哲学一般のムラゴンブログ

  • 「神の国」とヘーゲルの「概念」

    「神の国」とヘーゲルの「概念」 キリスト教神学でも、とくに根本的に重要な概念である「神の国」については、その核心的な根拠として、先の記事でもマタイ書第六章とルカ書第十一章から二個所を取り上げた。それは「主の祈り」としてその伝統の中にも要約され織り込まれている。 それを、あらためてヘーゲルの概念論を研... 続きをみる

  • 「神の国」とヘーゲルの「概念」

    「神の国」とヘーゲルの「概念」 キリスト教神学でも、とくに根本的に重要な概念である「神の国」については、その核心的な根拠として、先の記事でもマタイ書第六章とルカ書第十一章から二個所を取り上げた。それは「主の祈り」としてその伝統の中にも要約され織り込まれている。 それを、あらためてヘーゲルの概念論を研... 続きをみる

  • 「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン)

    「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン) 年齢をとればとるほど、多くの事柄に慣れきってしまったり、細々した日常生活の必要に追われたりして、やがて新鮮な感動などほとんど覚えなくなる。その上に、温暖化だの高齢化だの対テロ特措法など、人間を悩ませる種につきることはないから、ますます子供のような新鮮な感覚... 続きをみる

  • 「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン)

    「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン) 年齢をとればとるほど、多くの事柄に慣れきってしまったり、細々した日常生活の必要に追われたりして、やがて新鮮な感動などほとんど覚えなくなる。その上に、温暖化だの高齢化だの対テロ特措法など、人間を悩ませる種につきることはないから、ますます子供のような新鮮な感覚... 続きをみる

  • 「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン)

    「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン) 年齢をとればとるほど、多くの事柄に慣れきってしまったり、細々した日常生活の必要に追われたりして、やがて新鮮な感動などほとんど覚えなくなる。その上に、温暖化だの高齢化だの対テロ特措法など、人間を悩ませる種につきることはないから、ますます子供のような新鮮な感覚... 続きをみる

  • 「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン)

    「汝自身を知れ」(グノーティ・セアウトン) 年齢をとればとるほど、多くの事柄に慣れきってしまったり、細々した日常生活の必要に追われたりして、やがて新鮮な感動などほとんど覚えなくなる。その上に、温暖化だの高齢化だの対テロ特措法など、人間を悩ませる種につきることはないから、ますます子供のような新鮮な感覚... 続きをみる

  • 民主主義の概念(2) 兵役の義務

    民主主義の概念(2) 兵役の義務 少し以前に、pfaelzerweinさんが、ドイツやスイスでの国民の兵役の義務についてのブログ記事、兵役任意制度の存続論 を載せられていたのに関連して、あらためて、民主主義国家における国民の兵役の義務について考えてみたいと思う。これは民主主義の原理を考えることでもあ... 続きをみる

  • 民主主義の概念(2) 兵役の義務

    民主主義の概念(2) 兵役の義務 少し以前に、pfaelzerweinさんが、ドイツやスイスでの国民の兵役の義務についてのブログ記事、兵役任意制度の存続論 を載せられていたのに関連して、あらためて、民主主義国家における国民の兵役の義務について考えてみたいと思う。これは民主主義の原理を考えることでもあ... 続きをみる

  • 『私は貝になりたい』

    『私は貝になりたい』 先日の23日の夜に、おそい晩食をとりながら何気なくチャンネルを回すと、俳優の中村獅童氏が旧日本軍の陸軍兵士の姿で演じていました。はじめは、それがどういうドラマであるのよくわかりませんでしたが、見ているうちに、このドラマが、はるか昔にフランキー堺と新珠三千代らの主演で映画化されて... 続きをみる

  • 『私は貝になりたい』

    『私は貝になりたい』 先日の23日の夜に、おそい晩食をとりながら何気なくチャンネルを回すと、俳優の中村獅童氏が旧日本軍の陸軍兵士の姿で演じていました。はじめは、それがどういうドラマであるのよくわかりませんでしたが、見ているうちに、このドラマが、はるか昔にフランキー堺と新珠三千代らの主演で映画化されて... 続きをみる

  • ジーコとオシム

    ジーコとオシム 昨年のワールド・カップでジーコ監督に率いられた日本サッカーが対オーストラリア戦で惨めな敗北を喫してから一年が経過した。 日本サッカー、対オーストラリア初戦敗退が示すもの その後日本サッカーの監督は、ジーコからオシムに交代した。そうして現在新しい監督の下で、日本サッカーは新しい戦術を確... 続きをみる

  • ジーコとオシム

    ジーコとオシム 昨年のワールド・カップでジーコ監督に率いられた日本サッカーが対オーストラリア戦で惨めな敗北を喫してから一年が経過した。 日本サッカー、対オーストラリア初戦敗退が示すもの その後日本サッカーの監督は、ジーコからオシムに交代した。そうして現在新しい監督の下で、日本サッカーは新しい戦術を確... 続きをみる

