創作のムラゴンブログ
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桶狭間7 丸根・鷲津砦攻め
大高城に兵糧を入れた松平元康が、丸根砦に対して防御陣を引いたのは午前三時少し前頃であった。 元康は兵を三分割した。一隊は佐久間盛重が丸根砦に救援に向かう時の防御部隊で、丸根砦と鷲津砦の山際に配置された。もう一隊は山際に向かわず街道沿いに反対方向から救援に向かうのを防ぐために配置された。そして元康本体... 続きをみる
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桶狭間6 決戦前夜信長方
桶狭間周辺地名図 五月十八日の夕暮れ、鷲津砦からの早馬にて、明日早朝より今川軍砦攻撃を行うとの報告があった。信長はその報告を聞くと、伝令に防備を固めて警戒を厳重にするよう命令した。この鷲津からの早馬は他の重臣も知ることとなり、続々と清洲城の広間に集まった。 信長も重臣が集まったので、顔を出したが鷲津... 続きをみる
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桶狭間5 決戦前日1 今川方
大高城想像図 永禄三年(1560)五月十日から今川軍が出陣した。今川館の正門四脚門前の広場で治部大輔の謁見を受けて意気揚々西へと出発していった。 先鋒軍大将は遠江井伊谷城主井伊直盛で、後に徳川家康の重臣「徳川四天王」の井伊直正は直盛の養子直親の子孫である。 この先鋒軍の中に当時十九歳の松平元康後の徳... 続きをみる
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桶狭間4 信長の策2
いくらなんでもこれはちょっとと思うけど。 信長が清洲に戻ると林秀貞と青山与三右衛門が来ていた。 「殿、どちらにお出かけでした」 二人が注視するなか信長は上座にどっかと座るとそのまま脇にあった菓子を口にした。 「殿、いつまでもそのような振る舞いは」 「じい、そち達も食わんか、甘きものは癇癪に効くと言う... 続きをみる
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桶狭間3 信長の策1
少し年取りすぎじゃないのかな。 金魚のイメージとは少し違いすぎるのだけど。 三河に出していた細作森可成から駿河の今川義元が侵攻してくることがほぼ確実だと報告を受けてから数日後、信長は生駒屋敷に出かけて川並衆や地侍衆を集めた。 まず地侍衆の主な者達が屋敷の広間に入れられた。 「今年の暑くなる頃に、駿河... 続きをみる
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桶狭間2 正徳寺の思い出
永禄三年(1560)の正月、岡崎の町はまだ正月の初市が開かれていた。 「お前らどこから来なさった」 「伊勢でございます。伊勢の小物屋で鍔やら篭手などを商っております」 「伊勢物は上等と言うから、今年は良い商いができるぞ」 「それはまた、大きな戦でも始まるので」 「おおよ、駿河の今川様が尾張に攻め込む... 続きをみる
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時代小説への挑戦 桶狭間
桶狭間の決戦を小説に 疑問1 なぜ義元が討たれるようなことになったか? やはり油断でしょう。 でも、なぜ油断したのか。 義元が馬鹿だからでは、3国の守護は勤まらないでしょう。 人数を過信したからというだけではつまらない。小説にならない。 信長が天才だったからといっても新機軸の合戦を行ってたわけではな... 続きをみる
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文学賞応募作品 構成控 「手形」
女性の手は柔らかくて、優しいのですけど男の頬にはしなやかな鞭のような衝撃を与えます 文学賞の応募原稿 構成 小山昇 女子短大の准教授 専門は法律ですが趣味で郷土史を研究 地元のミニコミ誌に雑文を掲載している。小説家志望。 モデルは作者・金魚かな。 松本亜沙子 ミニコミ誌編集長 太めの可愛い女。 小山... 続きをみる
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小説 幻灯機のように
幻灯機をご存じでしょうか。現在では、プロジェクターと言って、映写機の事です。 光学的な投影装置の総称でテレビ放送やDVDなどのビデオ画像をスクリーンに拡大して投影・表示する機器です。 先日、東京駅の壁面をスクリーンに見立てて映像を映しましたあの機械です。 もっとも、幻灯機は動画でなく写真を写すだけで... 続きをみる
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創作
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(≧ω≦) 猫娘の日常編 74 「昨日まで普通に動いていたパソコン °˖☆◝(⁰ω⁰)◜☆˖° 次の日 動かなくなった!!」PSO2NGS
