「BPDファミリーガイド」よりのムラゴンブログ
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望まない行動を訓練しない
o 「最も強化しないシナリオ」 関心を引くことを意図した 不愉快なコメントに対しては、 無表情なままでいる (頭から爪先までのポーカーフェイス) のが、 「最も強化しないシナリオ」 です。 どのような反応も 行動を誘発するからです。 反応したいという衝動を、 自己コントロールする必要があります。 た... 続きをみる
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パワーツール5 : 適切な行動を強化する
境界を設定したら、 それを維持することです。 non-BPの人の 次のようなコメントがあります。 ・ 「彼が境界を取り除こうとし、 私は弱気になってしまいました。 もう耐えられないのに、 さらに耐えることになってしまったのです」 ・ 「境界は設定されては壊されます。 その繰り返しなのです。 まさに地... 続きをみる
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境界について話し合いましょう (3)
○本人が 自分の立場を尊重されていると感じられるように 伝えましょう 本人のニーズと願望を承認し、 境界を定着させるか、 何度も繰り返し述べてください。 ・ 「私たちのどちらかが正しいと 決めたいわけじゃないの。 関係を最善のものにしようとしているのよ。 私に必要なのは……」 ・ 「僕は自分自身につ... 続きをみる
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境界について話し合いましょう (2)
○許可を求めたり 過剰な説明をしないでください 言わないことは、 言うことと同じくらい重要です。 自分の期待を述べる代わりに、 境界設定の許可を求めるというのは、 最もよく見られる過ちです。 言い争いに引きずり込まれないために、 本人の同意を得なければという 強い欲求を手放してください。 過剰に説明... 続きをみる
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境界について話し合いましょう (1)
本人との話し合いは、 何カ月にもわたるでしょう。 境界をイベントとしてではなく、 プロセスと考えてください。 最初はひとつかふたつの境界で ゆっくり始めましょう。 ○ 安全第一 BPDの人を説き伏せようとするのは 悪い考えです。 いつも安全第一です。 虐待的な振る舞いを 大目に見てはいけません。 境... 続きをみる
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境界設定の話し合いのための準備 (2)
(前の記事からの続き) ○ 代償を見積もりましょう 私たちは 解決できない問題に直面すると、 見て見ぬふりをしたり、 うまくいったことがない方法を用いたりします。 そして危機が生じます。 代償は 思った以上に高くつきます。 私たちは 物事を成り行きに任せがちです。 non-BPDは 自分の生存が脅か... 続きをみる
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境界設定の話し合いのための準備 (1)
境界を設定しようとすると、 スプリッティング-羞恥心-恐れの螺旋が 活性化されます。 安全ネットの計画として、 以下の5つの 「C」 が肝要です。 ・ 明確化する (clarify) ・ 代償を見積もる (calculate costs) ・ 結末を提示する (come up with conseq... 続きをみる
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境界設定の3つの鍵 (4)
○ 境界特性その4 次の特性は 最も重要なものです。 『自分自身の境界に 責任を持つことによって、 被害者であることをやめましょう。 境界に BPDの人がどう反応するかについては、 彼ら自身に責任を持たせます。 それによって、 BPDの人が自分自身を救う 機会を与えるのです。』 自分の決断は自分のも... 続きをみる
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境界設定の3つの鍵 (3)
○自分の知覚, 感情, 意見を信頼しましょう 私たちが信じていることを 誰かが絶えず覆そうとすると、 私たちの信頼は揺らぎ始めます。 BPDの人は 私たちを孤立させ、 一貫したメッセージにさらし、 「洗脳」 が生じるのです。 皆さんの価値観, パーソナリティについて、 否定的な判断をさせます。 ほと... 続きをみる
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境界設定の3つの鍵 (2)
《義務感と罪悪感》 私たちは家族に対しては、 めったに境界を設定しません。 人生の全てを 家族に喜んで捧げているようなものです。 私たちは2つの理由から、 家族に充分な境界を設定しません。 自己誘発的な罪悪感, 人がどう思うだろうかという 恐れです。 私たちは、 家族に対して 境界を設ける権利がある... 続きをみる
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境界設定の3つの鍵 (1)
境界設定の心の準備をする 3つのポイントがあります。 ・ FOG (霧)を避ける。 恐れ(fear), 義務感(obligation), 罪悪感(guilt)の 頭文字です。 ・ 自分自身の知覚, 感情, 意見を大事にする。 ・ BPDの人が境界を超えるのを 許したり、 彼らを救い出したりしない。 ... 続きをみる
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どうして境界が必要なのでしょうか?
