第六講 心と霊気の交はりの関係について 従来よりのベ来りたる如く心意魂魄霊の関係は、既に諸子も解したるならん。 是等のすべては皆悉く気によつてつながれ居ることも考慮せざるべからず。心と意との陰陽関係に於ても、気によつてつながれあるが故に、ここに摩擦を生じてはたらきをなす。 魂魄の陰陽に於ても同様の関... 続きをみる
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第五講 先づ心と魂との区別 諸子は心と魂の区別を知らざるが故に、自然の理をきはむる事あたはざるなり。 心を魂と考へ居りては、到底人間の何なるかを知ることを得ざるは当然なり。人間と動物の異なる処はここにあるなり。獣類には人間に有する魂はあらずして、人間の持つ心に相当するものが彼等の魂となり居るなり。故... 続きをみる
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絶対界 第四講 神我一体によって真の自由は得らるるやP215〜220
第四講 神我一体によって真の自由は得らるるや 此講目の如く神我一体とならば不自由の束縛は解かれて解放せらるるやと云ふに対し、諸子は更に迷ひを深くするならん。神ありと思ふ心にすら不自由を感ずるに、神に交はらば尚更窮窟となりて、己が欲するがままの行動はなし難からんとの思ひを抱くならん。 諸子は神ありと思... 続きをみる
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第三講 自然と自由の関係について 諸子は神を知りて神と共に生活する事あたはざるは、即ち自然の道理を体得なし居らざるが故なり。 神の存在の有無を論ずることを暫く止めよ。 兎に角自然と云ふ事に対して、自然は神なりとの思ひを抱きて日々の生活をこの自然に任せてつとめする事に努力せば、その姿こそ即ち神と共に生... 続きをみる
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第二講 大自然と小自然の関係 前講の法則より自然と云ふものの理を探り求めざるべからず。第二講目に掲げたる大自然と、小自然と名づけしは他ならず。 全宇宙を大自然として研究する時、太陽系宇宙は小自然とみなして考究するの要あるなり。別段大小の区別の必要なけれど、兎に角不変性絶対変化性絶対の区別あるによって... 続きをみる
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絶対界 第一講 不変性絶対と変化性絶対との関係 P199〜202
第一講 不変性絶対と変化性絶対との関係 成人聖者に問ふて曰く、絶対とは如何と。聖者庭の池水を指示して、絶対とは此池を指しその中に有する水も絶対なりと。 彼又訊ねて曰く、されば相対とは如何なるを云ふか。聖者曰く、池も相対にして水も相対なりと。彼更に問ふて曰く。されば何れに信を置くべきや。聖者曰く、汝の... 続きをみる
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絶対界 巻の三 絶対界とは如何なるところか P195〜198
絶対界 巻の三 絶対界とは如何なるところか 絶対界に生れて絶対界に帰る。 もし其が中途にて絶滅するものならば望を達したりとは云ひ難し。 先にも語りし汝は永久汝なりとの説より是を考察する時、絶対界より絶対界にかへるは是その言葉に匹敵す。されど汝に出でて他の彼に変化せば、其は中途挫折して目的を達したるに... 続きをみる
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絶対界 第十章 霊気と霊気の交はりに就いて P190〜194
り。されど是は方便にして帰するところは、自己の魂を発見する方便にすぎざるなり。信の力すぐるれば自己の魂が稔りを全うすることの理は、かくの如き関係となると知らば更に新らしき道を構じて、其によって自己の個性を発見せば、神を求め仏を願ふの要もなからん。 例へば我に信じらるる事柄に対して、他人は厭ひて信ぜざ... 続きをみる
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絶対界 第十章 霊気と霊気の交はりに就いて P185〜189
在は認ること難し。此理は諸子もよく知るならん。一本の鉛筆にて白紙に文字を認むるとき悪き鉛筆ならば、文字は描かれずして明らかに見ること難からん。 是等は分解性に属するが、故なりと知るべし。 一本の線に於ても融和性と、分解性によって相違あるなり。諸子はこの事柄に対しても、紙と線との融和と誤解する勿れ。 ... 続きをみる
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絶対界 第十章 霊気と霊気の交はりに就いて P178〜184
