「落としどころ」という言葉を聞いて、ピンと来る人は、歴とした現代の社会人であると思う。 だが、この言葉は、どうやら新しいことばのようで、大言海にも広辞苑にも見えない。いつ、誰が使い始めて、広まったのか、調べてみると面白いかも知れない。 勿論、このことばの意味は、交渉の際、どうしても相容れないように見... 続きをみる
大言海のムラゴンブログ
-
-
仁は、五徳<五常>、八徳の筆頭に置かれる徳であるが、この仁という語は、不思議なほど、ほとんど熟語を作らない。 思い付く限りで言えば、仁愛、仁慈という熟語はあるが、これはむしろ、仁という意味合いを狭めてしまっている感がある。仁侠という熟語もあるが、これはあまりにも、時代がかった汚れが付着してしまってい... 続きをみる
-
ことばは、その生きているところを捉えなくては、意味を成さないものである。したがって、生き物と同じように、それが生き生きとしているか、ほとんど死んだも同然であるかは、大事な点となる。 辞書などの言葉が、どうしてもこちらの胸に響いてこないのは、ほとんど言わば、休眠状態にさせられた言葉の集まりで、詩人によ... 続きをみる
- # トイプードル
- # 春