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ちっちゃくて可愛いヨッシーと、キモ可愛いヘイホー
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やっとネモフィラ
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[Rico's little stories]#2 ※リコの散歩※ Rico's walk ※ O passeio da Rico
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ブログTop
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一枚絵・『クオラムセンシング』
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[Rico's little stories]#1 ※リコの散歩※ Rico's walk ※ O passeio da Rico
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AI生成のイラストは肝心な所が曖昧…
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(≧ω≦) 猫娘の日常編73 深夜に突然始まる★「第Ⅳ回 マヨナカ・Cクマ・ラジオ~♪」★ ( ゚Д゚)ブログダケド
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粘土で人形作りです 64 (グレイスカルピー 粘土でフィギュア作り♪ フル装備の 千束 ちゃん&フルアーマー装備 たきなちゃん (/・ω・)/ 中編3)★リコリス・リコイル★
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インスピレーションは素人のためのもの
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桜散る
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短篇小説「山頂に降り注ぐ川」
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一枚絵・『プラスミド』
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進まない120%。
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この街の話 町内運動会
今日は朝から地元の運動会に参加してきました。 これでも地元では足が速く、運動会のヒーローでした。 町内会の運動会には地元商店から景品の提供もあって、結構良い物が貰えたのです。 隣町にも結構早い奴がいて、いつもそいつと1等を争ったものです。 セパレートの競争なら絶対に負けない自信があったのですが、オー... 続きをみる
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この街の話 小さなおじさん
中学の頃です。明日は試験というので勉強していたのですが、いつのまにか眠ってしまったのです。寝ていると耳元でなにやらうるさいのです。 「オイ、起きろ。寝ているな」と耳元で聞こえてくるのです。 目をこすりながら起きて周りを見ても誰もいません。でも、はっきり聞こえてくるのです。 「ここだ、ここだ。はっきり... 続きをみる
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この街の話 蟹の進化について
進化は自分の身を守り、子孫を後世に残すという目的のために行われてきました。 でも、子孫を後世に残すという意味では進化の過程を間違えた物もいるようです。 例えば蟹です。あのような堅い甲羅を身につけて防備しながらも、美味しい身があるため人間から狙われることになりました。その為網で大量に捕られることになっ... 続きをみる
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この街の話 再会神社
この町に斎戒神社という神社があります。斎戒沐浴の斎戒ですけど、言葉の音から再会の字を書くと思われています。 此処で誓うとたとえ分かれてもいつか再会できるとか言われています。 いつか再会できる処って、分かれることが前提なのですよね。そんな神社に恋人を連れて行くのでしょうか。 意外と綺麗に別れる為に連れ... 続きをみる
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この街の話 名古屋ショートストーリー投稿編
今日9月30日は名古屋ショートストーリーの締め切り日です。 金魚も応募してみました。 以下に書き出し部分を少し改作してあります。 発表は来年1月頃。 私の家は港の近くにあって、小さな公園と大きな橋があった。 父は銀行員で朝は8時に出勤して、夕方は7時に帰ってきていた。 母は病気気味で私が小学校から帰... 続きをみる
