木村まり-山本昌史デュオ@Barber Fuji ~「聖地」で体感した即興デュオの理想像~
木村まりさん(ヴァイオリン)と山本昌史さん(コントラバス)のデュオによる即興演奏(フリー・インプロヴィゼーション)を「即興の聖地」バーバー富士で堪能した。 木村さんの演奏は3年前の7月4日、ここバーバー富士で視聴している。一挺のヴァイオリンから出ているとは思えない音の洪水に圧倒された思い出がある。そ... 続きをみる
木村まりさん(ヴァイオリン)と山本昌史さん(コントラバス)のデュオによる即興演奏(フリー・インプロヴィゼーション)を「即興の聖地」バーバー富士で堪能した。 木村さんの演奏は3年前の7月4日、ここバーバー富士で視聴している。一挺のヴァイオリンから出ているとは思えない音の洪水に圧倒された思い出がある。そ... 続きをみる
ブルーノート・ニューヨークに日本人ボーカリストとして初出演を果たした鈴木重子のデビューアルバム。ランディ・ブレッカーやトゥーツ・シールマンスを含む豪華ミュージシャンを従え、ストリングスが入り、スタンダードナンバーがずらりと並ぶ。こう書くと純正のゴージャスな作品のイメージが思い浮かぶ。 しかし、オープ... 続きをみる
ジャズ/フュージョンシーンで活躍した名ベーシスト、アンソニー・ジャクソンの訃報に接し、取り出してきた1枚。録音当時24歳だったエドワード・サイモン(ベネズエラ出身)の初リーダー作品で、ベースを弾くのはアンソニー・ジャクソン。 オープニングの "Mastery of All Situations" か... 続きをみる
ポンチョ・サンチェスが1982年にラテン・ジャズ・バンドを結成してから40年以上が経過した。ジョン・コルトレーンに捧げられた2019年リリースの本作は最高傑作と言っていい内容だと思う。 アフロ・キューバン・ジャズへの強い拘りを持つ一方で、ボサノヴァ、ソウル、R&Bなどさまざまな音楽に取り組んできたポ... 続きをみる
ウェザー・リポートの最高の作品はどれか?の問いに対して、最も有力な回答はこの1枚『ヘビー・ウェザー』だと言えそう。「総合評価」なら文句なしで、ポピュラリティの面で他を圧しているのは間違いない。 前作『ブラック・マーケット』も人気が高い作品だと思うが、アルバムの仕上がりの面で少し物足りなさがあるように... 続きをみる
ビル・ミウコフスキー著『ジャコ・パストリアスの肖像』によれば、ジョー・ザヴィヌルはアルフォンソ・ジョンソンのベースに満足していたとか。なので、『ブラック・マーケット』の録音を半分終えた段階でアルフォンソが退団してしまったことショッキングな出来事だったようだ。 ちなみに、ジャコの参加は、もちろん才能も... 続きをみる
コントラバス奏者、山本昌史のソロ・インプロビゼーションをバーバー富士で堪能。彼の地は世界中のインプロヴァイザー達にとっていつしか「インプロの聖地」と称されるようになった(その路では)有名な場所である。 バーバー富士はその名の通りの散髪屋さん。普段の佇まいを観れば、ここが音楽ライブの会場になるとはとう... 続きをみる
あまり「衝撃の」を安売りするのはどうかと思うけれど、やっぱり70年代から80年代の 前半にかけての頃は、毎日にように衝撃を受けていたと実感する。 二刀流なんて失礼かとは思うのものの、ピアノも歌も半端なく上手いブラジル出身のタニア・マリアに対してはそんな言葉を使いたくなる。実際は作編曲にも秀で、プロデ... 続きをみる
ブラジルから大好きだったエルメート・パスコアルの訃報が届いた。享年89歳。 ブラジル音楽に留まらず、世界のジャズ音楽家達に多大な影響を与えた鬼才の死を悼む。 エルメートとの出逢いは1979年の「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」5夜の中の一夜 『ブラジル・ナイト』(7月25日)だった。場所はテニスの試合... 続きをみる
アース・ウィンド&ファイアーの人気を決定づけたのは1977年発売の『太陽神』。 「宇宙のファンタジー」「ジュピター」などヒットチューンも多く生まれた。 その一大ブレイクの起爆点となったのは、1975年に出た初めてのライブアルバム 『灼熱の饗宴』だったと思う。LP2枚の内3面がライブで残り1面がスタジ... 続きをみる
