• 「 I screwed up. 1」チャニョル×ベッキョン

    事務所に入ることが出来て一番良かったと思ったのは、この人に会えたことで、それはもう自分の仕事が霞むほど滅茶苦茶大きな力。可愛い子は沢山いるけど、違う。彼女の魅力に国中の男がめろめろになって、自分も初めて画面で見た時に、これだと。本能を湧き立てられる。猫のような形になっている目、小さく整った鼻、綺麗な細い唇、挑発的な表情、仕草、もう何でもプラスに働いてしまう、あー歌唱力あるな、ダンスやばい、いや、そ

  • 「魔宮 2」ユノ(東方神起)カイ(EXO)

    座ったまま、見上げながら、「心配事でもある?」とユノは経験から探し出し、言った。まだ少年の面影さえある青年の顔が、ゆるく横に振られる。 「すいません。寝ると疲れるじゃない。そうじゃない、です」 起きたくないんです。 いつの間にか泳ぐことを忘れた、どこか正面の自分を通り過ぎているような大きく長い目の視線や、静寂が濃くなっていくゆっくりした物言いも、ユノは、腹の底から湧いてくる不安を覚えた。 「寝てれ

  • 「恋人達~message before SMTOWN」D.O レイ EXOの短編

    平等に。 『レイヒョン』 『ハニー。そっちはどう?』 『結構大変です、ハニーヒョン』 『ギョンスヤ、二人の時はヒョンつけなくていいよ。そのあとにつけたら蜂蜜ボーイ的な感じに思えるんだ』 『すいません、レイヒョン。今、何してるんですか?』 『これから顔合わせだよ』 『そうですか』 『どうしたの?』 『ちょっと声聞きたいなって思っただけです』 『今、隣にマネージャーいるんだけど、それで良かったら』 『

  • 「魔宮 1」ユノ(東方神起)カイ(EXO)

    その中に命を見たから。 暗闇に辺りが変わっていた頃に、廊下に電灯が一、二秒でついていくと、それに反射しうるべき輝きをもって、リノリウムの床は磨かれていたということだった。 そういうものだった。 しかし、その瞳は映さなかった。 黒の中に、四角く切り取られた白があった。 窓が輝いていたということだった。 ユノは、瞳で真黒になりがちな切れ長の細目をその中に向けていた。 不思議なのは、ドアを通しては何も聞

  • 「アラベスク的並行宇宙」ソン・シギョン×シウミン ギュライン(キュヒョン チャンミン ミノ ジョンヒョンCNBLUE スホ)

    不断の読書というものの中に、明確に意味づけられたのが意義の発掘とするなら、常識的だろう。 しかし、これはお前に聞かなければならない。 この唇が良く使う名を呼んで。 「キュヒョン」 瞬間に、全ての顔が向き、ソン・シギョンは閉口した。 合わさった線の端は全員の中で十近く年齢が上であるのが関係し、たるんでいる。 薄闇だ。 死に場所を求めた男が、穴の中で眠る、昔、映像で目にしたイランの世界がそこにあった。

  • あとがきのようなもの 2(「その目で笑って」「続きでも笑って」)と戯言のようなもの(CNBLUE EXO SHINee SUPERJUNIOR 東方神起)

    こんにちは、皆さま。あまりにも長すぎたかなと言う事で記事を二つに分けた者です。 それでは、「続き」でございます。 「続きでも笑って」からサブタイトルをつけようとしたのでございますが、やめたのでございますね。 第一話「その目で笑って」(ジョンヒョンの場合)ヨンファ CNBLUEの短編 当管理人は、もう恐らくCNBLUEさんの読者様に「お前だれやねん」と思われておるころだろうなと思うのでございます。「

  • あとがきのようなもの 1(「その目で笑って」「続きでも笑って」)と戯言のようなもの(CNBLUE EXO SHINee SUPERJUNIOR 東方神起)

    こんにちは、皆さま。企画を終えた者です。 今回は、全て書き終えましてから始めましたのでございますゆえ、最後までスムーズに参ったのでございますね。 「切ない祭り」に見せかけました「夢の続き企画」でございました。このまま当ブログが終わりそうな企画でございましたね。 第一話がCNBLUEのジョンヒョン氏、第二話がEXOのスホ氏、第三話がSHINeeのテミン氏、第四話がSUPERJUNIORのキュヒョン氏

