「近藤誠のがん放置療法は論文として発表されていないから間違い」の嘘
✳️【なぜがん放置療法を論文にまとめないのか】 近藤医師が「放置療法」という治療法が本当に良いと考えていて、患者さんに広めたいと思うのなら、どうして学会で報告したり、論文にまとめたりしないのでしょうか。「放置療法」は、確かに一部の人には有効かもしれません。それなら、医学的、科学的な客観的データとして... 続きをみる
「近藤誠のがん放置療法は論文として発表されていないから間違い」の嘘
✳️【なぜがん放置療法を論文にまとめないのか】 近藤医師が「放置療法」という治療法が本当に良いと考えていて、患者さんに広めたいと思うのなら、どうして学会で報告したり、論文にまとめたりしないのでしょうか。「放置療法」は、確かに一部の人には有効かもしれません。それなら、医学的、科学的な客観的データとして... 続きをみる
✳️【ヘルシンキ宣言】 近藤医師がそれでもどうしても「放置療法」をしたいのなら、「研究的治療」として第三者の倫理委員会に治療計画を提出し、許可を得るべきです。倫理委員会で許可されていない研究的治療を実際に患者さんにおこなうのは、「人体実験」をしているようなもの。 現代医学の臨床研究・臨床試験は、すべ... 続きをみる
「日本の胃がん検診の有効性は症例対照研究で示されている」の真相
✳️【胃がん検診の症例対照研究】 ではなぜ日本では胃がん検診をおこなっているのかというと、1つ上のエビデンスレベルのデータがあるからです。ランダム化比較試験よりはレベルは落ちますが、エビデンスレベル3の複数の「症例対照研究」(Cancer 1986)で有効性が示されています。(中略) その後、ある地... 続きをみる
「胃がん死亡数が減っていなくても胃がん検診には意味がある」の嘘
✳️【胃がん検診】 近藤医師は、がんもどき自説を裏付けるデータの1つとして、よく胃がんの発見数と死亡数の推移のグラフを紹介します。近藤医師の指摘はこうです。 「早期発見理論が正しいとすると、検診で胃がん総数が増えれば、胃がん死亡数は減ってしかるべきです。ところが死亡数は変わらない。とすれば、胃がんの... 続きをみる
✳️【外来化学療法】 抗がん剤治療には多くの誤解があります。抗がん剤の印象として、副作用が強く、抗がん剤をやっている最中は、寝たきり状態のようになって、仕事も何もできないのではないのかと思っている人が多いのではないでしょうか。 しかし、最近の抗がん剤は、通院で治療ができ、抗がん剤治療をおこないながら... 続きをみる
「TS-1など、抗がん剤は止まることなく進化を続けている」の嘘
✳️【進化が止まらない抗がん剤】 乳がんでは、1970年代から、術後に、リンパ節転移があった患者さんを対象に、「抗がん剤を投与する群」と「投与しない群」にランダムに分けて予後を比較する臨床試験が複数おこなわれてきました。世界で最初におこなわれたのが、3つの抗がん剤を組み合わせたCMF(シクロフォスフ... 続きをみる
「イレッサが悪いのではなく抗がん剤の専門家がいないから」の嘘
✳️【抗がん剤で治るがん】 抗がん剤を使う目的の1つ目は、「抗がん剤でがんを治すこと」です。 血液がんは抗がん剤がよく効くというのは知られていますが、固形がんのなかでも「胚細胞腫瘍」「子宮絨毛がん」などのがんは、抗がん剤が治療の第一選択肢になります。血液がんと同じで抗がん剤に対する感受性が強いため、... 続きをみる
✳️【分子標的薬ハーセプチン】 抗がん剤で治癒率が向上する例をご紹介しましょう。乳がんの「ハーセプチン(一般名:トラスツズマブ)は固形がんに世界で初めて承認された分子標的薬です。(中略) HER2陽性の乳がんの術後患者さんを対象に、標準的な抗がん剤治療にハーセプチンを加えた群と加えなかった群にランダ... 続きをみる
✳️【手術で回復した乳がん患者】 実際に「放置療法」を勧められた患者さんの体験を紹介しましょう。 50代のある女性は、左乳房に8センチの腫瘤を自覚し、当時慶応大学にいた近藤医師を受診したところ、乳房、腋窩リンパ節転移を認め、ステージ3Aと診断されました。乳がんのステージ3の場合、リンパ節転移はありま... 続きをみる
「世界中のがん診療ガイドラインに放置をすすめているものなどない」の真相
✳️【がん診療ガイドライン】 がんが治る可能性が高いにもかかわらず、積極的治療を勧めずに「放置が1番」と言うことは、医学的にも科学的にも倫理的にも大問題です。 どんながんにどんな治療を推奨すべきかは、がんの種類ごとに「がん診療ガイドライン」にまとめられています。現時点での最新情報を含め、すべての情報... 続きをみる