アーマッド・ジャマルが話題になると、枕詞のように付いてくる「マイルス・デイヴィス がこよなく愛したピアニスト」。これにはご本人も苦笑したに違いない。 そんなマイルスの「ジャマル愛」を実感できるレコードがこの『マイルス・アヘッド』。 ジャマルの曲が2曲、ほぼそのままの形で収められている。ギル・エバンス... 続きをみる
初めて買ったウェザー・リポートのレコードは1975年リリースの『テイル・スピニン』。 (邦題:幻祭夜話)。当時は『ウェザー・リポート』から『ミステリアス・トラベラー』 まで出ていたのでどれでも良かったが、たまたまそれになった。 結局、『幻祭夜話』はご贔屓のNDUGU(レオン・チャンスラー)がタイコを... 続きをみる
アストル・ピアソラ、アントニオ・カルロス・ジョビンは誰もが知る人。 ではペルーの国民的歌手として慕われ尊敬を集めたチャブーカ・グランダは? 残念ながらとくに南米音楽が好きなファン以外から「知ってるゾ」という答えが帰って くる期待はほとんどないのが実状だと思う。アルゼンチンやブラジルに比べると、どう ... 続きをみる
多くの人がウェザー・リポートの最高作に挙げるであろう『ヘビー・ウェザー』。 「直後の作品」ということで多くの人の注目を集めた『ミスター・ゴーン』だったが… 話題になったのは、トニー・ウィリアムス、スティーブ・ガッド、モーリス・ホワイト デニース・ウィリアムスといった(あり得ない?)ゲストの参加。肝心... 続きをみる
デイブ・バレンティンはラテン系を主としたジャズ/フュージョンからサルサまで幅広く 活躍したフルートの第一人者。 『ザ・ホーク(鷹)』(1979年)はアリスタ/GRPレコードからの2作目。因みに、 初作の『伝説』は衝撃のデビュー作としても名高く、デイブ・グルーシンが創設した新 レーベルの「顔」のような... 続きをみる
発売当時(1976年) オープニングを飾る「ドナ・リー」のベースソロがやたらと話題 になったジャコ・パストリアスの衝撃のデビュー作品。 チャーリー・パーカーの名曲/名演が(よりによって)エレクトリック・ベースで演奏 されたことにショックを受けた(エレキ否定派の)ジャズファンが少なからずいた模様。 逆... 続きをみる
「1970年代の名盤」でパッと思いつく1枚がスティーリー・ダンの『AJA』。 このレコードも何でもありジャズ喫茶の「気まぐれ亭」で聴いて、レコード屋に 直行して手に入れたのだった。 全曲通して完成度の高さが魅力だが、1曲となるとやはりタイトル曲になる。 ウェイン・ショーターのサックスソロ、終盤を盛り... 続きをみる
1作ごとに作風がガラリと変わることが珍しくなかった1970年代の音楽シーン。 前進あるのみ!みたいな時代で、電化楽器の進化も大きなアシストになったと思う。 『セクスタント』『ヘッドハンターズ』『スラスト』と、シンセサイザーと格闘を 続けていた感があるハービー・ハンコック。1976年にリリースした『シ... 続きをみる
発売当時、一大センセーションを巻き起こした『ヘッドハンターズ』に比べると 地味な印象を受ける1973年リリースの『スラスト(突撃)』。 でも、『ヘッドハンターズ』があったからこそこの作品があるとも言える。発売当時、 前作ほどの大きな反響はなかったが、反論もさほどなかったような? 『スラスト』のヘッド... 続きをみる
ハービー・ハンコックの『ヘッドハンターズ』から『スラスト』、『マン・チャイルド』 を経て『シークレッツ』に至る作品群は言わばエレクトリック4部作。 そんな中で異彩を放つのは『マン・チャイルド』だと思う。他のアルバムはすべて固定 メンバーなのに、この盤だけは曲によって参加者がガラリと変わるので。それも... 続きをみる
ハービー・ハンコックが1970年代にリリースした作品は「顔ジャケ」が多い。 しかし、どこかヘン。表情は複雑で『シークレッツ』では怒っているようにすら 見える。この方もかなり制作サイド(コロンビア)を悩ませたことだろう。 なので、1978年にリリースした『サンライト』のジャケットが異質に見える。 満面... 続きをみる