  • 教育の再生、国家の再生

    教育の再生、国家の再生 今の安倍内閣においても、教育改革は内閣の最重要課題に位置づけられている。それは現在の安倍内閣ばかりではなく、歴代の内閣においても教育の問題は最重施策として取り上げられてきた。前の小泉首相は、郵政改革で頭がいっぱいだったから、教育の問題はそれほど自覚されなかったかもしれないが、... 続きをみる

  • 教育の再生、国家の再生

    教育の再生、国家の再生 今の安倍内閣においても、教育改革は内閣の最重要課題に位置づけられている。それは現在の安倍内閣ばかりではなく、歴代の内閣においても教育の問題は最重施策として取り上げられてきた。前の小泉首相は、郵政改革で頭がいっぱいだったから、教育の問題はそれほど自覚されなかったかもしれないが、... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理⑥ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理⑥ 心と身体 概念論の研究 心と身体は、切り離されて存在するのではない。身体なくして心はなく、また、心なくして身体は身体であることができない。そして、身体の成長に応じて心も成長してゆく。個人の心と身体は生涯を通じて変化してゆく。その基本的な区分は、まず子供の段階であり、次に若者... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理⑥ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理⑥ 心と身体 概念論の研究 心と身体は、切り離されて存在するのではない。身体なくして心はなく、また、心なくして身体は身体であることができない。そして、身体の成長に応じて心も成長してゆく。個人の心と身体は生涯を通じて変化してゆく。その基本的な区分は、まず子供の段階であり、次に若者... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体 概念論の研究 これらの概念としての精神、普遍的な精神は、さまざまな人種の精神として特殊化されてゆく。アフリカ大陸や赤道直下という地理的な気候的な制約を受けて、アフリカ人種には、無邪気な快活性と同時に激しい興奮性といった特有な精神的な特徴を形成することになったし、シ... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体 概念論の研究 これらの概念としての精神、普遍的な精神は、さまざまな人種の精神として特殊化されてゆく。アフリカ大陸や赤道直下という地理的な気候的な制約を受けて、アフリカ人種には、無邪気な快活性と同時に激しい興奮性といった特有な精神的な特徴を形成することになったし、シ... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体 概念論の研究 これらの概念としての精神、普遍的な精神は、さまざまな人種の精神として特殊化されてゆく。アフリカ大陸や赤道直下という地理的な気候的な制約を受けて、アフリカ人種には、無邪気な快活性と同時に激しい興奮性といった特有な精神的な特徴を形成することになったし、シ... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理⑤ 心と身体 概念論の研究 これらの概念としての精神、普遍的な精神は、さまざまな人種の精神として特殊化されてゆく。アフリカ大陸や赤道直下という地理的な気候的な制約を受けて、アフリカ人種には、無邪気な快活性と同時に激しい興奮性といった特有な精神的な特徴を形成することになったし、シ... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理④ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理④ 心と身体 概念論の研究 これまでヘーゲル哲学の発展の論理は、正(テーゼ)――反(アンチテーゼ)――合(ジンテーゼ)の側面からのみ捉えられるのが一般的で、個別――特殊――普遍の視点から捉えられることはほとんどなかった。そのことも、ヘーゲルの論理が現実を分析するための有効な道具... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理④ 心と身体

    個別・特殊・普遍の論理④ 心と身体 概念論の研究 これまでヘーゲル哲学の発展の論理は、正(テーゼ)――反(アンチテーゼ)――合(ジンテーゼ)の側面からのみ捉えられるのが一般的で、個別――特殊――普遍の視点から捉えられることはほとんどなかった。そのことも、ヘーゲルの論理が現実を分析するための有効な道具... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理③

    個別・特殊・普遍の論理③ 概念論の研究 この個別と特殊と普遍の論理は、すべての事物の根本的な原理でもあるから、当然に思想や精神の原理でもある。精神においては、その普遍の契機として、モメントとしては絶対的な精神が、天地の創造者として、父なる神として前提されている。この絶対的精神は、主体的な絶対的な威力... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理③

    個別・特殊・普遍の論理③ 概念論の研究 この個別と特殊と普遍の論理は、すべての事物の根本的な原理でもあるから、当然に思想や精神の原理でもある。精神においては、その普遍の契機として、モメントとしては絶対的な精神が、天地の創造者として、父なる神として前提されている。この絶対的精神は、主体的な絶対的な威力... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理③

    個別・特殊・普遍の論理③ 概念論の研究 この個別と特殊と普遍の論理は、すべての事物の根本的な原理でもあるから、当然に思想や精神の原理でもある。精神においては、その普遍の契機として、モメントとしては絶対的な精神が、天地の創造者として、父なる神として前提されている。この絶対的精神は、主体的な絶対的な威力... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理③

    個別・特殊・普遍の論理③ 概念論の研究 この個別と特殊と普遍の論理は、すべての事物の根本的な原理でもあるから、当然に思想や精神の原理でもある。精神においては、その普遍の契機として、モメントとしては絶対的な精神が、天地の創造者として、父なる神として前提されている。この絶対的精神は、主体的な絶対的な威力... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理②