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この街の話 日本人形
子供の頃、遊びに行った家に人形がありました。 大きな屋敷で、陽の当たらない奥座敷の飾り棚の上に置いてありました。 ガラスケースの中に入っていて、綺麗な着物を着た日本人形。 衣装人形というのはずっと後になって知った言葉です。 和服を着て振り返るような姿で、片手を頬に当てもう一方の手が帯あたりを押さえて... 続きをみる
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この街の話 画廊ピカソ
この町の川沿いの裏小路に小さな画廊がありました。名前を画廊ピカソと言いました。 ショーウインドーに少し目を細めて川を見ている男の肖像画が掛かっていた画廊、と言えば分かる人もいるかと思います。 画廊の女主人は、10年前で70歳を超えていると聞いていたのですが、とてもそんな年には見えない素敵なマダムでし... 続きをみる
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この街の話 小島健司・風間士郎という人について
この町にもひどい奴がいたものです。私の友人から聞いた話で、一方からだけの話ですから、多少は贔屓というか自分をよく言うとは思うのですが。 友人には兄がいたそうで、話を聞いていたら、私まで腹が立つような人です。あくまで友人の話が本当ならばですが。 友人の母が病気になっていたときも看病は友人に任せっきりで... 続きをみる
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この街の話 空メール
昔の人は自分の死ぬ時が分かっていたかのような事をします。 例えば何日に死ぬから、用意しておけと指示したとか。 自分の死期をどうして知り得たのでしょうか。知りたいとも思わないのですけど。 近所のおじさんから聞いた話なのですが、人は死期が近づくと手紙が来るそうです。 白紙の手紙ですが、死期が近づいている... 続きをみる
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この街の話 ハイヒールの絵
この町には古道具屋の商店街があります。 東京・神田の古本屋街とまではいかないけど、結構古道具屋が並んでいます。 古道具といっても花瓶や皿ばかりでなく、絵も売られることがあります。 残念ながら大抵署名もないものですが、ときおり新聞で有名な絵画が二束三文で売られていたという話もあって、結構人気があります... 続きをみる
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この街の話 喫茶店「記念日」
この町に記念日という喫茶店があります。入り口にちょっとおどけた人形のある小さな喫茶店です。テーブル席も五つしかないお店。 各テーブルには、大学ノートがあって「貴方がいいねと言ったから、七月六日はサラダ記念日。ここに貴方の記念日をお書き下さい」と表紙に書いてあります。 ノートを開くと「貴方と一緒にコー... 続きをみる
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この街の話 カラクリ人形
小学生の頃だったと思います。 その頃には珍しく、私に女の友達がいました。確か3軒ほど隣の家で裏庭が続いていて、よく遊びに行きました。 女の子が綺麗と言うこともあったけど、彼女が持っているお人形が珍しかったのです。 いわゆる、カラクリ人形。 お茶をお盆に乗せるとカタカタと音を鳴らして近くまで持ってきて... 続きをみる
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この街の話 人型の魚
まだ水道が普及していない頃の話で、各家庭に、井戸が逢った頃の話です。 家の近くに用水のあるところでは食器や野菜はその用水で洗っていたのです。深い井戸から水を汲むよりは楽でした。そのため、用水には川まで降りられるような階段や水面近くに平らな踊り場がありました。 川の踊り場に夜、カワウソが立ち上がってい... 続きをみる
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この街の話 博士の思い出
子供の世界は不思議な世界でした。原っぱと校庭と古い屋敷の間を行ったり来たりしていて、それでいて無限の世界が広がっていました。付き合っていた友達も大人の世界とは異質なものです。信じられないほど身の軽い奴とか記憶力が抜群良い奴とか、みんなそれぞれ特技を持っていました。 今から考えると不思議な能力とでも言... 続きをみる
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この街の話 逢魔が刻
昔はどこの町にも原っぱと称した空き地があった。雑草が子供の背丈ほどあって、しゃがんで虫を捕っていたり、地面に釘とかで落書きをしていると周りが見えなくなりました。 夕暮れ時、突然周りが静かになったので、雑草の陰から顔を出すと誰もいなかった。 近所の友達と一緒に遊びに来ていたのに、気が付くと誰もいなかっ... 続きをみる
