日々の恐怖 6月27日 声
日々の恐怖 6月27日 声 かなり前の話になる。 ある日、俺は中高時代に友人だった男と二年ぶりに再会した。 そいつと俺が通っていた高校は、まあ平凡な進学校というのか、市内で五番目くらいのレベル、というと想像できるだろうか。 そんな高校の落ちこぼれグループに、俺とそいつはいた。 中途半端なヤンキーです... 続きをみる
日々の恐怖 6月27日 声 かなり前の話になる。 ある日、俺は中高時代に友人だった男と二年ぶりに再会した。 そいつと俺が通っていた高校は、まあ平凡な進学校というのか、市内で五番目くらいのレベル、というと想像できるだろうか。 そんな高校の落ちこぼれグループに、俺とそいつはいた。 中途半端なヤンキーです... 続きをみる
日々の恐怖 6月26日 写真 旅行雑誌の取材で日本海側の観光地に行ったときのことです。 市の観光課の人に案内されカメラマンと一緒に車で周り、取材が終わったのは21:00過ぎのことでした。 カメラマンは次の仕事があるためそのまま車で帰り、私は朝市取材のために現地のホテルに泊まりました。 寝る前にその日... 続きをみる
日々の恐怖 6月25日 迷宮 私は雑誌関係のライターをやっているものです。 なんとか食えてるという程度で、売れっ子というわけでもありません。 オカルト関係の仕事をやっていると、自分自身が奇妙な体験をすることもあります。 東京のある大学病院に取材へ行った時のことです。 この仕事自体はオカルトとは関係な... 続きをみる
日々の恐怖 6月24日 印税 戦前に亡くなった私の祖父は小説家で、祖母と母は終戦後~母が結婚するまで20年余、その印税で生活していました。 今はもう亡くなった祖母がよく聞かせてくれた話なのですが、印税入金の知らせが入る前日の夢に必ず祖父が登場するというのです。 もう面白いほど確実・正確に毎回登場する... 続きをみる
日々の恐怖 6月23日 大阪 十数年前の夏のことです。 それは雨の夜でした。 残業が酷く長引いて深夜になり、私は人通りのない帰り道を急いでいました。 近道をしようと角を曲がり路地に入ると、年老いた風の男女二人連れが、ゆっくりとこちら側へ向かってきました。 お爺さんが銀色の自転車を押し、その後ろからお... 続きをみる
日々の恐怖 6月22日 雨 ある真夏の出来事だった。 その日は雲一つない晴天で、午前中からすでに30℃を超えていた。 蝉の声も忙しく聞こえ、道路の照り返しも眩しかった。 私は休暇をとっていた。 午前中に用事を済ませ、昼頃にはひとり自宅に戻ってゴロゴロ昼寝を楽しんでいた。 雑誌を読みながら横になってい... 続きをみる
日々の恐怖 6月21日 階段 昔住んでた家は、築30年くらいの普通の家だった。 小学校の頃、2階で遊んでいると階段から音がした。 “ パタッパタッ・・、トン・トン。” 当時1歳ちょっとの妹は、まず手を付いてそれからトン・トンとゆっくり階段を上るのだけれど、まさしくその音だったから、てっきり妹が一人で... 続きをみる
日々の恐怖 6月20日 マブイ 昨日の続きです。 落し物はマブイかな・・・。 実際にマブイを落とした沖縄県民です。 子供の頃、自転車に乗ってて安全確認せず車道横断しようとして見事車と衝突。 ドアにぶつかったためか、自転車のハンドルが少し曲がったのと腕に鈍痛覚える程度だったので、顔面蒼白な運転手に大丈... 続きをみる
日々の恐怖 6月19日 落し物 私は注意力散漫なのかよく財布携帯置き忘れたり、手袋とか鍵とか落としてしまいます。 それで、歩きながらとかで落としたら後ろの人が、落ちましたよとか声かけてくれるんです。 よく落とすといっても、半年に一回とかですけど。 それで、昨日の話なんですが仕事帰り、地下鉄梅田から阪... 続きをみる
日々の恐怖 6月18日 宇宙人 俺が小学校低学年の頃に、近所に不思議なおじさんが住んでた。 その、おじさんの名前は、Tさん。 Tさんは謎の機械(ガラクタ?)を発明する、自称発明家。 一度開くと10分以内に自動的に閉じてしまう傘。 殺虫剤をより広範囲に噴射するノズル。 レトルトカレーの袋を自動的に開け... 続きをみる
日々の恐怖 6月17日 おっさん 俺の住んでるマンションは比較的新しいマンションで、防犯も結構気を使っている。 エレベーターは外扉と箱の内扉にガラス窓が付いていて外からも中が見えるようになってる。 だから部屋から出て下からエレベーターの箱が上がってくると上部の機械が見える。 見えるといっても、ここの... 続きをみる
日々の恐怖 6月16日 狸 Hさんが仕事中に体験した話です。 仕事は列車の運転士をしています。 その日は大雨の中、最終列車の乗務をしていて駅に停車中でした。 やがて出発時刻となり、信号が青に変わった瞬間信号が消灯してしまいました。 おいおいこのタイミングで球切れかよと思いながら、無線で指令に連絡しま... 続きをみる
