• 「打ち上げ花火見ながら恋と冷やし中華始めました 1」ベッキョン ユノ チャンミン カイ ヨンファ ジョンヒョン(CNBLUE) EXOの短編 東方神起の短編

    物心ついた時から、自分は何か違うと思っていた。 いや、結構違った。 例えば。 「ベッキョン。良かったな。弁当作ってもらって」 「うん、楽しみだよ」 これは、俺の父親。いつもは給食だけど、今日は課外研修で隣町へ全員バスで移動し一日そこで過ごすから弁当だった。 父さんは、いい男だと思う。厳しいけど、頼りになるし、ぎょろっと睨むように人を見るのはやめた方がいいと思うけど、顏は格好良い。 オールバックにし

  • あとがきのようなもの(楽園のディオニュソス)

    こんばんは、皆さま。終わった者です。 これで当分東方神起様の二次BLは書かなくても良いぐらいの量をこの夏は書いたのでございますゆえ。 そんな最近寝不足の当管理人でございますが、あとがきのようなものにうつりたいなと。 *お二人目のリクエスト内容は「Somethingの世界で、夢想でもバーチャルでも、ペンの切望を損ねない範囲で、チャンミン氏のタトゥーの秘密を解きほぐしてみて欲しい」と言うものでございま

  • 『楽園のディオニュソス』東方神起の短編(チャンミン記念企画)

    オックスフォードから院だけこっち来てて。 モデルみたいですごい顔してるの。 すごい顔ってどんな顔だよ。 ユノも来て見てよ。本当にすごいから。 いや、男見ても仕方ないよ。 見たら驚くよ。ユノより格好良いし。 「そんなこと言って」 妬かせたいだけだろうといつものように思っていたら、あれか、と女のキャンパスで立ち尽くした。 「ね?すごいでしょ」 「いや、すごいけど。なんか色んな意味ですごくない?」 この

  • あとがきのようなもの(死の夢)

    こんばんは、皆さま。一昨日書いておったものに追記して上げる者です。 チャンミン氏のカムバック企画は友人が素晴らしいものをしてくれましたゆえ、全く必要なかったのでございますが、ユノ氏でリクエスト募集しておりまして、その時に次はチャンミン氏でと書いておりましたゆえ、こちらでもリクエスト募集で記念の短編を書くこととなりまして、無事終了いたしました。 リクエストがなければ何もしないつもりでおったのでござい

  • 『死の夢』東方神起の短編(チャンミン記念企画)

    鷹狩りじゃ、鷹狩りじゃ。 兄が唇の端に泡を出しながら、着物の前を開けたまま飛び出した。 土壁で冷えて暗い内から、一気に太陽の下へ出た。 真夏の背の高い草が、ところどころに黄色や白の花をつけて繁っている。 その中を垢だらけの裸足が駆けた。 「戻れ、戻れ」 染みをつけた、汚れた裾を凧のようにさせ、緑の中を飛び回る兄を追う。 暑さではなく、汗が噴き出している。心臓が可笑しいほど鳴っている。 土埃をかぶっ

  • 「台風一家 5」東方神起の短編

    *1から続きものです。 結婚記念日には、必ずワインとケーキと花束を買うことにしていた。妻はワインにうるさくて、良く分からないが高ければ大丈夫、とこの日だけはユノは金をつぎ込んだ。間違えると、パートナーは面倒な性格で、くどくどと「あなたはここが悪いから」などと何時間も付き合うことになるのだ。 「おめでとう」 グラスをちんと音を立てて合わせて、ユノはダウンライトの部屋で妻のチャンミンの顔を見た。横長の

  • 「台風一家 3」SUPERJUNIORの短編

    *1から続きものです。 「おじいちゃん、薬だよ」 リョウクは、白い布団の横に正座をすると、手慣れた様子で、盆で持って来た薬と水を用意した。 「ゴホッ……」 咳をしながら、白い着物姿のイトゥクは起き上がり孫に渡された錠剤を口に入れ、口元に近づけられた水差しを含んで水を飲んだ。 「もう良い」 白い手をかざして、そう言うと横になる。 「おじいちゃん。今日は麻婆豆腐」 「わしは良いから、お前達で食べなさい

