腹部大動脈瘤手術に対する部分体外循環
腹部大動脈瘤手術における吻合中は下半身の循環遮断を伴い、また腎動脈上遮断を要する腹部大動脈瘤の手術において、腎血流遮断中は冷却したリンゲル液で灌流することは広く行われているが、腎血流遮断が長時間に及ぶと術後の腎不全を起こし一時的にも透析管理が必要になる症例が多い。補助循環を行う人工心肺によって持続的... 続きをみる
腹部大動脈瘤手術における吻合中は下半身の循環遮断を伴い、また腎動脈上遮断を要する腹部大動脈瘤の手術において、腎血流遮断中は冷却したリンゲル液で灌流することは広く行われているが、腎血流遮断が長時間に及ぶと術後の腎不全を起こし一時的にも透析管理が必要になる症例が多い。補助循環を行う人工心肺によって持続的... 続きをみる
まだ5月というのに、横須賀ではもうクワガタが飛んでいます。ちょうど今日は第62回日本脈管学会の演題締め切り日で、早朝から演題応募のため抄録を書いていると、医局のデスクの脇にある窓の網戸にぶ~んという羽音とともに、コクワガタがいるではありませんか!!今年は出るのが早いのか、それとも横須賀が早いのかわか... 続きをみる
最近は二種類の薬を一つの薬にまとめた「合剤」が増えてきています。配合錠とも言われます。 たとえば アスピリンと胃潰瘍予防薬であるタケプロンを合剤にしたタケルダ 降圧薬のアムロジン(カルシウム拮抗薬)とミカルディス(アンジオテンシン受容体拮抗薬)を合剤にしたミカムロ コレステロールと低下させるクレスト... 続きをみる
ワクチン接種後の副反応では個人差があると思いますが、重篤な人は39度の発熱が2日くらい続く人もいれば、なんともないという人もいます。昨日のニュースで、COVID-19罹患後の抗体残存率が重傷者ほど高いという報道があり、これが本当とすると、ワクチン接種後の副反応が強いひとほど抗体価が高く長く残る可能性... 続きをみる
ようやく新型コロナウィルスワクチンを接種できました。二回目の接種は、三角筋の筋肉痛は初回より軽度であったものの、翌日お昼くらいから全身がだるくなり、それが夜まで持続しました。幸いその後症状は軽快し翌日は快調でした!
大動脈弁形成がなかなか普及しない理由として生体弁のDurability(耐久性)と比較して勝てないということが挙げられます。特に高齢者においては生体弁を移植したほうが再手術回避率が高いと考えられるため、無理に大動脈弁形成に挑戦する必要がないともいえます。 大動脈弁形成が確実な場合はいいですが、上記写... 続きをみる
かつての下肢静脈瘤の治療としてのスタンダードはストリッピング手術で、大伏在静脈を抜去してしまう「外科的」なもので筆者もこの時代に育ちましたが、その中で静脈瘤に硬化剤を注射して内膜を接着して静脈瘤を虚脱させる硬化療法が新たな外来治療法として普及しました。硬化剤も14.5%の高張食塩水を研修医時代は使用... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科チームは自治医科大学附属さいたま医療センターの医局からの派遣メンバーで構成されています。よってさいたま市とは非常に関係が深いということになりますが、横須賀市自体にさいたま市との関連性は基本的にありません。その中で唯一、関連するもの、見つけました。理由はわかりませんが... 続きをみる
緊急事態宣言中の東京に関してオリンピックを開催するかどうかテレビでも話題になっていますが、医師におけるオリンピックとまではいいませんが、一堂に会する大きなイベントである学会は通常通り開催すべきかどうかは疑問です。 一昨日の演題応募締め切りが日本脈管学会総会が5月31日まで延期になりましたが、開催予定... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院では現在の新型コロナウィルスパンデミックの状況下で入院患者様のご家族様に関して面会を完全に制限させて頂いております。 それにたいする対応としてホームページから応援のメッセージを入力して頂くと、それを印刷したものを患者さんに直接届けるサービスを開始しました。 実際に手術した患者さ... 続きをみる
