この人は、本社の総務部にいたらしいんですが、張り合いが無い仕事に嫌気がさしたといって辞表を提出したそうです。 上司にかけあって、彼の家族にどうしても挨拶したいと言って、売り上... 続きをみる
日々の恐怖 3月9日 眼球4 詳しく言うと、そのクラブは新宿にあるちょっと高級なクラブです。 わたしなどが、とても行けるところではありません。 たまにみんなで謳いにいく、パセラってカラオケ店の近くです。 下り坂を下っていった途中で曲がってってかんじの道順です。 住宅街だか歓楽街だか、よくわからないよ... 続きをみる
日々の恐怖 3月6日 眼球3 休みが終わり、また働けるようになっていました。 スランプ中に二社失いましたが、三社開拓してほぼ同額の契約とりつけました。 カムバックパーティを開いてもらえて、新人にも尊敬してるっていわれて、すごく嬉しかった。 でも、そのときふと、会場のカーテンの裏に黒いものが見えたんで... 続きをみる
日々の恐怖 3月5日 眼球2 二年くらい働いて、先輩の営業が一人転属になりました。 わたしは無理を続けながら、段々、頭がハゲてきました。 ある日、ふと鏡の中の自分が、変に見えたんです。 こびへつらうような薄ら笑いを浮かべてることに気付きました。 口の周りにも作り笑いを浮かべていたせいか、皺がよってま... 続きをみる
日々の恐怖 3月3日 眼球1 東京の会社員のKさんに話を聞きました。 とても長くなります。 受験勉強もやって、かろうじて名門大学に滑り込みました。 人並みに頑張ったと思ってます。 そして人並みに成果が出たかな。 会社勤めがはじまってからも、やっぱり頑張りました。 でも、ちょっと頑張りすぎたのかもしれ... 続きをみる
日々の恐怖 2月27日 道迷い 登山をしていた頃、北アルプスのとある場所で道迷いした。 もう日も暮れてしまって、どうにもならない状態に陥っても歩き続けた。 “ 稜線を歩いているし人気のある山だから多分、しばらく歩けばどこからか光が見えるはずだ。 なんてことは無い、朝を迎えた時は、あの時はやばかったな... 続きをみる
日々の恐怖 2月23日 子供 俺のうちは親父が地元企業に勤めていたから、生まれてから一度も引っ越しをしたことがなく、生まれた時から高校を卒業するまで18年間、同じ所に住んでいた。 家と同じ並びで4軒ほど離れた家に、爺さんが一人暮らしをしていた。 俺が大学進学で地元を離れる時もぴんぴんしてたから、実際... 続きをみる
日々の恐怖 2月22日 スウスウ 最初は中学2年生のときだった。 長い坂の途中にある借家に、母と弟と俺の3人で住んでいた。 貧乏な母子家庭で、部屋数は少なく、夜寝るときにはひとつの部屋に布団を3つ並べて寝ていた。 当時から寝付きが悪かった俺は、部屋の電気が消されて家族が眠った後も、懐中電灯で文庫本を... 続きをみる
日々の恐怖 2月19日 廃屋 父方の祖母の家は山間部にあって、住宅地っぽい一画は、それなりにひらけているが、それ以外の場所は普通の山と変わらん状態だった。 それで、その住宅地と山間部の境に廃屋があった。 普段はそんなもの思い出したりしないのに、何故かそれが夢に出て来た。 その夢の内容は、こんな感じ。... 続きをみる
日々の恐怖 2月15日 穴 友人の話です。 真冬の朝方、ダム湖を眺めようと散歩に出掛けた。 そこは毎年湖面が氷結するそうで、その時も見事に凍っていたそうだ。 硬くなった水面に、雪がうっすら積もっている。 岸沿いの道を半ばまで歩いた所で、子供の足跡が湖の中央に続いていた。 ボンヤリと指の形が見て取れる... 続きをみる
日々の恐怖 2月14日 イノウエさん 東京の会社員Tさんに話を聞きました。 三年くらい前の職場での出来事です。 その時、職場に入って一年目だったんだけどストレスも溜まる頃で、当時、家で寝るときに頻繁に耳鳴りに襲われることがあって不眠状態が続いていた。 その日も仕事終わって、12時頃に寝ようと布団に入... 続きをみる