自をはなるる如きは是信にあらず。信ぜざるが故に、斯る姿となるなり。此意味を諸子は知るや。諸子には到底理解すること難からん。 諸子の信仰は信にあらずして唯知ると云ふに他ならず。 知りたりとて信ずる力なくんば、其は空行く雲の如し。神を知りて神を信ぜずば、自他一如の関係とはならざるなり。然して霊気は和せざ... 続きをみる
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絶対界 第十章 霊気と霊気の交はりに就いて P174〜177
自得する道は開らかるる事を知るによって、参考に迄語りおくべし。霊気を知るは魂にあり。 魂の力優れずば霊気に順ずることは難し。是は複雑微妙なる意味を有す。霊気とは先にも語りし如く、すべてに通ずることは諸子も知るところならん。霊気には特殊の作用あるによって、無言詞を有言詞に化せしむる力もあり、又法を作る... 続きをみる
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第十章 霊気と霊気の交はりに就いて 肉眼には光を伴ふ。肉耳に於ても是に類する関係あるなり。故に物体に遮ぎらるれば見聞することあたはず。然るに霊気は実間空間を嫌はず通ずるが故に、あます所あらずして感応導交するなり。一如と云ふは即ち霊気ならでは、一如とはなり難し。赤子を知らんとならば、赤子の程度迄尺度を... 続きをみる
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絶対界 第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 P162〜P166
時物と物との化合することなく、唯思案なし居りては機能は得難し。其と同様にて諸子の拝みは思案に等し。故に通ぜざるなり。此心と此心と化合せしめて、その望みに役立しめんとの考へにて拝みするならば、其は調合したる薬を服用したると同様の結果となる故に、病苦は治癒する如く望みを成就するなり。 一心と云ふは即ち薬... 続きをみる
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所謂声なき声、音なき音、即ち無声音無音声と云ふは是なり。諸子は常に種々様々の事柄を感じ居るは、すべて心のはたらきにして空間にのびたる枝葉が、風によつて動揺なしつつあるに他ならず。 是を心のはたらきと云ふ。枝葉は心に合ひ、幹は魂に合ひ、根は霊に通ず。然して修養修行は此理に基きて工夫せば可なり。 枝葉は... 続きをみる
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とを得ん。一疋の蚤が跳ぶ力を、その蚤の大きさより、人間に比例して考ふる時は、一とびに高き処に跳び上るとも何等不審することなかるべし。然るに人は蚤に比例したる働きをもなし得ざるにはあらざるか。 肉体の力に信頼すればかくの如く弱はきものにて、かかる不自由なるものの中心にあらざる事の理は推して知らるるなら... 続きをみる
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於て戦ひを交へ多くの人命を奪ふも、帰するところは有害なるものを排除して、有益なるものに化せしめんとするの戦いなるべし。然りとせば生かさんが為の戦ひにして、亡ぼさんが為に争ふにてはあらざるべし。此理よりすべてを考察する時、全宇宙は即ち生より生へと、生を追てすべてを作り、又生かさんが為に障碍となるべきも... 続きをみる
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第九章 不滅母霊子と無言詞の関係 諸子の中には己が思ふことを彼に伝へんとして、その事柄を言葉にするあたはず。唯思ひのみはたらかせて、彼に通ぜしめんと計る時、彼は無言のうちに是を受け入れて、その思ひを満足せしむることの体験はあらざるか。眼と眼を見合せて、その思ひが彼に通ずる意味を知るや。是等を言葉なき... 続きをみる
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方向に力をむけよ。然して神を知り、天の高きをさとりて、一日も速かに天理に従ひ正しき道を歩みて、神の意に従って移さるべき処に、永住せんことを計るべし。動物性本能に囚はれ居ては、永久生死の苦を味ふ他なかるべし。 動物にて生れ、動物にて死し、又も同じことを幾度も繰り返し居りては、苦中の苦を招くのみにて、安... 続きをみる
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かへる。或は霊より出でて霊にかへると見るも可ならん。 諸子は肉体あるが故に、知慧は働らくと思ふは誤謬なり。知慧あるが故に肉体を働かせ居るなり。知慧が肉体か、肉体が知慧か。是を一如に化せしむれば唯無と答ふるの他なからん。この言葉も不確定語なり。されど後に到って理解することあらん。 今は唯かく語りおくこ... 続きをみる
