卒寿小論 603 花かるた色は匂へ たんぽぽ (春)
たんぽぽの絮(わた)飛んで来し本の上 藤松遊子 たんぽゝと小聲で言ひてみて一人 星野立子 藤松遊子、大正13年~平成11年(1999年)(75歳) 佐賀県、本名 直哉。 ホトトギス同人。 とんぼうの空音もなく深かりし 『少年』 卒業のその後の彼を誰(た)も知らず 『人も蟻も』 かりそめの独り暮しや目... 続きをみる
たんぽぽの絮(わた)飛んで来し本の上 藤松遊子 たんぽゝと小聲で言ひてみて一人 星野立子 藤松遊子、大正13年~平成11年(1999年)(75歳) 佐賀県、本名 直哉。 ホトトギス同人。 とんぼうの空音もなく深かりし 『少年』 卒業のその後の彼を誰(た)も知らず 『人も蟻も』 かりそめの独り暮しや目... 続きをみる
濡れて来し雨をふるふや猫の妻 太 祇 濡れ縁に戸開くを待てり猫の夫 星野立子 太祇 (炭 太祇 たんたいぎ) 江戸中期の俳人 美しく日和になりぬ雪の上 山路きてむかふ城下や凧の数 星野立子 昭和期の俳人 高浜虚子の二女 まゝごとの飯もおさいも土筆かな 雛飾りつゝふと命惜しきかな (春の季語 猫の恋・... 続きをみる
#4944 傘ささず友が持て来しスヰートピー春の小雨の露にぬれつつ
#4722 我が宿の菊の白露今日ごとに幾世つもりて淵となるらん
#4337 枝はなれ地のものとなるくれなゐに染み極まりて照れる楓葉
#4422 凍土に花の咲かずと嘆く歳はおのれが花である外はなし
#4280 卯の花を腐す長雨の始水に寄る木屑なす寄らむ児もがも
#4168 この虫も永遠とかいふところまで行つちまひたさうに這ひ急ぎをる
#4133 息の緒に我が思ふ君は鶏が鳴く東方の坂を今日か越ゆらむ
鎌倉大仏殿高徳院
#3966 髪に挿せばかくやくと射る夏の日や王者の花のこがねひぐるま
#3850 日なた雨すぎゆく堤おほばこの葉は土よりも早くぬれをり
「桜前線・心の旅路」:最北の聖地 ― 青森、弘前公園の誇り ―
「桜前線・心の旅路」:春風を往く馬車 ― 岩手、北上展勝地 ―
「桜前線・心の旅路」:生命の二つの貌(かたち) ― 老いゆく尊厳と、岩を穿つ力 ―
「桜前線・心の旅路」:光彩の城郭 ― 時空を繋ぐプロジェクションマッピング ―
「桜前線・心の旅路」:土塁を駆ける花の列 ― 山形、霞城公園 ―
「桜前線・心の旅路」:庄内の静寂 ― 山形、鶴岡公園 ―
「桜前線・心の旅路」:偉業を称える桜堤 ― 新潟、大河津分水桜並木 ―
「桜前線・心の旅路」:白亜と夜桜のシンフォニー ― 新潟、高田城址公園 ―
「桜前線・心の旅路」:天下第一の紅 ― 長野、高遠城址公園 ―
「桜前線・心の旅路」:千年を見守る紅 ― 三春、滝桜の圧倒的な鼓動 ―
「桜前線・心の旅路」:桃源郷の目覚め ― 福島、花見山の色彩パレット ―
「桜前線・心の旅路」:空を駆ける桃色 ― 船岡城址公園、しばた千桜橋 ―
「桜前線・心の旅路」:一目千本の奇跡 ― 宮城、白石川に映る蔵王の残雪 ―
「桜前線・心の旅路」:夕暮れの北上 ― 茜色の空に、変わりゆく季節を追いかけて ―
「桜前線・心の旅路」:色彩の爆発 ― 富山、チューリップと桜の競演 ―