日々の恐怖 2月9日 居酒屋での会話 「 病院でふと思い出したけど、手前にあるコンビニも結構ヤバイ。 学生時代に深夜勤してたんだけど、誰も居ないのに「すみませーん」とか聞こえてきたり、事務所の扉がドンドン叩かれたりしたなあ。 自動ドアも勝手に開閉しまくるから撤去して、自分で開閉するタイプの扉に付け替... 続きをみる
日々の恐怖 2月8日 事故物件 マンションを探していた時に、6年前に首吊りがあった物件がありました。 住人の男性が家族が留守中にクローゼットで首をつって亡くなって、夕方戻った家族に発見されたそうです。 その後も、ご家族が住んでいましたが、奥様が田舎に引っ込むのを機に手放すことになったそうです。 過去... 続きをみる
日々の恐怖 2月4日 姉を呼ぶ声 名古屋に在住のMさんの話です。 幼いころ住んでいた家が事故が多発する交差点の近くで、当時姉と私は一番交差点に近い部屋で寝ていた。 ある日、大きな事故があって若い男性が亡くなった。 姉によると、その日の夜中にガラス戸を叩く音と、男の人の、 「 助けて下さい!助けて下さ... 続きをみる
日々の恐怖 1月30日 ヒョットコ 40数年前、私が小1だった時のことです。 同居していた祖父が、8畳の茶の間の白ふすま四枚に墨汁でびっしり遺言を書いてしまった。 長くガンを患っていて、本人も死を覚悟していたのだろう。 子供の私に内容は読めなかったが、大酒飲みで洒脱な祖父らしく、遺書のところどころに... 続きをみる
日々の恐怖 1月27日 祖父から聞いた話 東京在住のMさんに話を聞く機会がありました。 以下は、Mさんの話です。 昔、私が祖父から聞いた話です。 ただ、細かく言うと、古い話なので微妙に違うところはあると思います。 もう祖父は他界してますが、存命の時に良くサシで酒を飲むことがありました。 そのときは片... 続きをみる
日々の恐怖 1月23日 俺を呼ぶ声 昔、実家の近所に一人暮らしのおじさんが住んでいた。 平日の午後になるとその人の家の前にイスを置いて座り、下校する子供たちに手をあげ、 「 よぉい!」 と挨拶をするおじさんだった。 雨の日も雪の日も、さすがに台風とか大雨のときには居なかったと思うが、傘をさして座って... 続きをみる
日々の恐怖 1月19日 ビックリしたこと 酒の席で昔話をしていた途中に、友人がふと思い出して言った話です。 『 そういえば認知症の祖父が、ある日突然、 「 天井に人形がいる、見られていて怖い・・・・。」 と言い出した。 「 何もいないよ!」 って言って宥めてたんだけど、しばらく後に工事の関係で業者を... 続きをみる
日々の恐怖 1月16日 医局の人 医局の人にお話を聞く機会がありました。 病院の心霊現象という話をよく聞くけれども、自分では1回しかそれらしきことは体験していません。 自分が鈍感なのか、どうなのか、その辺はわかりかねます。 少なくともオカルトチックな話が好きな医師はおりますが、自分がそういうものが見... 続きをみる
日々の恐怖 1月14日 黒電話 入院していた義母が他界したので、夫と弟夫婦の四人で夫の実家の整理に行った。 隣の家まで歩いて10分と言うど田舎だった。 電気も水道も止めて貰っていたので、色々手続きが面倒だった。 私と義妹で家の片付け、夫と弟がご近所さんへの挨拶回りをした。 昔、庄屋規模だった実家は、... 続きをみる
日々の恐怖 1月8日 七五三の約束 大学生のSさんの話です。 五歳の時、姉の七五三の打ち合わせに母と祖母の家に行きました。 その帰り道、私がしきりに、 「 私も着物が着たい。」 と言い始めたそうです。 その理由が、 「 チヨちゃんが、かわいそうだから。」 とのこと。 驚いて詳しく聞くと、 「 蔵をの... 続きをみる
日々の恐怖 1月4日 山の風習 祖父の実家は昔から林業をやっていた。 山もいくつか持っていて、そのうちの一つの山に子供が一人生まれると一本、木を植えるという風習が、その村の林業をやっている家々にあった。 それは、山と共に生きるとか、山の神様に感謝をとか、山の事故とかから守ってもらうとかいう意味があっ... 続きをみる