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この街の話 森の図書館
この町の森の中に小さな図書館があります。 煉瓦作りの小さな図書館で、閲覧室も10人程度の小さな図書館。 窓から、中を覗くことはできるけど、何時行っても扉は閉まっていました。 先日、夜更けにたまたま森を通ったとき、その図書館に明かりがついていました。こんな夜更けにと思って恐る恐る近寄って窓から中を覗く... 続きをみる
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この街の話 ヨチヨチ歩きの傘
この町の郊外にメタセコイアの並木道があります。 11月頃になると赤く紅葉してすごく綺麗です。でも、時々その並木道に靴が一足だけ落ちていることがあります。まだ新しい革靴だったりハイヒールだったりします。どうして1足だけ落ちているのか分からないのですけど。 先日も雨がシトシト降る日でした。並木道を通りか... 続きをみる
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この街の話 ブランコ
この街には大通りから一歩裏通りにはいると異なる町並みがある。 ビル街の大通りから脇の細い小路を見たとき、まん丸なお月様が見えた。 街灯の少ないせいか月が大きく、綺麗に見えたので、つい脇道に入ってみた。 小路は狭く街灯もなく暗かったが、月の明かりが煌々と通りを照らしていた。 暗い小路を抜けると突然広く... 続きをみる
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この街の話 曲げワッバ美人
この町には昔、天才画家佐川千景という目の不自由な画家がいたそうです。 この画家が江戸に出ていたら間違いなく、写楽、北斎と肩を並べる評価を得ていたはずです。 この人の変わっているところは、平面の紙に書くことがまず無かったと言うことです。 普通は襖絵や屏風が主流なのですが、この人は壺の中とか提灯に書くこ... 続きをみる
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この街の話 生霊の櫛
この町の大店のご主人で徳兵衛さんと言う方がおいでました。 徳兵衛さんがある晩、お妾さんの所から帰るときでした。暗い夜道の街角に白い影の様な女を見かけたのです。 遠くてはっきり分からなかったのですけど、どこかで逢った覚えがあったので、気になって足早に追いつこうとするとスーと動いて、いくら足早に追いかけ... 続きをみる
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この街の話 半平衛ドン
この街の呉服店の番頭半平衛はある夜、突然寄り合いから帰ってきたばかりの主人長左右衛門に呼びつけられて激しく叱られた。 「お前はあんなに目をかけていたのに、あんな事をするとはどんな了見なのだ」 それはもう凄い見幕で叱られましたが、半平衛には、とんと思い当たる節がない。 しかし主人があまりに激しく叱るの... 続きをみる
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300文字小説 あの日だけ
貴方とのデートはいつも走り回っていましたね。 電車に乗るときは、乗り継ぎの為に3両目の右側がいいとか。 ドアが開くと私の手を取って、ホームを横切って階段上り下りすると電車が入って来て、いつも間一髪で乗りましたね。 間に合うと「ついてる」って小さくガッツポーズして。 貴方が喜ぶから、私もデートの時はヒ... 続きをみる
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300文字小説 縁日で
縁日で綿菓子買って食べました。 顔隠れるほど大きいのを、笑って食べてましたね。 金魚すくい、ちっともすくえなくて二人で笑いました。 水飴の型抜き、うまくいきそうになると折れちゃって、大笑い。 キャベツばかりのお好み焼きに、イカが入ってて「もうけた」と大笑い。 アメリカンヨーヨーが上手く回らなくて笑い... 続きをみる
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300文字小説 涙の音
涙の音って聞いたことありますか。 最初、目が熱くなって周りがぼやけてきたら、突然パシャって落ちるの。 そう、薄い薄いガラスのシャボン玉が落ちて割れる音。 そうしたらポタン、ポタンって本当に大きな水の玉が落ちるの。 これは水の塊がそっと置いても、自分の重さで割れる音。 次の瞬間、ポタ、ポタ、ポタ、って... 続きをみる
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300文字小説 鏡の前で