    概念論の研究 個別・特殊・普遍の論理② また、ヘーゲルは国家もまた次の三つの推理からなる体系であるとして説明している。国家という概念もまた概念としての三つの契機から、すなわち個別性、特殊性、普遍性からなる。 まず、普遍者としての政府、法律、官僚など、および、個別者としては国家の構成分子である個人、家... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理②

    概念論の研究 個別・特殊・普遍の論理② また、ヘーゲルは国家もまた次の三つの推理からなる体系であるとして説明している。国家という概念もまた概念としての三つの契機から、すなわち個別性、特殊性、普遍性からなる。 まず、普遍者としての政府、法律、官僚など、および、個別者としては国家の構成分子である個人、家... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理 ①

    概念論の研究 個別・特殊・普遍の論理 ① ヘーゲルの概念論については、日本においてはもちろん、あるいは世界においてもほとんど研究されていないといってよいのではないだろうか。おそらくこの日本においても、ヘーゲルの概念論について研究しようと志すような「篤志家」はおそらく十指にも満たないのではあるまいか。... 続きをみる

  • 個別・特殊・普遍の論理 ①

    概念論の研究 個別・特殊・普遍の論理 ① ヘーゲルの概念論については、日本においてはもちろん、あるいは世界においてもほとんど研究されていないといってよいのではないだろうか。おそらくこの日本においても、ヘーゲルの概念論について研究しようと志すような「篤志家」はおそらく十指にも満たないのではあるまいか。... 続きをみる

  • 日本人はすでに究極の自由主義を実現したか

    以前に私のブログに書いた『公明党の民主主義』という記事にコメントをいただきました。そこでは日本の自由と民主主義のかかえる弱点を論じようとしたものですが、それに対して、あきとしさんという方から、日本ではすでに信教の自由をふくめて究極の自由を実現しているのではないかというコメントがありました。こうした問... 続きをみる

  • 日本人はすでに究極の自由主義を実現したか

    以前に私のブログに書いた『公明党の民主主義』という記事にコメントをいただきました。そこでは日本の自由と民主主義のかかえる弱点を論じようとしたものですが、それに対して、あきとしさんという方から、日本ではすでに信教の自由をふくめて究極の自由を実現しているのではないかというコメントがありました。こうした問... 続きをみる

  • ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観

    ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観 ビッグバンの理論というのは、宇宙が爆発によって起きたにせよ、あるいは、無から物質が生じたにせよ、要するにこの説によれば、宇宙には始元があることを前提とする説である。果たして本当にそうなのだろうか。現代の物理学者たちのなかには、このビッグ... 続きをみる

  • ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観

    ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観 ビッグバンの理論というのは、宇宙が爆発によって起きたにせよ、あるいは、無から物質が生じたにせよ、要するにこの説によれば、宇宙には始元があることを前提とする説である。果たして本当にそうなのだろうか。現代の物理学者たちのなかには、このビッグ... 続きをみる

  • ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観

    ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観 ビッグバンの理論というのは、宇宙が爆発によって起きたにせよ、あるいは、無から物質が生じたにせよ、要するにこの説によれば、宇宙には始元があることを前提とする説である。果たして本当にそうなのだろうか。現代の物理学者たちのなかには、このビッグ... 続きをみる

  • ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観

    ビッグバンと世界の二律背反――物理学者の世界観と哲学者の世界観 ビッグバンの理論というのは、宇宙が爆発によって起きたにせよ、あるいは、無から物質が生じたにせよ、要するにこの説によれば、宇宙には始元があることを前提とする説である。果たして本当にそうなのだろうか。現代の物理学者たちのなかには、このビッグ... 続きをみる

  • 今なお唯一の科学事典

    今なお唯一の科学事典 辞書や事典の役割とは、言葉の意味、概念を説明することである。しかし、それだけではまだ真実に科学的な辞書ということはできない。科学的であるということは、その事柄の生成の必然性が証明されていることであるとすれば、その言葉や概念の生成や存在の必然性が証明されているのでなければ、本当の... 続きをみる

  • 今なお唯一の科学事典

    今なお唯一の科学事典 辞書や事典の役割とは、言葉の意味、概念を説明することである。しかし、それだけではまだ真実に科学的な辞書ということはできない。科学的であるということは、その事柄の生成の必然性が証明されていることであるとすれば、その言葉や概念の生成や存在の必然性が証明されているのでなければ、本当の... 続きをみる

  • 今なお唯一の科学事典

    今なお唯一の科学事典 辞書や事典の役割とは、言葉の意味、概念を説明することである。しかし、それだけではまだ真実に科学的な辞書ということはできない。科学的であるということは、その事柄の生成の必然性が証明されていることであるとすれば、その言葉や概念の生成や存在の必然性が証明されているのでなければ、本当の... 続きをみる

