『マーメイドクロニクルズ第二部 吸血鬼ドラキュラの娘が四人の魔女たちと戦う刻』の予約が開始されました
財部剣人です! ついに『マーメイドクロニクルズ第二部 吸血鬼ドラキュラの娘が四人の魔女たちと戦う刻』の予約が開始されました〜。2021年9月14日発売予定です。きしもとあや画伯がとても素敵なマクミラの表紙を描いてくれました。乞うご期待! 第二部をご購入したい方へ https://www.amazon... 続きをみる
財部剣人です! ついに『マーメイドクロニクルズ第二部 吸血鬼ドラキュラの娘が四人の魔女たちと戦う刻』の予約が開始されました〜。2021年9月14日発売予定です。きしもとあや画伯がとても素敵なマクミラの表紙を描いてくれました。乞うご期待! 第二部をご購入したい方へ https://www.amazon... 続きをみる
語り部の財部剣人です。ついに第二部完結しました! 最後まで読んでいただいた方々、本当にご支援ありがとうございました。よろしければ第一部は書籍化されているので、こちらもお読みください。第三部でまたお会いしましょう! 「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 「第二部 第... 続きをみる
こうして人間界に来てから二十年目のわたしのクリスマスが終わった。 冥界時代には、誰も愛さず誰からも愛されなかったわたしが、愛に人生をかけるとは夢にも思わなかった。もっとも生きながら死んでいるヴァンパイアの生き様を、仮に「人生」と呼べるのならばだが。おろかだ。まるで、わたしがおろかだと嫌っていた人間だ... 続きをみる
「気持ちだけもらっておくとしよう。自ら命を絶つは、死を最上の体験と位置づける死の神の一族にとって最大の罪。それゆえ、よみがえることはできなくなる。我が望むのは、『不死身の悪魔姫』の伝説のみじゃ。伝説になってしまえば、未来永劫に名誉を得ることがかなう。人間共はわかっていないようだが、死はけっして恐れる... 続きをみる
「四番目の部屋の闘いの褒美は、我ら四人の自由であったな」 「その通りだ」 「我の不戦勝を認めるなら、ここで闘いをやめてもよい。悪い話ではあるまい。知っているぞ、666分間のタイムリミットも。今、闘いをやめれば時空変容ミラージュの儀式を解くにはちょうどよいではないか。堕天使ダニエルは、分裂寸前。マクミ... 続きをみる
気づいた時には、本性であるレッド・ドラゴンに変身した父トッドの口から、火の川ピュリプレゲドンの業火が吐き出されていた。炎は、彼女の身体を着実に焦がしていった。まず美しい翼が焼けただれ、髪の毛が燃えさかり、着飾った服が燃え上がり、皮が剥け、肉が焼けこげ、最後には骨まで炎に溶けていった。 しかし、ドルガ... 続きをみる
マクミラが、一瞬沈黙した後、言った。「今、わかった。ずっと考えていた問いの答えが。プルートゥは、素晴らしいことをしてくれたのだ。わたしを不死者にしなかった。偽りの人生を不本意に生きるよりも、偽りのない愛に死にたい。もうゲームのコマとして生きるのはやめだ。わたしは、これから生きたいように生き、死にたい... 続きをみる
すべてを燃やし尽くす蒼き炎が すべてを覆い尽くす氷に変わり 猛々しき白骨が愛に包まれて石に変わり 冥界の神官が一人の人間の女に変わる時 巨大な合わせ鏡が割れて 太古の蛇がよみがえり 新たなる終わりが始まりを告げて すべての神々のゲームのルールが変わる ここまでは、アストロラーベの思い通り進んでいる。... 続きをみる
「お主たちの言葉で言えば、そうなるのかもしれぬ。当時は、9つの魂のことは知らなかったから・・・・・・我ら一族から見れば、死こそ究極の安楽であり憩いの場なのだ。真意がわからなかった父は襲われた時、本気でやり返してきた。最初の死を迎えた我は、悪魔姫ドルガとして生まれ変わった。それからのことは、お主の方が... 続きをみる
伝説の魔人の強さを知るマクミラがつぶやいた。 「おどろいた。魔神スネールさえ、異次元空間へ送り込んでしまうとは・・・・・・」 ドルガが振り向いた。「よいか、ここまでは想定内。お前にすがるスネール様のなさけない姿を見ることで、汚れた世界で落ちぶれた我の力は完全復活した。貴様の愛しいダニエルなど、ひとひ... 続きをみる
「スネール様!」翼竜の羽ばたきのたびに小さい竜巻が起こるドルガが、アポロノミカンを差し出す。「こちらをご覧ください」 左の鏡から右の鏡に移ろうとしていたスネールの目が、釘付けになった。 グムオーーン! 「オオ、スネール様が進化される・・・・・・」 悪鬼の形相をした蛇が、巨大化、凶悪化し始めた。次にス... 続きをみる