✳️【5ミリで見つかった段階で手術を受けていれば……】 5ミリで見つかった早期乳がんを放置して、骨と肺と肝臓に転移し、最初にがんが見つかってから18年後に、58歳で亡くなった女性の最後の2年間が、『いのちを楽しむ─容子とがんの2年間─』というドキュメンタリー映画になっています。 彼女は、最初にがんが... 続きをみる
✳️【超早期がんでも対応が必要】 さらに、子宮頸がんの超早期がん(上皮内がん)では、治療をせずに経過観察した報告があります。40~58%の人ががんが自然に縮小した一方、3~5%の人が浸潤がんになっていました(Cancer 1996他)。 早期がんなら、なおさら注意が必要です。早期胃がん患者さん56人... 続きをみる
✳️【非浸潤がん患者の経過観察】 近藤誠氏の「がんもどき自説」では「非浸潤がんはがんもどき」「上皮内がんは99%がんもどき」と、まるで非浸潤がん、上皮内がんであれば放っておいても問題ないかのようにされています。非浸潤がん、上皮内がんとは、がん細胞が主に粘膜内にとどまっている超早期がんのこと。つまり、... 続きをみる
✳️【がんもどき自説】 ・がんには「本物のがん」と「がんもどき」がある。 ・「本物のがん」は、早期発見してもすでに転移していて命を奪うから治療は無駄。 ・「がんもどき」は、転移する能力を持っていないため、放っておいても大丈夫。 これが、近藤医師が提唱する「がんもどき理論」です。理論といっても、主張し... 続きをみる
✳️【がん検診】 近藤誠氏の「がんもどき自説」は、検診で見つかるがんには「がんもどき」が多く、検診は百害あって一利なしと一刀両断されています。これも、一部正しいことを言っていますが、検診の効果を全否定するのは世界のスタンダートとかけ離れてしまっています。 では、正解は何かというと、「検診でメリットを... 続きをみる
がん治療論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)目次
応援クリックお願いします🙏 にほんブログ村 ▼「検診でメリットが得られるがんと得られないがんがある」の嘘 ▼「がんもどき理論を主張しているのは近藤誠1人だけ」の嘘 ▼「非浸潤がんを放置すると再発・死亡する」の嘘 ▼「超早期がんでも放置してはいけない」の嘘 ▼「世界中のがん診療ガイドラインに放置をす... 続きをみる
近藤誠の〈抗がん剤は効かない〉はがん患者にとっての福音にはならない
【がん患者にとっての福音、新しい地平】 近藤誠〈抗がん剤は効かない〉から引用します。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 「文藝春秋」2011年1月号の拙稿「抗がん剤は効かない」(以下「効かない論文」)の反響は大きく、編集部には、近来にない多数の問い合わせが殺到したといいます。いかにも切羽詰まった患者・... 続きをみる
【勝俣範之と近藤誠の1回目の論争】 2014年に出版された勝俣範之の〈「抗がん剤は効かない」の罪〉は近藤誠の〈抗がん剤は効かない〉への反論本ではあるのですが、実はこの2人の論争は2011年に1回目が起きているんです。 まず近藤誠が文藝春秋2011年1月号に〈抗がん剤は効かない〉という論文を寄稿し、そ... 続きをみる
✳️【“上に凸”生存曲線は人為的操作?】 近藤医師は、医学論文を解釈する際に、「生存曲線」や「統計学的解析」についてまったく独自の持論を展開しています。これらについての正確かつ詳細な解説は、臨床試験の教科書やガイドラインに記載があるので、より専門的に勉強したい方は、それらを参照してください。ここでは... 続きをみる
✳️【“人為的操作”がおこなわれる隙はない】 新GCPの中でも、一番のポイントは“データの質を保証・管理する”ことで、そのためにモニタリングと呼ばれる業務や、第三者による監査が必須となりました。 「モニタリング」とは、治験の計画書どおりに患者さんに治療がきちんとおこなわれているかをチェックしたり、患... 続きをみる
勝俣範之の到底信用できないグリベックとハーセプチンの効果紹介
✳️【進行がんでも治る可能性が】 「グリベック」(一般名:イマチニブ)は、世界で最初に開発されたがんの分子標的剤で、慢性骨髄性白血病の原因遺伝子異常である「Bcr-ab1遺伝子」をターゲットに働く内服の抗がん剤です。「慢性骨髄性白血病」は、従来は骨髄移植をしないと治癒が得られない疾患でしたが、グリベ... 続きをみる
