(前の続き) プロゴルファーの解説を聞いていると、ゴルフスイングの方向性は「ゴルフスイングそのもの」で決まるものだと理解されてしまう。 だから、スイングフォームが真っ直ぐに飛ばせない感じに崩れていたら、その「崩れた部分」を改善しようとするし、ゴルフショットの方向性も「アドレス時の体の向き」の問題とし... 続きをみる
ゴルフショットの方向合わせのムラゴンブログ
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(前の続き) たとえ水平な床の上であっても、使うクラブの番手によって、ボールとゴルファーの距離は微妙に違う。それによって、本来なら全部同じである筈の「水平な地面」の見え方が、番手ごとに変化することが明らかにされた。 その変化は非常に察知しにくいものだから、階段を観察して、段ごとに変化する床の見え方を... 続きをみる
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ゴルフショットを打つかなり前の段階で、ゴルファーはボールのすぐ後ろにクラブヘッドを置いて、クラブフェイスの向きを調整しなければならない。 その際、ボールの位置は使う道具によって変化する。ゴルフクラブの長さが番手ごとに違うからだ。最も飛距離が出るドライバーが道具としても一番長くて、逆に最も飛距離が出な... 続きをみる
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(前の続き) 精密に水平な作りになっている部屋の床などにゴルフボールを置いて、サンドウェッジ、7番アイアン、ドライバーといった番手別の場所にゴルファー目線で立ってみると、それぞれの床の見え方に違いがあることが(次のような写真撮影によって)確認された。 この事実が意味することとは一体何か? これまでの... 続きをみる
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(前の続き) ゴルフ競技では長さの違う14本のゴルフクラブを使う。全部長さが違う道具だから、それぞれの番手ごとのボール位置も全て異なった配置となる。さらにコース上の99パーセントには傾斜が設けられているから、この競技におけるボールの配置パターンは無数に存在することになるだろう。 水平な床の上に限定し... 続きをみる
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しばらくぶりの更新だから、少しだけ内容を復習しよう。 ゴルファーが方向合わせの重要性に気が付くのは、それなりのボールが打てるようになってからだ。ボールが打てるようになると飛距離が伸びるから、それまで届かなかったOBゾーンやバンカーにまでボールが届くことが多くなり、次第にゴルファーはショットの方向合わ... 続きをみる
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地面の傾斜については、各々のゴルファーがそれぞれの感性で感じ取る以外に道はない。 そこだけはジャイロセンサーなどの機器に頼ることが出来ない、ゴルフ競技で最重要な要素となりうる部分でもあるだろう。それが最も顕著に現れるのはグリーンの傾斜を読む場面であるが、プロならその能力次第で勝負の行方が決まってしま... 続きをみる
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よく整備されている日本国内の道路は、激しい雨が降っても効率よく排水溝へ雨水が流れ落ちるように、全体的に微妙な傾斜が付けられている。 普段私たちが歩いている小さな歩道にもその傾斜はあって、雨の日でもキレイに排水されているから、わざわざ長靴を履かなくても、それほど靴が濡れずに済んでしまう。 もちろん場所... 続きをみる
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(前の続き) 前回の話で、本格的なデッサンの技法で使用される「はかり棒」を紹介した。 著者が学生時代にデッサンの講師から配られた「はかり棒」は、長さ10センチ程度の短い針金の切れ端だった。おそらく教師自身が手頃な太さの針金を切断して、生徒の数だけ手作りされたものが配られたのだ。 細長い絵筆を代用する... 続きをみる
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(前の続き) 本格的なデッサンの授業では、焼き鳥の串ぐらいの大きさの針金のような道具を渡され、その使い方を教わることから始まる。 棒の名称だが、著者がデッサンの授業を受けたのが30年も太古の昔なので、今ではすっかり忘れた。そこでググッて調べてみると、(次に紹介するリンク先で)「はかり棒」という呼び名... 続きをみる
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(前の続き) かなり昔に観たNHKの番組か何かだったと思うが、江戸時代に日本の精巧な地図を作った伊能忠敬の再現ドラマがあって、伊能忠敬が星の位置を道具で測定する姿があったことを覚えている。 ※参照リンク先 https://cardiac.exblog.jp/10709424/ 地図の測量だから、真っ... 続きをみる
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(前の続き) 今回はさっそく本題に入りたいと思う。 文明化された街中での生活に慣れきっている現代人が陥りがちな「重力方向を察知する感覚の衰え」を、フレッシュなものとして呼び覚ます必要があるとして、その為にはどのような事が必要になるのだろうか? その答えを明かす前に、その特殊なメソッドを紹介する著者自... 続きをみる
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(前の続き) 話が広がってややこしくなっているので、ここで重力方向とゴルフショットの関係について少し復習しておこう。 物理的な条件としてボールを真っ直ぐに飛ばす為の要素は(下の図のように)まずクラブフェイスの向きを正しく重力方向に合わせた角度、つまり垂直の方向でボールに当てることだ。 クラブフェイス... 続きをみる
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(前の続き) 現代人の多くは文明の発達した街中での生活に慣れきっている。文明の発達した街中とは、精度の高い水平な床と垂直な柱や壁で囲まれた建物に囲まれた生活環境のことだ。 その影響が色濃く出ている例として挙げられるのが、次の有名な錯覚図である。 解説すると、上記の2本の横線は(実は)どちらも同じだが... 続きをみる
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(前の続き) ゴルフショットの方向合わせに「重力方向を察知する感覚」が大きく関わると言われても、あまりピンと来ないかもしれないが、それは当然かもしれない。 現代人の多くは文明の発達した街中での生活に慣れきっている為、多くの時間を精度の高い水平な床と垂直な柱や壁で囲まれた建物の中で生活している。だから... 続きをみる
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(続き) 一般的にゴルフスイングの構えでは、左右の足を直線で結んだラインや、両肩を結んだラインなどが目標を正確に指示するのが正しいと教えるものが多い。 ベン・ホーガン著の「モダンゴルフ」では、ゴルフクラブの番手によってスタンスの方向が変化するもののように説明されている。例えばドライバーなら両足のスタ... 続きをみる
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(続き) イギリスで発祥した歴史的経緯を考慮しても、黎明期のゴルフスイングは地面を這うような低いライナー性のゴロを打つ方向に進化の道を歩んだのは明らかだ。よって当時のスイングフォームはアイスホッケーや野球のバッティングのように、目標に正対する意識で構えていた筈である。 ところが現代のゴルフスイング理... 続きをみる
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ゴルフスイングの究極的な姿は、何も考えずとも、やるべきことを全て自然に成し遂げてしまえる「所作の連続体」のような存在である。 まるで仙人みたいな領域に達したゴルファーの姿という訳だが、もしそのようなレベルのスイングがこの世にあるとしたら、そのスイングの中にはゴルフで必要とされる方向性や飛距離などの要... 続きをみる
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