日々の恐怖 6月15日 金魚 先日、勤め先に向けて歩いてたら、前をあけてゆるく着てたコートの首筋のところに上からなにかが落ちてきて、そのまま暴れだしたから、すわでかい虫かってあわててコート脱いだら赤白の金魚だった。 鳥が咥えてきたのかと思ったけど、無傷だし空に鳥も飛んでないし。 なすすべなく、コンビ... 続きをみる
日々の恐怖 6月14日 ドッペル君 就職してから一人暮らしで、実家には年に2~3回顔出すくらい。 実家までは車で1時間くらい、そんなに離れてるわけじゃない。 その実家の両親から先日電話が掛かってきた。 その日は父と母と2人で某観光地に出かけてたらしいのだけど、そこで女と一緒に歩いてる俺を見かけたと言... 続きをみる
日々の恐怖 6月12日 ナルニア 東京郊外に住むMさんのお話です。 5才と2才の子供いますが、家の中でかくれんぼしてていなくなったことがあります。 どこをどう探しても二人ともいなくて旦那と青くなっていたら、押入れから出てきました。 時間にして15分くらいだったと思います。 何度も探したところなはずな... 続きをみる
日々の恐怖 6月11日 悪霊 学生時代、毎日のように友人と夜遊びをしては真夜中に帰宅することが多かった。 暮れも押し迫ったある冬のことだ。 忘年会と称して毎晩飲み歩いていた私は、泥酔寸前で友人と帰路についた。 その友人とは帰る方向が同じなので、乗る電車も一緒だった。 二人でホームのベンチに寄りかかっ... 続きをみる
日々の恐怖 6月10日 ラッパ 小学生の頃、恥ずかしながら肥満児でした。 そんな私の身を案じてくれたのか、林業関係の仕事をしている父が休みの日によく山へハイキングに連れていってくれました。 ある日、9時頃から登山をすることになり、母がこしらえた弁当を持って山道に入り付近で車を停めて頂上を目指しました... 続きをみる
日々の恐怖 6月9日 骨壺 今から3年半ほど前に、仕事で老人ホームの設計を依頼された。 その当時、俺は東京のT市に住んでいた。 依頼の場所は、俺の住むT市の隣M市だった。 ちょうどその時は、H市の病院の増改築工事の設計の仕事をしており、掛け持ちでやる仕事としては、立地的に現場から現場への移動、そして... 続きをみる
日々の恐怖 6月8日 オロク 昔、山仲間が体験した話です。 北海道の大雪山を厳冬期、単独で登山していた時の話だそうです。 その日は、早朝からとても天気がよく、登山には絶好の日だったそうです。 しかし、そこは冬の山の天気です。 みるみるうちに雲行きが怪しくなり、ついには激しい吹雪になってきました。 引... 続きをみる
日々の恐怖 6月7日 風音 ふと気が付くと、街にはずいぶん沢山の個人病院ができた。 内科、小児科、整形外科、脳神経外科、眼科、耳鼻科、アレルギー科、専門的に別れた開業医が増えたものだとしみじみ感じる。 そんな個人病院の看板を見ながら、ある医者のことを思い出した。 私の子供時代には個人病院はほんのわず... 続きをみる
日々の恐怖 6月6日 ガチャコン 特別に怖い話ではないけれど、自分が実際経験したことです。 8月5日はお盆前の墓地組合全員でのお墓掃除でした。 早朝から組合員27人で墓地の草取りや古い墓標の焼却をしました。 作業は一時間ほどで終わり、組合長の挨拶の後、解散となりました。 自分は役員なので墓標を燃やし... 続きをみる
日々の恐怖 6月5日 記憶 高校生の時に家を立て直したのですが、それまでは平屋で土間がある様な家でした。 自分は小さい頃、その家で葬儀をやった記憶があります。 玄関の上がり端の横の座敷と奥座敷を仕切るふすまを取り外して、奥座敷の床の間に祭壇を組んで葬儀をやりました。 誰の葬儀だったのかまでは覚えてい... 続きをみる
日々の恐怖 6月4日 クローゼット 学生の頃のことですが、仲の良かった子のアパートに初めて泊まりに行った時です。 夜になって二人でビールを飲みながらテレビを見ていました。 私の右側の壁にはウォークインクローゼットがあり、正面のテレビを見ていると右目の視界にクローゼットの扉がうつるのですが、どうもさっ... 続きをみる
日々の恐怖 6月3日 ただいま Aちゃんが住んでいた家の玄関はガラスの格子戸で、腰掛けて靴を脱ぐ上り框、そのすぐ後ろにもすりガラスの引き戸が嵌っていた。 だから、Aちゃんのお父さんが、 「 ただいま。」 と帰ってきて靴を脱ぐと、その影がすりガラス越しに見える。 お母さんは廊下に顔を出してその大きなシ... 続きをみる