✳️【抗がん剤を多く処方しても給料は上がらない】 抗がん剤を処方する医師の中で、近藤医師が指摘するように“製薬企業とつるんで利権を得ている医師”は一部だけ。また、抗がん剤を処方している日本の医師は、ほとんどが勤務医です。勤務医は、抗がん剤を多く処方したとしても、給料が上がるわけではありません。ですか... 続きをみる
✳️【一方的な押し付け】 進行再発がんの患者さんに、“抗がん剤治療をやめるべきか否か”を、医者だけで一方的に論じるのはおかしなこと。大事にしたいこと、価値観は、患者さんひとりひとりで違います。正しい情報提供をしたうえで、患者さんと良いコミュニケーションをとりながら、それぞれの生活の質を十分に考慮しつ... 続きをみる
【勝俣範之の勝利を疑っていない人々】 日本の抗がん剤批判の第一人者であった故・近藤誠──。 日本の抗がん剤治療のリーダーである勝俣範之──。 この2人の夢の対談は結局、勝俣範之が逃げ続けたため実現しなかったのですが、雑誌や書籍では熾烈な論争が繰り広げられました。 結論から言いますと近藤誠の圧勝なので... 続きをみる
抗がん剤論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)目次
応援クリックお願いします🙏 にほんブログ村 ▼はじめに「幻に終わった勝俣範之と近藤誠の対談」 ▼「抗がん剤で固形がんが治る」の嘘 ▼「抗がん剤が悪いのではなく腫瘍内科医が少ないのが悪い」の嘘 ▼近藤誠は「抗がん剤はやめなさい」などとは言っていない ▼「勤務医は抗がん剤を多く処方しても給料は上がらな... 続きをみる
✳️【勝俣範之医師の主張①】 「本物のがん」なら、がんがごく小さい時点ですでに転移しているので、なにをやっても効果がない、だから治療はすべきでない──と近藤誠医師は言いますが、本当に、「本物のがん」はなにをやっても無駄なのでしょうか? 一般的にステージ1、2を「早期がん」、ステージ3、4を「進行がん... 続きをみる
【抗がん剤治療のリーダーK教授】 近藤誠〈がん治療で殺されない七つの秘訣〉から引用します。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 私はこれまで『文藝春秋』誌に論文を何本か寄せてきました。なかでも1番反響が大きかったのは、抗がん剤の無意味を説いた論文です(2011年1月号)。患者・家族にとっては初耳、医者た... 続きをみる
「科学的に正確な内容で書かれたがん治療本は12冊中3冊のみ」の嘘
✳️【「本に書いてあるから正しい」と信じるのは危険】 本でこんなことを書くのはどうかと思いましたが、言っておかなければいけないので、あえて書いておきます。 「本として出版されているものは信頼できる」と思うのは間違いです。 この誤解は高齢者の方に特に多く、ちゃんと出版されているのだから真実だろうと思っ... 続きをみる
✳️【ランセットに載った決定的証拠】 (前略)このように1期や2期の早期がんと診断されても、がん細胞が血管やリンパ管に侵入している場合があり、その「微小がん」がのちに遠隔転移となって再発してきます。 乳がん、卵巣がん、小細胞肺がん、大腸がんなどの“抗がん剤が効きやすいがん”では、微小がんのうちに抗が... 続きをみる
「抗がん剤で体がボロボロになるのは腫瘍内科医が不足しているから」の嘘
✳️【日本で抗がん剤が正しく使われていない理由とは】 抗がん剤を使用する医師は、副作用をきちんと管理できなければいけません。しかし、残念ながら日本では必ずしもそれがきちんと達成できているとは言えません。 先進諸国の中で、日本は抗がん剤治療の専門医(腫瘍内科医)がいちばん少ないのです。日本での抗がん剤... 続きをみる
✳️【腫瘍内科医の役割とは】 抗がん剤は本来であれば、抗がん剤の専門の医師である「腫瘍内科医」が扱うべきものです。抗がん剤の種類も現在では100種類以上ありますので、その適応や副作用に対応する方策に精通した専門職が関わるべきことは当然だと思われます。 欧米先進諸国では、腫瘍内科の専門医制度は約30年... 続きをみる
✳️【抗がん剤でがんは治る?】 固形がんの場合、抗がん剤を使う目的は、主に2つに分かれます。そのことを、まずはしっかりと理解していただきたいと思います。ひとつは手術後の再発を予防するため、つまり“がんの完治率を高めるための治療(術後補助療法)”です。もうひとつは、再発や転移したがんに対する延命治療、... 続きをみる