A面、B面と必ず2回訪れるオープニングをどうやってキメるか? LPレコードの面白さのひとつがここにあったような気がする。 とくにA面トップはセールスがかかっているから真剣勝負。 大胆にストリングスを取り入れたサウンドでディスコ界に旋風を巻き起こした CHIC。1980年発売『リアル・ピープル』の「オ... 続きをみる
マイケル・ジャクソンが1979年にリリースした『オフ・ザ・ウォール』の レコードを久しぶりに取り出してきて聴いている。 クインシー・ジョーンズが初めてプロデュースを手掛けた作品としても有名。 『スリラー』ほどのヒット作品にはならなかったが重要作に違いない。 このアルバムを初めて聴いたのジャズ喫茶だっ... 続きをみる
FM番組「クロスオーバー・イレブン」のテーマ音楽に使用されたことで知られる アジムスの『ライト・アズ・ア・フェザー』(邦題『ジャズ・カーニバル』) その出逢いはジャズ喫茶だった。京都の老舗ジャズ喫茶『YAMATOYA』の2階に あった『気まぐれ亭』というお店。 本当に気まぐれなお店で、ジャズよりもフ... 続きをみる
ヴォーン=ウィリアムスの交響曲が演奏会のプログラムに載るようになるなど 少しずつ注目を集め始めた英国音楽。 しかしながら、アイルランドの気候風土をこよなく愛し、室内楽から管弦楽曲 まで幅広い作品を残したアーノルド・バックス(1883-1953)の作品が取り上 げられる機会は滅多にない?のがとても残念... 続きをみる
カプースチン『自作自演集』Vol.1 1) 8つの演奏会用練習曲 作品40 2) ソナタ・ファンタジー 作品39 3) スイート・イン・オールド・スタイル 作品28 4) 変奏曲 作品41 ニコライ・カプースチン(ピアノ) 録音:1985年 & 1987年(モスクワ) ※1) と 2) は1986年... 続きをみる
サブスクどころかインターネットもなかった1970年代にジャズの魅力を知った。 そんな私にとって、貴重な出逢いの場はFMラジオであり、そしてジャズ喫茶だった。 アート・ペッパーの『ザ・トリップ』に出逢ったもジャズ喫茶。時は1970年代後半で このアルバムが出た頃でどこでもかかる状態。当時はフュージョン... 続きをみる
アジムスと言えば、伝説のFM番組「クロスオーバー・イレブン」のテーマ。 また、初期作品に「そのものズバリ」の『涼風』というアルバムもある。 でも、壮大なスケールの滝のアルバムジャケットを眺めながら涼を取るのもいい。 アジムスを初めて知ったのは、上でも挙げたテーマ曲(Fly Over Horizzon... 続きをみる
何十年前かの某日、ラジオに耳を傾けていたら耳慣れた曲が流れてきた。 ラヴェルの『ソナチネ』だけど、デフォルメされた一風変わった演奏。 とはいえ、崩しているわけでないし、適当に弾けるような曲でもない。 ラヴェルのニュアンスはしっかり伝わってくる。 はたしてこれは何?と思ったところで、もうひとつ耳慣れた... 続きをみる
昼間は猛暑日で夜は熱帯夜。こんな時に何を聴けばいいだろうか? 意外に思われるかもだけど、その答えのひとつは暑い国の音楽。 熱帯地方で暮らす人たちだからこそ心地よい過ごし方を知っている。 プエルトリコ音楽にジャジーな感覚をミックスしたクアトロ奏者、 ペドロ・グスマン率いるヒバロ・ジャズは一服の涼風を部... 続きをみる
今いちばん欲しいのは(月並みだけど)「平和」の2文字。 『サーチ・フォー・ピース』はマッコイ・タイナーが作曲した隠れ名曲のひとつ。 なかなか聴く機会が少ないが、フローラ・プリムの初期の名盤『ストーリーズ・トゥ・テル』で聴くことができる。 ロン・カーター(ベース)とアイルト・モレイラ(ドラム)にピアノ... 続きをみる
ブログ引っ越しのご挨拶代わりにお気に入りのラテンジャズをどうぞ! 1980年代のバンド結成時からほぼリアルタイムで追いかけているポンチョ・サンチェス。 メキシコ系米国人で西海岸在住ながら真摯に正統的なアフロキューバンジャズを追求。 元来はロックシンガーでR&Bやソウルも大好きなグレイト・アメリカン・... 続きをみる
