宮本輝さんの自伝的小説、足掛け37年かけて2018年に完結した作品でした。 私は、今年の6月から読み始めたので、次はいつ出るだろうかと首を長くして待つということはなかったのですが、図書館で貸出中の第六部が返ってくるのを待ちきれなくて、この巻だけは書店で購入してしまいました。 (文庫版裏表紙より) 著... 続きをみる
宮本輝さんの自伝的小説、足掛け37年かけて2018年に完結した作品でした。 私は、今年の6月から読み始めたので、次はいつ出るだろうかと首を長くして待つということはなかったのですが、図書館で貸出中の第六部が返ってくるのを待ちきれなくて、この巻だけは書店で購入してしまいました。 (文庫版裏表紙より) 著... 続きをみる
いったい私は何のために生きている(成仏できない)のだろうか。そんなことはわかるはずがない。強いて言えば、(自分の意思とはかかわりなく)「生まれてしまったから」生きているのである。つまり、私は、「自分から生まれよう」と思って生まれてきたのではない。では誰の意思か。直接的には「両親」の意思ということにな... 続きをみる