「ドルガねえちゃん、何するんだ? アポロノミカンは、魔人をつかまえるためにボクが持ってきたんじゃないか」 「スネール様は、降臨する前にマクミラに魂を奪われていた。アポロノミカンを見せて、新魔人として生まれ変わっていただくのだ」 「ま、待つんだ! アポロノミカンを人間以外のものが見せたことはまだない。... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 「第二部 第1章−1 ビックアップルの都市伝説」 「第二部 第1章−2 深夜のドライブ」 「第二部 第1章−3 子ども扱い」 「第二部 第1章−4 堕天使ダニエル」 「第二部 第1章−5 マクミラの仲間たち」 「第二部 第1章... 続きをみる
マクミラ陣営がアストロラーベの勝利にホッとしていると、声が聞こえた。「冥界の軍師もヤキが回ったか。狙いはお前ではない。回りを見ろ!」 皆が見ると、数千枚の鏡がドロドロに溶けていた。 ケケケッケッケ! 甲高い笑い声の方を見ると、さかさまジョージが飛び出した。「打ち合わせをしたのが自分たちだけと思い込む... 続きをみる
「ムダだ・・・・・・スカルラーベ将軍の力の源泉は怒りだ。単なる現身の熱では、サラマンダーの血を引く私を倒すことはできないと言ったではないか」 「軍師殿、狙いは兄上ご自身ではござらぬ。槍をご覧くだされ」 皆が槍をのぞき込むと、沸騰しないはずの炎の川ピュリプレゲドンの水が蒸発してなくなっている。 「さあ... 続きをみる
「ダメージを与えたつもりか?」アストロラーベにこたえた様子はない。「私もサラマンダーの血を継ぐもの。冥界の業火は、逆に力を与えてくれるわ」 「お兄様、お分かりになりませぬか?」リギスが、マクミラの声で言う。「それは本当の狙いではありません。お手元をご覧くださいませ」 言われたアストロラーベが半透明の... 続きをみる
アストロラーベが気を取り直して言う。 「唄姫よ、鏡をはりめぐらして我が半透明の槍を使った秘技を封じたつもりか? だが、透明になれば鏡があろうとなかろうと私の姿を見ることはできないぞ」 「何もわかってはいないでありんすな、冥界の軍師」リギスが応じる。「鏡を用意したのは、秘技ファントム・パラダイスを使う... 続きをみる
「やはり責任を感じていたか」アストロラーベが言った。「シュルド殿が叱責を受けたのは、お主のせいではない。シュルド殿からは娘を救ってやってくれと頼まれているのだ。闘いを止めて、降参するつもりはないか、リギスよ」 「おろかでありんす・・・・・・自由を求める歌姫に道理を説くとは。冥界の貴公子ではなく、冥界... 続きをみる
ガシャーン! リギスが歌い終わった瞬間、天が裂けて土煙にガラスの破片が降ってきた。破片は、あっというまに数千の鏡となって散らばった。 「アストロラーベ。土煙空間で有利に勝負を展開するつもりだったのでありんしょうが、こちらも鏡地獄で対応させていただくでありんす」 「よいのか? 鏡はお主の本当の心も映し... 続きをみる
実は、冥界の川の水には膨大な脳内物質が含まれていたのであった。 ピュリプレゲドンの水の成分は、恐怖を感じる「闘争か逃走の物質ノルアドレナリン」と怒りを起こす「興奮物質アドレナリン」。その水が身体に入った相手は、恐怖と怒りに引き裂かれて燃え上がる。ステュクスの水には、落ち着きをもたらす「癒しの物質セロ... 続きをみる
「第三の部屋へ移動しよう」アストロラーベが、土煙あふれる部屋に皆を誘う。 「誰が私の相手をしてくれるのだ?」 ドルガが答える。「冥界最高のネクロマンサーで『あやつるもの』アストロラーベには、冥界の道化師で『悩ますもの』リギスとの魔術対決と行こう。準備はよいか?」 「待ちかねていたでありんす。冥界時代... 続きをみる
石になったスカルラーベが、ゆっくりとだが動いていた。 「お前は不死身を呪いと考えているようだが、俺などずっと生きながら死んでいた。というよりも死にながら生きていたというか」喋りにくそうにそう言うと、身構えた。「元々、俺は骸骨の鎧の方が本体で、筋肉は見せかけだった。それが石に変わろうと、どれだけの違い... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 「第二部 第1章−1 ビックアップルの都市伝説」 「第二部 第1章−2 深夜のドライブ」 「第二部 第1章−3 子ども扱い」 「第二部 第1章−4 堕天使ダニエル」 「第二部 第1章−5 マクミラの仲間たち」 「第二部 第1章... 続きをみる
スカルラーベが身構えた。 まるで目の前の空気をつかもうとするかのように、交差して突きだしたスカルラーベの両手がブルブルと震えている。だんだんと、その爪が青白い光を帯びてゆく。すると巨大な岩でもひっかくように後ろ側へ、その爪が今度はゆっくり左右に開きながら引っ張られていく。 ムッ、まずい。 アストロラ... 続きをみる