  • 今なお唯一の科学事典

    今なお唯一の科学事典 辞書や事典の役割とは、言葉の意味、概念を説明することである。しかし、それだけではまだ真実に科学的な辞書ということはできない。科学的であるということは、その事柄の生成の必然性が証明されていることであるとすれば、その言葉や概念の生成や存在の必然性が証明されているのでなければ、本当の... 続きをみる

  • ヘーゲルのプラトン批判

    ヘーゲルのプラトン批判 古代ギリシャ民主政治の根本的な欠陥を痛感していたプラトンは、みずからの理想国家を構想して『国家』に著した。プラトンは、哲人と称される理想的な人格が政治を指導するようになるまでは理想とする政治は実現できないと考えたのである。そのためには哲学が国家権力を指導するようにならなければ... 続きをみる

  • ヘーゲルのプラトン批判

    ヘーゲルのプラトン批判 古代ギリシャ民主政治の根本的な欠陥を痛感していたプラトンは、みずからの理想国家を構想して『国家』に著した。プラトンは、哲人と称される理想的な人格が政治を指導するようになるまでは理想とする政治は実現できないと考えたのである。そのためには哲学が国家権力を指導するようにならなければ... 続きをみる

  • ヘーゲルのプラトン批判

    ヘーゲルのプラトン批判 古代ギリシャ民主政治の根本的な欠陥を痛感していたプラトンは、みずからの理想国家を構想して『国家』に著した。プラトンは、哲人と称される理想的な人格が政治を指導するようになるまでは理想とする政治は実現できないと考えたのである。そのためには哲学が国家権力を指導するようにならなければ... 続きをみる

  • ヘーゲルのプラトン批判

    ヘーゲルのプラトン批判 古代ギリシャ民主政治の根本的な欠陥を痛感していたプラトンは、みずからの理想国家を構想して『国家』に著した。プラトンは、哲人と称される理想的な人格が政治を指導するようになるまでは理想とする政治は実現できないと考えたのである。そのためには哲学が国家権力を指導するようにならなければ... 続きをみる

  • 経験科学と哲学

    物理学や天文学、さらに数学などの科学と哲学の本質的な相違点はどこにあるのだろうか。かっては物理学や数学も哲学の一部門とされたはずだが、そうした学問領域は、特殊科学として独立し独自の学問領域を形成し、残された哲学は、普遍科学として、世界観や論理の問題を対象とする科学となった。 哲学が問題にするのは、世... 続きをみる

  • 経験科学と哲学

    物理学や天文学、さらに数学などの科学と哲学の本質的な相違点はどこにあるのだろうか。かっては物理学や数学も哲学の一部門とされたはずだが、そうした学問領域は、特殊科学として独立し独自の学問領域を形成し、残された哲学は、普遍科学として、世界観や論理の問題を対象とする科学となった。 哲学が問題にするのは、世... 続きをみる

  • 経験科学と哲学

    物理学や天文学、さらに数学などの科学と哲学の本質的な相違点はどこにあるのだろうか。かっては物理学や数学も哲学の一部門とされたはずだが、そうした学問領域は、特殊科学として独立し独自の学問領域を形成し、残された哲学は、普遍科学として、世界観や論理の問題を対象とする科学となった。 哲学が問題にするのは、世... 続きをみる

  • 経験科学と哲学

    物理学や天文学、さらに数学などの科学と哲学の本質的な相違点はどこにあるのだろうか。かっては物理学や数学も哲学の一部門とされたはずだが、そうした学問領域は、特殊科学として独立し独自の学問領域を形成し、残された哲学は、普遍科学として、世界観や論理の問題を対象とする科学となった。 哲学が問題にするのは、世... 続きをみる

  • 『薔薇の名前』と普遍論争

    もう何年が過ぎただろうか。『薔薇の名前』という小説が、世界的なベストセラーになり、また、ショーン・コネリーの主演で映画化もされたことが記憶に残っている。 この小説の主人公である修道僧アドソの師はイギリス人のフランチェスコ会修道士でバスカヴィルのウィリアムといい、同じイギリスのフランチェスコ会修道士で... 続きをみる

  • 『薔薇の名前』と普遍論争

    もう何年が過ぎただろうか。『薔薇の名前』という小説が、世界的なベストセラーになり、また、ショーン・コネリーの主演で映画化もされたことが記憶に残っている。 この小説の主人公である修道僧アドソの師はイギリス人のフランチェスコ会修道士でバスカヴィルのウィリアムといい、同じイギリスのフランチェスコ会修道士で... 続きをみる

  • ビッグバンとヘーゲルの世界像

    現代の物理学の成果から、ビッグバンによって宇宙の膨張が始まったという現代の宇宙像を多くの人が肯定するようになっているという。とすれば、聖書などに記述されている、天地創造の神話もあながち単なる神話に済ませられない可能性もある。 人間の宇宙像は、科学の進歩によって変化し、進展するものである。私たちは、科... 続きをみる

  • ビッグバンとヘーゲルの世界像

    現代の物理学の成果から、ビッグバンによって宇宙の膨張が始まったという現代の宇宙像を多くの人が肯定するようになっているという。とすれば、聖書などに記述されている、天地創造の神話もあながち単なる神話に済ませられない可能性もある。 人間の宇宙像は、科学の進歩によって変化し、進展するものである。私たちは、科... 続きをみる