来週から始まる今回の血管外科学会総会も一般演題は質疑応答はなく、ただ、作成したビデオを張り付けたのを閲覧するだけとなっています。新型コロナウィルスパンデミックが愛知県も緊急事態宣言の対象となってしまい、学会どころではないということかもしれませんが、非常に残念です。演題取り下げも検討しましたが、せっか... 続きをみる
いよいよ高齢者から新型コロナウイルス感染症ワクチン予防接種開始されます。電話もしくはオンラインでの予約に混乱が生じることが予想されますが、この予防接種が全国民に行き渡らないと今の混沌、国の破滅を防ぐことは出来ません。一日も早く感染拡大の原因となっている若い人たちへの接種が終わることを期待しています。... 続きをみる
【背景】左小開胸アプローチでのCABG(MICS-CABG)は胸骨骨髄炎が発生しない、早期の退院、社会復帰が可能という点で従来の正中アプローチに比較して優れており、カテーテル治療が進化して適応拡大していく中でCABGがその存在意義を高めるためには普及させていく必要のある術式である。この術式において、... 続きをみる
Debateセッション (冠動脈)MIDCAB LITA採取:直視下 vs 鏡視下(ロボット) 企画概要 MIDCABが行われてから久しいが、PCIの普及によりLITA-LADの1枝病変がCABGに紹介されることが激減した。しかしここ数年でMICSの気運が再び広がり、CABGにおいてもLITA-LA... 続きをみる
今回の外科学会総会では、MICSの最前線というワークショップで横須賀市立うわまち病院心臓血管外科からはMICS-CABGの臨床経験について発表しましたが、同じセッションで函館五稜郭病院からTotal Arterial MICS-CABGについて、同時に3DCTシミュレーションによる両側内胸動脈、右胃... 続きをみる
朝7時、夕方6時に一斉にNHK、民放含めてニュースの時間です。この時間、ニュースを見ている人が最も多い時間帯ですが、すべてのニュース番組が内容が均一で報道する順番もほぼ一緒です。どの番組を見ていても差がないのは国民の統一した情報認識を形成するのに役立っていますが、その一方で政府からの洗脳も行いやすい... 続きをみる
最近報道されたテレビ番組で横須賀のソウルフード:ポテチパンが紹介されていたそうで、カレーパンなんかよりもポテチパンだそうです。 ということで今年から来た後輩ドクターが朝買ってきてくれました!ポテチとコールスローをパンに挟んだだけのシンプルですが、微妙な味のパンです。 良かったら是非食べてみてください... 続きをみる
側方小開胸アプローチで行う心臓手術(MICS = Minimally Invasive Cardiac Surgery =低侵襲心臓手術)は、小切開によるワーキングスペース、視野などに制限があるため、前任地では導入間もないこともあり最初はより若い患者さんに適応として実施していました。導入当時は若い患... 続きをみる
鎌倉の小町通りに30年ほど前に開店した割烹「秋本」は筆者の従妹が経営する和食のお店です。現在二代目の店長の時代になり、生シラス丼で有名になってコロナ前はランチに200人も行列ができる地元での有名店になってテレビでも頻繁に紹介されるようになりました。現店長は料理の対決番組で、「行列のできる割烹店長」と... 続きをみる
心臓血管外科医は専門医更新のため外科学会総会には五年に最低一回は参加する必要がありますが、積極的に演題発表をする医師が少ないためか、心臓血管外科関連のセッションは非常に少ないみたいです。おそらく演題が集まらなかったのでしょう。筆者も今回二十年ぶりくらいに本日発表しますが、一般演題やポスターセッション... 続きをみる
第121回日本外科学会総会にあわせて第29回日本大動脈外科研究会が4月9日に開かれました。今回はオンライン開催となってしまったため会場で直接演者の先生たちと意見交換したりすることはできませんでしたが、その代わり、自宅で夕食を食べながら視聴でき、それも一つの学会の新しい参加の形だと思いました。 今回は... 続きをみる
来週の日本外科学会総会に合わせて大動脈外科研究会が開催されます。毎年外科学会総会の日程終了後に心臓血管外科医が集まって懇親する機会にもなっておりましたが、残念ながら今年はオンライン開催になってしまいました。 今年のテーマはShaggy Aortaに対する手術で、横須賀市立うわまち病院からもShagg... 続きをみる