日々の恐怖 1月2日 山蛭と従兄弟 もう20年以上昔になる。 当時小学校低学年だった俺は、家族で緑豊かな田舎に盆帰りしていた。 久しぶりに会う同い年の従兄弟と虫網片手に、そこら中の虫を捕って楽しんでいた。 都会では感じられない開放感があった。 いつしか二人で、じいちゃん家の裏にある山に足を向けた。 ... 続きをみる
日々の恐怖 1月1日 赤ちゃんの人形 東京在住の会社員Hさんの話です。 当時、大学生であった夏の頃の話です。 深夜の公園で友達と喋っていて、小便がしたくなったから、ちょっと離れた公園内のトイレに行った。 “ 何やら線香くさいなぁ・・。” と思いながら用を足してトイレから出た。 すると、上下スウェット... 続きをみる
日々の恐怖 12月28日 キジムナーのいる風景 数十年前の話、小学校に行くかいかないかの頃だった。 父の実家が鹿児島南端の某島で、爺さんが死んだというので葬式に行った。 飛行機で沖縄経由で島に行き、父と激似の島民というか葬儀屋に案内され、はじめてその実家へ。 確か2月で、寒くは無いが、イメージしてい... 続きをみる
日々の恐怖 12月24日 別荘の掃除 なんでも屋に勤めているKさんの話です。 オカルトというほど怖くはないかもしれませんが、一家心中のあった別荘の掃除がありました。 ただ、血糊がべったりとかはありません。 死体とかそういうのは特殊清掃といって、衛生的に安全な手順を踏んだり特殊な薬品を使うため、うちみ... 続きをみる
日々の恐怖 12月14日 戸襖が開く 今からざっと50年前の話なワケだが、実母が東京で下宿していた。 その名の通り、普通の一軒家の2階に間借りで、大家は遠縁の叔母で、住み始めてしばらくしてソレは始まった。 夜中に戸襖が開く。 今もそうだけど、やたら眠りの浅い母はちょっとした物音でも起きる。 それこそ... 続きをみる
日々の恐怖 12月11日 ランチ 姉と2人でランチ行こうと歩いていた時に、私の靴ひもがほどけていたのに気付いた。 それで、電柱脇でしゃがんで姉に待ってもらおうと声をかけたら 「 そこじゃなくてコッチ!」 って、3メートルくらい離れた道路標識の脇に連れて行かれた。 そこで靴ひもを結んでいたら、すごい衝... 続きをみる
日々の恐怖 12月9日 昔の話 故郷では初盆に舟を海に流す風習がある。 精霊流しと似てるけど別の行事である。 幼児なら寝そべることができそうな大きさの木製舟で、新しい白装束とわらじ、盆菓子や果物などを入れて、舟の周囲に枠を組んで、多数の小提灯で飾り立てる。 流したときに提灯の火が燃え移って炎上したり... 続きをみる
日々の恐怖 12月5日 足が見える パン屋の息子のM君に話を聞きました。 うちは創業50年ぐらいになるパン屋をやっている。 今は俺が跡継ぎ候補。 父親にケツ叩かれながら、修行している。 “ パン屋は朝が早い。” なんて言うけど、既に朝じゃない、まだ夜。 午前2時くらいに起きて用意をする。 最近は生地... 続きをみる
日々の恐怖 12月1日 足に関わる話 関西在住のYさんの話です。 京阪の四条駅の側の橋でこんな経験しました。 10年以上前ですが、家に帰るべく駅へ急いでいました。 いつもなら、夜遅くでも人気があるのに、その時に限って人気がありません。 橋の上で後ろから足音がしました。 ゴルゴ13ではありませんが、後... 続きをみる
日々の恐怖 11月28日 事の顛末 昔、八王子市の安アパートに住んでいた。 間取りは6畳2間と台所。 車が1台やっと通れるくらいの街灯も無い細い道沿いにあって、正面は寺の墓地。 裏手は野原。 親の仕事の関係で茨城から八王子に引っ越した際、新居に運びきれなかった荷物、家具類を保管しておくためだけに借り... 続きをみる
日々の恐怖 11月24日 我が家の妖怪 専門学生の頃に深夜専門でコンビニのアルバイトをしていた時期がある。 ある日の深夜1時頃に駐車場の掃除をしてたんだが道路を挟んだ向こう側のほうで、何か乾いた物を引き摺る、 「 カラカラカラ・・・・。」 って言う音が聞こえてきた。 最初は、 “ こんな時間に、酔っ... 続きをみる