日々の恐怖 6月2日 壁声 Kさんが大学に入学したばかりの頃の話だ。 仕送りの額も少ないので、彼は住居を安普請のアパートにするしかなかったそうだ。 今ではインターネットでは悪名の高い、あの会社の賃貸住宅だ。 隣人がテレビで何を見ているか、それがわかるほど壁は薄かったという。 なるべく静かに過ごすよう... 続きをみる
日々の恐怖 6月1日 花 よく通る道に花が手向けられている電信柱があり、通る度に供えられた花の種類が変わっていたので、よほど大切な人を亡くしたんだろうなと気になって見ていた。 ある時、その電信柱の前を通ったらその花が荒らされていた。 次の日通ると花は綺麗に新しくなっている。 その日の夕方に通るとまた... 続きをみる
日々の恐怖 5月31日 絵巻物 私の生まれた家の近くに寺がある。 この寺には地元では有名な絵巻物が保管されていて、お盆の期間だけ本堂に祭られ一般公開される。 絵巻物に描かれているのは地獄の風景。 お盆の間だけ地獄の釜の蓋が開いて亡者達が現世に戻ってくる光景だが、この絵巻物にはこんな逸話がある。 御開... 続きをみる
日々の恐怖 5月30日 駐車場 14年前、六甲のとある住宅地で起きた事件です。 当時出来たばかりの大型スーパーです。 夕方は買い物客の主婦たちや、横の公園からスーパーの駐車場まで入り込んで遊んでいる子供たちで賑やかです。 俺と友達グループも駐車場の段差の縁に腰掛けて、カードを交換する遊びに夢中になっ... 続きをみる
日々の恐怖 5月29日 上司 今から6年前に当時の上司から聞いた話です。 現在は結婚しているその上司ですが、当時は祐天寺で一人暮らしをしていました。 僕も一人暮らしを考えていた時期だったので、いろいろ話を聞いていました。 自分「祐天寺ですかー、いいところですね。 ちなみに家賃って幾らぐらいなんですか... 続きをみる
日々の恐怖 5月28日 写真 Tさんが写真の話を始めた。 よくある話なんだろうけど、実際に体験してみたら奇妙なことだった。 十数年前になるけど、仕事で現場監督やってて、工事現場の現場写真撮ってた。 先輩のKさんの作業しているところを写真に撮ってその日に現像した。 次の日の夕方に写真整理しながら、その... 続きをみる
日々の恐怖 5月27日 爺さん 仕事で滋賀県で働いてるんだけど、一昨年の冬初めて滋賀県に来た時にあった話です。 天気予報で「今週末に初雪が降るでしょう」って放送してて、実際、週末夕方頃から雪が降り出した。 いつも通り23時頃に退社してコンビニに寄って晩飯を買い込んで店を出たところ、いきなり声をかけら... 続きをみる
日々の恐怖 5月26日 マンガ本 何年か前、絶版になってしまったマンガを探しに水道橋の古本屋街をハシゴしたことがある。 ビルとビルとの間に歴史を感じさせる小さな古本屋があって何気なく入ってみると、目当てのマンガが全シリーズ揃って置いてあり、私は嬉しくなって全巻買い求めスキップしたい気分で家へ戻った。... 続きをみる
日々の恐怖 5月25日 扉 Nさんはエレベーターの管理、修理をしている。 ある日、病院のエレベーターが故障して止まってしまった、と連絡を受けた。 すぐに車を飛ばしたが、到着した時には2時間がたっていた。 現場へ向かうと、人だかりがしている。 中には看護婦が閉じ込められているらしい。 「 大丈夫ですか... 続きをみる
日々の恐怖 5月24日 配水管 昔、配水管の点検するアルバイトをしてた。 地下に潜って管に異常は無いか調べる仕事。 ちょっとした冒険みたいで毎度ワクワクしながら働いてた。 まだ始めたての頃、管に潜ると人がいることがあるから気を付けろって先輩に言われた。 人を見つけたらまず声をかけて、何も言わず逃げて... 続きをみる
日々の恐怖 5月23日 盲腸 これは中学生の時の体験で、今でも思い出すと不思議な気持ちになります。 中学二年の二学期に、私は急性盲腸炎で緊急入院しました。 定期テストの前だったのでよく覚えています。 明け方に腹痛を覚えてそのまま救急車で運ばれ、即日入院で手術に備えました。 手術は翌日に決まり、痛み止... 続きをみる
日々の恐怖 5月22日 サングラス お昼休みに、いつも立ち寄る店があった。 職場の近くで値段も手頃だしランチもけっこう美味しかったので、同僚と一緒に毎日のように利用していた。 広いガラス張りの店内は昼休み時間ということもあっていつも混雑していたのだが、その中に必ず同じ窓際の席に座って外を眺めている女... 続きをみる
日々の恐怖 5月21日 薬剤師 私は薬剤師で、新人の頃ある病院に勤務していた。 薬剤師は私を含めて3人で、一番下っ端の私は何でもやらなくてならなかった。 ある日のこと、いつものように夕方近くに外来が終わり、病棟のオーダーに基づいて、注射薬の払い出しをしていた。 どういう訳かこの日のオーダーはややこし... 続きをみる
