• 萩の花

    萩の花がいよいよ本格的に咲き始めた。 咲いてはこぼれ、こぼれては咲き続けている。 萩関連の季語として 「白萩」「萩むら」「山萩」「野萩」「萩散る」「こぼれ萩」 「乱れ萩」「萩の宿」「萩の主」「萩見」 等々  これらの季語を見ているだけで、もう充分詩心を誘われ いろいろな場面を想像できる! 萩の花の句で一番好きなのが 萩の風何か急かるゝなにならむ   水原 秋桜子 風に揺れている萩に、心の中の不安、

  • 果実とは

    nuubasu 【果実とは】 果実とは 転がるもの 果実とは 飛ぶもの 果実とは 染み込むもの みやんげ 再生 回帰 不動なるものから変転を経て大いなる流れへと参加して立ち止まる者に語りかけ語り継がれた神話を不動の額縁に飾りながら 果実とは 日曜の日溜まりを 銀河遊泳の 糧にすること nuubasu

  • 吟行会で見かけた花

    一昨日いつものメンバーで月一回の吟行句会を実施。 地元の山の中腹(200m辺り)を歩いて 初秋の季語との出会いを楽しみ、句を作り、句会を楽しんだ。 ▼ 曇りで見晴らしはあまりよくなかったが、遠くに讃岐山脈(阿讃山脈)   が見える。 ▼ 藪蘭(ヤブラン)    山の至る所で見かけた 上品なうす紫の花 ▼ 茶店の庭さきに咲いていた「金水引」(キンミズヒキ)   いわゆる「水引草」はタデ科だが、これは

  • 通草(あけび)

    今月末にもたれる所属結社の定例句会の兼題の一つが「通草」。 日頃あまり身近に見る機会のないものだ。 去年吟行に行ったときに見た通草を思い出しながら また歳時記などの例句を参考にしながら作らなければならない。 これはまだ青い通草 山の子に秋のはじまる青通草  後藤 比奈夫 季重なりだが、雰囲気があり好きな句だ。 あけびの実かさなりあひてまだ熟れず  小林 はる子 これも青通草を詠んだ句で、情景が浮か

  • 「俳句という遊び」小林恭二 岩波新書

    「俳句の愉しみ」の姉妹編です。俳句は句会や吟行などをおこなって句作するというのが一番ですが、一人しずかに句作してみるというのも、また味のあるものです。どういう句が自分の好みなのか色々と句例を挙げて、読者にも句を選んでもらい自分の目の付け所を確かめてみるという工夫がなされています。読む者も思わず句作してみたくなり、十七文字の世界最短の詩の世界に誘ってくれます。ちなみに、著者自身の句は、好きこそものの

  • 「俳句の愉しみ ー句会の醍醐味ー」小林恭二 岩波新書

    俳句の好きな著者が、みんなを俳句の世界に誘おうと筆を執ったのが本書です。著者は専門の俳人ではありませんが、句作や句会というものがいかに愉しいものであるかを、専門の俳人の家まで出向き、実際に句会を行い自身の体験をまとめました。そうして、できあがった本書はこの日本古来の文芸が、知らぬ間に人と人との間を結びつけ、俳句を通してその為人さえはっきり浮かび上がらせるものであることを痛感させるものになりました。

  • 鰯雲

    台風一過の昨日は、一日空が美しく、特に午後からは鰯雲が広がり 前日の台風から一転、生まれ変わったような素晴らしい空の光景であった。 心が洗われるような空の青と雲の広がりだ。 鰯雲の句ですぐに思い浮かぶのは 鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤 楸邨 このことは自分一人の胸の中にしまっておけばよい・・ と、鰯雲の浮かぶ高い空を仰ぎながら思っている 作者の気持ちに共感できる句だ。 いわし雲人は働き人は病

  • ブログ掲載句の投稿結果

    早いものでもう8月も終わり。一時は少し涼しくなったものの、また暑さがぶり返し厳しい日々が続いているこの頃。 ここで、このブログに今まで掲載した句の内いくつかを、新聞俳壇へ投稿した結果をまとめてみました。 入選句 二三日つづく雨らし茄子を植う  エリザベス 蓮の葉の一粒の水もてあそび 原爆忌畑はぐんぐん水を吸ひ 選外 雨音のいよいよ激し梅雨の雷   エリザベス 単線のドア開くたび蝉時雨 作り滝とは思

  • 54キロ 俳句…

    本日の朝食 ・煮込みうどん ・漢方茶 昨日夕方から、娘達キャンプへ出かけました。息子・近所ご家族と一緒に日曜夕方まで留守の為、娘買った煮込みうどんが賞味期限切れになるので、朝いただきました。 昨日🚶4874歩 ほぼ社内のデスクでの仕事だった為、歩いてません💦 夏休みの何か1つ課題を出さないといけないデカ孫、以前あたしと行った温度計🌡を提出しないで、俳句を2つ考えたらしく、それを提出するらしい

  • 終戦日

    20数年前、俳句を学び始めた頃、歳時記で見た次の句にとても心惹かれた。 終戦日妻子入れむと風呂洗ふ  秋元 不死男 平和や反戦を声高に主張している訳ではないが、しみじみと訴えかけてくるものがある。この句で初めて知ったこの俳句作家、後に作者の経歴と句の背景を知った。  「秋元 不死男(あきもと ふじお、1901年11月3日 - 1977年7月25日)は、神奈川県横浜市出身の俳人。本名は不二雄。島田青