肺塞栓症や肺水腫などで肺の酸素化能が低下した状態では、酸素化されていない血液が冠動脈に流れ込むことで心不全になったり、脳の低酸素ダメージが発生します。こうした心肺不全の状態を緩和する究極の循環補助が、V-V+V-A ECMO + Impellaです。ヴァヴェクペラと呼ぶそうです。肺の酸素化を改善する... 続きをみる
大動脈弁狭窄症に対するスーチャレス弁(縫わなくてよい人工弁)は短時間で人工弁の移植ができるためRapid Deployment Valveともいわれます。現在市販されているものとして、Edwards Scientific社のIntuityと、LivaNova社のPercevalがあります。横須賀市立... 続きをみる
大動脈弁置換術においての最近のトピックとして、新しくスーチャレス弁が発売され、臨床使用できるようになりました。 Self ExpandingのPercevalと、Magna弁の下にあるカフを圧着させるIntuityがあります。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では、より手術時間の短縮を目指して、両者... 続きをみる
MICSとは、創が小さい、時間が短い、という重要な因子がありますが、 なかでも手術時間を短くするには 不要な操作をそぎ落とす マインドフルネス:所見をありのままにとらえ、今行うべき操作を明確に定義し、遂行に集中する 直視、ロボット、鏡視下、手術時間は4時間で終わるならどの方法でもよい と、この道の第... 続きをみる
最近はオンラインの講演会も増えています。ウェビナーなどと呼んでもいますが、自宅にいながら、学会場に行かなくとも専門家の話が聞けるという非常に便利な時代になったものです。 新型コロナウィルスの影響でこのようなオンラインカンファレンスの普及は加速したように思います。 講演会の内容への質問はチャット機能を... 続きをみる
Redo Bentall手術。心臓外科の手術の中で、最も大きな手術の一つとも言えます。Bentall手術は大動脈基部再建術の主な術式で、主にバルサルバ洞および大動脈弁輪が拡大して大動脈弁逆流を起こす病態に対して、バルサルバ洞を含む大動脈基部を大動脈弁ごと再建する手術です。この手術の難しさは、出血した... 続きをみる
心臓手術後の患者さんは新型コロナウィルスワクチンを打っていいの? こんな質問をこの一か月以上、外来のたびに多くの患者さんにされます。テレビでは連日新型コロナウィルスのニュースが番組の最初、しかもおそらくニュース部分の半分近くを占めています。その中でも、最近はワクチンの副作用の話題ばかりを取り上げて、... 続きをみる
胸部外科学会関東甲信越地方会が本日行われています。今回は完全オンライン開催となっています。参加者はだんだんオンラインのこうした学会に慣れてきた感がありますが、聴講者からの質問ができないのがイマイチです。せっかくのZoom会議なのが、チャット機能が閉鎖されて視聴者がディスカッションに参加できません。 ... 続きをみる
第49回日本血管外科学会総会の演題採用通知がきました。今回は、腋窩動脈送血を安定した送血路とするための工夫と教育というテーマで、特に横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では腋窩動脈送血についての教育を重視しており、普段のその注意点などについて報告使用と思います。残念ながら今回はオンライン開催で、ライブ... 続きをみる
いよいよ三次元内視鏡システム納入されました!これにより、完全鏡視下の低侵襲心臓手術に推進していく予定です。手術の安全性を最優先にしながら、創を小さくして手術侵襲をさらに小さくする予定です。
心臓血管外科カンファレンスでは、Zoomでその週の手術症例報告、術前症例検討、連絡事項などを議題に約30分間行っています。 本日のカンファレンスでは、今週末に行われる胸部外科学会関東甲信越地方会の予演を行いました。これによる質問対策なども行いました。