1970年代の前半に限定、アルバムで言うと1作目の『デビュー』から6作目の『不死蝶』までではあるけれど、熱烈なサンタナファンであったことに変わりない。とくにリアルタイムで接した4作目の『キャラヴァンサライ』から『不死蝶』までのレコードは何回も聴いている。 しかし、「哀愁のヨーロッパ」が入った『アミー... 続きをみる
ベネズエラは世界有数の産油国であり、ミス・ユニバースを多く生みだしている国であり、スポーツでは日本にも有力選手を送り込んでいる野球が強い国。音楽界ならサルサ界のスーパースターとして名高いオスカル・デ・レオーンが居るし、最近ではアメリカで活躍するジャズミュージシャンも多い。ワルツやメレンゲやガイタとい... 続きをみる
目が不自由なピアニストとして紹介される事が多いアート・テイタム。生まれつき両目が白内障で全盲に近い状態ではあったが、何度も手術を重ねて片目はかなり見えるようになっていたそうだ。しかし、のちに強盗に襲われてよい方の目を殴られて永久に視力を失ったという。そんなテイタムにとって、1920年代前半に米国で始... 続きをみる
サルサやラテン・ジャズシーンで活躍した名ベーシストのひとり、サル・クエバスがひっそりと亡くなった。とくに追っかけたわけではないが、手元にある何枚かのレコードやCDで印象に残るプレーを聴かせてくれた人。ベースプレイヤーはバンドで重要な役割を担っているにも関わらず注目されることは少ない損な役割を演じてい... 続きをみる
ジャズ史上最高のピアニストとして名高いアート・テイタム。ジャズファンに留まらず、音楽ファンなら誰もが知っている神様のような存在と言えるのだが、果たしてどのくらい真剣に聴かれているのだろうかという想いを禁じ得ない。もし、テイタムが「モダン・ジャズではないから,,,」とか「録音が古いから…」といった理由... 続きをみる
ゴールデンウィーク恒例のお楽しみとなったラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。今年は5月5日の3公演プラス・アルファを丸の内界隈で楽しんだ。今年のテーマは舞曲の祭典のサブタイトルが付いた『ラ・ダンス』。クラシック音楽主体なのは変わらないが、「踊り」をテーマにしたいろいろな音楽を聴くことができた。中でも... 続きをみる
いろいろなところで通じているのがスポーツと音楽の世界。強いて両者の違いを挙げろと言われたら、前者には勝ち負けという結果があり後者にはそれがないことだろうか。何故勝てたのか?あるいは何故負けたのか?をどうしても考えてしまい、そして答えが欲しくなってしまうのが勝負の世界。 しかし、音楽なら「この感動はど... 続きをみる
クラシック音楽やラテン音楽では花形楽器の地位を確立しているフルート。サックスやトランペットが主流のジャズでも数多のフルート奏者が活躍している。しかし、ことアルト・フルートとなるとジャンルを問わずピンと来る曲も演奏者も少ないのが現状。 マイナーな木管楽器にイングリッシュ・ホルン(コールアングレ)がある... 続きをみる
グアコはベネズエラが生んだスーパーバンド。11月9日の夜、そのグアコが大宮ソニックシティの大ホールを巨大なディスコに変えた。ダンサブルで親しみやすいメロディに乗って、バンドのメンバーに促される形ながら観客が立ち上がり身体を揺らす。オールスタンディングのライブ空間では珍しくない光景を、まさかコンサート... 続きをみる
ここ数年ですっかりマイブームになったのが弦楽四重奏を聴く愉しみ。昨年2月24日のブログに書いたとおり、ひょんなこと(朝ドラのついでに録画した『クラシック倶楽部』)がきっかけで室内楽の面白さを知ることとなり、なかでも「最大人数のソロ楽器にして、最少人数のオーケストラ」と自認しているこのフォーマットによ... 続きをみる
幼少期からクラシック音楽に親しんできた私。ではあるが、主に聴いていたのは交響曲であり、協奏曲であり、ピアノ曲だった。室内楽はどちらかというと苦手で、中でも弦楽四重奏にはあまり関心を抱くことがなかった。ジャズはビッグバンドより断然少人数のコンボだから不思議ではあるのだが、たぶん音楽の性格も影響していた... 続きをみる