日々の恐怖 5月20日 農家 平成4年の夏の話です。 当時はまだ北東北まで行くと機関車が客車を引っ張ってる普通列車が沢山あって、その写真を撮りに良く行ってました。 ただ、今みたいにレンタカーが充実してなかったので、列車で行って、駅から歩いて写真撮ってました。 あれは奥羽線の北のほう、大釈迦と言う駅か... 続きをみる
日々の恐怖 5月19日 民宿 これは学生時代、山中湖で住み込みのバイトをしていた時のお話です。 バイト先は山中湖の平野という場所にある大きな民宿だった。 民宿とは言え、利用するのは大学や高校の夏合宿がメインで、体育館やテニスコートなどもあり、規模的にはかなり大きなもの。 ここは友人の親戚で、私は友人... 続きをみる
日々の恐怖 5月18日 質屋 今から7、8年前、老舗質屋のご主人さんと話す機会がありました。 その時の会話です。 実家がずっとやってたんでねぇ・・。 サラリーマンもしましたが、結局30になったぐらいに継ぎました。 じゃあもう10年くらい? そうなりますね・・。 その頃と今と違う? やっぱり厳しくなり... 続きをみる
日々の恐怖 5月17日 エレベーター 俺が引越し屋に新人で入ったころの話です。 3月の繁忙期、前の現場が長引いてしまって次のお客さんの作業開始が午後4時を回ってしまった。 最初から繁忙期だから作業開始は遅くなるって分かってたみたいで、そのお客さん全然怒ってなかったけど、俺たちはまだその次の現場があっ... 続きをみる
日々の恐怖 5月16日 佇む人 ある地方の村で起こった話をしよう。 その村は、山中に這うように細長く民家が点在する、いわゆる寒村だ。 人口は少ない。 当然、子供も少ない。 村に住む少数の小学生たちは、山道を4Kmも下った小学校まで毎日歩いて登校していた。 小学校までの道のりは、彼等にとってさほど苦痛... 続きをみる
日々の恐怖 5月15日 電話ボックス これは、青木ヶ原樹海を深夜にドライブしていた時体験したときの話です。 その日、私は友達と二人で夕食を食べ、そのままドライブを楽しんでいた。 私たちの車が青木ヶ原樹海にさしかかったのは、深夜2時を過ぎていたと思う。 樹海の中を貫く国道は、時折、トラックとすれ違うぐ... 続きをみる
日々の恐怖 5月14日 時計 親しい友人が結婚して新居を建てた。 御自慢はリビングにコーディネイトした家具。 コンコルドのファーストクラス用の皮張りソファーが二脚、イタリアから直輸入したライト、奥さんの嫁入り道具のピアノ、それから新婚旅行先のアンティークショップでみつけた古時計。 彼の御自慢の中で一... 続きをみる
日々の恐怖 5月13日 現物 友人Hが住んでいるアパートの話です。 長い期間に渡り散発的に発生している事なので、箇条書きでまとめてみました。 1)深夜にザワザワと話し声が聞こえる。 疲れて寝ている時などは、「どうしたの?」と女の声で囁かれた事もあるそうな。 ⇒ Hは幻聴だと言い張っている。 2)深夜... 続きをみる
日々の恐怖 5月12日 人形 俺の実家は小さい寺をやってて、親父が憑き物祓いや人形供養してるのを何度も見てたが、今までで1番怖かったのが赤ちゃんの人形です。 ミルクとか飲ませるような結構デカイ人形(わかるかな?)。 当時10歳くらいだった俺は、夜トイレに起きると、人形部屋(供養する人形や、供養前の人... 続きをみる
日々の恐怖 5月11日 バケモン 30年以上前のWさんの爺さんの話です。 爺さんは近所の山で野鳥の写真を撮るのが趣味だった。 ある日、山から戻った爺さんを見て皆驚いた。 背中に大きな切り傷があり血まみれ、全身擦り傷だらけで服はぼろぼろ、右手の小指が折れており変な方向に曲がっていた。 どうしたのか、と... 続きをみる
日々の恐怖 5月10日 携帯 Nさんが大学生の頃だ。 一人暮らしのアパート、ロフトで寝ていると携帯が鳴った。 見たことのない電話番号だった。 Nさんは寝ぼけながら通話ボタンを押した。 ガラスをひっかくような高音だった。 「 きぃぃぃぃ、もも、もしもしぃ、もーしもーしぃ・・・。」 映画やアニメに出てく... 続きをみる
日々の恐怖 5月9日 証拠 Yさんはレンタルビデオ店で働くフリーターだった。 その晩も日付が変わるまで働いた後だった。 仕事中に取り置きしておいた新作ビデオが楽しみだった。 コンビニで軽い夕食を買い、家までの八分ほどの夜道を歩く。 角を曲がると二十メートルほど前に一人の男がYさんと同じ方向に歩いてい... 続きをみる
日々の恐怖 5月8日 出会い 前世の話で、笑えると言うか、へええええっ~と思った我が姉の話です。 一生独身貴族を貫くと決めていた姉が結婚した。 しかもかなりの遠距離恋愛。 親も「嫁いでくれるなら喜んで!」と深くなれ初めを聞いていなかったが、結婚式でいざそれが発表されたらどよめいていた。 相手・・・・... 続きをみる