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第八章 天に昇れば雲の上人 絶対自然の法則は軽きものは上昇し、重きものは下降す。即ち引力圧力のあるは絶対自然の法則なるべし。さればこそ前記の講目の如き俗言はあるならん。 肉体を地上に置き魂を天界に送るの意味より、この言葉は出でたるならん。位高くならば人より尊ばる。諸子のものを尊ぶは高きを指すならん。... 続きをみる
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絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 p117〜123
故に拝みせずとも神は守り給はん。されば神の道を正しく歩み居らば、祈りなどの必要もなかるべし。修養修行とはむづかしきものにあらず。直き心に化せしめんがための方法なるが故に、魂を直く清く磨きてこれに徹せしむる方法 に他ならず。 何を苦んで難行苦行するの必要もなからん。清き心直き心のものは美なるが故に、其... 続きをみる
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絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 p113〜116
や。分時憩はば其だけおくる。 諸子の世界は矢の如き光陰なるが故に、いささかの油断も禁物なり。 無始終霊子によつて造り出だされし不滅母は、多くの線を生みて、その線に従ひて其々のものを作り出して、其が種々様々の有形無形のものを現はし居ることは、諸子も既に認知したるならん。 即ち光明とは線の流れを云ふなり... 続きをみる
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絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 p108〜112
くは語りしなり。其は兎に角、かの修行者が悔悟したる事柄に対していささか語らん。此例話を諸子は唯お伽噺の如く聞きのがして、斯る事はつくりばなしの空想より出でたるものとして放棄なすならん。 我の語らんとする処はその法力が果して、なす事を得るやに関して語らんとす。 遯世したる真の行者はあまり魔法を用ゆるも... 続きをみる
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絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 p104〜107
断し居るは、末だ学理をきはめざるが故なり。 混合食の中に動物性の養分を盛に摂取すれば、従って消化力が遅滞し虫様突起を犯すによって是を切断せざれば、人命を損傷する危険にさらさるる故ならん。されど此組織のある以上、其に対しての食事を研究すれば断ることをなさずとも可ならん。 虫様突起は無用のものにあらず。... 続きをみる
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絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 p100〜103
を一体の如く見るならん。 又或場合には神の世界がありて、其処に多くの神々が集り居りて、特殊の世界を作り給ひあるが如く語り居る宗教者も、きめて多し。 例へば全宇宙の中に特別なる世界ありて、神はその処に集りて、神としての生活を営み居るならんとの想像より、神を考ふるが故に神を誤つこと多し。 汝等が住める地... 続きをみる
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絶対界 第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 p96〜99
第七章 無始終霊子の人間精神に及ぼす関係 無始終霊子と云ひ且つ不滅母と称する区別は、相似て等しからず。故に不滅母より別れたる活動霊子、 補助霊子の区別も、従つて無始終霊子の作用に於ても、相違ある事を承知せられたし。即ち無始終霊子と云ふは、不滅母の親なりと見なさば可ならん。 故にこれを順序的に考ふれば... 続きをみる
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絶対界 巻之二 第六章 活動霊子(仮称)と補助霊子(仮称)について P92〜96