ラグビー観戦のない週末。ということで浦和のユナイテッド・シネマに映画を観に行った。タイトルは『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』で、世界最高峰のピアニストのひとりとして名高いマルタ・アルゲリッチの「素顔」を三女のステファニー・アルゲリッチ(監督と撮影)が捉えた作品。 マルタ・アルゲリッチは1941年にア... 続きをみる
今でこそ南米音楽のリズムとエッセンスでスウィングする「サウス・アメリカン・ジャズ」に夢中になっている私。「ラテンジャズ」の枠で一括りにされている感のあるジャズではあるが、1940年代頃にアメリカで生まれたアフロ・キューバン・ジャズとはかなり毛色が違っている。しかし、そんなことが言えるのも今だからこそ... 続きをみる
素晴らしいジャズに出逢うのは深夜と決まっている。かどうかは人それぞれだが、私の場合は深夜にジャズを流してくれるラジオ番組がなかったら、その魅力を知るのにもっと時間がかかったに違いない。 以前のブログにも書いたとおり、深夜放送(近畿放送-KBS京都-の「ミュージック・オン・ステージ」)から流れてきたM... 続きをみる
ティーンエージャーだった昔々、素晴らしい音楽と出逢う場所は「音楽専門番組」とは限らなかった。作家の片岡義男さんがDJを務めていた「気まぐれ飛行船」も忘れ得ぬ音楽との出逢いを提供してくれた番組のひとつ。民放FMで月曜日の深夜1時から放送していた番組で、夜遅い時間帯だったが高校2年生から3年間、毎週楽し... 続きをみる
「セント・ギガ」といっても、ピンと来る人は殆どいないだろう。世界初の衛星放送によるデジタルラジオ放送局で、1991年3月の本放送開始から2003年に事実上消滅してしまうまで、空から地上に音を送り続けていた。当時WOWOW(BS5ch)と契約していた人は、副音声で音が流されていることに気付いていたかも... 続きをみる
東京恵比寿の「ラティーナ」の特別セールは年2回のお楽しみ。ここで手にしたアルゼンチンを中心とするラテンアメリカ産の音源は本当に内容が充実しているから。 最初は会社から送られてくる8ページくらいのリストを眺めても、どれを買えばいいか珍糞漢糞に近い状態だった。そこで、取った方法は(古典的だが)廉価の盤を... 続きをみる
地元開催のワールド杯では散々な結果に終わったブラジル・サッカー。でも音楽大国としてのブラジルは元気いっぱい。50年近いキャリアを誇るジョイス・モレーノの東京・丸の内コットンクラブでのライブ(2014年7月12日)は、意気消沈気味の日本のブラジルサッカーファンに元気を与えるような素晴らしい内容だった。... 続きをみる
ワールドバンドラジオは私のBCLライフ、いや生活自体も変えた。朝は起きてから学校に行くまで、夕方も帰ってきてから寝るまで、ラジオのチューニングダイヤルを4つの短波帯にまたがって上から下へ、下から上へ、そして上から下へとひたすら回し続けた。お陰で何度かダイヤルが空回りするようになってしまい、ラジオがそ... 続きをみる
本題になかなか辿り着けない。当初の構想では、BCLの話はさっと流して次回あたりで出逢いの話に入るつもりだった。でも、少年時代のことを振り返ってみると、いろんなことが思い出されて止まらなくなってくる。私にとってのソ連ジャズはBCL体験抜きには語れない。また、ソ連にジャズを伝えたのもBCLで実体験した短... 続きをみる
本題(ソ連のジャズのお話)に入る前に、まずジャズが国境(冷戦時代の東西の壁)を越えることを可能にした「ある方法」について説明しなければならない。 今でこそ世界は有線のケーブルを経由したインターネットで隈無く繋がっているわけだが、私がソ連のジャズに出逢った80年代半ば頃にはそんなことは想像にも及ばない... 続きをみる
混迷が深まる一方の世界情勢にあって「冷戦の復活」とも「新冷戦時代の到来」とも言われる昨今。しかし、ソ連や共産圏という言葉自体が死語となりつつある中で、「冷戦」と言われてもピンと来る人がどれだけ居るだろうか。 1989年のベルリンの壁崩壊に引き続き1991年にはソ連も崩壊した。それまではアメリカ対ソ連... 続きをみる