○ 皆さんにとって 境界は、 私たちがコントロールされ、 貶められ、 不当に判断されることを防ぎます。 境界によって、 私たちの信念や好みが はっきりします。 それがないと、 私たちは 他者の要求に圧倒され、 道を踏み外しかねません。 ボーダーの人の激情を 檻に入れることによってではなく、 強固な防... 続きをみる
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境界とは何でしょうか?
ここでは例えば、 「午後9時以降は電話をかけないで」 というような、 「観察可能な」 タイプの境界に 焦点を合わせることにします。 他の境界は、 精神的・ 感情的自己と関係があります。 私たちには 自分の空間と自立が必要です。 ありのままの自分であることと、 他者が望む自分であることの、 バランスが... 続きをみる
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パワーツール4 : 愛情をもって境界を設ける
境界を定めようとすると、 次のようなことが起こります。 ・ BPDの人は、 non-BPDのほうが間違っていると言い、 言葉で魔法の罠を作る。 その驚異的なパワーから誰も逃れられない。 ・ BPDの人は、 ときには微妙な、 ときには露骨なやり方で、 non-BPDに罪悪感を抱かせる。 non-BPD... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (9)
(前の記事からの続き) ◇ 禁句 非承認的な言葉や、 本人の考えや感情が 間違っているという言い回しは 避けてください。 ・ 別の考え方, 感じ方をするよう命じる: 「感情的になるのはやめなさい」 「幸福に感じるべきよ」 ・ 認識の仕方を否定する: 「言い争うほどのことじゃないのよ」 ・ 感情を過小... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (8)
(前の記事からの続き) ○ 準備と実践 機能不全の行動に 捕らわれないためには、 それを予測することです。 《過敏な反応性を落ち着けましょう》 BPDの人との これまでの会話を振り返ってください。 安全なときに それらを思い浮かべ、 その言葉が意味をなさなくなって 威力を失うまで、 想像を続けてくだ... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (7)
(前の記事からの続き) o 緊張を和らげましょう 好戦的でない言葉を 使ってください。 落ち着いた声の調子や動作で、 相手を安心させます。 恩きせがましくなく、 率直に。 ・ 「あなたの言うことは理解できるけど、 私が言おうとしているのは ……」 ・ 「僕自身が はっきりしていないのかもしれないね。... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (6)
(前の記事からの続き) o 遅らせ、 気をそらせましょう 相手の感情が高ぶっているとき、 共感的な方法で 展開を遅らせることができれば、 BPDの人が衝動的になるのを 抑えられるかもしれません。 気をそらせるのは 特に有効です。 ・ 「あなたに 精一杯の関心を注ぎたいの。 でも 今は待ってくれないか... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (5)
(前の記事からの続き) 《防衛的にならない》 防衛的反応は、 「あなたの感情は間違っている」 というメッセージを伝えます。 人は激怒すると、 別の見方ができるか 冷静に考えることができません。 自己防衛を試みても、 火に油を注ぐだけです。 当人が望むことは、 話を聞いてもらうことです。 もちろん、 ... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (4)
(前の記事からの続き) o 認めていることを 言葉以外の方法で伝える コミュニケーションにおいて、 言葉で伝えられるものは わずか7%です。 残りは、 声の調子 (38%) と 表情 (55%) で伝えています。 言葉と身体言語が 矛盾している場合、 聞き手は、 言語ではなく、 非言語のほうを信じる... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (3)
(前の記事からの続き) o 認めていることを言葉で伝える 優しく、 穏やかで、 相手を理解するよう、 丁寧にしてください。 ・ 言葉による励ましを用いましょう: 「へえ」 「そう」 「すごいね」など、 相手の話に耳を傾けていることを 表します。 ・ 相手の感情を 鏡のように返しましょう: 「悲しいね... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (2)