日々の恐怖 11月17日 墓の道 長野在住のHさんの話です。 その話は、Hさんが母親から聞いた話です。 母親が小学生の頃、徒歩で1時間ほど歩いて学校に通っていた。 その途上に、1つ山を通る。 何の謂れもない普通の山だ。 ある日、いつものように帰宅途中だった母は、その山で見慣れない道を発見した。 普段... 続きをみる
日々の恐怖 11月12日 タコさんウインナー 俺は新聞の臨時配達員っていうのをしてて、結構色々な地域に飛ばされる。 当然、大概は何事もないんだが、稀にやっぱり不思議な経験をしたりする。 今回は千葉へ行ったんだが、いつものように依頼を受けて新聞販売店へ向かい、いつものように仕事の段取りを終えた。 田舎... 続きをみる
日々の恐怖 11月10日 電球 今住んでいるマンションは交通の便も良く、居心地は結構いいので機嫌良く住んではいる。 しかし、借りた当初から、部屋に一人、玄関に一人、借主で無い方が同居している気がする。 入居してから気が付いたが、そんなものいたら下見の段階で他のマンション探していたとは思う。 その二人... 続きをみる
日々の恐怖 11月6日 サムシングの存在 叔母さんが久々に俺の家に遊びに来て、つい先日見たテレビの恐怖特集の話になって、 「 そんな幽霊とか、いるわけねーじゃん!」 みたいな会話をしてた時だった。 その叔母さんが、昔お客さんから聞いた話を教えてくれた。 俺の叔母さんはちっちゃい居酒屋をやっていた。 ... 続きをみる
日々の恐怖 11月3日 怖かった体験 くっついてくる軽自動車 車で国道を走っていたら、道が混んでるわけでもないのに、俺の後ろにピタリと軽自動車がくっついてきた。 “ 何だコイツ・・・?” とバックミラーで見たら、おそらく若い女なんだが、どうも顔がなんというか、モザイクかかってるみたいで、よく分からな... 続きをみる
日々の恐怖 10月31日 作陶と奇妙な訪問者 道楽でお茶をやっていて、知り合いの窯に自分好みの茶碗を作陶してもらっている。 窯があるのは関東某県の山中で、先週たまたま有休が取れたのをいいことに、依頼がてらお土産を持って泊りがけで遊びに行った。 山中といっても麓は普通に住宅街だし、別に人里はなれた鬱蒼... 続きをみる
日々の恐怖 10月26日 特殊法人の憂鬱 20年前の話なので、もう特定されることもなくなっただろうと思うので話をさせて貰う。 当時、俺は某特殊法人に就職していた。 俺が就職した時、すぐに本部ビルの建て替えが始まったんだが、新本部ビル建設工事中に、遺構やら遺跡が出てきてしまった。 本部のあった土地は都... 続きをみる
日々の恐怖 10月25日 ハロウィンと泣き女 北欧一帯の、いわゆるケルトのサウィン祭なるものをご存知でしょうか。 北欧にて11月始め、収穫祭であり厳しい冬と新しい年の始まりを謳い、死者の国や妖精郷といった異界への扉が開かれるケルトの日です。 要はハロウィンの源流となる収穫祭のことです。 このサウィン... 続きをみる
日々の恐怖 10月22日 ナースフェチ 都内に住むHさんの話です。 「 俺の勤務してる病院で、使われてない広い個室があるんだよ。 なんで使われてないかって言うと、出るから。 夜、廊下を通りかかると、勝手にゆ~っくりドアノブが動いて、ドアが開いたりとか。 もちろん、そのとき誰もいない。 なぜか、部屋の... 続きをみる
日々の恐怖 10月21日 正月の帰省 6年前、当時大学3回生だった俺と友人M、Kは正月に帰省し、久しぶりに会って飲んでいた。 その時に、Kが住んでいるアパートで妙な物音がしたり、金縛りにあったりしていると言った。 地元にいても割と暇だったし、3人とも大学が中国地方だったので、ひとつ心霊体験でもしてみ... 続きをみる