「叔母メデューサは、醜くなった姿を見られるくらいなら、死んだ方がマシだと自分自身で石になるための鏡を肌身離さず持っていたくらいなのだ。さあ、奴らの罪を数えろ、スカル仮面! 自らの野心のために何の力もない老婆三人を脅迫して、罪のないメデューサを自らの勝手な理屈で殺したペスセウス。もてあそんだ恋人を救お... 続きをみる
「何か気にさわったか? 敵を倒すために、醜い顔になる。だが、勝利とはつねに何かと引き替えではないのか」 「わかったようなことを・・・・・・気に入らなかったのは、醜いうんぬんというセリフではない。どうせ生まれついたからには、どこかでいつか死ぬのが定めという貴様が軽々しく言ったセリフの方じゃ。冥土の土産... 続きをみる
いっぺんに数十匹の毒蛇が、スカルラーベに襲いかかった。普通なら、相手がもだえ苦しむのを見ながら勝利の舞を踊るライムであったが、ドクロでできた鎧に阻まれて蛇の鋭い牙もまったく歯が立たない。 「なんだ、それは? 蚊にさされたほどにも感じぬぞ。それでは、こちらからも行かせてもらうとするか」 ブーーン! も... 続きをみる
全員が、虹のうずまく部屋に入った。 あまりの光の流れのすさまじさに、何が目の前にあるのかわからない。これもアストロラーベの作戦で、光の渦でほとんど輪郭しかわからない状態であれば、蛇姫ライムの魔眼によって自陣営が石に変えられてしまう心配もない。 もともと盲目のマクミラは心眼ですべてを見切っていたが、ど... 続きをみる
神獣同士にだけ通じるメッセージで、シンガパウムが何かをジュニペロスに伝えた。三番目の首の右目を傷つけられてぐったりしていた魔犬ジュニベロスがすっくと起き上がった。 向かってくる氷柱を砕き続けていたシンガパウムが、自分が乗っていた竜巻に沈み込んだ。同時に、向かってきた数本の氷柱が竜巻の中に吸い込まれた... 続きをみる
「たしかに・・・・・・闘いにあたって道理を説くなどとは、柄にもないことをした。メギリヌよ、闘って敗れれば、我らが軍門に下る約束は忘れておらぬであろうな? 闘って雌雄を決する方が先であった」 「それでこそシンガパウム。そちらこそ、我が勝てばアポロノミカンをいただくことを忘れてはおらぬであろうな」 「言... 続きをみる
「我が父レイデンは、冥主プルートゥより人間を苦しませる役目を負っていた。不安、嫉妬、苦悩、悲しみ、ありとあらゆる苦しみを人間に与え続けた結果、だんだんと脳波共振現象によって、自分が人間に与えた苦しみに自分自身も苦しむようになっていった。そんな時。父は、日本と呼ばれる小さな島国の東北に立ち寄った際に、... 続きをみる
「夢ではない。私だ。シンガパウムだ」 えっ・・・・・・ナオミの意識が、わずかに戻ってきた。 「ネプチュヌス様から一度だけ降臨するご許可をいただいたのだ。寝ている時ではないぞ。見よ。お主を救うため、血しぶきをあげたケネスは死にかけている。早く片をつけて、私が体内に戻らなければ・・・・・・」 えっ・・・... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 「第二部 第1章−1 ビックアップルの都市伝説」 「第二部 第1章−2 深夜のドライブ」 「第二部 第1章−3 子ども扱い」 「第二部 第1章−4 堕天使ダニエル」 「第二部 第1章−5 マクミラの仲間たち」 「第二部 第1章... 続きをみる
氷天使に対してマーメイド? 普通に考えれば、最悪の組み合わせに近い。 フロストキネシスによって水が凍らされてしまえば、マーメイドにとっては陸地で闘っているも同じ。実際、ここまでの闘いを見る限り、ナオミは苦戦している。 ここは冥界最強の炎使いスカルラーベを当てるか、あるいはアストロラーベが軍師役に専念... 続きをみる
心眼でものを見られるマクミラには視界がゼロになることなど、何のハンディにもならない。見ていて思った。 マズイ。精神世界では、弱気になると相手のパワーが相対的にアップする。 ナオミとジュニベロスが一瞬、強い寒風にひるんだ次の瞬間。 メギリヌの黄金のステッキが飛んできた。 グサッ。イヤな音を立てて、ジュ... 続きをみる
めちゃくちゃに走ったのかと思われたが、いつの間にか五芒星形の傷跡が残っている。追われた振りをして、マンモス魔神を星の中央におびき寄せる。 ハッ! 飛び上がると、ヒビが入りかけた氷に乗ったマンモス魔神の上に飛び乗る。ミシミシと氷が裂けて、重みでマンモス魔神が雄叫びを上げながら沈んでいく。多勢に無勢の時... 続きをみる
メギリヌが、オーケストラを指揮するように両手を高くかかげると、次に人差し指を左右に向けた。同時に、美しい16枚の羽が左右に広がった。 マニフェスト・ディザスター! メギリヌが叫ぶと、氷がバキバキと音を立てて盛り上がり形を取っていく。 気がつけば、ナオミは数体の氷魔神に囲まれていた。ざっと氷魔神たちの... 続きをみる