(前の記事からの続き) o 共感 共感は同情とは異なります。 例えば 同情は、 事故現場に車で通りかかったとき、 壊れた車のドライバーに 「頑張って」 と声をかけ、 ドライブを続ける人に似ています。 共感は、 当人の身になって、 相手の立場に 自分自身を置くことです。 例えば、 車から降り、 事故に... 続きをみる
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意図的なコミュニケーション (1)
私たちは 事態を悪化させるつもりでなくても、 怒りをあらわにし、 自己防衛します。 自分が正しく、 間違っているのは相手だと 分からせようとします。 しかし、 たとえ望み通りになっても、 二人の関係の代償は 高くなってしまいます。 BPDの人のほうが より代償は高く、 スプリッティング - 羞恥心 ... 続きをみる
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コミュニケーションの準備 (2)
(前の記事からの続き) o 激怒 最も厄介な問題のひとつは、 破壊的な激怒です。 不適切な怒りが、 突拍子もなく、 頻繁に現れると、 恐ろしいものです。 BPDの人の怒りを 1から10までのスケールで 評価してください。 1から5までは、 落ち着けることができるでしょう。 6以上で、 治療を受けてい... 続きをみる
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コミュニケーションの準備 (1)
《呼吸》 切羽詰まると、 ストレス反応は、 心身に混乱を引き起こします。 深呼吸をすると 落ち着いて、 考える余裕ができます。 胸ではなくお腹で、 ゆっくりと深く呼吸してください。 「呼吸の部屋」 を作ってもいいでしょう。 安全で、 力づけてくれる、 想像上の場所です。 《安全第一》 BPDの人との... 続きをみる
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BPDの限界を補う -- 基礎を築く (1)
家族とのコミュニケーションを向上させる方法は、 3つのグループに分けられます。 (1) 基礎を築く (2) コミュニケーションの準備 (3) 意図的なコミュニケーション 高機能, 低機能のBPD、 両方に適したテクニックもあれば、 どちらか一方のテクニックもあります。 ただし、 BPDを完全に克服で... 続きをみる
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BPDの人の コミュニケーションにおける欠陥 (2)
(前の記事からの続き) ○ 恐れが怒りとし解釈される BPDの人の中には (主に高機能のBPD)、 恐れ (特に見捨てられる恐れ) を、 怖くて認められない人がいます。 恐れは、 批難と過去の失敗を呼び起こし、 さらに 羞恥心とスプリッティングを引き起します。 怒りのほうが、 ずっと楽な逃げ道なので... 続きをみる
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パワーツール3: 理解されるように伝える
● BPDの人の コミュニケーションにおける欠陥 (1) コミュニケーションには、 次のようなスキルがあります。 ・ 自分の思考と感情をチェックする ・ 他人の思考と感情を 正しく判断する ・ 相手の話に耳を傾ける ・ 相手に配慮し、 自分の当面の願望は脇にのける ・ 状況を総合的に捉え、 相手を好... 続きをみる
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行き詰まり感から抜け出す (2)
(前の記事からの続き) ○ 救助するのではなく、 援助しましょう 自分がなってほしい姿を 望むのではなく、 相手に責任感を持たせ、 自立を援助しましょう。 悪い結果になるのを知りながら、 見ているのは辛いものです。 しかし 批判も脅しも効果はありません。 愛と勇気づけることが、 最も強い希望を与えて... 続きをみる
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行き詰まり感から抜け出す (1)
○ 本当の自分に真摯に向き合う 本当の自分は、 仕事や家庭, 社会での役割とは無関係です。 遺伝的なものと、 信念, 経験, 意見などが混ざり合ったものです。 自分の核となる 信念や態度を見直して、 以下の質問に答えてみてください。 ・ その信念は、 しっかりとした根拠に基づいていますか? ・ その... 続きをみる
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義務感。 罪悪感と羞恥心
○義務感, 役割, 責務 役割や責務は、 私たちの生活の混乱を防ぎ、 安定した秩序ある社会を 作り出すものです。 しかし、 どんなに願っても 叶わないことがあります。 現実を受け入れて、 理想的な親, 兄弟姉妹などを 諦めなければならないこともあります。 自分自身に質問してみてください。 「義務感か... 続きをみる