  • ビッグバンとヘーゲルの世界像

    現代の物理学の成果から、ビッグバンによって宇宙の膨張が始まったという現代の宇宙像を多くの人が肯定するようになっているという。とすれば、聖書などに記述されている、天地創造の神話もあながち単なる神話に済ませられない可能性もある。 人類の宇宙像は、科学の進歩によって変化し、進展するものである。私たちは、科... 続きをみる

  • ビッグバンとヘーゲルの世界像

    現代の物理学の成果から、ビッグバンによって宇宙の膨張が始まったという現代の宇宙像を多くの人が肯定するようになっているという。とすれば、聖書などに記述されている、天地創造の神話もあながち単なる神話に済ませられない可能性もある。 人類の宇宙像は、科学の進歩によって変化し、進展するものである。私たちは、科... 続きをみる

  • 大衆と哲学

    大衆と哲学 哲学と大衆の関係について、ヘーゲルは彼の『小論理学』の第三版への序文の中で、キケロの言葉を引用しながら、次のように言っている。 「キケロは言っている。「哲学は少数の批評者に満足して、大衆を故意に避けるから、大衆からは憎まれいかがわしいものと思われている。したがって、もし誰かが哲学一般を罵... 続きをみる

  • 大衆と哲学

    大衆と哲学 哲学と大衆の関係について、ヘーゲルは彼の『小論理学』の第三版への序文の中で、キケロの言葉を引用しながら、次のように言っている。 「キケロは言っている。「哲学は少数の批評者に満足して、大衆を故意に避けるから、大衆からは憎まれいかがわしいものと思われている。したがって、もし誰かが哲学一般を罵... 続きをみる

  • 大衆と哲学

    哲学と大衆の関係について、ヘーゲルは彼の『小論理学』の第三版への序文の中で、キケロの言葉を引用しながら、次のように言っている。 「キケロは言っている。「哲学は少数の批評者に満足して、大衆を故意に避けるから、大衆からは憎まれいかがわしいものと思われている。したがって、もし誰かが哲学一般を罵ろうと思えば... 続きをみる

  • 大衆と哲学

    哲学と大衆の関係について、ヘーゲルは彼の『小論理学』の第三版への序文の中で、キケロの言葉を引用しながら、次のように言っている。 「キケロは言っている。「哲学は少数の批評者に満足して、大衆を故意に避けるから、大衆からは憎まれいかがわしいものと思われている。したがって、もし誰かが哲学一般を罵ろうと思えば... 続きをみる

  • 宗教と国家と自由

    現行の日本国憲法は確かに信仰の自由、宗教の自由、良心の自由などは最高の価値として認めている。だからこそ、私たちは小泉首相の靖国神社参拝を否定しなかったのである。しかし、問題はそこにとどまるものではない。さらに、その信仰そのものの、その宗教の、その良心の「真理性」が問われなければならないだろう。少なく... 続きをみる

  • 宗教と国家と自由

    現行の日本国憲法は確かに信仰の自由、宗教の自由、良心の自由などは最高の価値として認めている。だからこそ、私たちは小泉首相の靖国神社参拝を否定しなかったのである。しかし、問題はそこにとどまるものではない。さらに、その信仰そのものの、その宗教の、その良心の「真理性」が問われなければならないだろう。少なく... 続きをみる

  • 哲学の仕事②

    先日のニュースで、数学の「ガウス賞」初代受賞者に、伊藤清京大名誉教授が選ばれたことが報じられていた。この賞は、実際に役立つ数学の応用に実績をあげた研究者を顕彰するそうである。伊藤清氏の業績は、氏が1942年に内閣統計局に勤務していたときに研究したという、粒子の不規則な運動を予測する「確率微分方程式」... 続きをみる

  • 哲学の仕事②

    先日のニュースで、数学の「ガウス賞」初代受賞者に、伊藤清京大名誉教授が選ばれたことが報じられていた。この賞は、実際に役立つ数学の応用に実績をあげた研究者を顕彰するそうである。伊藤清氏の業績は、氏が1942年に内閣統計局に勤務していたときに研究したという、粒子の不規則な運動を予測する「確率微分方程式」... 続きをみる

  • 哲学の仕事②

    先日のニュースで、数学の「ガウス賞」初代受賞者に、伊藤清京大名誉教授が選ばれたことが報じられていた。この賞は、実際に役立つ数学の応用に実績をあげた研究者を顕彰するそうである。伊藤清氏の業績は、氏が1942年に内閣統計局に勤務していたときに研究したという、粒子の不規則な運動を予測する「確率微分方程式」... 続きをみる

  • 哲学の仕事②

    先日のニュースで、数学の「ガウス賞」初代受賞者に、伊藤清京大名誉教授が選ばれたことが報じられていた。この賞は、実際に役立つ数学の応用に実績をあげた研究者を顕彰するそうである。伊藤清氏の業績は、氏が1942年に内閣統計局に勤務していたときに研究したという、粒子の不規則な運動を予測する「確率微分方程式」... 続きをみる