  • 「台風一家 2」EXOの短編

    *1から続きものです。 「あなた!この口紅なによ!」 「いや、だからそれは」 シウミンは、両手を掌を見せるように突き出し、白いワイシャツのまま、下もスラックスで妻を見上げていた。 真夏日に、早く着替えてシャワーに直行したいのはやまやまだが、許されなかった。 かれこれ、一時間はこの状態だった。 「これ、あの人でしょ!」 妻のスホが、目ざといことは分かっていて、気を付けていたのに、やられたのだ。スナッ

  • 「恋人達~message before SMTOWN」ユノ チャンミン 東方神起の短編

    甘さが足りないと言うことで。 『チャミナ。チャンミナ』 『ユノヤ。ユノヤ』 『今日ライブう♡』 『わあ!好きー!』 『好きー!』 『今日ね、ぼく一人だからね、寂しいからね、チャンミナになんかしてほしいー』 『じゃあ、ユノヤ、ちゅ♡』 『わあ、ちゅ♡』 『好きい!』 『ぼくの方が好きい!』 「終わったらね、チャンミナに電話するう』 『してえ!してえ!』 『でもねえ、一人だからねえ、もっとチャンミナに

  • あとがきのようなもの 2(「その目で笑って」「続きでも笑って」)と戯言のようなもの(CNBLUE EXO SHINee SUPERJUNIOR 東方神起)

    こんにちは、皆さま。あまりにも長すぎたかなと言う事で記事を二つに分けた者です。 それでは、「続き」でございます。 「続きでも笑って」からサブタイトルをつけようとしたのでございますが、やめたのでございますね。 第一話「その目で笑って」(ジョンヒョンの場合)ヨンファ CNBLUEの短編 当管理人は、もう恐らくCNBLUEさんの読者様に「お前だれやねん」と思われておるころだろうなと思うのでございます。「

  • 「続きでも笑って 最終話」(ユノの場合)チャンミン 東方神起の短編

    *何でも許せると言う方のみご覧ください。こちらのお話の続きでございます。「その目で笑って 5」(ユノの場合)チャンミン 東方神起の短編 - 夢の続き お疲れ様です、お疲れ様ですとかけられ、元は同じ言語でも違う変化を遂げているものがいくつか混じっていたが、三日滞在すれば聞きなれていた。 汗に濡れた顔や、衣装から出た体を拭きながら、廊下をユノは歩く。 「煙草やめて良かったね」 第一声がそれかよと思いつ

  • 「その目で笑って 5」(ユノの場合)チャンミン 東方神起の短編

    そんなぐりぐりした目で見られるともう何も言えなくて、この一番年下の弟には、みんな甘かった、とデビュー当時を思い出した。 そして、弟の仕事とはいえ、全員の世話を焼き、もしかして一番しっかり者なのだろうかと思い始めたら、予想以上のしっかり者で、自分含め全員が気圧されることもあって、それで今は、リーダーの自分とも対等になってしまった、とユノは苦笑して言った。 「いいから早く出て行け」 二人になった宿舎の

  • あとがきのようなもの(ぼくらが恋した貴方へ)

    こんにちは、皆さま。今日こそはあとがきを書こうと思い、画像から入った者です。 それでは、『ぼくらが恋した貴方へ』と言うお話のまあまあ長いあとがきとなるのでございますゆえ、「まあまあならなんとか」と時計の針を気にしていらっしゃる方にはぴったりなのではないかと、当管理人は思っておるのでございますね。 こちらのお話は、読者様のお一人が、去年に引き続き、当管理人の誕生日にお祝いのコメントをして頂きましたこ