「俺の身体の奥底から、声が聞こえるんだ。ナオミ、『いたぶるもの』をなめてかかるのではない」。一瞬、なぜかシンガパウムのオーラを感じてナオミは何も言えなくなった。 「さあ、氷天使が待ちくたびれているぜ。最初のドアを開けてもらおう」 部屋に入ってから、気づくと全員が空中に浮かんでいた。 目の前に広がるの... 続きをみる
皆の視線が、アストロラーベに集まった。 アストロラーベがつぶやいた。リギスめ、知っておったか・・・・・・ その時、ずっと黙っていたミスティラが、口を開いた。 「かまいませぬ。もとより裁かれて刑を受ける運命だった我が命。それにマクミラ様がお兄様たちの助太刀を受けている以上、魔女たちなどに負ける道理がご... 続きをみる
「そうだ、アポロノミカン! 私たちの最後の希望よ」 ドルガが、怒りをあらわにする。「最後の希望か。どこまでおろかなのだ。人間どもを救うことが出来るなど、どこをどう見れば、あやつらが生き残る材料があるというのだ? 天は汚れ、海は穢れ、地中は汚染され、宇宙空間にさえ争いを持ち込もうとする者どもに。自然界... 続きをみる
「たしかに。マクミラとの闘いも、これが最後となろう。誤解されたまま死なれては目覚めが悪い。お主たちは勝手に思い込んでいるようだが、マクミラへ復讐などは、序の口。我らが次なる目的は、闘いの巨大なエネルギーを起こして魔人スネール様を目覚めさせること。そして、我らの究極の目的は、スネール様と共に新たなるル... 続きをみる
「ねえ、クリストフのことを忘れてるわ。彼は、本当にクリストフなの?」 皆がダニエルの方を見ると、墮天使は苦しそうなうめき声を上げていた。 「ウッ、ウッ、ウッ、オレはいったい誰なんだ、クリストフ? そんな名の時も、あったような気がする」 「覚えてないの? チャック、シャナハン、それに孔明のことも? ケ... 続きをみる
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精神力の弱いものは弱いなりに、精神力の強いものは強いなりに、精神世界では、すべてのものが自分のイメージする姿を取ることができる。 精神世界の中央広場には、真紅のマントに身をつつんだマクミラがいた。マントの中には二本の真っ赤な鞭を隠し持っている。すぐ脇に、白銀のマントに身をつつむミスティラがいた。右に... 続きをみる
会場にいたすべての人間が、ストップモーションになったかのように動きを止めた。 次の瞬間、ケネス、ナオミはグニャリとゆがんでいく時空の裂け目に、冥界所縁のものたちと一緒に吸い込まれていった。 これこそがマクミラとダニエルが、何ヶ月もかけて練った作戦だった。アポロノミカンの予言を分析した結果、魔女たちが... 続きをみる
「ダブル・ヴェール」(“Double veil”)が流れ出して、マーメイド役の夏海にとりついたドルガが、中央に現れた。金色のフォルスターネックとスパンコールブラとマーメイドスカートが、本物の人魚のような雰囲気を醸し出している。ドルガは、扇子の先に薄手の布がついたファンベールを右手に持っており、ひらひ... 続きをみる
フェスティバルは、中盤の第四幕「夕焼けに映える真紅の海は、軍神ベローナの勝利の雄叫びの刻」にさしかかった。都の支配をねらう蜃気楼の魔神が現れて、サソリを通じて魔女たちをそそのかして太陽の化身たちに争いを仕掛けるというストーリーだった。 「ヤー・バアヒィヤ」(“Yah Bahiyya”)の不気味な調べ... 続きをみる
舞台は、第三幕「波しぶきに輝く白色の海は、天かける最高神ユピテルの輝きの刻」に進んでいく。 ダニエルが、再び歌い出す。 おお、白い海の波しぶきを見るがよい 最高神ユピテルの輝きの刻が来た 愛こそ、この喜びのときにふさわしい 愛こそ、この世でもっとも貴きもの だが、愛こそ、この世でもっとも不可思議なも... 続きをみる
はたして恋する乙女の直感は、正しいのだろうか。 ナオミは今日のフェスティバルが、何かとてつもないものになるような予感がしていた。 コロナ役の男性が、スターの甘い声で歌い出す。 青い昼の海は 太陽神アポロンが天空を駆けめぐる刻 だが我が都には、強い日差しはあっても愛はない 麗しき魔女たちよ お前たちは... 続きをみる
三人目の魔女役ユリアに取り付いた金髪のメギリヌは、アームバンドまで含めて、純白のフォルターネックの衣装で決めている。大きなベールを持って登場すると、ステージ中央で数回回転する。ベールを投げ捨てると、雪の妖精が地上に舞い降りたような動きで、「エル・バストン」(“El Baston”)をバックに踊り出す... 続きをみる