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感情的な虐待による 不健全な絆
何が原因で 行き詰まり感が続いているのでしょうか? ノン・ボーダーの人は 以下のような理由で、 行き詰まり感を感じています。 ・ 感情的な虐待による 不健全な絆 ・ 恐れ ・ 義務感, 役割, 責務 ・ 羞恥心の入り交じった罪悪感 ・ 自尊心の低さ ・ 救ってあげたいという気持ち ○ 感情的な虐待に... 続きをみる
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パワーツール2 : 行き詰まり感の原因を明らかにする
以下の質問の多くに 「はい」 と答える人は、 行き詰まっているでしょう。 ・ どれを選んでも危険で動けない、 でも何かせざるを得ないように感じている。 ・ 皆さんのニーズより、 BPDの人のニーズの方が重要だという 暗黙の了解がある。 ・ BPDの人との関係を良くするには、 相手が変わる必要がある。... 続きをみる
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その他のパワーツール1: 自分自身を大切にする (3)
○ 少し眠りましょう ほとんどの人は、 普段眠っているより60~90分、 多く寝る必要があります。 睡眠不足によって、 心臓病の危険性が高まります。 課題をなすことも難しくなります。 ○ スピードを上げてみましょう 30分間の早歩きをするだけでも、 知力とメンタルヘルスの 働きが高まります。 ○ 簡... 続きをみる
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その他のパワーツール1: 自分自身を大切にする (2)
○ 充実した生活を送りましょう 健全な生活を送るには、 他の人たちとの付き合いや 外での活動, 日々の達成感が必要です。 一人になって休息し、 考える時間も必要です。 自分の能力に気付き、 満足感も得られるようなことをしてください。 趣味は特に有効です。 音楽を聴いたり、 レストランに行ったり、 天... 続きをみる
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その他のパワーツール1: 自分自身を大切にする (1)
○ 受け入れる練習をしましょう ・ 物事は今あるがままであり、 コントロールできることでも、 治せることでもないのです。 それは皆さんのせいではありません。 ・ 皆さんは現在に生きています。 過去の悪いことに思いを巡らし、 誰かを責めたりしないでください。 ・ 最悪なことを受け入れれば、 あとは上が... 続きをみる
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感情をコントロールしましょう (3)
(前の記事からの続き) o 自尊心: どのくらい低くできますか? 自尊心が低い人は、 自分の能力を疑います。 人から大事にされなくても 当たり前だと思うのです。 ノン・ボーダーの人の 自尊心が低い理由が 幾つかあります。 あるノン・ボーダーの人は 次のように言っています。 「怒りや批難が始まると、 ... 続きをみる
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感情をコントロールしましょう (2)
(前の記事からの続き) o 無罪! “良い罪悪感” は 私たちに注意を促してくれます。 “悪い罪悪感” は 誰の利益にもなりません。 罪悪感は 色々なところからやってきます。 1.本能的なもの 不合理な 親の罪悪感というものがあります。 もっと何かをしてあげられたら、 またはしていなければ、 自分の... 続きをみる
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感情をコントロールしましょう (1)
愛する人がBPDの人なら、 計り知れない心配, 罪悪感, 自尊心の低下, 怒りなどがあるでしょう。 心配と罪悪感は 親によく見られます。 BPDの子供は大人になると、 自分に自信を持てず苦しみます。 パートナーがBPDの人なら、 怒りが感情の大半を占めます。 (親は怒りを うつに変える傾向があります... 続きをみる
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サポートの輪を築きましょう
皆さんにも援助チームが必要です。 o 皆さんのためのセラピスト 専門のセラピストでさえ、 他のセラピストの 支援を必要とします。 皆さんに助けが必要なのは 当然です。 セラピストは中立的な立場から、 見なさの感情に耳を傾け、 それを承認し、 BPDの人の考えと 事実との違いを指摘し、 皆さんの役割を... 続きをみる
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パワーツール1: 自分自身を大切にする