糸結びは外科医にとって基本手技で、非常に重要視する技術でもありますが、特に心臓外科医は結紮の手技が手術中に多い診療科です。最も結紮する回数が多い手術は胸腹部大動脈瘤でしょうか。 さて、今月からこの外科医の煩雑さ?を少しでも解消できるかもしれない、また、手の届かない場所で難しい部位の結紮が器械で出来る... 続きをみる
三月九日は何の日でしょう?って聞いたら、「感謝の日」と答える人もいました。その心は、サンキュー = 39、だそうです。 しかしながら、いかにもこじつけのようですが、三月九日は脈の日だそうです。不整脈などの治療についてもう一度考えましょう、っていうことでしょうか。
心嚢液貯留を繰り返す慢性心膜炎などの病態では、心嚢内の液体貯留による拡張障害のため浮腫などの体液貯留が慢性化してしまうため、その自覚症状改善の治療として心膜開窓術があります。これは心膜と主に左胸腔、まれに腹腔内の間に穴を開けて心嚢内に貯留した心嚢液を胸腔または腹腔に逃がすルートを作る手術です。胸腔も... 続きをみる
先日の心臓血管外科学会総会の発表の場で、座長の先生に、「相変わらず力業(ちからわざ)ですね」と言われました。しかも、相変わらず、という接頭語できで。 冠動脈バイパス術後の心臓再手術の際に、側方開胸アプローチが有用という発表を行いましたが、CABG後の大動脈弁狭窄症に対するApico-Aortic C... 続きをみる
南極観測船しらせが横須賀に帰港しました。年に三、四回は帰ってくるのでしょうか。前回昨年の11月に出向したようなので、三ヶ月が1クールなのかもしれません。ニュース記事では感染予防のため通常寄港するオーストラリアには立ち寄らず直行で帰ってきたとのことです。 横須賀港でみられる有名な船のひとつです。
ビョーク=シレイ弁、ビョーク-シャイリー弁、ビョーク・シレー弁ともいうようです。アメリカのエンジニアドナルド・シャイリーとスウェーデンの心臓外科医バイキングビョークによって共同発明されたもので、最初は耐久性がよい素材を使用したものとして1971年に売り出されたようですが、ディスクを支持する支柱が折れ... 続きをみる
今回の第51回日本心臓血管外科学会、オンライン開催になり、議論はZOOM上で行われるのを参加者が視聴する形で行われていますが、やはり画面写りを意識して参加している人はまだまだ少ないようです。やはり芸能人のように、常に画面意識をした対応というのはこれからの学会参加にも必要になってくるのではないでしょう... 続きをみる
COVID-19が世界的に猛威を振るう中、医療の現場では大きな制約、影響を受けています。その中でも学会も例外ではなく、昨年から学会の中止、オンライン開催への変更などを強いられています。今回の心臓血管外科学会総会は本来は京都で開催予定でしたが、残念ながらオンライン開催への変更となりました。2年前の京都... 続きをみる
重症の肺塞栓症では、肺で酸素化されずに左心房に灌流した血液が、左心室から全身に送り出されるため低酸素血症に陥り、全身状態が悪化します。これに対して通常のECMOでは右房脱血で大腿動脈送血することで、動脈血を酸素化し救命するわけですが、この方式では、大腿動脈からの酸素化された血液は、下行大動脈や弓部大... 続きをみる
肺塞栓症では肺動脈より先に血液が流れなくなるために、その手前の右心系拡大、下大静脈の拡張が起こります。そのため、PCPS(ECMO)は非常に脱血がよくなってかなり高流量を出せることが臨床的な特徴でもあります。肺塞栓症の血行動態に最も合致した治療がPCPSとも言えます。 画像ではCTで下大静脈の拡張が... 続きをみる
来月の心臓血管外科学会で発表する内容です。 【はじめに】冠動脈バイパス術(以下、CABG)後に弁膜症等のための再手術を要する場合、胸骨再正中切開は開存しているグラフト損傷リスクがある。 【目的】冠動脈バイパスグラフト損傷回避を目的に側方開胸アプローチを行った3症例について、その妥当性、注意点、術中の... 続きをみる
毎週木曜日循環器内科、心臓血管外科で症例のカンファレンスをしていますが、今年に入り、ズームを使用したオンラインカンファレンスに変更しています。オンラインカンファレンスでは、一カ所に集まる必要が無いので、世界中どこにいてもカンファレンスに参加出来ます。一回目はアメリカ留学中のドクターにも参加頂きました... 続きをみる