日々の恐怖 5月7日 イボ 母方の伯父が昔してくれた話です。 イボの花ってのがあるらしい。 体に出来たイボに、花が咲くみたいにパカって裂け目ができることを言うそうだ。 昔は、急にできたイボに花が咲いたら近くの人間に不幸があるといわれていたらしい。 聞いたことがないから、伯父のいた所独特の風説かもしれ... 続きをみる
日々の恐怖 5月6日 運がない人 Nさんの話です。 大きな台風が村を直撃し、山林に大きな被害が出た。 Nさんの所有山林も例外ではなく、樹齢150年近いヒノキのほとんどが倒れてしまった。 先祖代々手入れをしてきた山が全滅してしまい、すっかり意気消沈したNさんは、それっきり山に入る気にもなれず、昼間から... 続きをみる
日々の恐怖 5月5日 エアガン 今から数年前、高校3年の夏休みに体験したことです。 当時、俺は高3の6月頃に推薦入試で大学が決まり、夏休み前に野球部を引退し夏休みは何して遊ぼうか考えてた。 クラスのみんなとは基本仲良いけど野球部のヤツとしかつるんでなかった。 終業式の日、教室に入ると部活してないアル... 続きをみる
日々の恐怖 5月4日 紫煙 Tさんが高校生のときに、友人数名と共に体験した話です。 高校2年のとき実家を建て替えることになり、解体作業が予定されていた。 そこで思い出作りも兼ねて、荷物の少なくなった実家で近しい友人やその兄たち数人が集まることになった。 当日は、鏡とガラスケースに入った人形などが残さ... 続きをみる
日々の恐怖 5月3日 登山 昔、Kさんが上海に留学中のとき、同じく留学中の韓国人の子から聞いた話です。 双方が、慣れない中国語で話したものを日本語に直して書くため、多少誤差はあると思います。 その日、その韓国人の友人の女の子Aは、友達とみんなで一緒に登山をする計画をたてていた。 メンバーは女がAと残... 続きをみる
日々の恐怖 5月2日 国民休暇村 昨日の、Sこと僕の続きです。 これはSが社会人1年生として東京で就職し、そのT株式会社の新入社員研修中の話です。 新入社員研修は4月1日から約2ヶ月かけて、博多から関東まで7ヶ所の研修地で行われた。 研修途中で逃げ出す者が出るほど研修は厳しいモノだった。 社員は全国... 続きをみる
日々の恐怖 5月1日 霊園 Sこと僕は、その日友人のY君の誕生日を祝うため、友人3人で松戸の常磐にある24時間営業のボーリング場に来ていた。 S 「Yよ、お前20歳の誕生日に男だけとはこの先のお前の女運も知れたもんやな!」 友人Y 「うっせーよ!あんたたちこそ有り難いと思いなよ!」 友人K 「はっは... 続きをみる
日々の恐怖 4月30日 店舗 Sさんはなかなか変った経歴の持ち主で、大学を出てから単身渡米し数年かけて小型機のライセンスを取ったりと色々な事をしていました。 その頃Sさんは、滞在費が寂しくなると一時帰国し、割の良いバイトをして資金を作っていたそうです。 円が強かった時代を思い出させる話です。 そこで... 続きをみる
日々の恐怖 4月29日 悩み ある意味怖く、ある意味笑っちゃうようなNさんの話です。 俺が高1の時の話だ。 この頃はもう両親の関係は冷え切っていて、そろそろ離婚かな、って感じの時期だった。 俺はと言えば、グレる気にもなれず、引き篭り気味の生活を送っていた。 授業が終わると、真っ直ぐ家に帰って自室に直... 続きをみる
日々の恐怖 4月28日 シューポラー 中国人の女性から聞いた実話である。 大連の彼女は、親戚一同と会食をした。 会食も終わって雑談をしていて面白い話を聞いたらしい。 彼女のおじさんの近所である女性が死んだ。 女性にはもう40になる息子が一人いた。 息子は母親の部屋をそのまま受け継いだが、受け継いだと... 続きをみる
日々の恐怖 4月27日 ネットショップ よくネットで買い物をするのだが、最近はDVDなんかも発売したばっかのヤツがネット上でかなり安売りされていたり、購入の操作自体も簡単で一度登録しておけば、俗にいうワンクリックで即座に完了するので非常に便利でついつい要らんものまで買ってしまう事が多くなった。 だけ... 続きをみる
日々の恐怖 4月26日 手 叔父から聞いた話を紹介したいと思います。 おそらく二、三十年前、叔父が様々な地方を巡って仕事をしていたころ、ある地方都市で一週間、ビジネスホテルで生活しながら働くことになった。 叔父はそのホテルの近くに、変わった古着屋が建っているのを見つけた。 そこは一階が古着屋、中の階... 続きをみる