BPDの人によるストレスは、 身体的・ 精神的問題を引き起こします。 ・ 怒りの爆発 ・ 寝つけない, すぐ目が覚める ・ 涙にくれる ・ 集中できない ・ ビクビクする ・ 生活全般に興味がなくなる ・ 感情が麻痺する ・ 体重の増加や減少 ・ 絶望や羞恥心 ・ 疲れや弱さを感じる ・ 原因不明の... 続きをみる
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クライアントとセラピストとの関係
セラピーの成功において、 治療手段が関係する部分は 15%でしかありません。 残りの85%は、 クライアントとセラピストの 治療関係に関わっています。 プラセボ効果でさえ それに含まれます。 それは 次のようなBPD患者に 特に言えます。 自己価値観が低い, 見捨てられるのを恐れる, 人を信頼できな... 続きをみる
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候補者を評価しましょう (2)
(前の記事からの続き) 《ソフト面における要素》 以下の質問の答を得るには、 オフィスへ行く必要があります。 ・ 治療スタイルは? 支持的療法は、 ストレスを軽減して 今の問題を話し合うことです。 他に、 クライアントに洞察を与え、 変化を起こすような、 より深い作業をする 臨床家もいます。 ・ 自... 続きをみる
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候補者を評価しましょう (1)
候補者に連絡する前に、 ネットで彼らの名前を 検索してみてください。 候補者に 電話かメールをしましょう。 電話で数分話ができるか 尋ねましょう。 よいセラピストならば、 質問することで 感情を害したりしないはずです。 「境界性パーソナリティ障害」 という言葉を 使うか考慮しましょう。 臨床家は 低... 続きをみる
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セラピストを探す準備 (2)
○ コンタクトを取りましょう ・ 友人や家族に、 知っているセラピストがいるか 尋ねましょう ・ スキーマ療法, 弁証法的行動療法について ネットで調べてください ・ その他の医療専門家にも 相談しましょう ・ 地域の病院の精神科に電話して、 看護師長に 専門家を推薦してもらいましょう ・ インター... 続きをみる
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セラピストを探す準備 (1)
BPDについて あらゆることを学び、 情報に通じた消費者になりましょう。 原因と治療については、 矛盾する情報を目にするでしょう。 調べれば調べるほど、 皆さんの基礎は固まります。 ○ 病歴のファイルを作る この障害との苦闘を記録しましょう。 ・ 辛い破局のあとで自傷をしたなど、 年令と兆候・ 症状... 続きをみる
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援助を求める動機づけ (2)
(前の記事からの続き) o 人生を変えるセラピーは 重大な関わりを必要とする いつも人のせいにしてきたことの 責任を取り、 考え方や感じ方, 行動を変えるのは 難しいことです。 自分なりのペースとやり方で、 自分の真実を見つけなければなりません。 o 真剣にセラピーを受ける モチベーションとしてのど... 続きをみる
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援助を求める動機づけ (2)
(前の記事からの続き) o 人生を変えるセラピーは 重大な関わりを必要とする いつも人のせいにしてきたことの 責任を取り、 考え方や感じ方, 行動を変えるのは 難しいことです。 自分なりのペースとやり方で、 自分の真実を見つけなければなりません。 o 真剣にセラピーを受ける モチベーションとしてのど... 続きをみる
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援助を求める動機づけ (1)
ノン・ボーダーの人は、 BPDの人を セラピストに会わせようと、 次のような 多くの努力をします。 操作, 買収, 泣く, 相手の欠点を指摘, 論理的に説明, 懇願, 自己啓発書を置いておく。 その結果は 目に見えています。 ステージ1 BPDの人は、 セラピストが必要なのは ノン・ボーダーの人のほ... 続きをみる
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専門家の援助を求める
BPDの 有効な治療を探すのは、 費用もかかり、 感情的にも苦しく、 フラストレーションとなります。 BPD治療の経験に富んだ 臨床家への需要は、 供給を大きく上回っています。 適切な臨床家を探すのは、 試行錯誤のプロセスです。 ○ セラピストを見つけるのが 難しい理由 セラピストがBPD患者に 否... 続きをみる
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カップルセラピー, 入院