小さいトラブルはあったが、パフォーマンス・フェスティバルの準備は着々と整いつつあった。会場右側のバルコニー席には、ドワイトに招待されたマリア、ケネス、ナオミと幼なじみのケイティの四人が座っていた。 マクミラが楽屋で竜延香の香りに気がつき、ナオミが客席で麝香の香りに気がつき、同時に言った。 「あいつの... 続きをみる
パフォーマンス・フェスティバルの当日の夕方。 ニューヨーク社交界の大物や現地在住の芸能人たちが、次々にヌーヴェルヴァーグ・タワーの特設会場に集まってくる。 ある一団が、入場口で係員ともめていた。タキシード姿の紳士や社交服で着飾った貴婦人にまざって、きたないジャケットやジーンズ、スニーカー履きのティー... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 「第二部 第1章−1 ビックアップルの都市伝説」 「第二部 第1章−2 深夜のドライブ」 「第二部 第1章−3 子ども扱い」 「第二部 第1章−4 堕天使ダニエル」 「第二部 第1章−5 マクミラの仲間たち」 「第二部 第1章... 続きをみる
「どうした?」 「今度は、コミュニケーションとは何だと質問をするかと思ったから・・・・・・」 「お前からマーメイドがコミュニケーションを学んでいると聞いていたから、コミュニケーションに関してはもう調べてあるのだ。コミュニケーションが得意であるとは、何も雄弁なことばかりではない。皆が見落としていること... 続きをみる
「くだらない政治なんてものは、冥界にはなかったわね。伝統的な定義では、政治は権力に関連するプロセスと考えられている。政治研究では、誰が持つか、どのようにそれが維持されるか、使われるかとかが問題になる。でもこの定義には、最近は批判も多い。なぜなら権力には、物理的なもの、委託されたもの、権威から生じるも... 続きをみる
ある日、アストロラーベがマクミラに尋ねた。「富とは何だ?」 「冥界では、お金を使うことはなかったものね。富を持つとは、たくさんのお金やお金に換えられるものを持っていること。人間界では、お金さえあればなんでも手にはいるし、なんでも人に言うことをきかせられる」 「お金があるとは、魔法が使えるのと同じよう... 続きをみる
マクミラは、リハーサル会場で兄弟妹の雰囲気を感じていた。3ヶ月前に降臨して以来、兄アストロラーベとスカルラーベ、双子の妹ミスティラは、対照的な時間の過ごし方をしていた。 アストロラーベは、冥界の軍師だけあって、ひたすら人間界の知識をどん欲に吸収していた。マクミラが長い時をかけて収集した哲学書、歴史書... 続きをみる
財部剣人です‼️ 今日でなんとブログ開設から3939日(約11年⁉️)です。なんとサンキューサンキューと読めます🤗。『マーメイド クロニクルズ第1部』を一夏で書き上げたのが2002年、ブログ開設が2009年、第二部を書き上げたのが2011年、『第一部 神々がダイスを振る刻』を上梓したのが2016年... 続きをみる
演出家のドワイト・コパトーンは、困惑を禁じ得なかった。 昨日までとキャストたちのパフォーマンスが一変してしまったから。ただし、それはよい方に。 演出の余地がないほどに、彼女たちの踊りが完璧になってしまっていた。 マーメイド役の夏海の踊りは、一つ一つの動きが巨大な猛禽類の羽ばたきのように力強かった。そ... 続きをみる
まずドルガが近寄っていった。 「小僧よ、我が姿が見えるのか?」 しゃくり上げながら、トミーが答える。「見えるのって、お姉ちゃんの姿は他の人には見えないの?」 「フフフ、そうか。見えるものにとっては、見える方が当たり前。見えない方が不思議か・・・・・・なぜ泣いている?」 「携帯が、携帯が、壊れちゃった... 続きをみる
電話は向かいのビルの三階の託児所にいる、8才になったばかりの息子トミーからだった。 「ママ、もうレッスン終わった?」 「うん、ちょうど終わったよ」 「おちょいよ〜。もうつかれた」 「ごめんね。着替えたらすぐ迎えに行くから、もう少し待っててね」 「うん・・・・・・」納得したようなしないような返事をして... 続きをみる
今回のジェフェリー・ヌーヴェルヴァーグ・シニア生誕百周年パフォーマンス・フェスティバルは、異例尽くめだった。まず、ミュージカル仕立てと言っても、普通の踊りではなく振り付けにベリー・ダンスが取り入れられていた。さらに、驚くべきは巨額の費用をかけたパフォーマンスが一夜限りだったことだ。通常、ミュージカル... 続きをみる
ドルガが尋ねる。「なんじゃ、その歌詞は?」 「この度のパフォーマンス・フェスタのパンフレットに書かれていたでありんす。おそらくは・・・・・・」 「アポロノミカンか?」 「そうらしいでありんす。夏海という娘が覚えていたでありんす」 「例によって、アポロノミカンの予言は謎じゃが、『太古の蛇がよみがえる』... 続きをみる