日々の恐怖 4月25日 月 私の祖母は、祖父と共に佐世保近郊の出で、とりわけ山深い土地で生を受けました。 生家は本家で、一族は周囲の山を開墾し、そこで農業を営んでいました。 祖母も小さなころは、牛を引くような生活をしていたそうです。 また、祖母は六人兄弟の上から三番目の、ただ一人の女児でした。 その... 続きをみる
日々の恐怖 4月24日 宅配 大学生の頃の話です。 俺は下宿近くにある定食屋で出前のアルバイトをしていた。 まあ本業の片手間の出前サービスって感じで、電話応対やルート検索、梱包、配達まで調理以外のをほぼ全てを俺一人でこなすという感じだ。 客の大半は俺と同じように大学近くで下宿する学生なので1年もバイ... 続きをみる
日々の恐怖 4月23日 椅子 Kさんが高校受験を間近に控えた冬のことです。 元気だった祖父が、腹部の痛みを訴え入院しました。 検査の結果肝臓ガンで、もう手の施しようが無い末期だった。 3月末に無事受験と卒業式を終え中学校最後の春休みを過ごしていた頃、日に日に痩せ細りゆく祖父に身内が交代で側につく毎日... 続きをみる
日々の恐怖 4月22日 鏡 Fさんが大学生になってからのことです。 引っ越した先の一軒家で、なんとなく他人の視線を感じるようになりました。 いつも感じました。 朝起きた時から夜眠りにつくまで、いつも感じました。 ただ、不思議だったのは、家から出ると視線を感じないということでした。 こんなに変なことが... 続きをみる
日々の恐怖 4月21日 踏切 Kさんの弟の話です。 当時弟は、静岡県内のZという地域密着型の地図制作会社でアルバイトをしていました。 数日前にも体験談を紹介したように、Kさんの弟は色々と不思議な経験をしています。 夜、弟がバイパスを自転車で走っていると、バイパス下に交差するように延びている東海道線が... 続きをみる
日々の恐怖 4月20日 薄紫色の煙 数年前、自宅近くの神社で首吊り自殺があった。 神社は生活道路に面した場所にあって、境内にはブランコや滑り台などの遊具も設置されており、どうしてこんな所で? と思いたくなる立地条件だ。 亡くなったのは地元の人間ではないらしく、事件性も見当たらないのでニュースにもなら... 続きをみる
日々の恐怖 4月19日 名前 数年前、親父が死んだ。 食道静脈瘤破裂で血を吐いた。 最後の数日は血を止めるため、チューブ付きゴム風船を鼻から食道まで通して膨らませていた。 親父は意識が朦朧としていたが、その風船がひどく苦しそうだった。 その親父がかすれた声で、「鼻を入れ替えろ、鼻の名前を入れ替えろ」... 続きをみる
日々の恐怖 4月18日 影踏み鬼 学校の側のバス停で最寄り駅までのバスを待っていたときのことだ。 普段は自転車を利用しているが、朝から怪しい雲が垂れ込めていたのでバスにした。 だが予想は外れ雨は降らず、さらにKと遭遇してしまった。 隣でKがべらべらとうるさく何か喋っていたが、いつものことなので聞き流... 続きをみる
日々の恐怖 4月17日 リハ 開業医を営んでいるWさんの話です。 当院は少ないですが、一応入院施設もありまして、時間内救急指定を登録してます。 私は囲碁が趣味で、本来入院患者さんとの個人的な交流はマズいのですが、当時入院をされていたプロ棋士のFさんと毎夜静かに手合わせをしていました。 Fさんの部屋は... 続きをみる
日々の恐怖 4月16日 虎跳峡 旅先で会ったMさん(女性)の体験した話です。 十数年以上昔のことです。 Mさんは中国の雲南省にある虎跳峡(とらとびきょう)という処へ、数日かけてのトレッキングに出掛けました。 一日目 美しい景色を楽しみつつ、難なく過ごしました。 二日目 Mさんは早朝からトレッキング。... 続きをみる
日々の恐怖 4月15日 訳あり 不動産調査会社に勤めるTさんの話です。 営業と調査担当のTさんは話好きで、人を怖がらせることが大好きです。 だから、かなりの脚色ありとも思えます。 つい先日の話です。 うちは競売にかけられた不動産の調査を請け負ってる会社なんだけど、こないだ前任者が急に会社に来なくなっ... 続きをみる
日々の恐怖 4月14日 絵本 Sさんは、学生時代に図書館でアルバイトをしていました。 図書館には利用者が自由に入れる開架書庫とは別に、表に入りきらない本を収納する閉架書庫という倉庫のようなスペースがあります。 そこの図書館の閉架書庫は格別殺風景なところでした。 天井は高く、その高い天井まで人ひとりが... 続きをみる
日々の恐怖 4月13日 ずぶ濡れ Hさんの25年くらい前の話です。 友達の家で遊んでいたのですが、夜の12時頃お腹が減ったので二人で夜食を食べに行こうという話になりました。 そのころは、このあたりにコンビニもなく、仕方がないので峠を越えて1時間くらいの町のハンバーガーショップに行った帰り道のことです... 続きをみる