  • 「続きでも笑って 2」(スホの場合)ルハン EXOの短編

    *こちらのお話の続きでございます。「その目で笑って 2」(スホの場合)ルハン EXOの短編 - 夢の続き 足を浸したそこを眺めて、スホは濡れた髪を掻き上げた。 映った白い肌と黒髪が揺れている。 四方に設置された、丸いライトと、下からじんわりと照らす高層ビルの夜景で、穏やかな明るさだった。 長いことした職業のせいか、月に一度通う皮膚科のおかげか水着から出た白い肌は、男にしては艶々と保たれている。色づ

  • 「その目で笑って 2」(スホの場合)ルハン EXOの短編

    行く、と言う言葉をスホは頭で繰り返していた。 それは全員の前で、彼の上手な韓国語で言われた。 彼の場合はもう分かっていた。中国班は早くその明確な意思を知っていて、次が自分だった。 グループが二つの国に分けられて作られている。 スホはその全体のリーダーであり、韓国側の、リーダーだった。それで、彼らよりも少し遅く報告を聞いた。 まだデビューして間もないのに、既に中国班は一人が抜けた、そちら側のリーダー

  • 「兎になった日 5」CNBLUE(ジョンヒョン)東方神起(ユノ) EXO(スホ) SHINee(テミン)SUPERJUNIOR(キュヒョン)

    『兄さん。帰ってる?』 ふっくらした手で、シンドンはそのメッセージに返事をした。 『うん』 風呂上がりで、こんな時間に何だとそのまま携帯電話の時刻を見た。相手はまだ現場で収録のはずだった。 復帰後すぐに金髪に染められた髪をタオルで拭きながら、上半身裸でダイニングの椅子に腰かけたシンドンは、グラスにくんだミネラルウォーターを飲んだ。 上から見える腹が芸能界復帰用に続けている減量のおかげで大分引っ込み

  • 「兎になった日 4」CNBLUE(ジョンヒョン)東方神起(ユノ) EXO(スホ) SHINee(テミン)SUPERJUNIOR(キュヒョン)

    顔を綻ばせた。 大きく開く口元に笑みを浮かべて、自分から外したイヤホンを、隣の座席に座る一つ年下のメンバーに、「聞いて」とその白い耳の穴にそっとひっかけ、ポータブルの小さな音楽プレイヤーも握らせた。 少したってから自分の方を向いて、顎まで下げた黒いマスクをしたまま、にこっと笑った顔を見て、ミノは頷いた。 次の日本での新曲だった。いち早く聞いた自分達は、家へ帰される移動車の中だった。 他のメンバーは

  • 「兎になった日 3」CNBLUE(ジョンヒョン)東方神起(ユノ) EXO(スホ) SHINee(テミン)SUPERJUNIOR(キュヒョン)

    「ギョンス」 「はい」 「肉食いたくない?」 「さっきラーメン食べましたよ」 そうだな、とつまらなそうに首を傾げているグループのリーダーを、ソファーの上からギョンスは眺めた。 黒目が大きいのか、強い目元は太い眉が原因か、その部分もつまらなそうにしている。 ロゴの大きく書かれた白いTシャツとハーフパンツで床に胡坐をかいて、ストレッチをするように前に倒れたりまた起き上がったりしていた。 ギョンスは手元

  • 「兎になった日 2」CNBLUE(ジョンヒョン)東方神起(ユノ) EXO(スホ) SHINee(テミン)SUPERJUNIOR(キュヒョン)

    鼻から息を吐いて、チャンミンは洗面台に立っていた。疲労はあるけれど、明日から二日間の休みに、鏡に映った顔はゆるんでいる。 芸能生活から遠のいて一年半、肌の管理は若干手を抜いたところもあるが、概ね良好で、洗面台のライトに丸い頬が光っていた。 大きな目も光を受けているけれど、これは喜びで輝いているのだと思う。 先ず今日は、同じく休暇中の仕事上の相方に会う。その男も兵役中で、不自由な生活を送っているが、