最近になって、四人の魔女たちが諍いをすることがふえた。 といっても力関係がはっきりしているため、つねにリーダーの悪魔姫ドルガを他の三人が説得するという構図であった。 真夜中になって成層圏から戻った氷天使メギリヌが言う。「我々はもう長い間、神の姿のままで穢れた人間界にいるために指先や羽が崩れつつありま... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 「第二部 第1章−1 ビックアップルの都市伝説」 「第二部 第1章−2 深夜のドライブ」 「第二部 第1章−3 子ども扱い」 「第二部 第1章−4 堕天使ダニエル」 「第二部 第1章−5 マクミラの仲間たち」 「第二部 第1章... 続きをみる
ナオミは思った。 アチャー、バカなのはケネスの方じゃない。 昔の男なんて、手からすべり落ちてしまったショートケーキのようなもの。そう、人間の女なんて一度別れようと決めたら元の鞘に戻ることなんてありえない。それまでステキに思えていたオーラが消えれば、好きだったはずの特徴さえキライな理由に変わってしまう... 続きをみる
こうしてマリアの長かった話は終わった。 やっと夏海が口を開いた。 「ごめんなさい。いろいろ、あやまらなくてはいけないことがありすぎて・・・・・・ケネスと出会ってからはずっと幸せだった。それまでずっとつっぱっていたのが、初めて一緒にいてのびのびできる人に出会えた気がしていた。ナオミをあなたが海でひろっ... 続きをみる
夏海に起こった出来事は、その後の人生を左右する転機となった。 大人になるまで、そのときのことは夢を見たようで忘れていたが、深層心理では消えないトラウマとして残っていた。 それは、こんな体験だった。 夏海は、文字通り蛇ににらまれたカエルになって固まっていた。目の前にいた身の丈十数メートルはあろうかとい... 続きをみる
「なぜ、私たちを置き去りにしたの?」 その言葉を聞いたとたん、夏海は、涙がとまらなくなってしまった。 ケネスも、なんと声をかけていいかわからなかった。 今日の仕掛け人マリアが、しかたがないねえという風に語り出した。 「最初、夏海は、あたしにだけ本当のことを言うつもりだった。ずっと誰にも話せなくて苦し... 続きをみる
レストランの席に着くと、マリアが口を開いた。 「乾杯前に、言いにくいことを言っておかなくちゃねえ。去年ニューヨークで、ケネスもよく知ってるドワイトの新作を見せてもらったのさ。その時、キャストの中になんとなく見たことがある子がいたんだよ。向こうも、あたしに気づいたようだった。目が一瞬合った。この年まで... 続きをみる
クリスマスを翌週にひかえた12月17日の金曜日の午後7時。 ナオミは、猛吹雪の合間をぬってようやく到着した人々でごった返すエジソン・ホテルのロビーで、父ケネスと祖母マリアの到着を待っていた。 自動ドアが開いて、筋肉質のケネスと小柄なマリアが入ってきた。 「ケネス!」ナオミは、はずむゴムまりのように抱... 続きをみる
金土曜日の予選ラウンドをとりあえず通っておけば、日曜日の決勝ラウンドに向けて、残りそうな大学の肯定側のケースを分析することもできた。また、米国のディベート大会では予選ラウンドですでに対戦したチームと、再び決勝ラウンドで対戦した場合、異なったサイドでたたかうルールになっている。そのために、予選において... 続きをみる
1993年秋から冬にかけて、ナオミは充実したディベート・シーズンを過ごしていた。7月に発表された今シーズンの政策ディベート論題は、「アメリカはNATO加盟国に対する軍事的コミットメントのひとつを破棄すべし」であった。ナオミとパートナーのケイティにとって脂の乗りきった3年生のシーズンは、ここまで最高の... 続きをみる
1993年。 「今世紀史上最悪」と言われた雪嵐が、アメリカ全土を襲っていた。 12月初頭から、北東部、中西部、北西部では猛吹雪が吹き荒れて、華氏零度(摂氏マイナス17.78度)に達する日さえもめずらしくなかった。ニューヨーク、シカゴ、シアトルといった大都市では交通機関がマヒしたり、大雪によるスリップ... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 第二部のストーリー マーメイドの娘ナオミを軸とする神々のゲームを始めたばかりだというのに、再び最高神たちが集まらざるえない事態が起こった。神官マクミラが人間界に送られた後、反乱者や魔界からの侵入者を閉じこめた冥界の牢獄の結界がゆるんできていた。... 続きをみる