○ カップルセラピー 治療の対象は、 患者自身やパートナー自身ではなく、 二人の関係そのものです。 目的は、 カップル間のコミュニケーション・スキルの改善です。 無効なコミュニケーションをやめ、 批判, 防衛, 愚弄することを減らします。 BPDの人やパートナーは通常、 セラピストが 自分の肩を持っ... 続きをみる
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STEPPS, スキーマ療法
《STEPPSグループ治療プログラム》 STEPPSは、 「感情の予測と問題解決のための システム・トレーニング」 の頭文字です。 (Systems Training for Emotional Predictability and Problem Solving ) 認知行動的なスキル訓練で、 特... 続きをみる
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弁証法的行動療法 (2)
(前の記事からの続き) o プログラム構成 プログラムの中心は、 毎週2時間のグループスキル訓練と、 毎週1時間の個人セッション、 必要なら 電話による危機対応も可能です。 グループのセッションでは、 苦悩耐性, 中核的マインドフルネス, 感情調節, 対人関係という、 相互に関連したテーマが 取り上... 続きをみる
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弁証法的行動療法 (1)
○ 標準化された療法 BPDの構造化された療法には、 弁証法的行動療法 (DBT), STEPPS, スキーマ療法があります。 《弁証法的行動療法》 (DBT) 低機能のBPDの人のための、 自傷や自殺の割合が低下する 治療法です。 「弁証法」 というのは、 ふたつの反対の事柄が 同時に真実であるこ... 続きをみる
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力動的精神療法と認知行動療法
不本意なパターンに 何度も陥っている人にとって、 セラピーは特に有益です。 ○ 臨床的な 「アプローチ」 治療には様々な学派 もしくは 「アプローチ」 があります。 精神分析, 問題解決志向療法, ブリーフセラピー, 力動的精神療法, 認知行動療法などです。 ほとんどのセラピーは、 様々な学派を 少... 続きをみる
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環境的なリスクファクター (2)
(前の記事からの続き) o 家族と仲間の影響 パーソナリティは全て、 育った環境によって形作られます。 私たちが皆 「正常な範囲内の機能不全」 の中で 育ってきてもいます。 BPD発症のリスクには 次のようなものがあります。 ・ 感情的, 身体的, 性的虐待 ・ 効果的でない (とBPD本人が思って... 続きをみる
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環境的なリスクファクター (1)
環境的なリスクファクターには、 虐待, 家族と仲間, 非承認的な環境, 親と子供の不適合があります。 o 虐待: 神話と現実 BPDの人の75%が 虐待の経験があると言われています。 しかしそれには 幾つかの問題があります。 まず、 虐待がBPDの原因なら、 BPDの人の4人に一人が 虐待されていな... 続きをみる
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生物学的なリスクファクター (2)
(前の記事からの続き) o 化学的な脳 脳内には、 ニューロンが 枝のように複雑に入り組んで、 神経伝達物質という 化学的メッセージを受け取っています。 およそ50の神経伝達物質が 発見されています。 例えば、 ノルエピネフリンは 記憶・ 闘争・ 逃走反応に関係し、 ドーパミンは報酬の感覚, セロト... 続きをみる
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生物学的なリスクファクター (1)
(前の記事からの続き) o 物理的な脳 脳みそが パーソナリティを形成する 役割を担っているのは、 100年以上前から知られています。 19世紀中頃、 ある男性が 爆発事故で 脳に鉄の棒が突き刺さり、 頭蓋骨を貫通してしまいました。 命は取り留めましたが、 彼はパーソナリティが 完全に変わってしまい... 続きをみる
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BPDのリスクファクター
BPDの原因は ひとつではありません。 発症の可能性を高める リスクファクター (危険因子) が、 いくつか存在するのです。 リスクファクターの数が 多ければ多いほど、 発症の危険性が高まります。 生物学的要因と環境的要因の、 2種類のリスクファクターがあります。 どちらか一方が優勢なのではなく、 ... 続きをみる