日々の恐怖 10月18日 ゴミ袋の音 俺はお寺の次男です。 寺は大した徳も無いちっこい寺だが、それでも近所の信心深いお年寄り達の憩いの場になっていた。 特に1人暮らしのMさんは、毎朝境内のゴミ拾いをしてくれる優しいお婆ちゃんだった。 スーパーのゴミ袋を一枚持って、チョコチョコとゴミを拾う姿を今でも覚... 続きをみる
日々の恐怖 10月15日 すいか 昔、まだ自分の祖母が存命だった頃の話です。 当時ばあちゃんは身体が弱っていて、うちの近所に住んでる伯母宅でほぼ寝たきりだった。 自分はまだ小学2年か3年くらいの頃で、時々見舞いに行っては、 「 ばあちゃん長生きしてな。」 って言ってたんだけど、いつも、 「 ありがと... 続きをみる
日々の恐怖 10月14日 大学病院の夜 昔の話なんだけれど、腰椎の手術のために大学病院の整形外科に3ヶ月ほど入院したことがあった。 検査をして手術し、寝たきりの状態が1ヶ月くらいあって、回復が進むにつれて、喫煙者だった俺は煙草が吸いたくてしょうがなかった。 やっと固定の期間が過ぎてリハビリをするよう... 続きをみる
日々の恐怖 10月12日 追憶 弟は不思議な子だった。 後で知ったけど、見え過ぎて何度も死ぬ目にあったらしい。 昔、小学生の頃、弟と一緒にアニメのビデオ見てたら、弟が突然横を向いて手を振った。 そっちの方向は台所、しかも電子レンジしか見えない。 思わず、 「 なにしてんの?」 と声かけたら、弟は私の... 続きをみる
日々の恐怖 10月9日 天体観測の夜 俺が小学生だった80年代頃の話です。 友達のAとBと一緒に、Bが誕生日祝いで買ってもらった天体望遠鏡を使って天体観測をすることになった。 俺の家とAの家は住宅街だったし、Bの家はうちから若干離れていた田舎だったけど庭でできそうもなかったので、Bの家の近所の神社の... 続きをみる
日々の恐怖 10月6日 デスマーチのQ&A コンピュータソフトウェア会社に勤めるM君から相談を受けた話です。 M君から、 『 この前の年度末のデスマーチですけど・・・・。 出る出ると噂の我が仕事場、同僚の8割が怪奇現象を体験している。 トイレで鏡見ると後ろに知らない女が立ってたり、納期に追われてない... 続きをみる
日々の恐怖 10月3日 陶器の狐 小学生の頃、学校の畑を掘ったら、土の中から陶器の狐が出てきた。 真っ白の陶器で出来た狐のお面みたいなやつで、他にもたくさん出て来て、七福神やら打出の小槌やら縁起物もあった。 小学生だから、 「 これはお宝だ!」 と、気に入ったものを勝手に取って教室に持ち帰った。 狐... 続きをみる
日々の恐怖 9月30日 子供の靴 私は設備関係の仕事をしていて、仕事柄他人の床下に入ったりする機会も多い。 先日、電気工事であるお宅の床下に入ったら、狭い隙間をいくつか越えた先に、何故か子供の靴が片方落ちていた。 “ 何でこんなところに?” と不思議ではあったけれど、 “ 新築の時にでも紛れ込んだの... 続きをみる
日々の恐怖 9月29日 女の笑み 奄美のある海岸でビデオ撮影をした時の話です。 俺の家族、全員が思い出に残るようにって、ビデオカメラをスタンドに固定して撮った。 それで、兄弟とかで海で遊んでいた。 その時は奄美に住んでる叔父とか従弟達も一緒だった。 その後、叔父の家に帰ってから、夜にみんなでそのビデ... 続きをみる
日々の恐怖 9月26日 冬の駅 高校生の頃の冬の日の話です。。 電車通学で始点駅で乗って終点駅で降りる、この間一時間ぐらい。 普段は本とか読んで過ごしてたけど、その日はどうしようもなく眠くて寝てしまった。 ガッツリ寝てたみたいで、ふと目が覚めたら横の人に思いっきりもたれ掛かってた。 「 すみません。... 続きをみる
日々の恐怖 9月25日 引っ越し 中古住宅をリフォームして、家族(両親、当時オレ小学6年、妹小学3年)で引っ越した時の話です。 引っ越しして暫くは大丈夫だったんだけれど、その後、金縛りがあったり、廊下でヒタヒタ素足で歩く音がしたり、居間と廊下の戸のガラスに赤い影が張り付いてたり、怖い話にでてくるよう... 続きをみる