  • 宗教と国家と自由

    現行の日本国憲法は確かに信仰の自由、宗教の自由、良心の自由などは最高の価値として認めている。だからこそ、私たちは小泉首相の靖国神社参拝を否定しなかったのである。しかし、問題はそこにとどまるものではない。さらに、その信仰そのものの、その宗教の、その良心の「真理性」が問われなければならないだろう。少なく... 続きをみる

  • 宗教と国家と自由

    現行の日本国憲法は確かに信仰の自由、宗教の自由、良心の自由などは最高の価値として認めている。だからこそ、私たちは小泉首相の靖国神社参拝を否定しなかったのである。しかし、問題はそこにとどまるものではない。さらに、その信仰そのものの、その宗教の、その良心の「真理性」が問われなければならないだろう。少なく... 続きをみる

  • 民主主義の概念(1) 多数決原理

    民主主義の概念(1) 多数決原理 哲学の祖で人類の永遠の教師プラトンは、「民主政治」に深い恨みを抱いていた。なぜなら、プラトンの愛するかけがえのない師ソクラテスの命を奪ったのは、古代ギリシャの民主政治だったからである。民主政治も腐敗と堕落の運命から免れなかった。プラトンの哲学の営みが、師ソクラテスの... 続きをみる

  • 民主主義の概念(1) 多数決原理

    民主主義の概念(1) 多数決原理 哲学の祖で人類の永遠の教師プラトンは、「民主政治」に深い恨みを抱いていた。なぜなら、プラトンの愛するかけがえのない師ソクラテスの命を奪ったのは、古代ギリシャの民主政治だったからである。民主政治も腐敗と堕落の運命から免れなかった。プラトンの哲学の営みが、師ソクラテスの... 続きをみる

  • 民主主義の概念(1) 多数決原理

    民主主義の概念(1) 多数決原理 哲学の祖で人類の永遠の教師プラトンは、「民主政治」に深い恨みを抱いていた。なぜなら、プラトンの愛するかけがえのない師ソクラテスの命を奪ったのは、古代ギリシャの民主政治だったからである。民主政治も腐敗と堕落の運命から免れなかった。プラトンの哲学の営みが、師ソクラテスの... 続きをみる

  • 民主主義の概念(1) 多数決原理

    民主主義の概念(1) 多数決原理 哲学の祖で人類の永遠の教師プラトンは、「民主政治」に深い恨みを抱いていた。なぜなら、プラトンの愛するかけがえのない師ソクラテスの命を奪ったのは、古代ギリシャの民主政治だったからである。民主政治も腐敗と堕落の運命から免れなかった。プラトンの哲学の営みが、師ソクラテスの... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史3

    フィヒテの主観的観念論 しかし、カントもフィヒテも、我々にないものは我々に何のかかわりもないということによって、いずれも主観的観念論にとどまった。(岩波全集哲学史下三(p134)) カントは認識を樹立し、フィヒテはカントの認識によって知を樹立する。意識の本性は知にあり、哲学の目的はこの知についての知... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史3

    フィヒテの主観的観念論 しかし、カントもフィヒテも、我々にないものは我々に何のかかわりもないということによって、いずれも主観的観念論にとどまった。(岩波全集哲学史下三(p134)) カントは認識を樹立し、フィヒテはカントの認識によって知を樹立する。意識の本性は知にあり、哲学の目的はこの知についての知... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史3

    フィヒテの主観的観念論 しかし、カントもフィヒテも、我々にないものは我々に何のかかわりもないということによって、いずれも主観的観念論にとどまった。(岩波全集版哲学史下三(p134)) カントは認識を樹立し、フィヒテはカントの認識によって知を樹立する。意識の本性は知にあり、哲学の目的はこの知についての... 続きをみる

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    フィヒテの主観的観念論 しかし、カントもフィヒテも、我々にないものは我々に何のかかわりもないということによって、いずれも主観的観念論にとどまった。(岩波全集版哲学史下三(p134)) カントは認識を樹立し、フィヒテはカントの認識によって知を樹立する。意識の本性は知にあり、哲学の目的はこの知についての... 続きをみる

  • 哲学の仕事

    哲学の使命について、プラトンについて論じる中で、ヘーゲルは次のように言っている。 「プラトンのなかには、当時一方では現存している宗教や国家憲法(国家組織)と、他方では今や自分の内面性を意識しつつあった自由が、宗教や政治的状態に対して行ったさまざまな、いっそう深い要求との間に現れた分裂に関する認識がい... 続きをみる

  • 哲学の仕事

    哲学の使命について、プラトンについて論じる中で、ヘーゲルは次のように言っている。 「プラトンのなかには、当時一方では現存している宗教や国家憲法(国家組織)と、他方では今や自分の内面性を意識しつつあった自由が、宗教や政治的状態に対して行ったさまざまな、いっそう深い要求との間に現れた分裂に関する認識がい... 続きをみる