  • 「ぼくらが恋した貴方へ 1(男のパートナー)」(チャンミンの場合) ユノ

    チャンミンは、上向きの針を横目に眺めて、0時丁度を確認すると、光るような大きなそれの瞳をゆらりと動かして、再度正面で、久しぶりに会った恋人の、顎が色を変えているのを眺めた。早く伸びるそれが太さも相まって、元々地黒の肌をより濃く、青くしている。 チャンミン本人も例外ではなく、今日は朝に剃ったきりであったので、今はもうほぼ目の前の男と同じ状態だと言ってよかった。 満足げに笑っている、下唇の出た口元を目

  • 誕生日記念短編のあとがきのようなもの

    こんばんは、皆さま。「おやおや、あなたのことは知っていますよ?確か睡魔……ユメロウ?」とプテラノドンにさらわれた人の名前と一緒になった者です。 お久しぶりでございますが、あとがきのようなものでございます。 バレンタイン記念の短編も一緒にしようと思っておったのでございますが、あちらが長くなっておりますゆえ、こちらだけで、あとがきのようなものを書くことに致します。 当管理人が沈黙しておりましたのは、こ

  • 「世界最後の日 後編」ユノチャンミン 誕生日記念短編

    45度に傾いた直線が描かれている。 十字についた線を斜めに横切るそれは、光の軌跡だ。 それを頭の隅に置きながら、5分の1ほど読んだところで、表紙全体を見た。 出版社の名前も何も記載されていない。著者の名前も。 早まろうとする鼓動を落ちつけるため、周りに視線を送った。 止まったまま。 これは、特殊相対性理論だ。 この本に書かれているのは、現在も語り継がれている理論物理学者の光速の原理。 訝しく細めた

  • 「ちょこっと」ユノ チャンミン バレンタイン短編

    *ミノ子氏が書き上がらず、急遽パラレルをちょこっとご用意いたしました。 夜中の駐車場で、ここと言う風に車内の灯りがついた大きな黒の新車に、はあっと出した息を曇らせながら走った。 滑り込むようにして中に入る。 車内には、ハンドルを抱え込むようにして上体を持たれている後輩がいる。 バイト先で知り合ったこいつとはまあまあ仲が良く、珍しく自分より大きな図体で、顔はびっくりするほど、整っている。大きな目がで

  • 「バースデイ」ユノ チャンミン 誕生日記念短編

    頭が可笑しくなった。 原因が分からない。最初に「何で?」と聞いた俺に、馬鹿にしたように浮かべた笑みが、お互いの、どちらに向けられていたのかも分からない。 チャンミンは確かに可笑しくなって、その日からずっと隙あらば可笑しくなる。 正常と異常のはざま。同性と異性のあいだ。 最近はそうして真ん中にいる。 嫌で仕方ない。から、とどまりたくない。でも俺の仕事上のパートナーが、そこから動いてくれないから、俺は

  • 「世界最後の日」ユノ チャンミン 誕生日記念短編

    「世界最後の日に誰に会いたい?」 見慣れた顔は、そう言った。 俺が少し考える間、ユノの黒っぽい目は、静かな水面のようだった。 夜の水面。 動きがなかった。 それから俺は、誰もが言うだろうと思った無難な答えを出した。 「お母さん」 俺の口がその言葉を紡ぎ終わる前に、ユノは消えた。 消え方は、不思議だった。 頭の斜め上から、黄緑色の光に変わっていった。 光の点に変わった側から背景に消えて行った。 何か

  • 「密葬 最終回」ユノ×チャンミンの短編

    そして、出て来た彼の母親の言葉に、泣いた。 「目が覚めたのよ」 その言葉の主も涙を浮かべていた。 ユノは病院にいた。 彼女は家事をしてから再び行くと言うということで、病院にはユノの父親がいた。 夏の前に、意識不明になった体が二か月の時を経て目を覚ました。 ここ一週間は特に状態が良くて、手足が反応することもあったから、と三階の病室の入口で父親に説明を受けた。 俺はこれこそ幻覚でも見ているのかと思った

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