心臓血管外科の専門医制度は外科専門医との二階建て構造になっており、外科専門医を取得してから心臓血管外科専門医を取得することになっており、その更新要件にも外科学会への参加は必須項目となっています。 とはいえ、外科学会のメジャーは消化器だったり、また他の外科系の診療科も多く参加するため、心臓血管外科医の... 続きをみる
肺塞栓症は下肢や腹部の静脈内に出来た血栓が血流にのって肺に流れ着き、肺動脈を閉塞してしまう疾患です。 広範囲の肺動脈が閉塞してしまうと、左心系に血流が回らなくなり、心不全⇒ショックを起こします。また、肺での血液の酸素化が十分できないため低酸素血症を呈します。肺動脈圧が上昇するとともに、右室が拡大して... 続きをみる
左開胸の冠動脈バイパス術は縦隔炎や胸骨骨髄炎、創部の治癒障害が極めて少ないというメリットがあり、胸骨を切らないことで、術後の回復も極めて速い理想的です。左小開胸アプローチから、左内胸動脈と大伏在静脈、右内胸動脈、胃大網動脈との組み合わせで3枝以上の血行再建も可能で、筆者は最大4か所のバイパス作成をし... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では側方小開胸アプローチでの弁膜症手術、冠動脈バイパス術を積極的に採用し、心臓胸部大血管手術の約半数を対象にしておりますが、今までの経験の中で、この側方開胸アプローチ(MICS=低侵襲心臓手術)に合わない患者さんというのも存在します。 ひとつは肺が癒着して側方開胸出... 続きをみる
この飽食の時代、世界一のフードロスでもあるこの日本、特にお正月はごちそうを食べすぎてしまう、という傾向があるのではないでしょうか。体重も増加したり、血糖やコレステロールの数値も上昇しがちなので、特に注意が必要な季節です。 お正月、食べ過ぎてしまった人も、明日以後は控えめにするように気をつけてください... 続きをみる
とうとう東京の一日の感染者数が1000人を超え、神奈川県も500人をこえてしまいました。連日このスピードで指数関数的に増え続ければあっという間に社会は崩壊してしまいます。 とはいえ、年末のバラエティ番組や歌番組は、新型コロナウィルスを忘れさせるような内容でがっかりしました。紅白歌合戦は無観客で実施し... 続きをみる
横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では冠動脈バイパス術においても可能な症例は低侵襲アプローチを優先して採用しています。 左小開胸アプローチで、人工心肺を使用せず心拍動下に吻合するこの手術は特殊な専用の開胸器、攝子などの手術器具が必要です。最も導入しやすいのは、左冠動脈前下行枝の完全閉塞(CTO)症例... 続きをみる
消化管の手術では現在はほとんどの吻合が自動吻合器を使用して行われています。筆者が消化器外科医であった時代には自動吻合器が出現してもしばらくは手縫いの吻合との使い分けがされていましたが、その進化によりほぼすべてが自動吻合器となり、手縫いをする機会が少なくなっていると聞いています。 大動脈弁置換術におい... 続きをみる
新型コロナウィルスパンデミックの影響で心臓血管外科手術も件数が減少する中、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では大動脈弁置換術のみが大きく件数を増加させました。高齢化による患者数の増加もありますが、本年は特に大動脈弁置換術が増加しております。県内の他病院と違い、基本術式を右小開胸アプローチ(低侵襲心... 続きをみる
2020年もあと2日で終わりになりました。今年は最初から新型コロナウィルスパンデミックに大きく影響された一年でした。学会などもほぼすべて中止、延期、またはオンライン開催となり、実際に学会らしいものとしては、岩手県雫石市で行われた心臓血管外科ウィンターセミナーが最後で、講演を頼まれていた北九州市で開催... 続きをみる
高齢化に伴い大動脈弁の病気は増加します。特に動脈硬化によって進行する大動脈弁狭窄症は高齢になるほど発生頻度が増加します。これに伴い、大動脈弁置換術の件数が増加し、より高齢者に対応した経カテーテル大動脈弁設置術=TAVI(Transcatheter Aortic Valve Implantation)... 続きをみる