アストロラーベが言葉を返す。「たしかにお主がペルセリアスの時代に、第一次神界大戦で闘ったことがある。あのときは敵味方だったが、今度は共に闘うことになるであろう」 「スカルラーベだ。俺様が来たからには、勝負はすでに決まったようなもんだ。暴れさせてもらうぜ。腕がなるぜ。それにマクミラの育ての親ジェフと恋... 続きをみる
三人は、屋上へ直行する高速エレベータに飛び乗った。 エレベータを飛び出したジェフは、かつて見た悪夢を思い出した。 目の前で時空間がゆがみ、裂け始めていた。 星空が消え去って、景色が真っ暗になる。 バキバキと焚き火に爆竹を投げ込んだような音を立てて裂け目が渦巻き、冷たい炎が吹き出す。子供の絵本にあるフ... 続きをみる
「マクミラ様が先日お知り合いになられたストリート・ギャングたちが、一例でございましょう。彼らのほとんどは、まだ右も左もわからぬ若者ばかりです。普通に考えれば、若いにもかかわらず組織犯罪に関わり、銃やナイフを携帯して命を危険にさらすバカ者共です。ところがカルチュラル・パフォーマンス的に考えれば、若いが... 続きをみる
「わたしには、絶対的価値観の否定の方が正しいような気がするけどね」 「そこがむずかしいところでして。たとえば、ナチスによるホロコーストを野蛮な行為と考えれば啓蒙による社会の解放が妥当な選択肢に見えますし、フランクフルト学派が言うようにナチスの暴挙を理性が道具化された状況と考えればモダニズムは妥当性を... 続きをみる
「話をわかりやすくします。演劇の実践者が虚構世界のスクリプトを演じるのに対して、パフォーマーは現実世界における差別、偏見、権威などに対する社会批評を試みます。多くの文化による出会い、衝突、摩擦が多くの問題と新しい創造の可能性を提起する今日、人文、社会諸科学にまたがる幅広いスペクトルにおけるパフォーマ... 続きをみる
1993年8月末、マクミラはヌーヴェルヴァーグ・タワー内の書斎で忙しい毎日を過ごした。昼は、明かりの届かぬ図書室で人間心理や行動の本を読みあさった。 ただし、多くの心理学研究はデータの実証可能性ばかりを重視しすぎていて、現実にどのように人間が行動するかを理解する手助けにはあまりならなかった。どこかで... 続きをみる
マッドがメイクアップでもしたようなピエロ顔で、ニヤニヤ笑いを浮かべる。髪がザンバラになって、下に垂れている。 リギスが言う。「やっと表に出てきたでありんすか。でも、おかしなオーラでありんす。子供のように純粋かと思えば、感受性の強い青年のようにひねくれ、老成しているかと思えば、特攻兵のように自暴自棄。... 続きをみる
レイモンドが猿の敏捷さで巨木の陰から飛び出すと、両肩に備え付けられたレーザーガンから白光を発射する。 ドルガの羽に黒く小さな穴がうがたれて煙を上げるが、蚊にかまれたほどの痛みも感じない。面倒くさそうに腕を振ると、小さな竜巻がレイモンドを襲う。ドルガの瞳が輝くとレーザーガンが竜巻にあっさり爆破されて、... 続きをみる
「それだけか?」 「どういう意味だ?」 「自分でも、気づいておらぬか。第3のペルソナが育っておるのに」 「ふざけるな。怖がっているのでなければ、降りてくるがよい。目にもの見せてやるわ」 魔女たちが顔を見合わせた。 まあ、いいだろうとドルガが他の魔女たちに目配せする。リギスだけは、空中浮遊しての精神攻... 続きをみる
夕闇ただよう上空から、四人の魔女たちは不老不死研究を行うゾンビーランドの様子をうかがっていた。 ミシガン山中の建物は、ブラム・ストーカーの小説から抜け出したドラキュラ城のような不気味さをたたえていた。敬愛する父の「伝説」に、娘のマクミラが無意識の内にしたがっていたのかも知れない。 軍事研究を行うノー... 続きをみる
財部剣人です! 現在、第二部を再配信中ですが、第一部もよろしければお楽しみください。 「マーメイド クロニクルズ」第一部 神々がダイスを振る刻篇あらすじ 深い海の底。海主ネプチュヌスの城では、地球を汚し滅亡させかねない人類絶滅を主張する天主ユピテルと、不干渉を主張する冥主プルートゥの議論が続いていた... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 「第二部 序章」 第二部のストーリー マーメイドの娘ナオミを軸とする神々のゲームを始めたばかりだというのに、再び最高神たちが集まらざるえない事態が起こった。神官マクミラが人間界に送られた後、反乱者や魔界からの侵入者を閉じこめた冥界の牢獄の結界が... 続きをみる
「革命的な人々は、すべての政治的行動はユートピア的な目標を達成する意図の下に変革されるべきだと信じている。彼らは、世界は不完全な社会的正義によって腐敗していると考えて抽象的な価値観を好むわ。永続性を保つための議論は、それ自体が不合理的であり自己の利益のために産み出されている。他人の意見に耳を傾けるこ... 続きをみる