  • 八月十三日の空と墓参り

    今日はお墓参りに行くので、朝早くから起きていろいろと 準備をしていた。間もなく東の空がきれいな明るさを 帯びて来たので、久しぶりに朝焼けの写真を撮った。 穏やかな夜明けだった。 ちなみに「朝焼け」は「夕焼け」とともに夏の季語。 そのあとの青空の美しさと、いろいろな形の雲に惹かれ お墓に行く途中も、花を買ったお店の駐車場で空の写真を撮った。 もう秋かと思わせるような鰯雲みたいな雲、むくむくとした い

  • 原爆忌

    日本には二つの「原爆忌」がある。 今日8月6日は、「広島忌」、9日が「長崎忌」 毎年この時期には、「原爆忌」の句を作るようにしている。 これ以上、原爆忌の日が増えることがないように! 教室に人影のなき原爆忌    エリザベス 原爆忌けふどれほどの水飲みし 原爆忌畑はぐんぐん水を吸ひ 白寿なほ語り部として原爆忌  (99歳の時、「一枚のハガキ」という映画を作った新藤兼人監督。   生涯語り部を全うさ

  • 蝉、空蝉

    いくら説明を聞いてもほとんど理解できない進路を取った今回の台風(?)、こちらも29,30日の二日間ずっと強い風が吹いた。 この風に吹き飛ばされていなくなっているだろうと思った庭の「空蝉」、なんとずっと葉の裏にしがみついたままなのには驚いた。すごい粘りだ!台風一過で少し暑さがやわらいだのか、今まで元気のなかったように感じた「蝉」の声も、今日はかなり元気に聞こえた。台風一過の青空は気持ちのいいもの。

  • 夕焼け

    6月の梅雨の時期の夕焼けも美しかったが、7月になってからの夕焼けもなかなか印象深いものが多い。空全体が赤々と燃えるような夕焼けはまだそんなに見られないが、日々違う形の雲に夕日が当たっているのは、なかなか興味深い景となっている。撮った写真を眺めていると、最初は気づかなかった雲の形が、動物のように見えてくることが多くて面白い。    はふられし山羊のかたちに夕焼雲  原 裕 という句がある。先人たちも

  • 涼を感じる

    猛暑続きで、ゆっくりと散歩をしたり写真を撮ったりすることもできず、せめて今までに撮った写真で多少なりとも涼を感じようかと・・ 近くの海(瀬戸内海) 風鈴 先日亡くなった彫刻家の流政之(ながれ まさゆき)氏作の「作り滝」 香川県高松市 四国村 7月2日(旧暦5月19日)の早朝の月 やはらかき風鈴の音にまどろみぬ エリザベス 朝月の少し欠けたる涼しさよ

  • エッセイ きれぎれ草 6

    美しく貴重な感情には、礼儀の衣が欠かせない。       〇 形式は、法則というよりも礼儀に近い。       〇 俳句の五七五形式、季語は礼儀そのものと言える。                〇 読書は、レコード針とレコード盤の関係に似ている。 早く読み過ぎても、遅く読み過ぎても何も分からない。       〇 自然は人間に放心を許したが、社会というものは人間を放心させまいとする。       

  • 酷暑・極暑!

     二十四節気で7月7日は小暑だった。小暑というのは、次の大暑までの期間についてもいう。例年だと、この小暑の期間に次第に暑さが増していき、大暑の日から次の立秋(8月7日)までの間に、暑さはピークを迎えることになる。だが、今年は季節の巡りが例年より早い。7月15日の今日、すでに、ひどい暑さだ。  最高気温が25度以上で夏日、30度以上で真夏日、35度以上で猛暑日というが、最近のニュースを見ると、「酷暑

  • つぶやき136  自 撰 めも句  その3

     切っても切っても伸びてくる白木蓮    (恐怖心を起こさせる家の木蓮。ほどほどに。)  綺麗な花には棘があることを自覚する    (棘があるから綺麗に見えるのか。それはない。)  耳鳴りと蝉時雨が同時に聞こえる    (聞こえない時もある。不思議だ。)  休日のチャイム学校経営そのまま    (いいね。のびのびするぜ。) 一件消去していなくなった弟   (あっさりと行ったなあ。寂しいよ。)

  • エッセイ きれぎれ草 4

    2018年サッカーW杯  日本対ポーランド戦での、日本へのブーイング試合。 あれこそ、本来の、古風な意味合いでの「やまとだましい」「やまとごころ」を持った日本侍選手たちの試合なのである。  「武士道」とは、だから、定義するのが、まったく困難な、じつに含蓄に富んだ言葉なので、一種の精神主義とは、一線を画するものなのである。      〇 ある空想<短詩型文学>  心に響く俳句や短歌をよむとこんな空想

  • 栗林公園散策

    昨日、街に出かけたついでに、栗林公園を一時間ほど歩いてきた。「一歩一景」と言われる栗林公園、いつ行っても何かが待ってくれている。 まだそんなには咲いていなかった蓮の花 この時期は葉が美しい 蓮の葉をころがる水滴 先月は見つけられなかった二色の睡蓮 水辺に咲くヤブカンゾウ(薮萱草) 重弁のものが「薮萱草」、単弁が「野萱草」で夏の季語 「忘草」(わすれぐさ)とも呼ばれる (この草を帯びていると憂いを忘

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