【抗がん剤で症状緩和できるがん】 〈最高のがん治療〉の61ページには、「抗がん剤で症状緩和や延命効果が十分に期待できるがん」として…… 乳がん、卵巣がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、大腸がん、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、非ホジキリンリンパ腫(低悪性度)、胃がん、膀胱がん、悪... 続きをみる
津川友介/勝俣範之/大須賀覚〈最高のがん治療〉26の嘘 目次
「がんはやっぱり標準治療が一番なの?」 「代替医療は危険という話を聞くけど、本当のところが知りたい」 ……この記事はこのような方たちのために書かれたものです。 応援クリックお願いします🙏 にほんブログ村 ▼標準がん治療の究極の提灯本〈最高のがん治療〉へ宣戦布告 ▼「がんを放置してものが食べられなく... 続きをみる
「がんを放置してものが食べられなくなった患者を手術で救った」の嘘
✳️【手術で救われた胃がん患者】 一時期、「がんは切るな」といった極端な情報(いわゆる「がん放置療法」)が広まったことがあります。ある患者さんは、このようなことを言う医師の診断を受けたとき、「手術をやったら寿命が縮まるだけ」と言われ、がん放置療法をすすめられたそうです。 この患者さんにがんが見つかっ... 続きをみる
【書評】「最高のがん治療」を現役医師がレビュー 【レビュー①】 評価★★★★★ エビデンスに基づいた現時点での「最も優れたオプション」であるがん治療法を明示した上で、いかに世の中に溢れるがん治療を謳うトンデモ医療や民間療法が有害なものか警鐘を鳴らす、大変信頼できる内容の本と感じた。自分も親族の何人... 続きをみる
【急落】SOXLこの後どうなる?【SOXL相場分析と見解】 | 米国株,米国株投資
87歳トレーダー・シゲルさんの投資人生が参考になった件
株価急騰!ピンタレストが2024年Q1決算で示した驚異のパフォーマンス
💰備忘録も兼ねた運用実績公開💰24.05.01 健康とお金のお話🥼🩺💉
【24,5,1】米国3主要指針は揃って下落、僕の収支も当然下落
アマゾン、AWS部門の売上高が予想を上振れ!時間外、決算でSMCI、AMDが下落 | 米国株,米国株投資
200%の増収を達成したスーパーマイクロ株はなぜ10%下落したのか?驚きの四半期決算分析
S&P500はオワコンwwTracers S&P500トップ10インデックス(米国株式) 最強投資信託となるのか?米国株最強のGAFAM集合 コスト(信託報酬)も安いインデックス投資 | 米国株,米国株投資
日本人に優しいハワイの銀行! CPF / セントラル・パシフィック・ファイナンシャル・コープ
2024年4月の投資実績~インフレは続くよどこまでも?~
AMDの株価はなぜ下落?第1四半期決算後の市場反応を徹底解説
経済ニュース速報まとめ わかりやすい「AI市場分析」 2024/5/1
米国株 ダウ大幅反落、570ドル安。インフレ圧力を嫌気。
アマゾン、予想を超える2024年第1四半期の業績—AWSと広告収入の強さを解析
先月はかなりマイナスだった株式資産額がいつの間にかプラスになっていた、ほぼ米国資産なので円安効果でしょう
【決定版】コバエを殲滅する方法〜4STEP〜
【シンガポール】飲料水について
【最強アイテム】イギリス生まれの万能除菌ジェルDettol
【公式】プレゼントにもおすすめシンガポール警察グッズ
【シンガポール交通機関】さようなら幼児用のバスカード5月1日
「蚊に刺されました」2024年 @地元ローマ市内日常のあれこれ♪@地元ローマ市・バチカン市国 ローマ市発!現地イタリア最新情報♪
【空港からチャイナタウン編】2023.09.05-2023.09.12シンガポール&ジャワ島旅行
素材にもこだわったパイナップルパン with バター(菠蘿油) by Hashtag B
チープな沖縄の旅
バンコクのエリア別おすすめホテルと周辺情報まとめ
海外で劇場版『名探偵コナン』シリーズを見る方法と全作品一覧
カプセルホテルがハワイに出来るかも〜⁉︎
【バリ島のングラ・ライ国際空港】プライオリティパスが使えるラウンジとレストラン【2024年】
イギリス旅行の感想。アメリカ国内旅行するより、全然良いわ…
文明の十字路でパニック ウズベキスタン旅行 6日目 Hazrati Imam Mosque編