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    哲学の使命について、プラトンについて論じる中で、ヘーゲルは次のように言っている。 「プラトンのなかには、当時一方では現存している宗教や国家憲法(国家組織)と、他方では今や自分の内面性を意識しつつあった自由が、宗教や政治的状態に対して行ったさまざまな、いっそう深い要求との間に現れた分裂に関する認識がい... 続きをみる

  • 哲学の仕事

    哲学の使命について、プラトンについて論じる中で、ヘーゲルは次のように言っている。 「プラトンのなかには、当時一方では現存している宗教や国家憲法(国家組織)と、他方では今や自分の内面性を意識しつつあった自由が、宗教や政治的状態に対して行ったさまざまな、いっそう深い要求との間に現れた分裂に関する認識がい... 続きをみる

  • 書評 藤原正彦『国家の品格』3

    だから、藤原氏が第三章の末尾で、「もちろん民主主義、自由、平等には、それぞれ一冊の本になるほどの美しい論理が通っています。だから世界は酔ってしまったのです。論理とか合理に頼りすぎてきたことが、現代世界の当面する苦境の真の原因と思うのです。」(p94)と言うときも、その洞察に思わず微笑せざるをえないし... 続きをみる

  • 書評 藤原正彦『国家の品格』3

    だから、藤原氏が第三章の末尾で、「もちろん民主主義、自由、平等には、それぞれ一冊の本になるほどの美しい論理が通っています。だから世界は酔ってしまったのです。論理とか合理に頼りすぎてきたことが、現代世界の当面する苦境の真の原因と思うのです。」(p94)と言うときも、その洞察に思わず微笑せざるをえないし... 続きをみる

  • 書評 藤原正彦『国家の品格』2

    先の章で藤原氏は、帝国主義や植民地主義を、さらには、資本主義の現代的形態である市場原理主義と、その根底にある近代的合理主義の精神の「破綻」について述べたあと、この「第三章」で、現代国家一般の基本的な理念である、自由、平等、民主主義に対する疑いと批判へ歩を進める。 とくに欧米人の「論理の出発点」である... 続きをみる

  • 書評 藤原正彦『国家の品格』2

    先の章で藤原氏は、帝国主義や植民地主義を、さらには、資本主義の現代的形態である市場原理主義と、その根底にある近代的合理主義の精神の「破綻」について述べたあと、この「第三章」で、現代国家一般の基本的な理念である、自由、平等、民主主義に対する疑いと批判へ歩を進める。 とくに欧米人の「論理の出発点」である... 続きをみる

  • 書評 藤原正彦『国家の品格』1

    およそ批判や批評の対象として取り上げる科学論文なり学術論文が、理論的に価値のある著作であれば、そこで展開されている思想の概念、判断、推理は当然に精確なものであるはずである。 とはいえ、もちろん批判や批評の対象は、必ずしも科学論文、学術論文のみに限らない。詩歌や小説などの文学作品から絵画、音楽、また映... 続きをみる

  • 書評 藤原正彦『国家の品格』1

    およそ批判や批評の対象として取り上げる科学論文なり学術論文が、理論的に価値のある著作であれば、そこで展開されている思想の概念、判断、推理は当然に精確なものであるはずである。 とはいえ、もちろん批判や批評の対象は、必ずしも科学論文、学術論文のみに限らない。詩歌や小説などの文学作品から絵画、音楽、また映... 続きをみる

  • 女系天皇と男系天皇──いわゆる世論なるもの

    女系天皇容認は64% 前回調査より8ポイント減 (共同通信) - goo ニュース 女系天皇容認が8ポイント減少したそうである。そして、男子優先を容認する傾向も増加したそうである。当然であると思う。時間をかけて慎重に議論し、その真理を追究してゆけば、男子一系とならざるを得ないと思う。 まず、男子一系... 続きをみる

  • 女系天皇と男系天皇──いわゆる世論なるもの

    女系天皇容認は64% 前回調査より8ポイント減 (共同通信) - goo ニュース 女系天皇容認が8ポイント減少したそうである。そして、男子優先を容認する傾向も増加したそうである。当然であると思う。時間をかけて慎重に議論し、その真理を追究してゆけば、男子一系とならざるを得ないと思う。 まず、男子一系... 続きをみる

  • 女系天皇と男系天皇──いわゆる世論なるもの

    女系天皇容認は64% 前回調査より8ポイント減 (共同通信) - goo ニュース 女系天皇容認が8ポイント減少したそうである。そして、男子優先を容認する傾向も増加したそうである。当然であると思う。時間をかけて慎重に議論し、その真理を追究してゆけば、男子一系とならざるを得ないと思う。 まず、男子一系... 続きをみる

  • 女系天皇と男系天皇──いわゆる世論なるもの

    女系天皇容認は64% 前回調査より8ポイント減 (共同通信) - goo ニュース 女系天皇容認が8ポイント減少したそうである。そして、男子優先を容認する傾向も増加したそうである。当然であると思う。時間をかけて慎重に議論し、その真理を追究してゆけば、男子一系とならざるを得ないと思う。 まず、男子一系... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史2