日々の恐怖 9月24日 溝の蓋 実家の村では、数ヶ月に一回、集まって地区の道路の掃除とか酒飲んだりする日がある。 それで、その日は昔からありすぎてもう何を奉ってるかも分からない神社を掃除する日だった。 村の爺ちゃん婆ちゃんは何故かそこには近付かないので、その息子たちの世代(俺の親父の世代)が掃除をす... 続きをみる
日々の恐怖 9月23日 タバコの香り 駅の構内の喫煙スペースで、私はタバコを吸っていました。 喫煙スペースと言っても田舎の駅なので、ホームの端っこにぽつんと灰皿が設置してあるだけの簡易的なものでした。 暫くすると、小奇麗な老紳士といった出で立ちの男性がやって来ました。 軽く会釈をすると、彼は懐からタ... 続きをみる
日々の恐怖 9月22日 木瘤 母が里帰りした時に、実家から木でできた置物をもらって帰ってきた。 母方の祖母はすでに他界しており、祖父は痴呆が始まっていた。 置物は握り拳くらいの大きさのもので、何かを形取った彫り物ではなく、自然にできた木の瘤を切り取って磨いただけのもののように見えた。 欅っぽかった。... 続きをみる
日々の恐怖 9月20日 そのテの物 大学のとき、某大型スーパーの警備員のバイトしてたけど、何回かそのテの物を見た。 一番はっきり見たのは、夜勤で管理室でポテロング食いながらマッタリしてたとき。 同僚にいきなり、 “ バンバン!” て肩叩かれて、 “ なんだよ!?” と思って同僚が指差す先を見たら、監... 続きをみる
日々の恐怖 9月19日 童謡と涙 娘にせがまれてよく童謡を歌う。 タッチパネルに可愛い絵が描かれており、ボタンを切り替えると、歌入りとカラオケの2パターンを演奏してくれる優れ物だ。 全部で20曲程度収録されており、これまでにすべての歌を何度も歌っていた。 ある晩のこと、“大きな古時計”を歌ってあげて... 続きをみる
日々の恐怖 9月17日 俺を呼ぶ声 小さい頃、誰もいないのに声が聞こえるっていうのがよくあった。 母子家庭で鍵っ子だったもんだから、家に帰ると一人で留守番ってのがよくあったんだけど、例えば、 「 ただいま。」→「 おかえり。」 「 疲れた。」→「 お疲れ~。」 みたいな感じだ。 怖いとか感じるより、... 続きをみる
日々の恐怖 9月15日 鍵の摘み 数年前の話です。 うちの旦那はトラックのドライバーをやっていて、月の半分以上は家を留守にしています。 その頃長女が生まれたばかりの私は、育児とアルバイト、家事と留守番に追われ、毎日ろくに睡眠も取れず、少しノイローゼ気味にイライラと暮らしていました。 その頃住んでいた... 続きをみる
日々の恐怖 9月14日 机の上 高校1年生の時だから、もう10年くらい前の話です。 ある土曜日、部活終わって学校から帰ってきた。 時間にして夕方6時半。 季節は丁度今頃で、もう薄暗かった。 ドアを閉めると、当然家の中は真っ暗だった。 台所の電気点けて洗濯物を放って、カバン持って自分の部屋へ行こうと階... 続きをみる
日々の恐怖 9月13日 堤防の先 釣りが趣味の大阪のおっさんです。 金曜日の夜、仕事も終わって、 「 さあ、今日は夜通し釣るぞ~!」 つって北港へ出かけました。 行き先は取って置きの人気のない貨物用の波止場。 昼は運搬車両や港湾作業者の往来が激しいこの場所も、夜になると灯りを探すのも困難なほどのひっ... 続きをみる
日々の恐怖 9月11日 大人買い(2) 大人買い(1)について、約1年後の連絡です。 1年ぐらい前のことなんだけれど、本屋で月1回決まった日に、開店と同時ぐらいにやってきて、王家の紋章とかドラゴンボールを全巻セットで買っていく客が複数いる、という話をしました。 ものすごい巻数を一気に買い、1巻でも抜... 続きをみる
日々の恐怖 9月10日 大人買い(1) 俺が勤め始めた本屋は、地方チェーンの郊外店だから、規模の割に品ぞろえは結構バラエティに富んでいて、良い感じだと思っている。 ただやっぱり本棚に限りはあるから、古い本とかは極力返品して、新しい本を入れるようにしている。 でも、コミック売り場だけは治外法権なのか、... 続きをみる