  • 「兎になった日 1」CNBLUE(ジョンヒョン)東方神起(ユノ) EXO(スホ) SHINee(テミン)SUPERJUNIOR(キュヒョン)

    「ここは全部契約農家で……」 店員の話を、聞いていないと言えば、ヨンファは聞いていなかった。 けれど彼は見上げて、自然と「そうですか。ありがとうございます」とにっこりと言った。 その笑顔の威力を分かっていたけれど、相手が男だから、何も気にせずそうした。 礼儀正しい芸能人と言うことや優れた容姿に、少し尊敬の念が籠ったような眼差しになり、完璧なツーブロックの髪型をした店員は、微笑んで引っ込んだ。 これ

  • あとがきのようなもの(ぼくらが恋した貴方へ)

    こんにちは、皆さま。今日こそはあとがきを書こうと思い、画像から入った者です。 それでは、『ぼくらが恋した貴方へ』と言うお話のまあまあ長いあとがきとなるのでございますゆえ、「まあまあならなんとか」と時計の針を気にしていらっしゃる方にはぴったりなのではないかと、当管理人は思っておるのでございますね。 こちらのお話は、読者様のお一人が、去年に引き続き、当管理人の誕生日にお祝いのコメントをして頂きましたこ

  • 「ぼくらが恋した貴方へ 2(夜の散歩)」(D.Oの場合)スホ

    ギョンスは、これは自分のことを知らないなと思った。0時ちょうどの深夜の居酒屋で、気分が悪くなり、外に出たところで、遭遇した。 明日から数日休むことが出来るライブの打ち上げだから深酒をしたわけではなく、疲労のせいだ。トイレの前に並ぶ見知らぬ外国人に、これはどうにかやり過ごすべきだと酔った頭が警鐘を鳴らした。 けれど、酔っているから、警鐘も眉唾だった。しかしギョンスは、もう何度か来ているこの外国の街で

  • 「黄色い桜」D.O チャニョル

    擦られたような銀の中から届いてきたものが、取り換えられていた。知覚はしなかったけれど、身を任せている。音から音へ、なので容易い。けれど、それがどれだけ重大か。 メンバーで背の低いと言われる体で、ギョンスは心臓が、壊れそうなほど自覚している。 彼の白く柔らかい耳を覆うヘッドフォンから曲は、リピートされていた。その春の歌は重大だった。プロデューサーの力だけでのしあがったような、物言いをされる全米ヒット

  • 「First dreams3」タオ×ベッキョン

    こいつをどうしてやろうかと思う。 年の初めに恋人が、女と浮気をして、でも、いつものことだった。 ごめんごめん、なんか向こうからキスされたんだよお、といらないことまで喋る口に、こいつの頭はどうなってんだと、ベッキョンは、タオを見て思っていた。 お前が俺に、「好きでどうしようもないんです」と泣いたから俺は付き合ってやったんだろうが、とあんぐり口を開きながらも、首筋から湧いて来たような怒りを感じていた。

  • 「How much is your christmas?」ヒチョル×スホ(クリスマス企画短編)

    お金。 気が付けば、それは払うものになっていた。 それは練習生の頃からそうで。 当たり前のことだ、家庭環境がそれぞれ違うのだから、誰かがそれで心苦しい思いをするのは防ぐべきだし、そんなに高い物を払うわけじゃない。 デビューが決まれば更にそうなって、勿論そんなことで、グループの「リーダー」になったとは思わないけれど、自分のこれで、ポジションが有利になっていることも少なからずはあるだろう。それを期待し

  • 「Xゲーム」レイ×ウニョク(クリスマス企画短編)

    「ほんと、がっかりだよ」 さっきからこの人そればっかりだ。 「イーシン」 「はい」 「何で俺達こんなとこで練習してんだ」 「はあ。でも他に練習するところないから」 「そんなこと言ってんじゃねーよ!今日はクリスマスなんだよ!」 クリスマスイブのレッスンルームで、先輩アイドルのウニョクさんが振り返った。 「今の冗談だから。怒ったふりしただけだよ?」 「大丈夫です。わざわざ言わなくても」 「……韓国語上

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