急性大動脈解離に対して上行大動脈置換術などの緊急手術を実施され、救命された患者さんが、その後、徐々に大動脈基部が拡大して再手術が必要になることがあります。この場合の多くは大動脈基部再建術が必要になります。大動脈基部再建術は左右冠動脈、大動脈弁をそれぞれ再建する必要があり、万が一出血すると止血が難しい... 続きをみる
https://medicalnote.jp/contents/180904-006-BX むくみ(浮腫)を主症状に心臓血管外科に紹介されてくる患者さんは少なくありません。 たしかに浮腫の専門家というものがかならずしもいないことが理由とは思います。 むくみの原因となる心臓や腎臓などの基礎疾患がないか... 続きをみる
猛威を振るう新型コロナウィルスの病態として、特に重症化の指標として低酸素血症があり、これに対する酸素需要が多くなると重症と判定され、前後区でも現在500人以上の人が集中治療室で管理されています。特に神奈川県では軽症と判断され病院ではなく宿泊施設に滞在中の50代の患者さんが、急に亡くなったとの報道がな... 続きをみる
これだけ医療費が増加し、筆者が学生時代、年間の社会保障費が30兆円と言われていたのが、今はなんと43兆円だとか。これ、誰が負担するんですか?もちろん、利用者が負担しないと国が滅んでしまいます。残念ながら国家予算の4割も医療福祉に回してしまっては、国の発展性がその分、損なわれてしまうのは間違いありませ... 続きをみる
横須賀で最も庶民の味方をしてくれるお店、ミドボク = 緑の牧場は、三笠商店街の中にあります。隣のDAINA(大菜)と並んで、横須賀の救世主です!!この二店舗を回るだけで、あり得ないくらいたくさんの食材を大量に、しかも激安で手に入れることが出来ます。写真の投げ売り商品は、テレビでCMもしているスパゲッ... 続きをみる
心臓血管外科領域で最もお金を持っていて影響力があるのは、何といっても人工弁を扱っている会社です。人工弁は特に最近は生体弁の使用が9割という現状で、人工弁が一つ100万円近くしますし、高齢化によってますます使用数が増加しています。最近は経カテーテル治療による大動脈弁設置術(TAVI=Transcath... 続きをみる
自己心膜によって大動脈弁尖を再建することで、人工弁置換しなくてすむ手術は、東邦大学大橋病院 心臓血管外科教授の尾崎重之先生によって考案された手術です。既に尾崎先生によって1300例以上の執刀が行われていて、その成績、長期予後も良好と言われています。自己心膜をグルタールアルデヒド処理し、尾崎先生の考案... 続きをみる
新型コロナウィルスパンデミックにより重症患者が増えるとICU管理が必要な患者さんが増加。これによって最も大きな影響を受ける診療科の一つは心臓血管外科です。ECMOといわれる人工心肺装置は、主に循環器の救急患者を救命するための装置です。循環器の救急を受けている施設や心臓血管外科を有する施設では必ず持っ... 続きをみる
心室中隔欠損症は、どの位置に存在するかによって、アプローチが違うため術前の詳細な手術プランの検討が必要です。超音波検査がもっとも有力な検査ツールであることは間違いありませんが、穴の正確な位置、弁など他の構造物との関係を評価するのには造影CTやMRIが有力な武器になります。 横須賀市立うわまち病院では... 続きをみる
心房中隔欠損症は先天性心疾患の中でも最も多い先天奇形の一つになりますが、この心房間短絡によって右心系の容量負荷がおこり、将来的に心不全や肺高血圧症を起こす病態です。 根治術はこの短絡孔を閉鎖することです。穴をふさぐだけなので手技としては比較的簡単といってもいいと思いますが、心臓を止めて治す手術ですか... 続きをみる
黒むつのアラ煮を姿作りをお刺身で食べた後に作りましたが、なかなか美味でした。黒ムツ自体がスーパーで並ぶことは非常に珍しいと思いますが、これも新型コロナウィルスのパンデミックの影響です。
塩麹は肉を軟らかくする効果があるそうで、酵素の力だそうです。 ツキノワグマの赤ワイン煮込みに使ってみたら効果抜群で、もの凄く柔らかく煮込むことが出来ました。他に牛肉、豚肉、鶏肉でもなんでも特に柔らかくしたいものにはお勧めです!