日々の恐怖 9月8日 最後の一言 実体験話を一つします。 数年前大学卒業して某証券会社に就職しまして、福岡に赴任していた時の話です。 ちなみに女です。 まだ何とか20代です。 会社の借り上げのマンションが市の中心部にあって、そこを寮扱いで借りて、毎日会社までは歩いて通勤していました。 殆ど新築に近い... 続きをみる
日々の恐怖 9月6日 飛び込みの宿 静岡県の某温泉地に行ったときの話です。 法事がてら、嫁さん連れて実家に近い静岡の某温泉地へ行った。 ほぼ飛び込みで宿を決め、夕飯朝食ついて二人で26000円。 「 ネットも通してないし、飛び込みだとこんなもんかね?」 と言って部屋へ通してもらったら、大きな部屋で驚... 続きをみる
日々の恐怖 9月5日 コナンくん 俺の昔からの友人がよく死体に遭遇する。 中学時代、一緒に海に遊びにいったら水死体を見つけた。 その時すでに5回も人の死体を見たことがあったそうだ。 まあ、中学生男子は誇張してなんぼの世界だから、すげ~!なんて言いながら半信半疑だった。 でも、それから、俺が知っている... 続きをみる
日々の恐怖 9月4日 最近の流行歌 高校時代、毎年夏になると、敷地内にあるセミナーハウスで女子剣道部の合宿をしていた。 当時で創立120周年の古い高校で幽霊話には事欠かず、怖がる子はかなりいた。 二年の合宿のとき、夜中に後輩の子に、 「 トイレに行きたいから、ついてきてほしい。」 と頼まれて了承した... 続きをみる
日々の恐怖 9月2日 青い作業服 先日、大学の同期の友人と久々に食事した時の話です。 友人は大阪に出て技術職、私は地元で病院に就職しましたが、勤めている病院は古く、度重なる増改築で構造はぐちゃぐちゃ。 たまに立ち入る旧館の方は、自分でもちょっと薄気味悪い感じすらします。 そして定番の、誰もいない部屋... 続きをみる
日々の恐怖 9月1日 生きてる鳥居 俺は田舎から越してきた社会人で、一人暮らししている。 それで、田舎から幼なじみの友人Kが、この前遊びに来た。 そのKは、ごくごく普通の人間である。 しかし、一つだけ変わったところがある。 それは、神社の鳥居をくぐるとその鳥居が“生きてる”か“死んでる”かがわかると... 続きをみる
日々の恐怖 8月31日 粉 夜遅くに仕事から自宅のマンションの部屋に帰ったら、玄関の前に粉が落ちていた。 なんだろうと思って屈んだところ、玄関ドアの異常に気づいた。 穴が空いていた。 爪楊枝が2本入るくらいの小さな穴で、位置的には腰くらいの高さだ。 貫通はしていない。 粉はその穴の下に落ちている。 ... 続きをみる
日々の恐怖 8月29日 天袋 俺は、子供の頃、今は亡き伯父夫婦に可愛がられていた。 母方の長兄である伯父は、祖父から土地山林の大部分を受け継ぎ、特に定職をもつでなく、世俗と交わるのを拒むように、土地の管理と賃借収入で悠々自適に暮らしていた。 人里より少し離れてある代々の古い平屋を受け継ぎ、何故か子供... 続きをみる
日々の恐怖 8月28日 不愉快 幼稚園のときの話です。 幼い頃の話なので細部の記憶が正確では無いし、また思い込みもあると思いますが話します。 うちの幼稚園では、“きんきんさん”と言う人がいるらしかったのです。 というのも、必ず誰でも見えるわけではなく、クラスの半分くらいの子しか見ることができませんで... 続きをみる
日々の恐怖 8月27日 七五三続 以前、七五三の前に祖父母の家の奥の間で、青い袴の人に連れて行かれかけたという話をしました。 その後、青い袴の人の正体が気になって、改めて両親や親戚に心当たりがないか尋ねてみました。 すると上の従兄が、今だから話せるんだけど、と話してくれました。 従兄は、幼い頃の私が... 続きをみる
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