朝の白い光の中で、貴方を起こさないようにそっとベッドから降りたわ。 鏡の前でナイトウェアー滑らせて、背中で髪を纏めます。 長い髪が好きだと言うけど、もう長い髪も似合わないわ。 化粧していて、視線を感じて振り返ったけど、ベッドは平たいまま。 パジャマも昨日のまま折りたたまれている。 心はあの日のままな... 続きをみる
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300文字小説 空へ
道端にヒマワリが咲いていました。 こんな背の低いヒマワリもあるのですね。 背が低くても精一杯お日様を追いかけています。 街はもう夏なのですね。 うつむいてばかりの私。 顔を上げると二人連れがいました。 昔の私のように、笑顔だけの二人連れ。 貴方がそばにいるといないとで、こんなに違うものなのね。 見上... 続きをみる
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300文字小説 「次は」
「次は」は貴方の口癖。 いつも「次は」って次の事ばっかり。 レストランで座席に着くと「次は映画見に行こう。券はもう買ってあるから」 映画館に入ると「次は軽くお酒飲もうか」 バーに行くと「次は家まで送っていくからね」 いつも次の予定が分かっていたわ。 家の前まで来ると「次は」ってデートの約束して。 い... 続きをみる
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300文字小説 予約
「此処良いですか?」 そう言って貴方は私の前に座ったの。 それがいつしか、横にいるようになって。 「此処、予約しておくから誰にも座らせないで」って言って、私の横にいるのが当たり前になりましたね。 レストランに行っても、四人掛けのテーブルに2人並んで座りましたよね。 ウエイトレスが笑っていたの知ってま... 続きをみる
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300文字小説 雨の日は
雨の日が好きでした。 貴方が部屋で遊んでいたから。 独りで一日中、テレビゲームしてましたね。 イヤだという私を誘って、最初は貴方が勝ってばかり。 そのうち私の方が上手くなって。 負けるといつも「優しさがない」って怒って口もきいてくれなくて。 ゲームしようと言っても「ヤダ」って子供みたいに、ふて寝して... 続きをみる
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300文字小説 踏切
私の人生は田舎道を歩いているようなもの。 道の回りは田んぼがいっぱい カエルやトンボが私の友達だった。 ある夏の日に、角を曲がると突然踏切が現れて。 けたたましい警報の中、真っ赤な電車が現れた。 都会の匂いを振りまいて、小気味のいい音響かせて目の前を通り過ぎる。 電車の風にあおられて、髪が長く揺れま... 続きをみる
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300文字小説 ごめんなさい
通販で買ったチーズケーキ食べたのは私です。ごめんなさい。 大切にしていたガラス細工、壊したのは私です。ごめんなさい。 大事にとって置いたワイン、少し飲んでしまいました。ごめんなさい。 読みかけの推理小説に犯人はこの人ってメモ入れたの私です。ごめんなさい。 小説ばっかりで私と話してくれなかったからだけ... 続きをみる
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300文字小説 幸福の鍵
貴方が部屋のドアに「幸福」って書きました。 部屋の鍵を私に渡して「幸福の鍵」って言ったの。 今でもドアには「幸福」って書いてあるけど。 時々帰るのが辛くなって、街を歩きます。 家路を急ぐ流れの中で、ひとり立ち止まってしまいます。 暗い部屋に1人いるのが寂しくて。 うつむく私に聞き覚えのある唄が。 二... 続きをみる
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300文字小説 七夕
今年も七夕飾りが街を彩ります。 飾りを暖簾のようにかき分けて、二人で歩いた日を映画のように思い出します。 小さく「待って」と言ったのに、飾りに邪魔され見失ったら、後ろから肩を叩いてくれました。 笑い顔が素敵だから、今度は私が逃げました。 私を追いかけてくれた貴方。 二人の七夕祭りでした。 貴方の名前... 続きをみる
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300文字小説 雫模様のノート
忘れ去られたノートを見つけました。 日々の買い物が綴ってありました。 一人前の食材を二人で分けて食べました。 最後の一切れ、ジャンケンしました。 貴方はいつもパーを出すの知ってましたか。 月に一度、夜中にラーメン食べるのが二人の贅沢でした。 一人前のラーメンを二つに分けてどっちが多いって、笑いました... 続きをみる
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300文字小説 夏服