MICS-AVRの導入と手技についてオンラインでレクチャーしました。動画がぎこちなかったので、最新のパソコンを買ったらスピードもあがってスムースでした。やはり新しいパソコンはそういった動画の配信などで威力を発揮しますね。これからはオンラインで会議や学会がますます増えると思います。
心不全患者さんが腎機能障害を伴っている、ということは、高齢者が心不全患者のMajorityとなっている昨今はしばしば遭遇します。心不全が原因で腎血流量が低下していて腎機能障害が起こっている場合は手術などで心不全を治すことで腎機能が回復する可能性もありますが、こうしたケースは稀です。 腎不全に対して透... 続きをみる
Trans-Abdominal MIDCABとは、右胃大網動脈(RGEA =Right Gastro-Epiploc Artery =胃の大弯側を走行する動脈)を上腹部の開腹によって剥離・採取し、その末梢側を、同じ視野から横隔膜にあけた穴から心臓下面にある右冠動脈領域(主に後下行枝=#4PD =Po... 続きをみる
ニュージーランドのZespriが開発した新種のキウイ。酸味が少なく甘味が強いのが特徴で、実はアボカドのような濃厚な感じもあります。 これからの新しい売れ筋になること間違いない商品と思われます。キウイはゼスプリの一大キャンペーンで日本国内のキウイの消費を大幅に引き上げたと言われています。もともとゼスプ... 続きをみる
https://hospitalsfile.doctorsfile.jp/h/1041643/ft/ ドクターズファイルの掲載記事ですが、どのくらいのアクセスがあるのでしょうか? 内容の更新をするほどのアクセスがあるか不明ですので、次年度もこのままとします。
心臓手術後のバイク、自転車の運転については、いろいろ意見はあると思いますが、胸骨正中切開を行う手術(冠動脈バイパス術、弁膜症手術、胸部大血管手術)においては胸骨がしっかり癒合するまでの間は自転車、バイクなど両手でハンドルを支える二輪車の運転は2~3か月は控えるように指導しています。 というのも、胸骨... 続きをみる
腹部大動脈瘤には冠動脈疾患が合併する可能性が30-50%あると言われ、実際に冠動脈に術前検査で狭窄病変などが見つかりカテーテル治療や冠動脈バイパス術が必要になる患者さんは10-30%います。胸痛や胸部圧迫感などの胸部症状がなくとも、無症候性の心筋虚血が見つかることが多いため、腹部大動脈瘤が見つかった... 続きをみる
冠動脈バイパス術(以下、CABG)後に弁膜症等のための再手術を要する場合、胸骨再正中切開は開存しているグラフト損傷リスクがあります。癒着はくりの段階で万が一、血流が確保されているバイパス血管を傷つけたら、その場で心停止や心筋梗塞を起こし、危険な状態に陥る危険があるため、如何に安全確実に目的とする心臓... 続きをみる
毎週半沢直樹の、ドラマ、楽しんで見てます。池井戸潤の小説は全て読んでますが、ストーリーがわかっていてもドラマは臨場感があってとっても面白いです。今回の半沢直樹では、トゥールダルジャンが使われてました!来月の上司の結婚式でうかがう予定のレストランですが、実はその上司、花婿様ですが、ドラマで食事してる木... 続きをみる
心臓血管外科手術中の出血傾向の多くは、人工心肺の使用や、出血による消費性の凝固障害が多く、凝固因子の補充治療が止血を得るのに必須となる場面が多いのが現実です。 特に出血傾向を呈するとされる基準は ①プロトロンビン時間 PT-INR 2.0以上 または30%以下 ②APTT 基準の2倍以上 ③フィブリ... 続きをみる
心臓血管外科診療におけるDICは大きく二つのカテゴリーにおいて経験することがあります。 ①大動脈疾患などによる慢性消費性凝固障害 大動脈瘤内の血栓形成や大動脈解離の偽腔内における血栓形成で凝固因子や血小板の消費が起こり、出血傾向を呈する ②感染に伴うDIC 術後の縦隔炎や創部感染、肺炎などによる重症... 続きをみる