未だに所有するタンゴのレコード/CDはピアソラのものを除けば10枚にも満たない私。でも、ジャズファンになる前に熱中していたのは実はタンゴだった。振り返れば小学校の高学年の頃でFM放送が高い音質を活かした「音楽専門放送」とも言われていた時代。NHK-FMで毎週2時間、夜の8時からラテン音楽を届けてくれ... 続きをみる
アーマッド・ジャマルという名前を耳にしたとき、ジャズファンなら「パブロフの犬」のように(彼の演奏を愛して止まなかった)マイルス・デイヴィスの名を思い浮かべるだろう。そして、マイルス様がそこまで褒めちぎるのなら「いっちょう聴いてみるか」と手にするアルバムはジャマルの代表作のひとつとして名高い『バット・... 続きをみる
1970年の大阪といえば万博(万国博覧会)だ。大阪市内とはいっても阪急電車の天六(天神橋六丁目)駅から比較的近くの場所に住んでいたこともあって、50回以上千里まで通い、めでたく(でもないか)全パビリオンを制覇した(ことは何の自慢にもならない)。83万人が入場した日には、家に帰るのが深夜なったことなど... 続きをみる
今にして思えば、1970年代は駆け出しのジャズファンにとって夢のような時代だったような気がする。FMラジオ(ステレオでなくてもよい)が1台あれば、朝から晩までの間に必ずジャズに接することができたから。 そのジャズにしても、モダンジャズ一辺倒ではなく、新譜もどんどん紹介されていた。レコード会社に今から... 続きをみる
マイルス・デイヴィスはジャズ入門者にとって避けて通れない最重要ミュージシャンの一人。最初に聴くべきアルバムとして挙げられるのはオリジナル・クインテット時代のマラソン・セッション(4枚)の中からの1枚になるだろう。そこから『カインド・オブ・ブルー』以降に行ってもいいし、『マイルストーンズ』や『ラウンド... 続きをみる
ブラジル出身の歌姫、フローラ・プリムは私がほぼリアルタイムで追いかけている大切なミュージシャンのひとり。最初の出逢いがサンタナの『ウェルカム』だから、もう40年も経っていることになる。彼女名義のアルバムはすべて手元にあり、今はひたすら新譜を待つ状態なのだが、とびきりの1枚は最初に手にしたこの『ストー... 続きをみる
私がジャズを聴き始めた1970年代は音楽ファンにとって特別な時代だったかもしれない。ジャズが電化楽器とロックビートの導入により、なおも現代進行形で変貌し続ける中で、アコースティックジャズの信奉者の戸惑いと拒否反応も蔓延していた。 ハービー・ハンコックの『ヘッドハンターズ』がいわばジャズファンには「踏... 続きをみる
エリック・ドルフィーが死の直前の1964 年にオランダで録音した『ラスト・デイト』もジャズのレコードをまだ全部で一桁の枚数しか保有していなかった頃に買った貴重なもの。 もちろん、この作品もジャズ史に残る名盤であることは間違いない。サイドメンはすべてオランダ人(ミッシャ・メンゲルベルグとハン・ベニンク... 続きをみる
何十年かぶりに不世出の天才トランペッター、クリフォード・ブラウンのレコードを聴いた。レコードジャケットを保護するビニール製のカバーには ”UMEDA OTSUKI”(梅田、大月)のロゴが入っている。『クリフォード・ブラウン・アンド・マックス・ローチ』もジャズに開眼した頃に手にした忘れ得ぬレコードの中... 続きをみる
MJQに導かれてジャズに開眼したら、もう迷うことはなかった。『ヨーロピアン・コンサート』の次に手にしたジャズはコルトレーンの『至上の愛』だった。今にして思えばちょっと無謀だったかなと思うが、サンタナ&マクラフリンのレコードで「洗礼」を受けていたお陰で、いちおう抵抗なく聴くことはできた。 でも、毎日聴... 続きをみる
1950年代の半ばに『ジャンゴ』、『コンコルド』、『フォンテッサ』、『大運河』と立て続けに名盤を生み出し続けたMJQ。同じ頃、ソニー・ロリンズとジミー・ジュフリーをそれぞれゲストに迎えた『アット・ザ・ミュージック・イン』の2枚も素晴らしい内容の作品に仕上がっている。 だが、ジャズが大きな転換点を迎え... 続きをみる