「これが善と悪が相対的という根拠よ。善は、時代の要請に合えば善となり、時代がそれを排除しようとすれば悪のレッテルを貼られる。あるいは、善も少数派の支持しか得られなければ間違いというレッテルを貼られる。私は思うの。正しいことは悪魔が言っても正しいし、まちがったことは天使が言ってもまちがってる。でも、人... 続きをみる
「今は保守派が優勢ね。アンケート調査では、保守派を自認する人が3割強、リベラル派を自認する人が3割弱、中道が3割強と言ったところ。80年代のレーガン革命でアメリカは保守化が進んだし、リベラリズムが輝いていた時代の最後の大統領は60年代のケネディまでさかのぼらなくちゃならない。でもアンケート調査なんて... 続きをみる
「その通り。リベラルな人々は、大きな政府という基準で政策評価をする傾向がある。変化の原則に基づいて、言論、思想及び公的自由の保障を期待する。個人の選択、ライフスタイル、解放の目的に対しても、合憲文書の拡大解釈が社会に行き渡り適応することが必要と考えている。たとえば、リベラルな人々が同性愛者の結婚に対... 続きをみる
「あなたは、このままでは敵を甘く見るようになる。あるいは、このまま同じ考え方をする人たちにかこまれていると、いつか反対勢力を見失うようになる」 「どういう意味でしょうか? 私の態度が悪いんでしょうか?」 「誤解しないで。文句を言ってるんじゃない。これまで教えた学生の中には、もっと頭の切れるディベータ... 続きをみる
「いったい何のこと?」 「君に、来年度のディベート奨学金が支給されることになったんだよ!」 「本当ですか!」 アメリカのディベート名門大学では、フットボールやバスケットボールのように大学の威信がかかっている。対抗試合で優秀な成績をおさめる学生には、授業料免除の奨学金が授与されることがあるし、有望な高... 続きをみる
夢が始まったのは、カンザスの早い夏が始まった6月上旬だった。 「ナオミや、元気かい? よろこぶがよい。わしもプルートゥ様の元へ行く日が近づいたようじゃ」 「それって、おばあさまが亡くなるってことでしょ! よろこんだりなんて、できないわ。ずっと生きていて欲しかったのに」 「おやおや、亡くなるなんて、人... 続きをみる
マクミラが極右組織に接触して以来、メンバーのレベルの低さに辟易していたのとは対照的に、ナオミはリベラルで知性的、つきあっていて気持ちのよい人々に囲まれていた。 全米トップクラスの大学で上位の成績を取るディベーターたちは、卒業後、法科大学院やコミュニケーション学部大学院への進学を目指すものも多かった。... 続きをみる
1992年9月から翌年4月にかけて、ナオミは聖ローレンス大学2年目をディベート部の活動にどっぷりつかって過ごした。 アメリカでは、大学対抗の政策ディベート大会シーズンは9月の北アイオワ大学大会で幕を開ける。一つの山場が11月のシカゴ近郊ノースウエスタン大学のオーエン・クーン記念大会であり、その次の山... 続きをみる
財部剣人です! おかげさまで第二部序盤の再配信も終了しました。来週からは、第二部中盤の再配信を始める予定です。今後ともどうかよろしくお願いいたします。 「マーメイド クロニクルズ」第一部 神々がダイスを振る刻篇あらすじ 深い海の底。海主ネプチュヌスの城では、地球を汚し滅亡させかねない人類絶滅を主張す... 続きをみる
「第一部 神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ 第二部のストーリー マーメイドの娘ナオミを軸とする神々のゲームを始めたばかりだというのに、再び最高神たちが集まらざるえない事態が起こった。神官マクミラが人間界に送られた後、反乱者や魔界からの侵入者を閉じこめた冥界の牢獄の結界がゆるんできていた。... 続きをみる
最初は、煉獄界の入り口に開いた小さな四つの点に見えた。 だんだんと、人間界に近づくにつれて四羽の巨大なチョウに見えた。 秩序を乱した罪で閉じ込められていたが、冥界からの脱獄を果たした四人の魔女たちであった。 「爆破するもの」悪魔姫ドルガは、翼竜の羽を持っており羽ばたきの度に小さい竜巻が起こる。ドルガ... 続きをみる
マクミラがいない間もクリストフは、死んだように眠っていた。 「インフォームド・コンセント無しだが、覚悟はよいな?」アポロノミカンを開くと言った。「さあ、目を見開いて見るがよい! このまま行ったきりで、くやしくないのか?」 クリストフは、ピクリともしない。 「一瞬でいい、目を開けよ!」 それでも動きは... 続きをみる
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