今日から夏服にしましょうか? 夏でも貴方は長袖でしたね。 クローゼットの中で、貴方のワイシャツを着ています。 貴方の匂いが、懐かしい時間を思い出させてくれるから。 電気を消すと貴方が見えました。 スーツ姿の恋しい貴方、少し太ったみたいよ。 二人で買ったスーツも流行遅れ。 クローゼットの中にも空きがで... 続きをみる
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300文字小説 雨男・雨女
貴方は私を雨女と言うけど、本当は貴方が雨男なのに。 いつも傘もって無くて、迎えに行きましたね。 「来るのがよく分かったね」 貴方は、私がいつも雨が降ったら迎えに来ていたの知らないでしょう。 傘さしかけると、背を丸めて「天井低いって」言いましたね。 傘が小さくていつも貴方の肩が濡れました。 ガラス窓に... 続きをみる
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300文字小説 スポットライト
劇団のポスターに二人の名前を書きましたね。 主役は貴方で私は脇役。 月明かりの下、二人で台本読みましたね。 代役が回ってきても良いように、二人で遅くまで稽古しましたね。 あの時、私は人生のスポットライトを浴びていたの。 その他大勢の脇役として貴方の側にいられるだけで私は幸せ。 なのに貴方は遠いところ... 続きをみる
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300文字小説 玄関の明かり
寝静まった夜道に、玄関の明かりがともっていると、あの家では帰っていない誰かを待っている人がいるんだなって思います。 でも待たせている人は、玄関に灯りがともっているのがいつもの事だから、きっと気づいていないのでしょうね。 でも、たとえ気づいて貰えなくても、貴方を待ってますと教えたいから明かり点けて待っ... 続きをみる
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300文字小説 花束
「花、買ったから花瓶用意しておいて」って連絡がはいったら大変。 バケツで何杯も買ってきて、家中お花だらけ。 「赤いバラが好き」ってうっかり言った翌日には、軽トラック一杯の花。 グランデアモーレ・ガルテンツァーバァ'84・アレックスレッドとか私も知らない花が一杯。 「お宅、何屋さんですか」ってお花屋さ... 続きをみる
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300文字小説 ゴジラ
貴方の好きな物はゴジラ。 電池で動くゴジラ見て、凄いだろうって言われても。 ゴジラの鳴き声は、コントラバスのアルコ・スル・ポンティチェロという軋んだ奏法の音を録音して逆回転させたとか。 広辞苑に載っているただ一つの怪獣の名前だとか。 最初は50メートルだったのが、高層ビルの出現によって80メール・1... 続きをみる
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300文字小説 オムライス
彼の好きなオムライス。 バターを熱して卵を入れて、強火で箸を使って素早くかき混ぜる。 余熱を使って火を通して、トロトロになったらケチャップご飯の上に。 ケチャップご飯は水をしっかり飛ばして、ハーブとバシルとオレガノを入れると風味抜群。 食べる直前にナイフを入れれば、トローリ半熟卵が流れ出ます。 貴方... 続きをみる
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300文字小説 ノック
暗くて冷たい部屋。 一人帰ってつくため息。 遠くから、こちらに来る足音。 聞き覚えのある彼の足音に似てるけど。 「必ず迎えにくるから」と言って、何年になるの。 ドアをノックするのは何。 風のイタズラなら止めて、彼のノックに似ているから。 ドアスコープを覗くと彼。 花束もって立っている。 遅いわよ。 ... 続きをみる
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300文字小説 風無き部屋の風鈴
懐かしい部屋に戻ってくると、軒下に風鈴がまだありました。 「風なんか入ってこないのに」と言っても、「気持ちだけでも涼しくなるから」と言って、縁日で風鈴を買いました。 ふっと息を吹きかけるとチリーンと澄み切った音がしました。 「なっ、音だけでも涼しいだろ」って子供みたいに喜んで。 明日のお米も心配する... 続きをみる
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300文字小説 夏、あいつがやってくる。
自衛隊の装備が払い下げられている事を知っているでしょうか。 耐用年数が過ぎたトラックとかジープはもちろん戦車も買えるのです。 私の村は山奥に有るのですが、道も悪いので戦車を買う人が多いです。 もちろん大砲や機関銃といった装備は外してありますが、それでも鉄の塊が動くのは凄いです。 「すげえな、これが最... 続きをみる
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300文字小説 紫陽花