MJQによってジャズへの扉が大きく開かれた。もう迷う必要はない。ほどなくして、『ヨーロピアン・コンサート』のレコード(但しVol.1のみ)がライブラリーに加わった。今の私がこんな状況になったら、それこそCDを買いまくってMJQ三昧という日々を送ったに違いない。 でも、当時はレコードを1枚買ったらその... 続きをみる
今でこそジャズなくしては生きてはいけない身になってしまっているのだが、なかなか馴染むことができなかった音楽が、実はジャズだった。ピアソラは中学に上がる前に聴いていたのだから、ジャズにだって親しめたはずなのに何故だろう。 でも、偶然の徒によりもたらされた音との出逢いが、一夜にしてそんな私を熱狂的なジャ... 続きをみる
グラミー賞に輝いた『スーパー・ナチュラル』でスーパースターの座に返り咲いた形のサンタナだが、もっとも人気があった時代はいつになるだろうか。ファンそれぞれに想いがあるので一概に決めることは難しいかもしれないが、第1期が『天の守護神』の頃、第2期が『哀愁のヨーロッパ』をヒットさせた時期とみて間違いないだ... 続きをみる
『魂の兄弟達』で無意識のうちにジャズの洗礼を受けた形になったのだが、そのままコルトレーンに向かうことはなく、マクラフリンの音楽にとくに関心を抱くこともなかった。ジャズとの本当の出逢いはもう少し先のことになる。 そんなイメージチェンジしたサンタナに対して?マークが点灯し始めた頃、タイミングよくリリース... 続きをみる
『キャラヴァンサライ』にすっかり魅了されてサンタナのファンになった私。普通の感覚なら、関心は初期の大ヒットナンバー「ブラック・マジック・ウーマン」の入った『天の守護神』の方に向かうはず。しかし、何故かそうはならずに新譜を待ち焦がれるような状態だった。件のアルバムは聴くチャンスが多かったからかも知れな... 続きをみる
ネットを通じて様々な音楽が大量に流れ込んでくる現代社会。それは果たして音楽ファンにとって幸福なことなのだろうか?と未だにレコードプレーヤーやカセットデッキから出てくる音を愛しているアナクロ、ではなくてアナログ音楽愛好家は想う。 大量に音がダウンロードできるということは、言い換えれば、大量に音が捨てら... 続きをみる
物心ついた頃から音楽を聴くのが大好きだった。家には父が購入したリーダーズ・ダイジェスト社の『世界名曲集』(クラシック音楽)や『ポピュラー音楽名曲選』というLPレコードのボックスセットがあり、とっかえひっかえしながら聴いていた。後者でとくにお気に入りだったのはマンボやルンバやチャチャチャといった「ラテ... 続きをみる
音楽とスポーツは私の大切なスタミナ源。いやそれ以上かも知れません。 様々な音楽との出逢いが人生を豊かにしてくれた…かどうかは分かりませんが、少なくとも自分自身の世界を大きく拡げてくれたことだけは確か。 あるときはラジオから、あるときは街角で、そしてあるときはレコードショップでといったぐあいに様々な場... 続きをみる
『ルーシー・イン・ザ・スカイ』考察:船尾の光、あるいは救いの後遺症
[映画]『1975年のケルン・コンサート(原題:KÖLN 75)』4月10日公開
映画「グラン・トリノ」2008年・アメリカ:移民問題と保守の良心とリベラルについて
映画バニラ・スカイより「武器の密輸人よ」
「90メートル」
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3段目が出来ました
ライラック(ベビーブルー)の巾着ショルダーバッグ♪
金具仕入れたんで作ってみました(^^)
オーダーありがとうございます♪ パーラービーズ小分けセット♪
ぬいぐるみをオーダーくださったお客様から、素敵なお写真が届きました☆/(*^x^*)\
ローマンストライプのバッグ作り〜
令和8年4月9日(木)
模型が走らなくなった理由
ウニクス鴻巣カルチャーセンター様『春の1DAY講座』
出来上がり
完成*イルカのメリーゴーランド
初カットに挑戦*プルメリア
生徒さんのポーチ / カーネーション