    フィヒテ哲学批判 ヘーゲルはフィヒィテ哲学をカント哲学の継承者であると考えている。「フィヒテの哲学はカントの哲学の完成であり、特にその首尾一貫した展開である。」岩波全集哲学史下三(p129) フィヒテは「知られることの少ない本格的な思弁哲学」と「通俗哲学」を残したが、彼は後者によって多く知られている... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史2

    フィヒテ哲学批判 ヘーゲルはフィヒィテ哲学をカント哲学の継承者であると考えている。「フィヒテの哲学はカントの哲学の完成であり、特にその首尾一貫した展開である。」岩波全集哲学史下三(p129) フィヒテは「知られることの少ない本格的な思弁哲学」と「通俗哲学」を残したが、彼は後者によって多く知られている... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史

    久しぶりにヘーゲル哲学史を読む。インターネットの時代では、このヘーゲルの哲学史のテキストも、国内外のネットで検索して自室に居ながらにして読める。ただ、日本語訳「ヘーゲル哲学史講義」はまだネット上には上梓されていないように思われる。日本語ではまだ無条件に公開されているサイトはない。国民の税金を使ってな... 続きをみる

  • ヘーゲル哲学史

    久しぶりにヘーゲル哲学史を読む。インターネットの時代では、このヘーゲルの哲学史のテキストも、国内外のネットで検索して自室に居ながらにして読める。ただ、日本語訳「ヘーゲル哲学史講義」はまだネット上には上梓されていないように思われる。日本語ではまだ無条件に公開されているサイトはない。国民の税金を使ってな... 続きをみる

  • 至高の国家形態

    皇室典範の改正問題を小泉首相が提起することによって図らずも、国民の世論が分裂しかねない危機を招いている。愚かなことである。最低の政治的な選択というほかはない。皇室典範(伝統として確立された「自然法」としての)については、本来的に改変ということはありえない。なぜなら、皇室典範の概念からいってそれは過去... 続きをみる

  • 至高の国家形態

    皇室典範の改正問題を小泉首相が提起することによって図らずも、国民の世論が分裂しかねない危機を招いている。愚かなことである。最低の政治的な選択というほかはない。皇室典範(伝統として確立された「自然法」としての)については、本来的に改変ということはありえない。なぜなら、皇室典範の概念からいってそれは過去... 続きをみる

  • 必然性と運命

    「自分の身にふりかかることを自分自身の発展とのみ見、自分はただ自分の罪を担うのだということを認める人は、自由な人として振舞うのであり、その人は自分の身にどんなことが起こっても、それは少しも不当ではないのだという信念を持っている。」 ヘーゲル「小論理学§147(p100)」 これは小論理学で可能性と現... 続きをみる

  • 必然性と運命

    「自分の身にふりかかることを自分自身の発展とのみ見、自分はただ自分の罪を担うのだということを認める人は、自由な人として振舞うのであり、その人は自分の身にどんなことが起こっても、それは少しも不当ではないのだという信念を持っている。」 ヘーゲル「小論理学§147(p100)」 これは小論理学で可能性と現... 続きをみる

  • 男系天皇制か女系天皇制か──皇室典範に関する有識者会議をめぐる議論

    男系天皇制か女系天皇制か──皇室典範に関する有識者会議をめぐる議論 皇室典範に関する有識者会議での答申が小泉首相に提出され、そこでの結論が、女性天皇と女系天皇を肯定したものであったことから、天皇制の伝統を破壊するものであるといった批判的な意見が出て来ている。それと同時に、一方で、男女同権の現代の時代... 続きをみる

  • 男系天皇制か女系天皇制か──皇室典範に関する有識者会議をめぐる議論

    男系天皇制か女系天皇制か──皇室典範に関する有識者会議をめぐる議論 皇室典範に関する有識者会議での答申が小泉首相に提出され、そこでの結論が、女性天皇と女系天皇を肯定したものであったことから、天皇制の伝統を破壊するものであるといった批判的な意見が出て来ている。それと同時に、一方で、男女同権の現代の時代... 続きをみる

  • ニーチェとキリスト教

    ニーチェは激烈なキリスト教批判者として知られている。 私もそのように聞いている。しかし、ニーチェがどのようにキリスト教を批判しているのか、その実際は不勉強のためにほとんど知らない。私はニーチェを自分の先生に選んだわけでもなく、また、限られたわずかな人生の時間の中で、ニーチェの研究にまでは到底手は回ら... 続きをみる

  • ニーチェとキリスト教

    ニーチェは激烈なキリスト教批判者として知られている。 私もそのように聞いている。しかし、ニーチェがどのようにキリスト教を批判しているのか、その実際は不勉強のためにほとんど知らない。私はニーチェを自分の先生に選んだわけでもなく、また、限られたわずかな人生の時間の中で、ニーチェの研究にまでは到底手は回ら... 続きをみる

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