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拒絶に対する敏感さ, 衝動的な攻撃性 (ボーダー・ライオン)
○ 拒絶に対する敏感さ BPDの人は 拒絶されることを心配し、 拒絶されたように感じ、 過剰反応します。 抑うつ的で、 自尊心の低さに苦しんでおり、 拒絶されると信じ込んでいます。 常に 自分の周りに目を配り、 排斥のサインを探し、 ごく小さいことに 意図的な侮辱を見て取ります。 拒絶されていると確... 続きをみる
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感情的知性の低さ (2)
(前の記事からの続き) 《他者の感情を認識する》 BPDの人は、 他者の感情を読み違えることがあります。 例えば、 怒っている人を見て、 怒りが自分に向けられていると 考えます。 そして、 見捨てられる, 傷つけられると 思いすぎてしまうのです。 BPDの人は、 他者にも要求があることを 簡単に忘れ... 続きをみる
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感情的知性の低さ (1)
賢さは、 IQに加えて、 「感情的知性」 (EI: emotional intelligence) が あります。 自分や人の感情を観察し、 思考と行動を導くことです。 感情的知性は、 BPDの人が どんな知的でも 他者の気持ちを感じ取れない理由を、 説明するのに役立ちます。 「EQ-こころの知能指... 続きをみる
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子供のような特徴と防衛機制
人間関係を複雑で困難なものにする、 BPDの4つの特徴があります。 1. 子供のような特徴と防衛機制 2. 感情的知性の低さ 3. 拒絶に対する敏感さ 4. 衝動的な攻撃性 ○ 子供のような特徴 BPDの人との話し合いは、 小さな子供と 口論しているのと同じです。 BPDの人は 社会的, 職業的に成... 続きをみる
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BPDの行動は意図的ではない (2)
(前の記事からの続き) 第5週: 相手を傷つけたことを全て 考えてみましょう。 第6週: ノートのそれぞれのでき事に対して、 その責めを受けるべき 誰か他の人や物事を 見つけましょう。 高機能BPDの人と 同じようにします。 「私のせいではなかった。 相手のせいだった」 と 繰り返し言ってみます。 ... 続きをみる
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BPDの行動は意図的ではない (1)
BPDをもつ人との関係を 理解しましょう。 BPDの人とノン・ボーダーの人の 関係(心理学的な相互作用)は、 どの人たちも びっくりするほど類似しています。 人を びくびく怯えて生活させたり、 行き詰まりを感じ続けさせたりするような、 機能不全の相互作用のパターンです。 ○ ほとんどの BPDをもつ... 続きをみる
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青少年と年配者のBPD
○ 子供と青年におけるBPD 症状が1年以上ある場合、 児童期でも BPDの診断は 可能と言われます。 青年期のBPDの症状は、 成人のBPDのそれと 異なりません。 臨床家は、 環境がどのように非承認的かを 認識している必要があります。 例えば、 BPDの子供の 世界観との間のギャップを 埋めるこ... 続きをみる
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男性におけるBPDの診断
DSMは BPDの男性の割合を 25%としていますが、 実際はもっと高いかもしれません。 BPDの男性について よく分かっていないのには、 幾つかの理由があります。 ・ 専門家の援助を求める 男性は少ない 男性は うつ病など 深刻なメンタルヘルスの問題にも、 治療を求めない傾向があります。 傷つきや... 続きをみる
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低機能と高機能の 2つを組み合わせたタイプ
○ 重複する特徴を持つBPD 多くのBPDの人は、 低機能, 高機能の両方の特徴を持っています。 配偶者や精神科医などには 感情をあらわにしますが、 家族以外の人には 障害を持たない人として 振る舞います。 o BPDを持つ個人の ふたつの重複する分類 ・ 対処技法 低機能: 内に向かう行動化 (a... 続きをみる
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低機能の従来型, 高機能で 見た目には分からないタイプ