血小板輸血は心臓血管外科手術において、特に止血が困難である状況下では、救いの一手になる輸血です。 特に血小板輸血なしでは、急性大動脈解離や広範囲の胸(腹)部大動脈瘤は戦えません。 しかしながら、筆者を含め多くの心臓血管外科医は血小板投与した患者さんの保険診療において血小板輸血が査定され病院の持ち出し... 続きをみる
人工心肺を使用した弁膜症や冠動脈バイパス手術においての赤血球輸血の開始する基準が9-10g/dlと強く推奨されています。特に虚血性心疾患を有する場合はこの開始基準を8-10g/dlとなっており、他の周術期貧血での開始基準7-8g/dlよりも高めに設定されています。 他の急性出血の場合は主に7g/dl... 続きをみる
海上自衛隊横須賀基地所属のヘリコプター搭載型護衛艦いずもは現在、横浜市磯子区のジャパンマリンユナイテッドで空母化改修工事が実施されています。この大きな船体、この周辺では飛び切り目立って見えます。横浜市や都内方面に向かう横浜横須賀道路から首都高速に入って少し走ったところの高速道路上から見えます。他にイ... 続きをみる
第50回心臓血管外科学会がオンラインで開催中です。もともと春に福島市で行う予定が、新型コロナウィルスの影響で延期を繰り返し、最終的にオンライン開催となりました。 横須賀市立うわまち病院心臓血管外科からは二つの演題を発表予定となっておりますが、早速ウェブ上で視聴された座長から質問が届いており、今朝がた... 続きをみる
https://renkei.m3.com/preview/afc0cba7ee0ad22903894c26e7923a13 自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科がm3という医療関連の情報サイトで紹介されました。
https://blog.goo.ne.jp/gregoirechick/e/610adf008d001b1a743ed7e14fc9b962 昨年の11月9日のブログに記載したARNI =angiotensin receptor neprilysin inhibitor(アーニー と呼ぶそうです)... 続きをみる
海の見える街にある病院を舞台にした、貫地谷しほり主演のNHK医療ドラマ「ディアペイシェント」が始まりました。この海が見える街として横須賀中央地区がロケで使用されました。ロケで実際に使われているシーンは最初の2回しかまだ見ていませんが、 ① 横須賀の海沿いの夜景(写真参照) = サンコリーヌタワー横須... 続きをみる
【京都】東山、『西福寺』 六道まいり
街景79 クアラルンプール、マレーシア 2026
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Photo No.363 昭和町れんが倉庫群
あいの里教育大駅、いつもの夜
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読書メーター7月のまとめ(2026)
ご人の畑と家庭菜園・・・朝採り野菜
Hello Osmo aciton 4 と湘南の風景 ~ 2026/08/16
【京都】『六道珍皇寺』『六波羅蜜寺』 六道まいり
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平和への祈り|81回目の終戦記念日に愛犬・空(くう)様と過ごしながら思うこと
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【思索】 フリーランスの引き際
連休明けが怖かった僕が、 最終日に置いた月曜の始業ボタン
連休に溜めない僕が Readwise で流し読みを資産に変えた設計
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ToDo が増えすぎた僕が、 月曜にやめることリストを置いた話