紫陽花の花が咲きました。 笑美ちゃんが隣に引っ越してきた日も雨でした。 「笑美子、紫陽花好きよ。笑美子が生まれた季節の花だもの」 紫陽花が咲くと横に立って花と顔の大きさを比べて笑っていました。 赤い傘を差して、黄色の長靴をはいて、水溜まりの道を楽しそうに歩いていた笑美ちゃんが、車にはねられたのは幼稚... 続きをみる
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くるみ割り人形
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NHK BSで振付家ノイマイヤー特集『くるみ割り人形』他を2026年4月19日深夜に放送
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「エトワールたち1993」(第796話)ゲネプロBキャスト第二幕(六)花のワルツ
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「エトワールたち1993」(第795話)ゲネプロBキャスト第二幕(五)キャンディボンボン
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「エトワールたち1993」(第794話)ゲネプロBキャスト第二幕(四)あし笛の踊り
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「エトワールたち1993」(第790話)ゲネプロBキャスト 休憩時間(三)
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「エトワールたち1993」(第789話)ゲネプロBキャスト 休憩時間 思わぬ来客の予定に(二)
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「エトワールたち1993」(第788話)ゲネプロBキャスト 休憩時間 思わぬ来客の予定に(一)
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「エトワールたち1993」(第787話)ゲネプロBキャスト 休憩時間(二)
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「エトワールたち1993」(第786話)ゲネプロBキャスト 休憩時間(一)
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「エトワールたち1993」(第785話)ゲネプロBキャスト(十)『くるみ割り人形』雪の場
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バレエ『くるみ割り人形』
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バレエ「くるみ割り人形」
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「エトワールたち1993」(第782話)ゲネプロBキャスト(七)『くるみ割り人形』クララとくるみ
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「エトワールたち1993」(第781話)ゲネプロBキャスト(六)『くるみ割り人形』三体の人形の踊
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「エトワールたち1993」(第780話)ゲネプロBキャスト(五)『くるみ割り人形』クリスマスパー
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やる夫
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【やる夫スレ紹介・感想】これって魔法の修行なんですよね?【◆N99UpbkNMc】【R18・モルガン・ファンタジー・無知シチュ(男側)】
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【やる夫スレ十選 2026年2月紹介・感想】やる夫で学ぶヴィクトリア朝イギリスの生活【◆ePj4HRjxK.】【2008年-2012年作品・グルメ・タイムトラベル・コメディ】
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【やる夫スレ十選 2026年2月紹介・感想】やる夫がドラゴンクエスト3で遊び人になるようです【◆NdaE78waTE】【2008年・コメディ・ほのぼの・ゲーム】
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【やる夫スレ十選 2026年2月紹介・感想】やる夫と壬生のゆかいな仲間たち【タイムスリップ・新選組・歴史改変・現代知識チート】
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