霊子を一方に吸収せしむれば、他は薄弱となりてそのはたらきをにぶくするが故に、斯る障碍を引き起す結果となるなり。是等は肉体障碍より現はるる現象に他ならず。活動霊子補助霊子は吸収力の程度によって、働きも自然に異なる事は云ふ迄もなし。 是等の霊子あるが故に、すべての有形なるものに化せられ行きて相対性となり... 続きをみる
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絶対界 巻之二 第六章 活動霊子(仮称)と補助霊子(仮称)について P88〜91
即ち宗教者は神仏の名を以てして、悩める衆人の慰安者たらんとなすに過ぎずと云ふも過言にはあらざるなり。故に彼等は神仏を方便に用ゆる事も多し。故に彼等の多くは己不利なる時はすべてを神仏の罪に帰せしめて、自らはのがれんとする如き悪埒なる不心得者すらあるによって、学者間には是を虐げんとする傾向ありて、宗教と... 続きをみる
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絶対界 巻之二 第六章 活動霊子(仮称)と補助霊子(仮称)について P84〜87
例へば太陽系宇宙より見る時は、太陽を中心にして是によって保持さるる凡てのものは、枝葉なりと思ふならん。もとより学理より宇宙を考察せんとならば、太陽を中心として考へを廻ぐらさざるべからず。恰も車の輪の如く心棒を中心とするにあらざれば車は廻転せざるべし。その中心の心棒が不完全ならば、車輪は廻転することあ... 続きをみる
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絶対界 巻之二 第六章 活動霊子(仮称)と補助霊子(仮称)について P80〜83
ざれば今日改む。是さとりなり。今行ひ正しからざれば今是を改む。是さとりなり。 さとりには別段むづかしき法あるにあらず。行へば忽ちなし得るはさとりの法なり。聊か時間を要するさとりと、瞬間にさとり得るとの相違あるの み。悪きことと知るはさとりにして、改めざるはさとりを得てなさざるが故なり。 なさざるは法... 続きをみる
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絶対界 巻之二 第六章 活動霊子(仮称)と補助霊子(仮称)について P73〜79
つばめが安息所として羽根を休め居る電線に、一度人間が指を触るれば忽ち焼き尽されて姿を歿す。 現在の人類は是等に関して最早不思議と感ずるもの一人としてあらざるべし。此理を知らざる古来の人類にこのことを語るとも、解することも難く唯恐怖に戦くのみにて、是を神の業とか悪魔のわざとか考ふる能力より他、何等の智... 続きをみる
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※続き--- 集合なして其肉体の組織が完成するに従って、心のはたらきをなさしめ居るが故に、肉体の細胞悉くが失はるればその結合したるものは、悉く分解して飛散するが故に、人死すればすべては失はれてあとかたもなし。故に肉体亡ぶれ ば霊魂とか云へるものは影を止めず、滅するものにて、霊魂不滅などとは、宗教者の... 続きをみる
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第五章 霊の動静について 我等常に諸子に対して拝みせよと語り居ることに対して、 諸子は何か神仏に対する尊敬の念を強くせよとの意味の如く感じ居る人もあり、又神仏の力がすぐれ居るに対して、己が希望を全うせんことを願はんとする如く感じ居るならん。斯る浅墓なる思ひにて拝みするは真の拝みにあらず。神仏を尊敬す... 続きをみる
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※確認中 絶対界 第四章 絶対より見たる滅不滅の関係 P58〜63
※続き---- 例へば諸子は自然を克服したりと語り居る言葉は、既に光気素を現はしたるものにて、自然に順じたりと云ふ言葉は気光素の意味となるなり。 所謂克服したと云ふ言葉と、順じたりと云ふ言葉の意味に於てすら、諸子の考へは自然 を逆に用い居るが故なり。同じ一つの事をなし遂げたるに対してすら言葉の自然を... 続きをみる
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※確認中 絶対界 第四章 絶対より見たる滅不滅の関係 P50〜57
第四章 絶対より見たる滅不滅の関係 -50- すべて物事を区分して考ふる時は、何事に限らず分離して其理をきはめずば解釈することはかたし。故に右と云へば左を考へ、我と云はば彼を聯想するによって相対関係となる。今ここに一つのものを見る時我とその物との対照によって、彼是と批判する事を得れど唯その物のみにて... 続きをみる
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