低機能の従来型の人は セラピーを求め、 高機能のタイプの人は、 相手のほうが セラピーを受けるべきだと 挑発します。 ○ 低機能の従来型のBPD 典型的なBPDの人々です。 ・ 自傷や自殺行為のような 自己破壊的な行動によって、 苦痛に対処する 内に向かう行動化 (acting in) ・ 自分に問... 続きをみる
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その他のBPDの特徴
○ 本当のことを言わない BPDの人は 故意に、 無意識に、 あるいはその中間で、 嘘をつくことがあります。 なかには、 周到な嘘で始まり、 真実として思い出されるものもあります。 嘘は ストレスの中で起きることが 多いようです。 嘘は 次のような役目を果たす 可能性があります。 ・ 羞恥心が強くな... 続きをみる
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BPDを説明する 統合的アプローチ
DSMの診断項目を、 思考, 感情, 行動をコントロールする特徴の、 3つのグループに整理し直すことができます。 思考, 感情, 行動は 次々に順番に起こります。 ○ 思考の障害 鍵になるのはスプリッティングです。 思考が現実を形作り、 反応の仕方を決定します。 それは自動的で 習慣性があります。 ... 続きをみる
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BPDの9つの特徴 (3)
(前の記事からの続き) ○ 診断基準6: 感情の変わりやすさ (不安定な情緒) 感情の変わりやすさは 3つの要素からなっています。 ・ でき事に対する 不釣り合いな激しい感情。 ・ 感情が素早く浮き沈みする。 ・ 元に戻るのに 長い時間がかかる。 ○ 診断基準8: 極端な怒り BPDの人の激怒は、 ... 続きをみる
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BPDの9つの特徴(2)
(前の記事からの続き) ○ 診断基準4: 衝動性 BPDの人は 小さなことに強烈な感情を抱きます。 脳は それを加減できなくなります。 不安やうつは 衝動性を高めます。 衝動性は、 DSMの他の特徴とも関連しています。 ○ 診断基準5: 自傷と自殺傾向 自傷は、 軽いものから深いものまで 広範囲にわ... 続きをみる
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BPDの9つの特徴 (1)
○ 診断基準1: 見捨てられ不安 BPDの人は、 現実あるいは 想像上の脅威にも反応します。 彼らは想像力に富んでいます。 見捨てられるということは、 愛情そのものの喪失です。 それは感情的な距離, 「一体感」 における 大きすぎる隙間です。 BPDの人の場合、 大切な人との意見の相違は、 小さなこ... 続きをみる
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記事のタイトルを入力してください(必須)
○ 重要な原則 BPDを持つ人を助けるには、 皆さん自身を 最初に助けなければなりません。 それは 皆さんの直感の逆かもしれません。 人は問題を避けるために、 BPDの人を喜ばせることに 何年も費やしてしまいます。 それが功を奏しても、 代償は高くつきます。 家族は自尊心を失い、 うつ病や身体の疾患... 続きをみる
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「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」
本日より、 ランディ・ クリーガー著 「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」 (星和書店) 〔監訳: 遊佐安一郎〕 の 内容を紹介していきます。 後半では 「5つのパワーツール」 を紹介します。 思考を整理し、 スキルを身に付け、 自分に自信を持ち、 生活を改善するための 役に立つでしょう。 ... 続きをみる
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映画
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日本笑い学会・・・串活と梅田通い
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超かぐや姫! ウェルカムアナウンス4週目と入場者特典第6弾 in 横浜ブルク13
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イタリアは呼んでいる
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「人はなぜラブレターを書くのか」を見にいったこと
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- # 柴犬
