卒寿小論 603 花かるた色は匂へ たんぽぽ (春)
たんぽぽの絮(わた)飛んで来し本の上 藤松遊子 たんぽゝと小聲で言ひてみて一人 星野立子 藤松遊子、大正13年~平成11年(1999年)(75歳) 佐賀県、本名 直哉。 ホトトギス同人。 とんぼうの空音もなく深かりし 『少年』 卒業のその後の彼を誰(た)も知らず 『人も蟻も』 かりそめの独り暮しや目... 続きをみる
たんぽぽの絮(わた)飛んで来し本の上 藤松遊子 たんぽゝと小聲で言ひてみて一人 星野立子 藤松遊子、大正13年~平成11年(1999年)(75歳) 佐賀県、本名 直哉。 ホトトギス同人。 とんぼうの空音もなく深かりし 『少年』 卒業のその後の彼を誰(た)も知らず 『人も蟻も』 かりそめの独り暮しや目... 続きをみる
濡れて来し雨をふるふや猫の妻 太 祇 濡れ縁に戸開くを待てり猫の夫 星野立子 太祇 (炭 太祇 たんたいぎ) 江戸中期の俳人 美しく日和になりぬ雪の上 山路きてむかふ城下や凧の数 星野立子 昭和期の俳人 高浜虚子の二女 まゝごとの飯もおさいも土筆かな 雛飾りつゝふと命惜しきかな (春の季語 猫の恋・... 続きをみる