日々の恐怖 4月12日 水 Sさんが遅めの昼飯を買いに行ったときのことだ。 会社を出て十分ほどのチェーン弁当屋に向かう。 夏場のことで、夕方だというのに陽はまだ強く照らしていた。 地面に濃い影ができていた。 近道として裏通りへ入ると、三叉路に背の低いお婆さんが首を左右に動かしていたという。 Sさんが... 続きをみる
日々の恐怖 4月11日 廃校 Kさんの弟の話です。 当時弟は、静岡県内のZという地域密着型の地図制作会社でアルバイトをしていました。 その弟が、S県とK県の県境付近にバイクで調査に行ったときの話です。 調査範囲は山中で、調査物件の一つに○○学園と表記があった。 実際訪ねてみると、そこは山深くに位置す... 続きをみる
日々の恐怖 4月10日 悪戯 Wさんは就職を機に、それまで住んでいた栃木の実家から都内に引っ越した。 しかし就職した会社は半年で潰れ、当時付き合っていた彼女には手痛い振られ方をしたそうだ。 おまけに一年で大きい病気を二度し、計三週間の入院生活まで送るはめになった。 その一年で、小さい病気も含めると医... 続きをみる
日々の恐怖 4月9日 事故 10年ほど前、Kさんの弟が起こしたバイク事故にまつわる話です。 当時弟は、静岡県内のZという地域密着型の地図制作会社でアルバイトをしていた。 バイトの内容は、地図の更新のための情報を収集することだった。 具体的には、一軒一軒家々を回り、今年度の地図に記載されている家主名と... 続きをみる
日々の恐怖 4月8日 昼寝 私が入院していた病院で聞いた話です。 糖尿病で入院している別室のKさんとは談話室で仲良くなった。 互いの病気の話をひとしきりすると、私が振るわけでもなく先方から話し始めた。 「 兄ちゃん、夜眠れてるか?」 「 いえ・・。」 私は首を振った。 ただでさえ寝つきの悪い私は、枕... 続きをみる
日々の恐怖 4月7日 夕立 昨日の夕立で思い出した話です。 小5くらいのとき、校庭で体育やってたときにすごい夕立が来たんで、みんなで体育館に避難したんです。 で、もう自由に遊んでいいってことになったんで、私は友人2人と体育館の2階(観客席みたいになってた)に上がって、窓から外を見ていました。 学校は... 続きをみる
日々の恐怖 4月6日 歌声 夏だった。 Mさんは窓を全開にして高校野球を見ていたという。 応援のトランペットに混じって、その歌声は徐々に大きくなっていった。 Mさんは角部屋に住んでいたので、隣か、その隣の住人の歌声に違いなかった。 怒鳴り込んでやろう、とMさんは意気込んでいた。 隣の開けていたキッチ... 続きをみる
日々の恐怖 4月5日 チキン南蛮 その日のSさんは疲れていたそうだ。 昼から続いた打ち合わせ、会社に戻ってからの事務処理。 飯の時間もないほどの忙しさで、会社を出る頃にはすでに十時を回っていた。 駅前のガストでチキン南蛮を食べよう、満員電車の吊り革に掴まりながらSさんの腹は決まっていた。 最寄りの駅... 続きをみる
日々の恐怖 4月4日 白衣 昔、働いていた工場には検査室という6畳ほどの小さな部屋があり、そこに入室する時は白衣に着替えなければいけなかった。 白衣は廊下にあるロッカーに2、3着掛けてあった。 新入社員の時、検査室で一人作業をしているAさんに用事があり、白衣に着替えて中に入った。 Aさんへの用事が終... 続きをみる
日々の恐怖 4月3日 ベビーカー Sさんはベビーカーが苦手だった。 特に電車だ。 うっかり乗り合わせてしまおうものなら、大体が嫌な思いをする。 「 平気で足にぶつけてくるし、いくらスペースをとろうと遠慮がない。 それが当然だという顔をするんです。 一言で言えば厚かましいんです。」 Sさんは以前、うっ... 続きをみる
日々の恐怖 4月2日 骨董屋 私の母の知人Aさんが体験した話です。 Aさんは友人のJさんと、ある街へと観光へ行った。 坂の多いその街で二人で散策中、こじんまりとした骨董屋を見つけたので立ち寄ってみた。 店内は古めかしい品物が所狭しと陳列されていて埃っぽい。 一通り物品を眺めて、骨董屋を後にした。 そ... 続きをみる
日々の恐怖 4月1日 迷子 何年か前、母親が緊急入院して手術を受けた。 手術は成功したのだが、術後の経過が悪く、家族が交代で一日に何度も病院を往復しなければならなかった。 わたしも、一日に一度は病院に通う事になり、これはその時に体験した気味の悪い話だ。 母の入院していたのは地方の大きな総合病院で、建... 続きをみる
日々の恐怖 3月31日 ICU 看護士のHさんの話です。 ICUで勤務していた時のことです。 夜勤で真夜中、ようやく一段落して一緒に夜勤をしている看護士とベットが見える位置にある休憩室に入り、お茶を飲んだ。 少しだけライトを暗くして、あたりは心電図モニターの音だけがピッピッと鳴り響いていた。 「 今... 続きをみる
日々の恐怖 3月30日 蕎麦屋 私は大昔から蕎麦が大好きです。 彼方此方にある蕎麦の名店の食べ歩きもしたことがあります。 それで、家から車飛ばして10分ぐらいの所に、『安い、だからあまり文句言うな』な感じの蕎麦屋がありました。 そこがある日、『今日は本気で蕎麦を打ちます』という貼り紙を玄関に貼ってい... 続きをみる
日々の恐怖 3月29日 山の主 知り合いHの家に伝わる先祖の話です。 彼の先祖に、羽振りの良い男衆がいたのだという。 猟師でもないのに、どうやってか大きな猪を獲って帰る。 ろくに植物の名前も知らぬくせに、山菜を好きなだけ手に入れてくる。 沢に入れば手の中に鮎が飛び込んで来る、火の番もできぬのに上質の... 続きをみる
日々の恐怖 3月28日 山小屋 不思議な話を聞いた。 だが、怖い話ではなかった。 それは今から8年ほど前のことだ。 Kさんというディレクターが、冬山の撮影をするため山に登ることになった。 スタッフは、ディレクターのKさん、カメラマンのMさん、録音マンのYさんの3人。 それに二人のガイドさんが同行した... 続きをみる
日々の恐怖 3月27日 枕返し 知人のTが、幼稚園生の時に体験した話です。 Tが幼稚園生のとき、林間学校に参加した。 場所は、静岡県内の「○○少年自然の家」というところだった。 当日は様々なレクリエーションを体験し、夕暮れ時には皆でカレーを作って食べたりと大変楽しめたそうだ。 その後9:00過ぎには... 続きをみる
日々の恐怖 3月26日 インディアン人形 今から30年ぐらい前の話である。 当時は、およげ!たいやきくんと言う歌が流行っていた。 街を歩いていても、どこかからその音楽が流れていた。 ちょうどその頃、私は叔父の家に行ったことがある。 叔父はまだ三十代で、3歳か4歳の女の子が一人いた。 その時叔父の家で... 続きをみる
日々の恐怖 3月25日 邂逅 Sさんは若くして結婚したが、夫との折り合いが悪くなり、娘のN子ちゃんが生まれてまもなく離婚した。 負けん気の強かったSさんは、母子家庭でも娘だけは立派に育てたいと強く願い懸命に働いたという。 昼間、少しでもN子ちゃんと過ごせる時間が出来るようにと、夜の仕事についた。 や... 続きをみる
日々の恐怖 3月24日 コンテナ 今から13、4年も前、関西にいた頃、港湾のコンテナ荷降ろしのバイトに行っていた時期がある。 荷降ろしは文字通り、コンテナに収められた荷を降ろすことで、コンテナ自体の積み下ろしや、降ろされた荷を倉庫に収める過程はクレーンや、フォークリフトなど機械で行われるものの、この... 続きをみる
日々の恐怖 3月23日 棺桶 Sさんの祖父の体験談です。 Sさんの祖父は長崎県佐世保市近郊の出で、祖父の父は棺桶職人を生業としていました。 昔は土葬なので、亡くなった人は焼かれずに四肢を折り曲げた状態で棺桶に入れられ、地中に埋葬されていました。 ですから、棺桶は文字の意味どおり桶の棺なわけで、大きさ... 続きをみる
日々の恐怖 3月22日 音 私の友人K君の同郷S君の体験談です。 S君は、 「 信じてくれるかどうかは、分からないですけど・・・。」 と前置きしてから話し出した。 S君はラグビーが上手で、そちらの推薦枠で山梨県内の大学に入学し、日々練習に励んでいた。 そんな折、S君は練習中に足を骨折し、県内のK市に... 続きをみる
日々の恐怖 3月21日 奈落 「 今までも一度も考えたことないんだけど・・・。」 Mさんは去年飛び降り自殺を図ったという。 「 もう面倒くさくて・・・・。」 当時Mさんは結婚をしていたが、それ以外に恋愛中の男が一人、セフレが一人いたという。 「 誰にもバレてなかったんだけど、気持ちがグチャグチャで、... 続きをみる
日々の恐怖 3月20日 七日間戦争 Kさんは1983年夏生まれ、出身は新潟。 一時期は子供向け映画監督を目指していたが、今は中小企業のシステム管理に従事している。 「 はしかみたいなもんですよ、撮れるわけがない。」 大好きな夏の終わりに異変は起こった。 「 家で映画を見ていた時でした。 その日は仕事... 続きをみる
日々の恐怖 3月19日 インターフォン 朝方、夜行で帰り昼過ぎまでうとうとしていたが、目を覚ますと外はすっかり様変わりしていた。 今日は関東一円では珍しい大雪である。 旅先、仕事先、学校、いろんな出先があってそこから帰りつく。 家に入って玄関のドアを閉めた瞬間、それまで自分がいた外の世界はどうなって... 続きをみる
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